【企業研究】アウトソーシングの就職難易度・採用大学・選考対策を徹底解説

【企業研究】アウトソーシングの就職難易度・採用大学・選考対策を徹底解説

2024年1月30日更新

はじめに

株式会社アウトソーシングは東京都千代田区丸の内に本社を置く人材サービス業に属する企業です。

主に技術系・製造系・サービス系業界への人材派遣を行なっている会社で、国内だけでなく、海外の技術系・製造系・サービス系業界へも事業を展開しています。

 

今回はそんなアウトソーシングの企業研究を行うための基礎知識や社風、選考対策などをご紹介していきます。

 

この記事では株式会社アウトソーシングへの就職に興味がある以下のような就活生を対象に、企業分析を行っています。ぜひ最後までご覧ください。

  • アウトソーシングの仕事内容が気になる
  • アウトソーシングの就職難易度を知りたい
  • アウトソーシングの選考対策として何をすれば良いかわからない

また、人材サービス以外の業界については、以下の記事で概観しているので、ぜひご覧ください。

【業界研究ガイド】業界一覧

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この記事の結論

先にこの記事の結論からお伝えすると、アウトソーシングの就職難易度は、平均的な難易度と考えています。

以下の参照記事で詳しく解説している就職偏差値を参考にすると、標準難易度といえるでしょう。

また、採用大学も様々な偏差値帯や種類の学校の実績があるので、選考対策をしっかり行えば内定を獲得できる可能性は十分に有り得ます。

 

また職種としては、製造エキスパート職、管理部門、基幹部門での募集があり、業務内容としては派遣先の製造業への従事や、求職者への仕事の斡旋などが中心になります。

次の章から各内容や、その他就活に役立つ情報を紹介しますので、ぜひ最後まで読んでください。

株式会社アウトソーシングについて

株式会社アウトソーシング

引用元:株式会社アウトソーシング

会社概要

株式会社アウトソーシングは、技術系・製造系・サービス系業界へのアウトソーシングを主な事業内容としている企業です。アウトソーシングとは、人材派遣のことで、組織が自社の特定の業務や機能を、外部の専門企業やサービスプロバイダーに委託することを指します。

アウトソーシング株式会社は、電子、自動車、家電・電気、鋼材・金属、住宅・建材、食品など、幅広い業界へのアウトソーシング実績を持ち独自のノウハウで経営上の課題の把握や製造プロセス上の課題等を発掘し、提案コンセプトや改善目標を設定し、ベストプランを提案しています。

アウトソーシンググループは、「労働格差をなくし、生きがいが持てる職場を創出することで、世界の人々の人生を豊かにする。」を経営理念として掲げています。

また、SDGsにも力を入れており、持続可能な社会の実現に貢献しています。その一種であるジェンダー平等にも力を入れており、女性のキャリアアップに協力的な企業といえます。

さらに、アウトソーシングは海外市場にも進出しており、売上総額の6割が海外事業によるものです。特にヨーロッパやオセアニアに注力しています。

 

参照ページ

会社概要 |株式会社アウトソーシング

2022年12月期 決算説明資料 |株式会社アウトソーシング

安定経営と成長戦略|株式会社アウトソーシング 新卒採用サイト

各事業別の売上規模

各事業別の売上収益

株式会社アウトソーシングの2023年度の第3四半期の総売上高は5517億2100万円で、純利益は70億0000万円でした。

この売上は国内技術系アウトソーシング事業、国内製造系アウトソーシング事業、国内サービス系アウトソーシング事業、海外製造およびサービス系事業、海外技術系事業からの収益によって構成されています。

それぞれの事業分野での売上高は以下の通りです。

 

  • 国内技術系アウトソーシング事業: 売上高は1198億1800万円で、前年同期比10.5%増となりました。
  • 国内製造系アウトソーシング事業: 売上高は924億1500万円で、3.5%増となりました。
  • 国内サービス系アウトソーシング事業: 売上高は243億7000万円で、6.4%増となりました。
  • 海外技術系事業: 売上高は1295億9500万円で、7.5%増となりました​​。
  • 海外製造系およびサービス系事業: 売上高は1854億7700万円で、15.0%増となりました​​。

 

参照ページ

2023年12月期 第3四半期決算短信| 株式会社アウトソーシング

各事業セグメントの解説

株式会社アウトソーシングの主な事業セグメントは以下の通りです。

事業部門活動内容
国内技術系アウトソーシング事業電気機器関係、輸送用機器関係、化学・薬品関係、IT関係、建設・プラント関係
国内製造系アウトソーシング事業電気機器関係、輸送用機器関係、化学・薬品関係、金属・建材関係、食品関係
国内サービス系アウトソーシング事業小売関係、公共関係
海外技術系事業電気機器関係、輸送用機器関係、化学・薬品関係、金属・建材関係、建設・プラント関係、小売関係、公共関係、金融関係
海外製造系およびサービス系事業電気機器関係、輸送用機器関係、化学・薬品関係、金属・建材関係、建設・プラント関係、食品関係、小売関係、公共関係、

 

電気機器関係から食品関係まで、幅広い業界にアウトソーシング事業を展開していました。

以下参照ページを紹介するので是非確認してみてください。

 

参照ページ

2023年12月期 第3四半期決算短信| 株式会社アウトソーシング

アウトソーシングで働いている社員は?

アウトソーシング 働いている社員

平均勤続年数は?

アウトソーシングの平均勤続年数は3.1年です。

サービス業の平均勤続年数は8.3年であることから、業界平均よりも社員の出入りが多い職場といえるでしょう。

 

平均年収は?

2022年度のアウトソーシングの平均年収は、346万円でした。

全国平均の年収が458万円であることを考えると、 全国平均よりも低い水準となっています。

また、同じ「サービス業」の上場企業平均年収は531万円でした。

 

平均残業時間は?

アウトソーシングの従業員の平均残業時間は、派遣先次第であり、1ヵ月あたり18.8時間でした。

サービス業で働く従業員の平均残業時間は15.3時間のため、業界内では平均的な残業時間といえます。

 

平均ボーナス額は?

インターネット上の情報だけでは分かりませんでした。

しかし、アウトソーシングの平均年収から、アウトソーシングの平均ボーナス額は55万円程度と推測できます。

理由は、国税庁の民間給与実態統計調査によると、平均給与に占める賞与額の割合は約16%だからです。

あくまで参考程度にしておいてください。

 

どんな文化なの?

アウトソーシングは、ベンチャーらしく実力主義な文化であると言えます。
しかし、派遣会社であるため、派遣先の企業によって文化が違う可能性があります。

 

参照ページ

株式会社アウトソーシング|採用情報|マイナビ2024

株式会社アウトソーシング|採用情報|リクナビ2024

令和4年 民間給与実態統計調査結果の概要

就職偏差値・難易度および業界での立ち位置

競合含む年間売上高

競争が激しいサービス業界の中でのアウトソーシングの立ち位置をご紹介します。

 

売上高を参照し他社と比較してみても、アウトソーシングは平均的な企業だということがわかります。

理由として以下の要因があると考えています。

 

  1. 多角的な事業戦略:アウトソーシングは製造系・技術系・サービス系と幅広い業界へのアウトソーシング事業を行っています。これにより、市場のニーズに柔軟に対応し、売上の多角化を実現しています。
  2. 店舗とオンラインの統合:アウトソーシングは国内だけでなく、海外事業にも力を入れています。これにより、新しい市場への進出を図り、売り上げの増加に寄与しています。

 

以上の要素によりアウトソーシングはサービス業界の中で平均的な売上高を生み出していると考えられます。

参考までに競合4社の情報もまとめてみたので、ご紹介します。

会社名売上高(2022年)平均年収就職偏差値・難易度社風
アウトソーシング5517億円346万円52実力主義の社風
リクルート スタッフィング2356億円498万円53圧倒的当事者意識
パソナ3247億円485万円54おだやかな社風
テンプスタッフ4454億円442万円51おだやかな社風

アウトソーシングの新卒募集要項について

以下にアウトソーシングの新卒募集要項についてまとめました。

転勤については、派遣会社であり勤務地も多いため、可能性があると言えます。一方、管理部門では転勤の可能性は低いと言えるでしょう。しかし、年次が上がるにつれて転勤の可能性もないとは言えないので、気になる方は面接や説明会などの際に確認をしましょう。

各項目詳細
職種管理部門
給与  – 大学院・ 大学卒:200,000円 –

専門・短大卒:195,000円 –

備考:家族・単身赴任手当支給

賞与年2回(6月、12月)
年間休日数125日
福利厚生保険:雇用・労災・健康・厚生年金

制度:借入社宅(一部会社負担有り)、退職金制度、産休・育休制度、介護休業制度、育児/介護短時間勤務制度、在宅勤務制度など

勤務地東京

 

各項目詳細
職種基幹部門(総合職コース)

業務内容:求職者への仕事紹介

給与 – 大学院・ 大学卒・専門・短大卒:246,890円 –

備考:固定残業代、通勤手当、家族・単身赴任手当支給

賞与年2回(6月、12月)
年間休日数125日
福利厚生保険:雇用・労災・健康・厚生年金

制度:借入社宅(一部会社負担有り)、退職金制度、産休・育休制度、介護休業制度、育児/介護短時間勤務制度、在宅勤務制度など

勤務地北海道、宮城、山形、福島、茨城、栃木、群馬、埼玉、千葉、東京、神奈川、新潟、富山、石川、山梨、長野、岐阜、静岡、愛知、三重、滋賀、京都、大阪、兵庫、岡山、広島、徳島、福岡、熊本、大分、沖縄

 

各項目詳細
職種製造エキスパート職

業務内容:自動車・家電・医療メーカーでのものづくり業務

給与 – 大学院・ 大学卒:190,000円 –

専門・短大卒:182,000円 –

備考:残業手当、通勤手当、家族・単身赴任手当支給

賞与年2回(6月、12月)
年間休日数120日
福利厚生健康保険、厚生年金保険、労災保険、雇用保険、借り上げ社宅制度
勤務地北海道、宮城、山形、福島、茨城、栃木、群馬、埼玉、千葉、東京、神奈川、新潟、富山、石川、山梨、長野、静岡、愛知、三重、滋賀、京都、大阪、兵庫、岡山、広島、徳島、福岡、熊本、大分

求める人材

アウトソーシング 求める人材

株式会社アウトソーシングでは求める人材として下記のものを公表しています。グループ会社の1つであるため、他のグループ会社でも共通になっている可能性が高いです。

  • 経営理念に共感し、実現に向けて歩める人
  • 失敗を恐れず挑戦できる人
  • 若いうちから裁量権を持ち、様々なことに挑戦し自分の価値を高めたい人
  • 将来的に専門性の高い業務に従事したい意欲がある人
  • 自らトレンドに触れ、知識や情報を蓄えられる人

以上の5つが、アウトソーシングが求める人材像です。

エントリーシートや面接中にこれらの意識を持っている人材かどうかを見られるので、ぜひ意識して選考に臨むといいでしょう。

新卒採用のフロー

アウトソーシングの選考は、下記の通りの選考フローとなっています。

面接では志望動機などのスタンダードな質問の他、人柄をチェックする質問も多いのが特徴です。

選考対策として、入社意欲や将来のプランが明確であるかどうかが重視されます。

今後のキャリアを形成していく上で必須事項なので、明確にしておきましょう。

 

①新卒エントリー

リクナビまたはマイナビより必要事項を入力し登録を行います。

エントリーシートでは志望動機や自己PR、長所と短所などの一般的な質問について回答し、Web上で入力し送信して終了です。

 

②会社説明会、ES

アウトソーシングのイメージを具体的に理解するための会社説明会です。

選考参加を希望される方は会社説明会に参加し、アウトソーシングとミスマッチがないのかを深堀をしていきます。

また、同じタイミングでESを指定の用紙に手で記入します。質問事項は

  • ガクチカ
  • 志望動機
  • 強み・弱み
  • アウトソーシングに興味を持ったところ

といったように、基本的なことを聞かれるようです。

会社説明会で書くことになりますので、参加する前に準備して臨んでください。

以下に参考になる記事を紹介します。

自分史の書き方は下記に記載した参照ページを確認してください。

ES対策 | 上京を志す、就活生へ。ジョーカツ

【就活】自分史とは?書き方・ポイント・3つの作成メリットを解説

 

③面接+適性検査

オンライン面接では自己紹介や志望理由、サービス業界を選んだ理由などが聞かれますので自分の答えを見つけておきましょう。

面接の詳細については、インターネット上の情報だけでは確認できませんでした。

キャリアプランやESに記載した事項とその他についての基本的な回答が求められると予測されます。

今までに確認できた質問事項を紹介します。

  • 会社説明会に参加してどう思ったか
  • 他人に自分のことをどういわれるか
  • 自分を何色に例えますか?
  • 10年後何になりたいですか?

以下のページもぜひ参考にしてください!

SPIとは?検査の内容と例題を用いて対策方法を徹底解説!

【徹底解説】就活のSPI試験対策マニュアル~おすすめの参考書も紹介~

 

④複数回面接

アウトソーシングでは、学生をよりよく理解するため、一次面接から1対1で面接を行うそうです。しかし、最新の情報ではないため、現在の選考フローでは異なる場合があります。

個々に合わせて選考を行うため、回数はその方によって異なります。

自己PRなどの一般的な質問の他に、入社に対する理由や熱意について深く確認がされ流と考えられます。

今までにあった質問事項を紹介します。

  • 志望動機
  • 他社の選考状況
  • 志望度はどのくらいか
  • ガクチカ
  • 入社後にどんな風に貢献できるか
  • なぜこの業界、この会社なのか

最終になるにつれて質問が深堀りされたり、実務に適性があるのかを確かめるような質問が多くなされると考えられます。

自分が実際に現場で働いている姿を想定したりして、より具体的なイメージを付けられるようにしましょう。

以下のページも確認してぜひ内定を勝ち取ってください。

面接 | 上京を志す、就活生へ。ジョーカツ

 

⑤内定

複数回の面接を突破して内定が決まります。

採用大学

アウトソーシングの採用大学の実績を以下に掲載しますが、最難関大学から標準的なレベルの大学まで幅広く採用されており、所謂学歴フィルターはないと考えます。

<大学>

愛知学院大学、愛知県立大学、青山学院大学、亜細亜大学、茨城大学、愛媛大学、追手門学院大学、桜美林大学、大阪大谷大学、大阪学院大学、大阪経済大学、大阪経済法科大学、大阪市立大学、大阪大学、大阪大学大学院、大谷大学、大妻女子大学、沖縄国際大学、鹿児島大学、神奈川大学、金沢学院大学、関西外国語大学、関西国際大学、関西学院大学、神田外語大学、学習院大学、北九州市立大学、九州大学、京都外国語大学、京都産業大学、近畿大学、金城大学、釧路公立大学、久留米大学、島根大学、昭和女子大学、城西大学、摂南大学、他

 

上記には偏差値が高い大学も採用大学にありますが、アウトソーシングは多様な学生層からの応募者を積極的に採用しています。

よって学歴が原因で不採用になることは考えにくいです。
しっかりとエントリーシートや面接対策をして、内定を獲得できるようにしましょう。

就職偏差値・難易度

それでは、ここまでの内容を踏まえて、アウトソーシングの就職偏差値・難易度を見てみましょう。

結論としては、偏差値・難易度は標準的といえるでしょう。その理由として以下の3点が挙げられます。

 

・採用フローとして特別なステップがない

・採用大学を見る範囲では学歴フィルターがあまりない

・給与や福利厚生が特筆して良いという訳ではない

 

よって、頻出質問である「ガクチカ」や「志望動機」など基本的な事項をしっかりと対策をしていれば、難しすぎることはないでしょう。

しっかりと対策を行い内定を獲得してください!

就職偏差値・難易度については、以下の記事も参考にしてみてください。

参照ページ

【24卒・25卒最新版】文系・理系・公務員別就職偏差値・難易度ランキング

まとめ

アウトソーシングは、サービス業界に属する企業で、技術系・製造系・サービス系へのアウトソーシングを主事業としており、「労働格差をなくし、生きがいが持てる職場を創出することで、世界の人々の人生を豊かにする。」を理念にしています。

アウトソーシングはサービス業界の中で平均的な企業で、学歴重視をする企業ではないので、全員に等しくチャンスがあります。対策をしっかり行って選考に望んでください。

ぜひこの記事を参考にして励んでくださいね

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