冬のインターンは内定に直結する?開始時期や対策まとめ
2024/10/12更新
はじめに
就活が本格的にスタートして、中にはインターンへの参加を考えている学生もいるかと思います。
最近はインターンのルールが見直され、インターンの参加によって選考が優遇されたり内定に直結する企業も増えているようです。
そこで本記事では就活を有利に進めるために、冬のインターンの魅力について解説します。
以下のようなお悩みのある学生は必見ですので、ぜひ最後までチェックしてみてください。
- 夏のインターンとの違いが分からない
- 冬のインターンならではのメリットが知りたい
- 冬のインターンに参加するために何か対策がしたい
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そもそもインターンとは?
まず最初に、インターンとはどのようなものか、その全体を概観することにします。
職業体験としてのインターン
インターンとは、平たく言えば職業体験のようなものです。
学生が興味のある企業の職場に出向き、実際の業務の流れや会社の雰囲気を確かめることができるとても有意義な機会となっています。
もちろん、実際の業務の流れを会社の雰囲気を確かめるとは言っても、期間が限られていることに加え、会社においても管理情報の適切に管理する必要があるためインターンに参加する学生がアクセスできる情報には一定の限界があることは事実です。
しかし、そのことを考慮したとしても、インターンシップに参加することを通じて学生がビジネスの世界を知ることのできる貴重な機会であることに変わりありません。
インターン参加は就活生にとって当たり前!
上述のような観点から見ると、インターンシップへの参加は、最近の就活生にとってはもはや当たり前のことであると言っても過言ではありません。
ディスコの調査によれば、2023年3月卒業予定の大学3年生と大学院修士課程1年生は、2021年10月の時点で83.6%がインターンシップ・ワンデー仕事体験に参加しています。
応募率だけで見ると、なんと91.2%にも上ります。
こういった状況に鑑み、企業側もより良い人材の確保に向けてインターンシップを実施するところが増えています。
またインターンシップの実施内容についても、就活生に選ばれるような魅力的な中身になるよう切磋琢磨している状況です。
さらに、コロナ禍を契機としてインターンシップの形式も大きく変わってきており、オンラインのみのインターンシップを行う企業も増加傾向にあります。
就活生側、企業側ともにインターンへの積極性は極めて高く、この傾向は今後も続いていくものと言えるでしょう。
インターンシップについては、既にその全体像を就活生向けに大変分かりやすく解説した記事があるので、以下に紹介します。
非常に役に立つ記事なので、就活生の皆さんはぜひじっくりと読んでください。
そもそもインターンとは?
まず最初に、インターンとはどのようなものか、その全体を概観することにします。
職業体験としてのインターン
インターンとは、平たく言えば職業体験のようなものです。
学生が興味のある企業の職場に出向き、実際の業務の流れや会社の雰囲気を確かめることができるとても有意義な機会となっています。
もちろん、実際の業務の流れを会社の雰囲気を確かめるとは言っても、期間が限られていることに加え、会社においても管理情報の適切に管理する必要があるためインターンに参加する学生がアクセスできる情報には一定の限界があることは事実です。
しかし、そのことを考慮したとしても、インターンシップに参加することを通じて学生がビジネスの世界を知ることのできる貴重な機会であることに変わりありません。
インターン参加は就活生にとって当たり前!
上述のような観点から見ると、インターンシップへの参加は、最近の就活生にとってはもはや当たり前のことであると言っても過言ではありません。
ディスコの調査によれば、2023年3月卒業予定の大学3年生と大学院修士課程1年生は、2021年10月の時点で83.6%がインターンシップ・ワンデー仕事体験に参加しています。
応募率だけで見ると、なんと91.2%にも上ります。
こういった状況に鑑み、企業側もより良い人材の確保に向けてインターンシップを実施するところが増えています。
またインターンシップの実施内容についても、就活生に選ばれるような魅力的な中身になるよう切磋琢磨している状況です。
さらに、コロナ禍を契機としてインターンシップの形式も大きく変わってきており、オンラインのみのインターンシップを行う企業も増加傾向にあります。
就活生側、企業側ともにインターンへの積極性は極めて高く、この傾向は今後も続いていくものと言えるでしょう。
インターンシップについては、既にその全体像を就活生向けに大変分かりやすく解説した記事があるので、以下に紹介します。
冬インターンの開催時期や申し込みスケジュール
25卒、つまり2025年3月に卒業予定の就活生が参加することになる冬インターンの開催時期、申込みスケジュールについて見ていきましょう。
募集・申込みは9月~10月頃
冬インターンは概ね9月〜10月頃に募集、申し込みとなります。
申し込めば誰でも参加することができるわけではなく、参加者を絞り込むための選考に通過しなければなりません。
選考に通過することができて初めて冬インターンへの参加権利を得られます。
冬インターン実施は12月~翌年2月頃
冬インターンの開催時期は12月〜2月頃。
早めの冬インターンなら年明け前、遅めならば就職活動が本格スタートする3月の直前に参加することになります。
【期間別】冬インターンの種類
冬インターンの種類はその期間によって異なるので、今回は3種類のインターンに分けて解説します。
①短期インターン
短期インターンは、1日〜数日程度の極短期間で実施されます。
参加するための日程調整が容易で授業との両立もしやすいです。
ただし短期間が故に、インターンの内容は深いものにはならず、基本的に企業説明会のように会社の概要説明等で終わってしまう傾向にあります。
②中期インターン
1週間〜2週間程度の期間で開催されるのが中期インターンです。
短期インターンよりも日程に余裕があるため、参加者同士でのグループワークの実施などプログラムが充実しています。
企業側も参加者一人一人をじっくりと見ることができるため、場合によっては優秀な人材の囲い込みをすることもあります。
中には内定直結型の中期インターンも存在します。
③長期インターン
長期インターンは1ヶ月〜数ヶ月程度に渡って参加することになります。
参加するための日程調整は難しいものの、その分得られるものも大きいのが長期インターンの特徴。
長期インターンへの参加者は、企業から実務を任されるケースがほとんどで、会社の目標達成に向けて実際に働いていきます。
実務を担当するが故に、基本的に長期インターンでは給料が発生します。
長期インターンは、短期インターンや中期インターンとは比べ物にならないほどの責任感が求められるのはもちろん、参加中の姿勢や成果は細かく評価されることになります。
中期インターンよりも内定直結となっているケースが圧倒的に多いのも、冬の長期インターンの大きなメリットです。
冬インターンと夏インターンの違い
次に、インターンには大別して冬季に実施される冬インターンと、夏季に実施される夏インターンとがあります。
夏インターンは自社の知名度・認知度の向上が主目的!
インターンシップは、開催時期によって内容の傾向が変わります。
冬インターンと夏インターンの主要な違いは、開催目的と開催期間です。
就活の本格スタートまでまだ時間のある夏インターンでは、企業は自社の知名度・認知度を上げることを主な目的としています。
また学生が夏休み中で時間の都合をつけやすいことから、選考倍率が高い、長期に渡るインターンが多いなどの傾向にあります。
冬インターンは就活生に自社を深く知ってもらうことを目的とする
一方冬インターンでは、就活の本格スタートが目前になっているため、企業は就活生により深く自社のことを知ってもらうことを目的としているのです。
冬インターンの時期には既に授業が始まっていることもあり、夏インターンに比べて選考倍率が低い、短期のインターンが多いなどの傾向があります。
夏インターンについてもっと詳しく知りたい方は、ぜひ以下の記事をご覧ください。
また秋インターンに関しては以下の記事で徹底解説しています。
冬インターンに参加する就活生の割合
冬インターンに参加する就活生の割合はどの程度なのでしょうか?
ディスコによる調査結果
ディスコが行った調査によれば、インターンシップの参加時期分布は以下のとおりとなっています。
インターンシップ参加時期 | 参加率 |
大学1~2年生 | 2.3% |
大学3年生4月~6月 | 2.0% |
大学3年生7月 | 3.4% |
大学3年生8月 | 17.8% |
大学3年生9月 | 19.0% |
大学3年生10月 | 8.0% |
大学3年生11月 | 7.7% |
大学3年生12月 | 13.1% |
大学3年生1月 | 10.3% |
大学3年生2月 | 15.3% |
大学3年生3月 | 1.0% |
12月に13.1%、1月に10.3%、2月に15.3%といずれも10%を超える学生が冬インターンに参加していることがわかります。
夏休みで比較的日程調整がしやすい8月、9月の夏インターンほどではありませんが、それでも冬インターン時の学生側の意欲の高さが伺えますね。
※調査対象は、2022年3月卒業予定の全国の大学3年生(理系は大学院修士課程1年生含む)のうち、1社以上のインターンシップ参加経験者)
冬インターンの選考方法
他のインターンと同様、冬インターンに参加するためには選考に通過しなければなりません。
主な選考方法は以下のとおりです。
- ES
- WEBテスト
- 面接
ESのみでの選考が最も多く、WEBテストまで実施するところは少ない傾向にあります。
ただし人気企業ともなるとWEBテストを課すことがありますので、下記記事を参考に対策するようにしてください。
なお応募者が極めて多い夏インターンと比べると、基本的に選考倍率は低い傾向にあります。
せっかくのチャンスですので逃さないようにしたいですね。
冬インターンの選考を突破する方法4選
冬インターンの選考を突破するための方法を4つ解説しています。
希望のインターンに参加できるように、対策を徹底しましょう。
企業研究
インターン選考のにあたって、企業研究を徹底する必要があります。
企業の事業内容や理念、理想の人材を把握しておけばエントリーシートや面接でライバルと差別化したアピールができるようになります。
また最新の動向やIR情報なども深掘りして、企業の今後の展望や課題点についても自分なりに考えてみましょう。
自己分析
自己分析は自分の強みや弱み、そして価値観を明確にして企業に対しアピールするための基本です。
過去の経験や実績を振り返り、どのようなスキルがあって、それを企業でどのように活かすのかを明確に伝える必要があります。
企業研究で分かった理想の人物像と自分の特性がどのようにマッチしているのか、しっかり研究しておきましょう。
自己分析のやり方が分からない人は以下の記事も参考にしてみてください。
エントリーシート対策
エントリーシートは、インターン選考の第一関門でもあります。
企業が求める人材像を理解し、自分の経験やスキルを具体的に表現しなくてはいけません。
また、限られた文字数の中でアピールポイントを明確かつ端的に説明する必要があります。企業研究や自己分析の結果を反映させて、企業にとってどのように貢献できるかを具体的に考えましょう。
面接対策
人前で話すと緊張してしまう人は、特に面接対策を徹底しましょう。
面接で自分の強みや経験を論理的に伝えるためにも想定される質問に対して回答を準備しておくと安心です。
また面接では、自信を持って笑顔で話すことも大切です。
話し方や態度も含めて模擬面接などを通じて練習を重ねて面接に臨みましょう。
冬インターンにおける就活生のメリット
冬インターンには、あなたと内定の距離を近づけてくれる様々なメリットがあります。
ここでは以下3つのメリットをご紹介します。
企業をより深く知ることができる
冬インターンが開催されるのは12月〜2月。
3月の就活本格スタート直前です。
この時期になると企業側の情報発信の仕方もこれまでとは変わってきており、表面的な概要説明だけでなく、就活生とのマッチングを意識した形で情報を提供する傾向にあります。
自社とマッチングし得る就活生を探すために、実際に働くイメージを持ってもらえるような機会を設けているのです。
つまり冬インターンは、夏インターン等と比べて、企業をより深く知ることができる絶好のチャンスと言えます。
インターンが内定直結のケースが多い
冬インターンの時期において、企業は優秀な人材を早期に確保しようと目を光らせています。
したがってインターンへの参加が内定直結となっているケースは、夏インターンよりも圧倒的に多くなる傾向があるのです。
たとえ内定直結ではなくとも、冬インターン参加時の業務成果や姿勢などが人事担当者の目に留まれば、後の選考において何らかの形で有利になる可能性が高まります。
内定獲得率を少しでも上げたいのであれば、冬インターンに参加しない手はありません。
内定者の3割はインターンシップ参加者
季節に関わらずインターンシップ全体を通して言えることですが、インターンに参加した企業での最終的な内定獲得率は無視できない高さとなっています。
リクルートの資料によれば、企業が内定を出した学生の内約3割がその企業のインターンへの参加者です。
また内定者の中に自社のインターン参加者が1人以上いたと答える企業の割合は、なんと81.2%にも昇ります。
「インターンに参加すればほぼ内定」とまでは言えませんが、最終的な内定獲得率に対して大きな影響があるのは明らかです。
さらにインターンの中でも最も内定に近いのが冬インターンでしたね。
最低限、志望度の高い企業のインターンには参加することをおすすめします。
冬インターンの参加がおすすめな人の特徴
以下では、冬インターンへの参加がおすすめな人の特徴を解説します。
就活のスタートが遅れた
就活のスタートが遅れてしまった方は、冬インターンを活用しましょう。
夏インターンに参加できなかったり就活の準備が進んでいなかったりしても、冬インターンに参加すれば遅れを取り戻せる可能性があります。
冬インターンは、本選考に備えた準備として多くの企業で実施され、選考プロセスも本番に近い形で行われることが多いです。
エントリーシート作成や面接対策などの経験はそのまま本選考に活かせるので、就活の遅れを取り戻すための貴重な経験となるでしょう。
志望業界がはっきりしている
志望業界が明確に定まっている方にとっては、冬インターンはその業界や企業の理解をさらに深める絶好の機会でしょう。
同じ業界内で複数の企業のインターンに参加すれば企業ごとの特徴や強み、働き方の違いを比較できて、どの企業が自分に最も適しているかの判断材料にもなります。
志望業界がはっきりしている方には長期インターンが特におすすめです。
長期間にわたって参加することで、業界全体のトレンドや特徴が見えてくるため、本選考でもより深掘りした志望動機が作成できるでしょう。
冬インターンに参加するときの注意点
冬インターンに参加するときの注意事項についても確認しておきましょう。
以下のポイントに留意しながら臨むことで、あなたの就職活動の成功率は高まるはず。
授業との両立を念頭に置く
冬インターンの実施時期には大学の授業があるため、両立を念頭に置いて参加するようにしましょう。
インターンの日程が授業と重なってしまいそうな場合は、できる限り早く担当教員に相談してください。
公休や振替等の対応をしてくれる可能性があります。
いくら就活に力を入れて内定を獲得できたところで、単位が足りず卒業できなければ意味がありません。
常に授業と就活のバランスを意識してくださいね。
夏、秋インターンで選考落ちした企業に応募
大学3年生にとって、冬インターンは最後のチャンス。
3月からは就活が本格スタートしてしまうため、これ以降インターンに参加することはまずできません。
夏、秋インターンの選考に落ちてしまった企業のインターンにはできる限り応募するようにしましょう。
特に夏インターンと比べると選考倍率は低いため、冬インターンは企業を深く知るための絶好の機会となります。
マッチングを意識して参加する
冬インターンが開催される12月〜2月、企業側は優秀な人材の早期確保に向けて動いています。
より良い人材を獲得するためにも、最終的なマッチングを意識した情報提供をしたがる傾向が強いです。
就活生側としては、そのことを念頭に置いた上で参加する必要があります。
ただなんとなく参加するのではなく、積極的に行動する姿勢を見せたり、実際に働くイメージを掴むために情報収集したりといった行動が大切です。
早めにエントリーする
冬インターンは年末にさしかかる企業の繁忙期と選考が重なることから、締切ぎりぎりにエントリーしないように時間に余裕をもつようにしましょう。
企業によってはエントリーの締切よりも前から、応募順に面接をするケースもあります。
応募しようと思ったらすでに採用する学生が決まっていることもあるので、なるべく早めに応募することを心がけましょう。
ビジネスマナーを守る
インターンシップはビジネスの現場に触れる機会のため、ビジネスマナーの基本を事前におさえておくことが大切です。
挨拶や名刺の渡し方、メールの書き方など、社会人としての基本的なマナーを身につければ、周囲と円滑にコミュニケーションが取れるようになります。
インターンシップ先の社員にも好印象を与えられるので、最低限のマナーをチェックしておきましょう。
就活で求められるマナーと身だしなみについては以下の記事で詳しく解説しています。
冬インターンに関するよくある質問
最後に冬のインターンに関するよくある質問をまとめたので、ぜひチェックしてみてください。
何社参加すればいい?
多くの企業に参加すればいいというわけではありません。
逆に無鉄砲に複数の企業にエントリーしてしまうと、過密なスケジュールとなって心身ともに疲労してしまう可能性が高いです。
冬インターンは本選考への準備としても重要な役割だからこそ、業界や企業はある程度しぼって参加しましょう。
冬からの就活は遅い?
冬からの就活は早いというわけではありませんが、冬から初めても決して内定が取れないわけではありません。
部活やゼミなど学業を優先していた場合は、その旨をしっかり面接で伝えましょう。
むしろそれらをガクチカとしてアピールできれば、ほかの学生よりも有利に選考を進められる可能性があります。
さいごに
今回は冬インターンについて解説してきましたが、いかがだったでしょうか?
記事の内容を簡単にまとめます。
- 就活の本格スタートが間近となる冬インターンにおいて、企業は就活生により深く自社のことを知ってもらおうとする意識が高い。
- 既に学生の授業が始まっている時期の開催ということもあり、夏インターンよりも選考倍率が低い、短期間のインターンが多いなどの傾向がある。
- 9月〜10月頃に申し込み開始、12月〜2月頃に参加することになる。
- 冬インターンのメリットは非常に大きいため、内定の可能性を高めたいのであれば参加しておくべき。