【企業分析】東急リバブルの就職難易度・採用大学・選考対策を徹底解説
2024年8月15日更新
はじめに
東急リバブル株式会社は、1972年に設立された東京都に本社を置く日本の不動産会社です。
東急グループの一員として、不動産売買仲介、賃貸管理、不動産鑑定評価、不動産コンサルティングなどの総合的な不動産サービスを提供しています。
この記事では、東急リバブルの就職難易度、採用される大学の傾向、そして選考対策について徹底的に解説します。
不動産業界での位置づけ、企業文化、そして求める人材の特徴を理解することは、就職活動をする上で非常に重要です。
とくに以下のことが気になる就活生には必見の内容です。
- 東急リバブルの就職難易度が気になる
- 東急リバブルに学歴フィルターはあるの?
- 東急リバブルの選考対策を教えてほしい
また、家不動産以外の業界については、以下の記事でも解説しています。
【選考通過したエントリーシートを大公開】先輩就活生のエントリーシートを見れば選考通過のヒントが得られるかも?!
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この記事の結論
東急リバブルの就職難易度は、標準的な難易度です。
学歴フィルターもなく、全国の国公立私立から毎年200人以上の採用実績があります。
特別な選考フローはなく、評価は人物重視で行われ、個性と人間力が評価される傾向にあります。
選考対策をすれば内定を獲得できるチャンスは十分にあります。
仕事内容は、不動産売買仲介、賃貸管理、不動産鑑定評価、不動産コンサルティングなど多岐にわたります。
次の章からは、東急リバブルの就活に役立つ情報を解説します。
ぜひ、最後まで読んでくださいね!
東急リバブルについて
引用元:東急リバブル
東急リバブル株式会社は、1972年に設立された日本の不動産会社で、東京都に本社がある東急不動産ホールディングスグループの企業です。
全国の219箇所に拠点があり、不動産に関連する総合サービスを提供しています。
東急リバブルの主要事業は、不動産売買仲介事業、賃貸管理事業、不動産鑑定評価事業、および不動産コンサルティング事業です。
また、東急リバブルの強みは以下の4点です。
- 東急グループの広範なネットワークと資源を活用し、独自のサービス
- 東急ブランドの信頼性と安心感を背景に、顧客からの高い信頼を得ている
- 不動産の売買・賃貸から鑑定、コンサルティングまで幅広いサービスを提供し、顧客ニーズに応じた柔軟な対応が可能
- 不動産分野における豊富な経験と専門知識を有した高品質なサービス
東急リバブルは、不動産業界において広範な事業を展開しており、顧客ニーズに対応するための多様なサービスを提供しています。
東急グループの一員として、グループ内の協力とシナジーを活かした事業展開も特徴的です。
不動産市場の変化に対応し、顧客満足を追求することで業界におけるその地位を確固たるものにしています。
参照ページ:
各事業セグメントの解説
東急リバブルの主な事業セグメントは以下のとおりです。
事業部門 | 活動内容 |
売買仲介 | 個人や企業の不動産売買を仲介する事業。顧客間の交渉や契約締結、物件紹介などをサポート |
賃貸仲介 | 賃貸物件のオーナーと入居希望者を仲介。物件選定から契約、入居までのサポート |
不動産ソリューション | 法人・投資家向けに投資用や事業用不動産に関する多様なソリューションを提供 |
新築販売受託 | デベロッパーから新築マンションや戸建ての販売を受託し、販売ノウハウと流通チャネルを活用 |
不動産販売 | 自社開発のマンション「L’GENTE」の分譲や、リノベーション物件、アパート開発などをする |
その他の事業 | 損害保険代理業、屋内型トランクルーム事業、相続や空き家に関するコンサルティングサービス |
東急リバブルの事業内容は主に不動産仲介業、不動産販売業、および不動産販売受託業に集中しています。
不動産仲介業では、売買および賃貸の仲介をしており、不動産販売業では新築マンションの分譲やリノベーション事業などを手掛けています。
また、不動産販売受託業では、新築マンションや建売住宅の販売代理をしています。
東急リバブルは、不動産市場において包括的で幅広いサービスを提供しています
参照ページ:仕事を知る|東急リバブル
東急リバブルで働いている社員は?
平均勤続年数は?
東急リバブルの平均勤続年数は公開されていません。
親会社である、東急不動産ホールディングスの有価証券報告書によると、東急不動産ホールディングスの平均勤続年数は14.3年です。
東急リバブルの確認ができる最後の有価証券報告書(2013年3月期)では、9.7年でした。
あくまで推測ですが、10年前後が現在の平均勤続年数と考えられます。
不動産業界の平均勤続年数は7年になるため、業界平均よりも社員の継続率は高いでしょう。
平均年収は?
東急リバブルの平均年収は公開されていません。
親会社である東急不動産ホールディングスの有価証券報告書によると、東急不動産ホールディングスの平均年収は1,030万円でした。
東急リバブルの確認ができる、最後の有価証券報告書(2013年3月期)では636万円でした。
また、東急リバブルの採用ページでは年収例が紹介されています。
- 年収854万円(35歳)の場合(月額固定給42万9,130円、賞与339万1,160円)
- 年収673万円(30歳)の場合(月額固定給34万5,800円、賞与258万3,050円)
- 年収582万円(28歳)の場合(月額固定給29万7,200円、賞与226万1,240円)
あくまで推測ですが、700万円前後が現在の平均年収だと考えられます。
全国平均の年収が458万円であるため、全国平均よりも高い水準です。
また、同じ不動産業界の平均年収は423万円でした。
平均残業時間は?
東急リバブルの平均残業時間は、1ヶ月あたり26.1時間でした。
不動産業界における従業員の平均残業時間が30時間になるため、業界平均より残業時間は少ないでしょう。
平均ボーナス額は?
東急リバブルの平均ボーナス額については、年2回(夏と冬)に支給され、平均年収から金額を算出すると112万円程度だと推測されます。
国税庁の民間給与実態統計調査に基づき、平均年収に占める賞与の割合が約16%であることから導き出しました。
ただし、実際のボーナス額は個々の従業員の職位や業績、会社の業績などにより変動する可能性があるため、これはあくまで一般的な推測に過ぎません。
どんな文化なの?
東急リバブルの企業文化は、企業理念でもある3つの重要な柱に基づきます。
- 顧客の感動と事業発展の達成
- 個人としての成長と社会からの尊敬の獲得
- 業界リーダーとして社会的責任の遂行と持続的な成長
企業理念を通じて東急リバブルは情報を的確に捉え、活用することに重点を置き、お客様の期待を超えるサービスを提供し続けています。
また、従業員の成長と社会への貢献にも注力しています。
これらの要素が、同社の企業文化とビジョンを形成しています
参照ページ
第3表短時間労働者の1時間当たり所定内給与額及び年間賞与その他特別給与額(年齢計)【全国】|厚生労働省
就職偏差値・難易度および業界での立ち位置
不動産業界の中での東急リバブルの立ち位置をご紹介します。
参考までに、公益社団法人不動産流通推進センターによる「2023年の不動産売買の仲介ランキング(2023年10月発表)」から算出した取扱高のランキングを下記に記載します。
順位/企業名 | 取扱高(億円) | 就職偏差値 |
1位/三井不動産リアルティグループ(三井のリハウス) | 1兆9,184億円 | 46 |
2位/東急リバブル | 1兆8,213億円 | 51 |
3位/住友不動産販売 | 1兆3,961億円 | 62 |
4位/野村不動産グループ(野村の仲介+) | 1兆603億円 | 57 |
5位/センチュリー21 | 6,828 | – |
6位/三井住友トラスト不動産 | 5,661 | – |
7位/三菱UFJ不動産販売 | 4,997 | 55 |
8位/みずほ不動産販売 | 4,516 | 48 |
9位/オープンハウス | 3,633 | 60 |
10位/三菱地所リアルエステートサービス | 3,560 | – |
東急リバブルは、三井不動産リアルティグループに次いで2位の位置づけで、不動産業界内で非常に強いポジションにいるとわかります。
東急リバブルの売上が不動産業界で上位に位置する理由としては、同社が安定した営業収益と営業利益を維持していることです。
東急リバブルが経営資源を効果的に活用し、新しい価値を提案し続けている結果と言えます。
売買仲介取扱件数も高く、これが高い売上げに貢献していると考えられるでしょう。
東急リバブルの新卒募集要項について
東急リバブルの新卒募集要項をまとめました。
東急リバブルの新卒採用には、総合職、賃貸職、一般職の3種類の職種があります。
複数職種への同時エントリーは原則として認められていません。
総合職(売買仲介営業、不動産ソリューション営業)では、首都圏、関西圏、地方の支店ごとに採用が行われ、採用された地域での勤務が原則です。
賃貸仲介職も同様に、首都圏と関西圏で地域ごとの採用が行われ、地域での勤務が求められます。
とくに充実しているのが社内研修制度です。
東急リバブルは社員の育成に注力しており、質の高いビジネスマナーや接客スキルを身につけるための体系的な教育研修プログラムを提供しています。
新入社員導入研修から管理職研修、自己啓発の支援に至るまで、幅広い研修が実施されています。
研修制度は外部からも高い評価を受けており、2007年には「能力開発優秀企業賞」を受賞、2018年には「日本HRチャレンジ大賞」の大賞を受賞しています。
各項目 | 詳細 |
---|---|
職種 | ・総合職:(首都圏、関西圏、札幌エリア、東北エリア、中部エリア、福岡エリア) ・賃貸職:(首都圏、関西圏) ・一般職:(首都圏、関西圏) |
給与(2025年4月支給予定) | ・総合職:[首都圏・関西圏・中部エリア] 230,000円(住宅手当含む) ・総合職:[札幌・東北・福岡エリア] 207,000円(住宅手当含む) ・賃貸職:[首都圏・関西圏] 200,000円(住宅手当含む) ・一般職:[首都圏・関西圏] 195,000円(住宅手当含む) |
賞与 | 年2回(夏、冬) |
研修制度 | ・人材育成制度:配属された部署に応じた必要なスキル・役割を学ぶ「事業部門別研修」、新入社員一人につき一人が指導員としてサポートする「職場研修(OJT)」など幅広い人材育成プログラムを実施 ・自己啓発支援:通信教育講座・Eラーニング・公認資格取得サポート |
福利厚生 | ・制度:確定拠出年金制度、退職一時金制度、財形貯蓄制度、従業員持株制度、施設利用優待など ・施設:会員制リゾート施設(東急ハーヴェストクラブ・東急バケーションズ等)、東急共済組合の協定保養所など ・クラブ活動:野球部、サッカー部、同好会(バスケットボール部、アスリートの会)など ・資格支援制度:資格に応じて受験料・登録料を一部補助 <資格例> 不動産鑑定士、一級建築士、税理士、司法書士、中小企業診断士、二級建築士、土地家屋調査士、社会保険労務士、マンション管理士、CFP、インテリアコーディネーター、宅地建物取引士、公認不動産コンサルティングマスター、不動産証券化協会認定マスターなど |
求める人材
東急リバブルでは、求める人材として下記のメッセージを出しています。
東急リバブルの採用活動では、出身校を問わず人物像を重視した面接・試験を行っています。 私たちの不動産流通ビジネスは「信頼産業」です。 お客様のお話に真摯に耳を傾けることが、私たちのビジネスの第一歩です。 そこからお客様のニーズやライフスタイルに応じたコンサルティング活動が始まります。 そのためにはまず、お客様との信頼関係を築くことが最も重要です。
では、お客様から信頼していただくためには、何が必要か。 それは、【人間力】です。 「この人から買いたい!、この人に売却を任せたい!」そう思っていただいて初めて、お客様に選んでいただけるのです。 ですから、当社は選考にお越しいただいた方と直接お話をして、お一人おひとりのお考え・人間性をお伺いしたいと考えています。
面接ではぜひ、【等身大のご自身】について【ご自身の言葉】でお話くださいね。 また、当社は「お客様評価」「事業競争力」「働きがい」の【3つの業界No.1】を掲げています。 目の前の事象に対し、しっかり分析をし、評価をする。 そして改善をしていく。 これを繰り返しながら、3つの業界No.1の実現に向け、日々チャレンジをしています。 |
エントリーシートや面接では、お客様との信頼関係を築ける能力や、ビジネスにおいての真摯な姿勢が評価されるため、意識して選考に臨む必要があります。
新卒採用のフロー
東急リバブルの選考は、下記のとおりの選考フローです。
- エントリー
- 会社説明会「LIVABLE SEMINAR 2025」
- 履歴書提出・WEB試験
- 複数回選考
- 最終選考(役員面接)
- 内々定
①リクナビへエントリー
まず、リクナビから東急リバブルの採用ページに入り、エントリーをします。
②会社説明会「LIVABLE SEMINAR」(WEB)
エントリー後に参加する会社説明会では、東急グループにおける東急リバブルの位置づけの説明や事業領域、社内制度などの説明があり、応募時の疑問を解消できるでしょう。
②履歴書提出・WEB試験
自宅で受けられるSPI試験です。
試験を受けた就活生の情報では、言語・非言語・性格に関する一般的なもので、制限時間は各20分程度です。
SPI対策には以下のページも参考にしてください!
【徹底解説】就活のSPI試験対策マニュアル~おすすめの参考書も紹介~
③複数回選考
東急リバブルでは、個々に合わせて複数回の面接選考をします。
口コミで確認ができた質問は下記のとおりです。
- 自己PR
- 長所と短所
- 志望動機
- ガクチカ
- 会社選びの基準
- 就職活動の軸
- 企業理念のどこに共感したか
- 周りからはどんな人と言われるか
- 選考状況
- 逆質問
東急リバブルでは、人物像を重視した面接をしています。
マニュアル通りの回答ではなく、個々の「自分らしさ」をアピールすることが求められるため、面接対策をしっかりと行い、自分の個性や考えをしっかりと伝えることが重要です。
また、面接では逆質問をする機会もあるようです。
ぜひ、下記の記事も参考にしてください。
【例文30選!】就活面接の逆質問:受かる回答ポイント!「何か質問はありますか」は怖くない!
④最終選考(役員面接)
最終選考は、役員面接になります。
学生1人に対して役員2人で対面面接が行われるようです。
口コミで確認ができた質問は下記のとおりです。
- 自己PR
- 志望動機
- 業界の志望理由
- 他社の選考状況
このような基本的な質問が多いです。
以下の記事も参考にして、ぜひ内定を勝ち取りましょう!
⑤内々定
複数の選考を乗り越えると、内々定になります。
採用大学
東急リバブルの採用大学の実績は以下のとおりです。
全国の国公立私立大学の幅広い学力レベルの学生が採用されており、学歴フィルターはないといえるでしょう。
■北海道地区 小樽商科大学、釧路公立大学、札幌学院大学、札幌大学、北海道大学など ■東北地区 石巻専修大学、岩手大学、東北大学、東北学院大学、東北工業大学、福島大学、盛岡大学など ■関東・甲信越地区 青山学院大学、亜細亜大学、跡見学園女子大学、茨城大学、桜美林大学、大妻女子大学、お茶の水女子大学、学習院大学、神奈川大学、関東学院大学など ■東海・北陸地区 愛知大学、愛知学院大学、愛知工業大学、愛知淑徳大学、静岡大学、中京大学、富山大学、名古屋大学、名古屋学院大学など ■関西地区 大阪大学、大阪市立大学、大阪経済大学、大阪商業大学、関西大学、関西外国語大学、関西学院大学、京都外国語大学、京都産業大学、近畿大学など ■中国・四国地区 愛媛大学、岡山大学、岡山理科大学、香川大学、高知大学、島根大学、下関市立大学、徳島大学、広島大学など ■九州・沖縄地区 久留米大学、長崎大学、南九州大学など |
採用人数
東急リバブルの過去の採用人数は以下のとおりです。
2021年度を除き、毎年200人以上の採用があります。
年度 | 男性 | 女性 | 合計 |
2023年度 | 137人 | 81人 | 218人 |
2022年度 | 115人 | 95人 | 210人 |
2021年度 | 76人 | 40人 | 116人 |
2020年度 | 151人 | 91人 | 242人 |
就職偏差値・難易度
それでは、東急リバブルの就職偏差値・難易度を見てみましょう。
結論としては、偏差値・難易度は標準的といえます。
理由は以下の3点です。
- 採用人数が毎年200人以上と多い
- 採用大学に学歴フィルターが無い
- 特別な選考フローがなく、面接も人柄重視
自己PRの準備や志望動機の明確化、人間性のアピール、企業研究など基本的な選考対策をしていれば難しくはないでしょう。
就職偏差値・難易度については、以下の記事で詳しく解説しています。
【選考通過したエントリーシートを大公開】先輩就活生のエントリーシートを見れば選考通過のヒントが得られるかも?!
「エントリーシートに正解はあるのか」「書き方が良く分からない…」こんなことを考えたことはありませんか?
就活生にとって、エントリーシートは第一関門ともいえるものです。
今回は、選考を通過したエントリーシートを20社分用意しました。
各エントリーシートにはポイント付きで解説しています。
まとめ
東急リバブル株式会社は、1972年に設立された日本の不動産会社で、東急グループの一員です。
主な事業は不動産売買仲介、賃貸管理、不動産鑑定評価、不動産コンサルティングなどを含みます。
選考では「人物像」を重視しており、複数回の面接で就活生の人間力や適性を評価しています。
自己PR、志望動機などをとおして「自分らしさ」が出せるかが評価ポイントとなります。
就職難易度は標準的なので、対策をすれば内定を取るチャンスはあります!
この記事を参考にして頑張りましょう。