【企業分析】サクサホールディングスの就職難易度・採用大学・選考対策を徹底解説
2024/3/24更新
はじめに
サクサホールディングス株式会社は、東京都港区白金に本社を置く電気機器業界に属する企業です。
情報通信システムやセキュリティ機器関連のサービスを提供する企業で、データとデジタル技術を利用したSAXA-DXサービスプラットフォームを含め、様々なシステムや機器を開発しています。
今回は、そんなサクサホールディングスの企業研究を行うための基礎知識や社風、選考対策などをご紹介していきます。
サクサホールディングス株式会社への就職に興味がある以下のような就活生を対象に、企業分析を行っています。
ぜひ最後までご覧ください。
- サクサホールディングスの仕事内容が気になる
- サクサホールディングスの就職難易度を知りたい
- サクサホールディングスの選考対策として何をすれば良いかわからない
また、電気機器以外の業界については、以下の記事で概観しているので、ぜひご覧ください。
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この記事の結論
先にこの記事の結論からお伝えすると、サクサホールディングスの就職難易度はやや高めです。
以下の参照記事で詳しく解説している就職偏差値を参考にすると、やや高めといえるでしょう。
採用大学も様々な偏差値帯や種類の学校の実績があるので、選考対策をしっかり行えば内定を獲得できる可能性は十分にあります。
次の章から各内容や、その他就活に役立つ情報を紹介しますので、ぜひ最後まで読んでください。
サクサホールディングス株式会社について
出典元:サクサホールディングス株式会社
会社概要
サクサホールディングスは日本を代表する情報通信機器メーカーであり、その根幹をなすのはサクサ株式会社です。
2004年2月、田村電機製作所と大興電機製作所の経営統合によって誕生し、それ以来急速な成長を遂げ、東京都港区に堂々たる本社を構えています。
サクサホールディングスは東証スタンダード市場において堅実に上場し、その市場価値は着実に拡大しています。
先進的な技術を駆使し、常に変化する市場に対応し続けています。
経営理念は、「独創的な技術を核に、新しい価値を創造し、活力とゆとりある社会の発展に貢献する」です。
単なる利益追求にとどまらず、社会に新たな価値を提供し、持続可能な発展に貢献することを目指しています。
その使命を象徴するコーポレートメッセージ、「つなげる技術の、その先へ。」は、技術が持つ無限の可能性を示唆し、常に未来を見据えた挑戦を表しています。
サクサホールディングスの使命は、お客様のニーズに応え、安心・安全・快適・便利な生活を提供することです。
時代の要請に即応し、最先端のソリューションを素早くかつ効果的に提供することを目指しています。
また、「サクサ」という社名は、明日を彩る花々の美しく咲き誇る姿をイメージしています。
常に未来志向であり、お客様の明日をより良いものにするための努力を惜しまない姿勢を象徴しているのです。
つなげる技術の力を最大限に発揮し、その先へと進化させることで、より豊かな未来への架け橋となることを目指しています。
参照ページ
各事業別の売上規模
サクサホールディングス株式会社の2023年度の第2四半期の総売上高は373億円で、純利益は24億万円でした。
この売上は、基盤事業、成長事業からの収益によって構成されています。
それぞれの事業分野での売上高は以下の通りです。
- 基盤事業: 売上高は268億円で、前年同期比26%増。経常利益は24億円で、240%増となりました。
- 成長事業: 売上高は105億円で9.3%増となりました。
参照ページ
各事業セグメントの解説
サクサホールディングス株式会社の主な事業セグメントは以下の通りです。
事業部門 | 活動内容 |
基盤事業 | ボタン電話装置 公衆電話 防犯設備機器 アミューズメント その他 |
成長事業 | ビジュアルソリューション ITビジネス SIビジネス |
サクサホールディングスは、クラウド基盤「SAXA-DXサービスプラットフォーム」を活用し、プロダクト事業とソリューション事業の融合を図り、相乗効果を最大限に引き出すことを積極的に目指しています。
この取り組みは単なる統合だけでなく、両事業で相乗効果を生み出すことで、顧客に対してより価値の高い提案を行い、市場競争力を強化することを意味しています。
具体的には、プロダクト事業の製品やサービスに、ソリューション事業が持つ高度な技術やノウハウを組み合わせ、顧客のニーズに合った包括的なソリューションを提供しています。
また、ソリューション事業が収集したデータや顧客のフィードバックをプロダクト事業にフィードバックし、製品やサービスの改善・拡充を図っています。
この連携により、サクサホールディングスは市場でのポジショニングを強化し、顧客満足度を向上させると同時に、新たなビジネスチャンスを見出し、持続的な成長を遂げようとしています。
さらに、先進的なテクノロジーや革新的なアイデアを駆使し、常に市場の変化に先んじて適応し、競争力の維持・向上に努めています。
以下に参照ページを紹介するので是非確認してみてください。
参照ページ:
サクサホールディングスで働いている社員は?
平均勤続年数は?
サクサホールディングスの平均勤続年数は18年です。
電気機器業の平均勤続年数は約12.4年であることから、業界平均よりも社員の出入りが少ない職場といえるでしょう。
平均年収は?
平均年収は838万円でした。
電気機器業の年収が506万円であることを考えると、 全国平均よりも高い水準と言えます。
平均残業時間は?
サクサホールディングスの従業員の平均残業時間は、1ヵ月あたり月間37時間でした。
電気機器業界で働く従業員の平均残業時間は20時間のため、業界内では平均よりも多い残業時間といえます。
平均ボーナス額は?
サクサホールディングスの年間ボーナス額の平均は、約134万円です。
電気機器業界の平均が約107万円であることから、約27万円高い金額となっています。
どんな文化なの?
サクサホールディングスは、企業理念として「独創的な技術を核に、新しい価値を創造し、活力とゆとりある社会の発展に貢献します」を掲げています。
独創的な技術を中心に据え、新しい価値を創造し、活力とゆとりある社会の発展に貢献を目指します。
ビジョンは、「つなげる技術の、その先へ」であり、心地よい暮らしを実現するために、安心で安全、快適で便利な環境を提供することを指しています。
サクサホールディングスはお客様の明日につながる技術を提供し、それを活かして心地よい生活を築くことを使命としています。
その行動指針は、まず誠実に正しく、迅速に行動することです。
この使命は、行動規範や行動憲章を厳守し、高い倫理観を持ち、お客様の立場に立った公正かつ良識ある行動を実践することで、信頼を得ることを意味しています。
そして自ら考え行動し、変革を恐れず挑戦する姿勢を大切にしています。
日頃の業務で気付いたことを自ら行動に移すことで、変化を生み出し、周囲に影響を与えていきます。
固定概念にとらわれず、新たな発想で変化に挑戦し、チームとして協力しながら目標達成に向かうことも重要視されています。
サクサホールディングスは、各社員が自ら考え行動し、変革に挑戦し、チームとして連携して活動することで成長し、お客様に価値を提供しています。
この姿勢がサクサホールディングスの文化を支える重要な要素となっています。
参照ページ:サクサグループが目指す価値観
就職偏差値・難易度および業界での立ち位置
競争が激しい電気機器業界の中でのサクサホールディングスの立ち位置をご紹介します。
参考までに競合3社の情報もまとめてみたので、ご紹介します。
会社名 | 売上高(2023年) | 平均年収 | 就職偏差値・難易度 | 社風 |
サクサホールディングス | 373億2000万円 | 838万円 | 58 | 独創的な技術を核に新しい価値を創造 |
岩崎通 | 229億300万円 | 616万円 | 58 | チームで連携して仕事を進める |
ナカヨ | 170億8600万円 | 472万円 | 53 | チャレンジ精神を持ち、成長しつづける |
売上高を参照し他社と比較してみても、サクサホールディングスはトップクラスの企業だということがわかります。
理由として以下の要因があると考えられるでしょう。
サクサホールディングスは、次世代情報セキュリティ対策、次世代ワークスタイル変革、次世代コミュニケーション活用の3つのデジタル革新を中心に展開しています。
- 次世代情報セキュリティ対策では、適切な措置とスピーディーな復旧を可能にするITトータルサービスを提供しています。経済や経営状況の不安定さが高まる中、企業のセキュリティに対するリスクは増大しています。サクサホールディングスはこうした状況下で、企業の情報セキュリティを維持し、復旧を迅速に行うことで安心感を高めているのです。
- 次世代ワークスタイル変革においては、従業員の業務内容や心身状態の可視化から、課題を発見し、生産性の高いワークスタイルを支援するサービスを展開しています。特に、IT機器の稼働状況や従業員の働き方の変化に合わせて柔軟に対応することが求められる中、ホールディングスは効果的な支援をしています。
- 次世代コミュニケーション活用では、場所を問わずに効果的な組織コミュニケーション環境を整備し、生産性を向上させています。特にリモートワークが普及する中で、適切なコミュニケーションツールや環境が求められています。サクサホールディングスはこうしたニーズに応え、効果的なコミュニケーションを実現するサポートに力を入れています。
以上の要素により、サクサホールディングスは電気機器業界の中でもトップクラスの売上高を生み出していると考えられます。
サクサホールディングスの新卒募集要項について
以下に佐久間ホールディングスの新卒募集要項についてまとめました。
各項目 | 詳細 |
---|---|
職種 | ○ハードウェア開発職・ソフトウエア開発職・メカニカル開発職 ○営業職 ○ITエンジニア職 ○社内SE職 ○コーポレートスタッフ職(経理・人事 等) |
初任給実績 (2023年4月実績) | 大学院卒 259,000円 大学卒 235,000円 高専卒 210,000円 短大・専門卒 191,500円 |
賞与 | 年2回(6月、12月)約134万円 |
研修制度 |
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福利厚生 |
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求める人材
サクサホールディングスは、求める人材として3つのポイントを重視しています。
1. 主体性を持つ人材
当社では、自ら考え、行動する能力を持つ人材を求めています。
業務において単に指示通りにこなすだけではなく、自ら積極的に課題を発見し解決策を提案し、実行に移すことが重要です。
主体性を持ち、柔軟に対応できる人材が求められています。
2. コミュニケーション能力が高い人材
当社では、コミュニケーション能力が高い人材を重視しています。
自分の考えを明確に相手に伝えるだけでなく、他人の意見や視点を理解し受け入れる姿勢が求められます。
チームワークを重んじる当社では、円滑なコミュニケーションが業務遂行に不可欠です。
3. チャレンジ精神を持つ人材
過去の成功にとらわれず、新しいアイデアや手法にチャレンジできる人材を求めています。
変化の激しいビジネス環境において、常にイノベーションを求める姿勢が重要です。
積極的に新たなアプローチを試み、成長に貢献できる人材が当社で活躍できるでしょう。
サクサホールディングスは、以上のポイントを満たす人材を求めています。
これらの要素を持っている人は、サクサホールディングスでのキャリアで成功を収めることができるでしょう。
エントリーシートや面接中に、これらの意識を持っている人材かどうかが見られるので、ぜひ意識して選考に臨みましょう。
新卒採用のフロー
サクサホールディングスの選考は、下記の通りの選考フローとなっています。
- マイナビ・リクナビよりエントリー
- 会社説明会(対面またはWEB)
- エントリーシートの提出
- 適性検査
- 個別面接(1回予定)
- 内々定
選考対策として、入社意欲や将来のプランが明確であるかどうかが重視されます。
今後のキャリアを形成していく上で必須事項なので、明確にしておきましょう。
①新卒エントリー
マイナビ・リクナビエントリーから必要事項を入力し、登録を行います。
エントリーシートでは志望動機や自己PR、長所と短所などの一般的な質問について回答し、Web上で入力して送信したら終了です。
②会社説明会、自分史ワークシート・エントリーシート
サクサホールディングスのイメージを具体的に理解するための会社説明会です。
選考参加を希望される方は自分史ワークシートに取り組み、サクサホールディングスとミスマッチがないのかを深堀りしましょう。
同じタイミングで、エントリーシートを指定の用紙に手書きで記入します。
質問事項には下記のものがあります。
- ガクチカ
- 志望動機
- 強み・弱み
- サクサホールディングスに興味を持ったところ
このように基本的なことを聞かれるでしょう。
会社説明会で書くことになりますので、参加する前に準備して臨んでください。
自分史の書き方については、下記に記載した参照ページを確認してください。
【就活】自分史とは?書き方・ポイント・3つの作成メリットを解説
③面接+性格診断(SPI)
サクサホールディングスの1次面接は、オンラインで行います。
一人ひとりを深く知るため、最初の面接から学生1:社員2で実施されるでしょう。
面接では自己紹介や志望理由、電気機器業界を選んだ理由などが聞かれますので、自分の答えを見つけておきましょう。
一次面接は30分程度オンラインで行われます。
和やかな雰囲気の中、キャリアプランやエントリーシートに記載した事項とその他についての回答が求められるでしょう。
以下のページもぜひ参考にしてください!
【徹底解説】就活のSPI試験対策マニュアル~おすすめの参考書も紹介~
④複数回面接
サクサホールディングスでは個々に合わせて選考を行うため、回数はその方によって異なります。
最終面接は、学生1人と面接官3人で40分程度本社で行われます。
自己PRなどの一般的な質問の他に、入社に対する理由や熱意について深く確認されるでしょう。
最終になるにつれて質問が深堀され、実務に適性があるかを確かめるような質問が増えてきます。
実際に現場で働いている姿を想定したり、実際に店舗に行ったりしてイメージを付けておきましょう。
以下のページも確認して、ぜひ内定を勝ち取ってください。
⑤内定
複数回の面接を突破して内定が決まります。
採用大学
サクサホールディングスの採用大学の実績を以下に掲載します。
最難関大学から標準的なレベルの大学まで幅広く採用しており、いわゆる学歴フィルターはないと言えるでしょう。
<大学院> 信州大学、東北大学、山形大学 <大学> 青山学院大学、秋田県立大学、岩手大学、宇都宮大学、大妻女子大学、神奈川大学、神奈川工科大学、金沢工業大学、國學院大學、駒澤大学、静岡大学、芝浦工業大学、首都大学東京、昭和女子大学、成蹊大学、拓殖大学 |
上記には偏差値が高い大学も採用大学にありますが、サクサホールディングスは多様な学生層からの就活生を積極的に採用しています。
よって、学歴が原因で不採用になることは考えにくいです。
しっかりとエントリーシートや面接対策をして、内定を獲得できるようにしましょう。
就職偏差値・難易度
それでは、ここまでの内容を踏まえて、サクサホールディングスの就職偏差値・難易度を見てみましょう。
結論としては、偏差値・難易度はやや高めといえます。
その理由として以下の3点が挙げられます。
- 採用フローとして特別なステップがないから
- 採用大学を見る範囲では学歴フィルターがあまりないから
- 平均年収・平均ボーナスは高めで人気だから
頻出質問である「ガクチカ」や「志望動機」など、基本的な事項をしっかりと対策していれば不可能ではないでしょう。
しっかりと対策を行い、内定を獲得してください!
就職偏差値・難易度については、以下の記事も参考にしてみてください。
参照ページ
まとめ
サクサホールディングスは、「つなげる技術の、その先へ」をコーポレートメッセージに掲げ、技術が持つ無限の可能性を示唆し、常に未来を見据えた挑戦を表しています。
お客様のニーズに応え、安心・安全・快適・便利な生活を提供することに注力しています。
時代のニーズに応える最先端のソリューションを迅速かつ効果的に提供することを使命としています。
サクサホールディングスが求める要素は3つです。
- 主体性(自ら考え、行動することができる人)
- コミュニケーション(自分の考えを相手に伝え、他人の考えを理解することができる人)
- チャレンジ(過去にとらわれずに、新しいアイデアで行動することができる人)
主体性を持ち、自ら考え行動でき、コミュニケーション能力に優れ、自分の考えを伝え、他者の考えを理解できる人、そして過去にとらわれず、新しいアイデアで積極的に行動できるチャレンジ精神を持つ人材が求められるでしょう。
また、会社の成長に貢献し、変化するビジネス環境に適応できる人材も重視されます。
企業研究を行っているか否かで就活での結果は変わってくるでしょう。
しかし学歴重視をする企業ではないので、全員に等しくチャンスがあります。
対策をしっかり行って選考に臨んでください。
ぜひこの記事を参考にして励んでくださいね。