【企業研究】日本総合研究所の就職難易度・採用大学・選考対策を徹底解説

【企業研究】日本総合研究所の就職難易度・採用大学・選考対策を徹底解説

2023年6月29日更新

はじめに

就活生が憧れる業界に、シンクタンクがあります。

難しい、倍率が高そうというイメージを持っている人も多いのではないでしょうか

そこで今回は、シンクタンク業界の代表企業ともいえる「日本総合研究所」について、企業研究を行っていきましょう。

企業研究は、就活を開始する際に、最初に行う重要なタスクです。

また、企業研究については、こちらの記事と同時に、公式HPの読み込みや企業が開催する会社説明会などにも参加して、より深く研究を行っていきましょう。



シンクタンク業界

シンクタンク業界は、頭脳集団とも呼ばれています。

シンクタンクは、政府系、民間系に分けられています。

それぞれ、社会政策を始めとする経済、軍事、技術など、組織が抱える課題解決に向けた支援を行う集団です。

課題解決を行うためには、広い知識を持つだけではなく、プレゼン力なども要求されます。

そのため、常に向上心を持ち、学び続けることが必要な業界でもあります。

シンクタンク業界の理解をする上で、こちらの記事も参考にしてください!

【業界研究】コンサル業界について解説します。 

シンクタンク業界以外の業界については、以下の記事で概観しているので、ぜひ読んでください!

【業界研究ガイド】業界一覧



日本総合研究所の基本データ

社名 株式会社日本総合研究所
設立年 1969年2月20日
本社所在地 〒141-0022 東京都品川区東五反田2丁目18番1号

大崎フォレストビルディング

従業員数 2,962名
売上 2143億7200万円
福利構成①出産・育児に関わる制度 

育児休業制度、育児短時間勤務制度、祝い金制度、託児補助金制度、子の看護休暇

②介護に関わる制度

介護・看護休暇、介護休業制度、介護短時間勤務制度

③その他の制度

独身寮、契約社宅制度、退職制度、選択制確定拠出年金制度、厚、財形貯蓄制度

企業理念 「知識エンジニアリング」活動によるお客様価値共創

我々は知識エンジニアリング活動を通じて、お客様・社会の新たな価値実現にパートナーとして貢献する。

そのために、

- 我々は、「お客様満足の最大化」を喜びとする。(対外指針)

- 我々は、「変化」と「多様性」を友とする。(行動指針)

- 我々は、「強い個人の集団」を目指す。(組織指針)   

TOP|学生向け採用情報サイト|日本総合研究所 (jri-career.com)



事業内容

次に、日本総合研究所の業務内容についても、整理していきましょう。

業務内容は、「シンクタンク」「コンサルティング」「ITソリューション」の3つを軸として行っています。

その業務運営は、4つの部門に分業されています。

【4つの部門】

①調査部

②創発戦略センター

③リサーチ・コンサルティング部門

④ITソリューション

 

①調査部

日本総研のクライアントは、さまざまな業界に存在します。

また、その経営課題もさまざまです。

そうした業界や、企業独自の課題解決を行うために必要となる政治、経済、社会のあらゆる分野における調査や研究、分析を行っています。

質の高いサービスを行うために必要となる情報は、この調査部が精査しています。

②創発戦略センター

年々変貌する社会情勢。

そのため、社会的な課題も変化していきます。

創発戦略センターは、農業、交通、シニア、スマートインフラと広い範囲での社会的課題に取り組んでいます。

③リサーチ・コンサルティング部門

企業が持つ課題のヒヤリングや提言を行うのが、この部門の役割です。

就活生が直接イメージする業務ともいえます。

企業が抱える課題は、さまざまです。また、一つであるとも限りません。

引き出す力を必要とするヒヤリング力を駆使し、相手の本質的な課題の洗い出し、整理を行います。

その後、蓄積されている知識を総動員し、課題解決の方法を見つけ提案していきます。

④ITソリューション

日本有数の金融機関である、三井住友ファイナンシャルグループのシステムを支えている役割も担っています。

蓄積された技術をクライアント先にも展開しています。

 参考:会社概要



募集職種(新卒年収)

日本総研で募集されている業種などについて、ご紹介していきましょう。

募集職種 ①ITソリューション

金融ITに関わる戦略立案、システム企画・開発、プロジェクト管理、DX推進など

※下記4コースを設置(併願可能)

・オープンコース

・先端技術分野  配属コース

・サイバーセキュリティ分野 配属コース

・データサイエンス分野 配属コース

 ②コンサルティング/インキュベーション

企業・官公庁への戦略コンサルティング、先進的なビジネスモデルの開発

 ③リサーチ(エコノミスト)

経済調査・政策提言

 ④本社スタッフ

本社部門(総務・財務・人事・法務・経営管理・広報)における企画/事務

給与①博士了          金額は個別に決定

②修士了          月給282,000円

③学部卒          月給256,000円

④専門3年卒   月給240,000円

⑤専門2年・短大・高専卒 月給230,000円

勤務地 東京、大阪、海外拠点(ニューヨーク、ロンドン、上海、シンガポール)
勤務時間 標準労働時間帯 9:00~17:30(標準労働時間 7時間30分)

フレックスタイム制あり(コアタイム 10:00~15:00)

一定階層以上は裁量労働制

休日・休暇 完全週休2日制(土・日)、祝日、年末年始(5日)、年次有給休暇(20日)
福利厚生・諸手当雇用保険、労災保険、健康保険、厚生年金保険

財形貯蓄、育児休業、育児短時間勤務、介護休業、介護短時間勤務、退職金、積立休暇、連続休暇、リフレッシュ休暇、

スポット休暇、半日休暇など

募集対象 専門、短大、高専または、大学学部・修士・博士課程を2024年3月末までに卒業(修了)見込みの方、

および2021年3月以降卒業された方で新規卒業予定者と同等の枠組みでの採用を希望される方

引用元:2024卒 新卒採用情報 募集要項|学生向け情報サイト|株式会社日本総合研究所



新卒選考フロー

次に、新卒の選考フローについても、ご紹介していきましょう。

STEP①|プレエントリー(マイページ登録)

   「エントリー」より、マイページ登録を行います。

STEP②|正式エントリー

    「マイページ」より、エントリーシートの提出を行います。

STEP③|適性検査

 受検方法は、エントリーシートによる選考を通過された方にご案内します。

STEP④|面接

  人事部門面接担当者や志望フィールドの社員との面接を行います。

※詳細は適性検査による選考を通過された方にのみ案内あり

引用:選考ステップ

インターン

日本総研では、実際の仕事を体感できる複数コンテンツのインターンシップを準備しています。

インターンシップのエントリーは、こちら

【Internship INDEX】

部門コンテンツ
コンサルティング部門【1Day】戦略コンサルティングコース
リサーチ部門【4Days】エコノミストコース
ITソリューション部門【3Days】プロジェクトマネジメントコース
【2Days】DXエンジニアコース
【2Weeks】金融×セキュリティコース
【2Weeks】金融×AIコース

引用:インターンシップ情報



社風

高いスキルが必要とされるシンクタンク業界。

その中でも、日本総研に勤務する方は、優秀な人が多いと言われています。

入社当時からのスキルではなく、継続的な知識習得の努力により、実現しています。

こうした背景から努力家が多く、議論を積極的に行う風土があります。

ボトムアップでの提案も積極的に採用する風土もあり、新しいことにチャレンジする人を応援し切磋琢磨していく環境も、備わっています。



求める人材

日本総研が求めている人材とは、どのような人物像でしょうか。

新卒採用は、

You are special.

個性が光り、社会を動かす。

と、テーマして採用活動を行っています。

顧客の課題に、適切な提案をしていくことが求められるため、以下の要素が必要だとしています。

①チームで業務に取り組むことが好きな人

日本総研の業務は、一人で完遂できるものではありません。

チームでの協力があってこそ、成果を出し、課題解決の完遂ができると考えています。

そのため、チームを大事に、チームで業務に取り組むことが好きな人は活躍できると考えています。

②マルチタスクをこなせる自信がある人

さまざまな業務を遂行する際には、マルチでの対応が求められることも少なくありません。

そのため、マルチタスクでの対応を得意な人が、必要としています。

③主体的な行動を心がけられる人

学ぶことや、チャレンジすることを絶えず行うためには、主体的な行動が必要です。

与えられるのを待つだけではなく、自分から自ら行動することを心掛ける必要があります。

 

実際に活躍している声を、確認することは、より具体的な人物像設定にとても有効です。

HPでも紹介されていますので、ぜひ、参考にしてください。

参考:学生向け採用情報サイト 社員紹介



就職偏差値・難易度および業界での立ち位置

日本総研についての理解を深めるためには、同業界の競合との比較がとても有効です。

今度は、企業の比較を行っていきます。

【企業比較】

会社名売上高

(億円)

平均年収就職偏差値

難易度

社風
日本総研2143.728,50,00062努力家が多く、議論を積極的に行う風土。
三菱総合研究所916.731,111,00068「風土共創業」を提案する中で、地域住民との協力を大事にしています。

そのため、社内における協力を重要視する風土があります。

みずほリサーチ&テクノロジーズ1.154.727,000,000金融という手段を用い、人それぞれの幸せを追求するコンセプトを持っています。

そのためには、働く人、一人一人の個性や幸福とは何かを理解し、協力し合う風土があります。

三菱UFJリサーチ&コンサルティング2101,000,00064変化を楽しみ、チャレンジし続けることを大切にしています。

そのため、新しいアイデアやチャレンジについて、協力しあう協力に重きをおく風土があります。

その他の企業について、就職偏差値を確認する際には、以下の記事を参考にしてください。

【24卒・25卒最新版】文系・理系・公務員別就職偏差値・難易度ランキング



採用大学

全国から優秀な人材を、集めたいと考えている日本総研。

そのため、採用大学についても、地方大学からも積極的に行っています。

こうした理由から、学歴フィルターは、存在していないと言われています

《採用大学》

会津大学、茨城大学、岩手県立大学、大阪大学、大阪教育大学、大阪工業大学、大阪市立大学、大阪府立大学、岡山大学、お茶の水女子大学、金沢大学、関西大学、学習院大学、九州大学、九州工業大学、京都大学、近畿大学、慶應義塾大学、甲南大学、神戸大学、神戸女学院大学、滋賀大学、芝浦工業大学、首都大学東京、信州大学、上智大学、成蹊大学、清泉女子大学、千葉大学、中央大学、筑波大学、津田塾大学、電気通信大学、東京大学、東京外国語大学、東京工業大学、東京女子大学、東京都市大学、東京理科大学、東北大学、名古屋大学、名古屋工業大学、奈良女子大学、南山大学、日本大学、日本女子大学、一橋大学、兵庫県立大学、広島大学、法政大学、北海道大学、三重大学、宮城大学、武庫川女子大学、明治大学、横浜国立大学、立教大学、立命館大学、立命館アジア太平洋大学、和歌山大学、早稲田大学



ホットニュース

日本総研は、リアルな仕事を体験できるインターンシップを実施したとして、

「第6回 学生が選ぶキャリアデザインプログラムアワード」にて入賞!

に、表彰されています。

より具体的な仕事を体験することで、日本総研で働くことを具体的にイメージすること

そして、入社後のギャップを防止する目的もあります

ただ、インターンシップを行うだけではなく、先輩社員からのフィードバックを行うことで、学生の成長にも寄与していきたいと考えています。



まとめ

今回は、日本総研に関する企業研究をテーマに、企業の分析を行っています。

しかし、企業研究は、これが全てではありません。

実際の企業研究においては、HPなどの読み込みや、企業説明会などの参加も通して、より深く企業を知ることが有効です。

また、インターンシップなどへの参加を通して、より具体的なイメージ作りを行っていきましょう。

 

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