【企業研究】テクマトリックスの就職難易度・採用大学・選考対策を徹底解説
2024/02/19更新
はじめに
テクマトリックスは、東京都港区に本社を置くIT会社です。
主要事業は以下のとおりです。
- 情報基盤事業
- 医療システム事業
- アプリケーション・サービス事業
この記事では、テクマトリックス株式会社への就職に興味がある以下のような就活生を対象に、企業分析を行っています。
- テクマトリックスの仕事内容が気になる
- テクマトリックスの就職難易度を知りたい
- テクマトリックスの選考対策として何をすれば良いかわからない
また、情報通信業界については以下の記事で概観しているので、ぜひご覧ください。
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この記事の結論
テクマトリックスの就職難易度は高く、採用過程は厳格です。
多段階の選考プロセスを経て、高い技術力やコミュニケーション能力が判断されるでしょう。
次に、企業の評価について説明します。
テクマトリックスは、高度な技術力を有するIT企業として高く評価されています。その先進的な技術と強力なサービスは、市場での競争力を高めています。
テクマトリックスでの仕事は、主に技術職（ネットワーク、セキュリティ、アプリケーション）や営業職といったIT関連の職種が中心です。
高度な技術スキルや問題解決能力、コミュニケーション能力が求められ、プロジェクトやチームをマネジメントする能力も必要でしょう。
これらのポイントを考慮すると、テクマトリックスでの就職を目指すなら、高い技術力とコミュニケーション能力が必要です。
インターンシップや関連する経験を積むことで、選考プロセスに自信を持てるように、準備してください。
テクマトリックス株式会社について
テクマトリックスは情報技術に特化した企業で、情報基盤事業、医療システム事業、アプリケーション・サービス事業の3つを主軸としています。
情報基盤事業では、通信環境の整備とサイバー攻撃からの情報保護に重点を置いています。
この分野では、顧客の通信環境を整備し、データの安全性を確保するための技術を提供しています。
アプリケーション・サービス事業では、顧客向けのソフトウェア開発とクラウドサービスの提供を行っています。
顧客のニーズに合わせてソフトウェアを開発し、クラウド上でのサービス提供を通じ、効率的な業務を支援しています。
医療システム事業では、医療関連のソフトウェア開発や医療情報の共有化を目指す医療サービスの提供、医療システムの構築を担当しています。
医療現場のニーズに応えるため、安全性や効率性を考慮したシステムの開発や導入を行っています。
これらの事業領域では、最新技術を積極的に活用し、顧客の課題解決や情報インフラの構築・運用支援に注力しています。
さらに、テクマトリックスは商社の目利き力とIT技術力を組み合わせたビジネス戦略で市場に参入し、他社との差別化を図っています。
この戦略の成果として東京証券取引所プライム市場に上場し、安定した成長を遂げています。
参照ページ
各事業別の売上規模
2023年3月期の売上収益は、459億50百万円で前期比94億36百万円（25.8％）増加しました。
売上総利益は163億69百万円で、前期比39億13百万円（31.4％）増加しました。
販売費及び一般管理費は主に人件費が増加し、111億73百万円で前期比29億03百万円（35.1％）増加しています。
これにより、営業利益は50億98百万円で前期比13億63百万円（36.5％）増加しました。
税引前利益は50億66百万円で、前期比13億48百万円（36.3％）増加しています。
親会社の所有者に帰属する当期利益は29億50百万円で、前期比5億78百万円（24.4％）増加しました。
これらの数字はすべて過去最高です。
各事業別の売上は以下のとおりです。
- 情報基盤事業は、2023年3月期の売上は29,305,598千円で、利益は3,125,487千円です。売上は前年の2022年3月期から約18.9％増加し、利益は約2.3％増加しました。
- アプリケーション・サービス事業：2023年3月期の売上は7,300,580千円で、利益はマイナス20,995千円です。売上は前年の2022年3月期から約0.9％増加し、利益は赤字から黒字に変動しました。
- 医療システム事業：2023年3月期の売上は9,344,434千円で、利益は1,993,907千円です。売上は前年の2022年3月期から約104.2％増加し、利益は約173.0％増加しました。
各事業セグメントの解説
テクマトリックスの主な事業セグメントは以下の通りです。
| 事業部門 | 活動内容 |
| クラウドソリューション事業 | ● ITサービスマネジメント ● カスタマーサービス／フィールドサービスマネジメント ● HRサービスデリバリー ● ソフトウェア資産管理 ● ITオペレーションマネジメント ● 戦略的ポートフォリオマネジメント ● セキュリティオペレーション ● プラットフォーム開発 |
| デジタルソリューション事業 | ● ビッグデータシステム ● 人工知能（AI）システム ● 業務自動化システム（RPA） ● 業務プロセスの可視化、効率化、自動化支援 ● 売上利益最大化支援 ● 働き方改革支援
|
| ビジネスソリューション事業 | ● ERP（Enterprise Resource Planning）システム ● 基幹業務システム ● ERPパッケージ ● 業務システムのコンサルティング、設計、開発 |
| プラットフォーム・運用サービス事業 | ● ビッグデータシステム ● 人工知能（AI）システム ● 業務自動化システム（RPA） ● 業務プロセスの可視化、効率化、自動化支援 ● 売上利益最大化支援 ● 働き方改革支援 |
| デジタルラーニング事業 | ● 教育サービスの提供 ● 製品に特化した認定資格取得のための研修 ● エンジニアのスキルアップのための研修 ● 集合研修、オンライン研修、eラーニング ● 人材育成支援、テクノロジーの進化に即応できる人材育成 |
テクマトリックスは幅広い分野で事業を展開しており、最新のテクノロジーを活用したサービスや学びを提供しています。
また、ビジネスソリューションやクラウドソリューションのサービスでは企業の業務をスムーズにし、ITの基盤を整えるサポートを行っています。
テクマトリックスでは、自律遂行能力や俯瞰的思考力、協働力、当事者意識、自己成長欲求などを持つ人材が求められるでしょう。
インターンシップなどの就業体験や実務経験を持つ人も歓迎されています。
また、従業員の教育にも力を入れており、新人メンター制度や研修制度が充実しています。福利厚生面では、週休2日制や有休取得奨励日、創立記念日休暇などがあり、フレックス制度も導入されています。
また、関東ITソフトウェア健康保険組合に加入しているため、健康保険のサービスを利用できるでしょう。
テクマトリックスで働いている社員は？
ここでは、テクマトリックスで働いている社員の実情について解説します。
同じ情報通信業の実情と比較しているので、ぜひ参考にしてみてください。
平均勤続年数は？
2023年のテクマトリックス株式会社の平均年収は約786万円でした。
厚労省による令和4年賃金構造基本統計調査によると、情報通信業のソフトウェア開発技術者の平均年収は550.2万円でした。
平均年収は？
2022年のテクマトリックス株式会社の平均年収は、約786万円でした。
厚労省の令和4年賃金構造基本統計調査によると、情報通信業のソフトウェア開発技術者の平均年収である550.2万円を大きく上回っています。
テクマトリックスは給与水準が高く、社員たちにとって魅力的な職場環境といえるでしょう。
平均残業時間は？
テクマトリックスの月平均所定外労働時間は、2022年度実績によると18.9時間です。
これに対し、情報通信業の平均残業時間は13.2時間で、テクマトリックスの残業時間は業界平均よりやや多い水準です 。
平均ボーナス額は？
テクマトリックスの平均ボーナス額は96万円ですが、情報通信業全体の平均ボーナス額は66万2,768円です。
どんな文化なの？
テクマトリックスグループの企業文化は、すべての役員や従業員が、人種、国籍、性別、宗教、信条、年齢、出身地、身体的・精神的な障がいなど、業務の遂行とは無関係な要因に基づくハラスメントを容認しないことを重視しています。
組織全体が人間尊重の価値観を持ち、多様性と包括性を尊重する文化が根付いています。
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就職偏差値・難易度および業界での立ち位置
| 会社名 | 売上高(2022年) | 平均年収 | 就職偏差値・難易度 | 社風 |
| テクマトリックス | 36513百万円 | 783万 | 51 | 自分から発言すれば挑戦できる |
| さくら情報システム | 202億円 | 491万 | 52 | 真面目で優しい雰囲気 |
| ニーズウェル | 87億61百万円 | 501万 | 51 | 1人ひとりが主役として活躍する社風 |
| Zenken | 70億58百万円 | 441万 | 51 | 様々な国籍の人が働いており、男女平等 |
テクマトリックスの新卒募集要項について
テクマトリックスでは、初任給が月給250,000円で比較的高水準です。
さらに、テレワーク手当などの諸手当も支給されるため、社員にとっては助かるでしょう。
固定残業制度はなく、労働時間の柔軟性が高い環境が提供されています。
研修制度も充実し、プログラミングやビジネスマナー、Excelなどの研修が定期的に提供されています。
社員のスキルアップやキャリア形成を支援してくれます。
福利厚生面では、週休2日制や有休取得奨励日、創立記念日休暇を設けているため、ワークライフバランスを確保できるでしょう。
フレックス制度も導入されており、柔軟に働ける環境です。
また、関東ITソフトウェア健康保険組合に加入しているため、健康保険のサービスが利用できるでしょう。
社員の健康管理や医療サポートが充実しています。
| 項目 | 詳細 |
| 職種 | 技術職（ネットワーク、セキュリティ） 技術職（アプリケーション） 営業職 ※ 最新の募集職種の情報は、説明会で提供されるようです。 |
| 基本給 | 大学院卒：229,000円 大学卒：214,000円 短大、専門卒（2年制）：196,000円 |
| 賞与 | 年2回 ※ 期末業績に応じた決算賞与制度あり。 |
| 研修制度 | 新人研修、OJT研修、技術研修、階層別研修、語学（英語）研修、資格取得援助制度ほか。 |
| 福利厚生 | 独身寮（新卒入社者対象）、退職金制度、持株会ほか。 |
| 社会保険 | 健康保険、厚生年金保険、雇用保険、労災保険。 |
| 休暇 | 週休2日制（土・日） 祝日、年末年始休暇（12/29～1/3） 年次有給休暇、バースデー休暇、いつでもMy休暇、リフレッシュ休暇、子育て支援休暇、介護休暇、特別休暇ほか。 |
求める人材
テクマトリックスが求める人材像は、以下のとおりです。
1. スピード
周りよりも早く行動し、素早く成果を出そうとする志がある人。
2. 革新
常に自己変革し、より良いものを追求し、革新を推し進めようとする人。
3. マネジメント
自己やプロジェクト、チームをマネージし、効果的に活動しようとする人。
4. 情熱
強い情熱や熱意をもって、仕事に取り組める人。
5. 学習
新たな知識や能力の獲得に積極的に取り組み、自己研鑽できる人。
6. 努力
全力で取り組み、努力を惜しまず目標に向かう人。
7. コミットメント
掲げた目標を達成するために強い意志を持ち、責任を果たす人。
8. 顧客満足
顧客満足度の向上に徹底的に取り組み、顧客満足を最優先する人。
9. 信頼
顧客からの信頼を獲得するため、自身とチームメンバーに対して信頼を築ける人。
10.挑戦
現状に満足せず、常に新たな挑戦に取り組み成長していける人。
新卒採用のフロー
新卒採用の流れは以下の通りです。
1. エントリー
採用サイトまたはリクナビからエントリーを行います。
2.会社説明会
会社説明会に参加します。
3.書類選考
エントリーシートや顔写真を提出し、適性検査を受検します。
4.面接
一次面接では採用担当者との面接が実施されます。
二次面接では管理職との面接が実施され、適性検査を受検します。
質問の種類としては「自己PR」を始めとした頻出質問がメインです。また将来の目的やキャリアビジョンに関する質問も多いため、明確なキャリアにおけるステップアップを考えてから面接を受けるようにしましょう。
適性検査については年ごとに異なるケースもあるので、その年の適性検査の種類をしっかりと確認しましょう。
5.最終面接
社長や役員との個別面接に参加します。
合格通知後、メンター制度の案内が行われることがあります。
6.内定
合格通知後、採用担当との面談が実施されます。
また内定後のフォローアップも実施されるケースもありますので、就活生に対して丁寧に対応していることも分かります。
以下の記事も参考の上、ぜひ内定を獲得してください。
採用大学
テクマトリックスの採用大学の実績を以下に掲載します。
最難関大学から標準的なレベルの大学まで幅広く採用されており、学歴フィルターはないと考えられるでしょう。
| ＜大学＞ 青山学院大学、茨城大学、茨城大学大学院、大分大学、大阪工業大学、大阪大学、大阪大学大学院、岡山大学、神奈川工科大学、関西大学、関西学院大学、学習院大学、九州大学、近畿大学、慶應義塾大学、甲南大学、神戸大学、国士舘大学、駒澤大学、静岡県立大学、上智大学、成蹊大学、成城大学、千葉大学、筑波大学、東海大学、東海大学大学院、東京工科大学、東北大学、明治大学、横浜国立大学、横浜国立大学大学院、横浜市立大学、横浜市立大学大学院、立教大学、立命館大学、龍谷大学、和歌山大学、早稲田大学 |
テクマトリックスは偏差値が高い大学だけでなく、さまざまな大学出身者を歓迎しています。
そのため、学歴が不採用の原因となることはほとんどないでしょう。
内定を得るためには、しっかりとエントリーシートや面接の準備を行ってください。
採用大学のランクに関しては以下の記事を参考にしてください。
就職偏差値・難易度
テクマトリックスの就職偏差値・難易度を見てみましょう。
結論としては、テクマトリックスの就職偏差値は高く、比較的難易度は高いです。
その理由と対策を解説します。
テクマトリックスは、様々な学校の生徒を採用していますが、情報工学系を専攻している学生は特に重宝されます。
選考フローについては、エントリー、会社説明会、書類選考、一次面接、二次面接、最終面接、内定という流れです。
選考は多段階で厳格であり、志望者にとってハードルが高いでしょう。
対策のポイントは以下のとおりです。
書類選考を通過するために自己PRや経歴を具体的に記述し、エントリーシートをしっかりと作成しましょう。
テクマトリックスの事業内容や企業文化を把握し、面接や説明会で積極的にアピールしてください。
特に技術職を志望する場合は、ネットワーク、セキュリティ、アプリケーション開発などの技術スキルを磨くことが重要です。
そしてコミュニケーション能力を向上させましょう。
面接ではコミュニケーション能力が評価されることが多いからです。
自己PRや志望動機を明確に伝える練習をしましょう。
以上の対策を行うことで、テクマトリックスへの就職活動を成功させることができます。
参照ページ
まとめ
本記事では、テクマトリックスの仕事内容や強み、選考対策について詳しく解説しました。
テクマトリックスの就職難易度は標準レベルですが、選考は多段階にわたり、高度な技術力やコミュニケーション能力が求められるでしょう。
大学名だけでなく、実務経験やプロジェクト実績なども重視されます。
テクマトリックスは、主に情報工学やコンピュータサイエンスなどの関連学部・学科出身者を積極的に採用しています。
他の理系学部や専門学校出身者も対象となることがありますが、IT関連の専攻やスキルを持つ学生が優遇される傾向があります。
テクマトリックスでの選考に臨む際には、以下の点に留意すると良いでしょう。
- コミュニケーション能力の向上
チームで協働する力や顧客とのコミュニケーション能力を養うことが大切です。
また、ビジネスマナーやプレゼンテーションのスキルを磨きましょう。
- インターンシップやプロジェクトへの参加
関連する業界や職種でのインターンシップやプロジェクトへの参加を通じて、実務経験を積むことが重要です。
- 自己分析や準備をしっかりと行う
自己の強みや志向性を理解し、選考に臨む際のアピールポイントを明確にしましょう。
また、選考対策を徹底的に行い、万全の状態で面接や試験に臨むことが重要です。
テクマトリックスは優れた人材を求める企業であり、選考に合格するためには十分な準備と努力が必要です。
積極的にスキルや知識を勉強してくださいね。
