最終面接を突破するための対策を解説|頻出質問や回答例も紹介
2024/10/20更新
はじめに
数々の選考を突破していよいよ最終面接にまで到達すると、気が緩んでしまう方が多いです。
しかし、最終面接だからといって内定が確定したわけではありません。
むしろ最終面接だからこそ、気を抜かずに入社への意欲を思い切り伝えられるように準備が必要です。
今回は、最終面接に合格するための対策や頻出質問、回答例を紹介します。
以下のようなお悩みのある学生は必見ですので、ぜひ最後までチェックしてみてください。
- 最終面接って一次面接や二次面接とはどう違うの?
- 最終面接の合否の判断基準って何?
- 最終面接で合格するために必要な対策が知りたい
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最終面接とは?一次・二次面接との違い
はじめに最終面接とはどのようなものなのか、一次、二次面接との違いを明らかにしながら確認していきましょう。
最終面接の「形式、時間」
種類 | 形式 | 時間 |
一次面接 | 集団面接が多い | 一人あたり10分〜20分程度 (一グループあたり30分〜60分) |
二次面接 | 集団面接が多い | 一人あたり10分〜20分程度 (一グループあたり30分〜60分) |
最終面接 | 個人面接 | 30分〜60分程度 |
選考対象の人数が多く、効率良く捌いていかなければならない都合上、一次、二次面接までは集団面接(グループ面接)の形式を採用する企業が多いです。
一グループあたりの面接所要時間は30分〜60分程度が一般的ですので、一人あたり10分〜20分かけて面接を行うことになります。
一方、最終面接では、ほぼ間違いなく個人面接が採用されます。
既に候補者は最小限に絞られており、一人ひとりにじっくりと時間を割いて採用可否を判断しなければならないからです。
最終面接の時間は30分〜60分程度が目安。
一次、二次面接と比べて3倍という圧倒的に長い時間の中で面接に臨むことになります。
面接時間が長くなるということは、聞かれる質問の数も当然増えるということ。
聞かれる質問の傾向については後ほど解説します。
最終面接の「面接官」
種類 | 面接官 |
一次面接 | 現場の若手社員、人事担当者が多い |
二次面接 | 現場の若手社員、人事担当者が多い |
最終面接 | 人事部長をはじめとした役員 場合によっては社長自ら出てくることも |
一次、二次までの面接官は、現場の若手社員や人事担当者が多いですが、最終面接ともなると企業の役員が出てきます。
社員の採用という極めて重要な案件については、組織の最高意思決定機関である役員が判断しなければならないからです。
人事部長をはじめとした各部門の役員に加えて、企業によっては社長が面接官として参加することもあります。
最終面接は、企業にとってもこれまでの面接とは重みがまったく異なるというわけです。
現場社員と役員では、その企業に関する理解度や考え方の厚みに大きな差があるため、これまでとは聞かれる内容や質が変わってくることに留意してください。
最終面接の「合格率(通過率)」
種類 | 合格率(通過率) |
一次面接 | 20〜40%程度 |
二次面接 | 20〜50%程度 |
最終面接 | 50%程度 |
上の表のとおり、最終面接の合格率(通過率)に関しても、これまでの面接とは大きな差があります。
数字だけ見ると一次、二次面接よりも簡単そうに思えてしまいますが、実態はそんな単純なものではありません。
というのも、一次、二次面接とは土俵がまったく違うからです。
最終面接まで残っている他の就活生のレベルは、これまでとは比べ物にならないほど高くなっています。
その企業が優秀だとお墨付きを与えた就活生の中で戦わなければならないことに加えて、半数が落ちるということ。
合格率の数値以上に難しいのが最終面接の実態なのです。
なお、最終面接の合格率(通過率)50%というのは、あくまで目安となります。
下記のような条件次第でその数値は変動することにご注意ください。
- 面接回数
- 採用人数
- 企業規模
- 実施時期
条件ごとの合格率についてより詳しく知りたい方は、次の記事をご覧ください。
最終面接の「目的」
種類 | 目的 |
一次面接 | 「落とす人」を選ぶ |
二次面接 | 「通過させる人」を選ぶ |
最終面接 | 「一緒に働きたい人」を選ぶ |
面接の目的にも明確な違いがあるのです。
大量の候補者をふるいにかけるための一次面接は、「落とす人」を選びます。
さらに候補者を絞るための二次面接では、「通過させる人」を選びます。
そして最終面接では、「一緒に働きたい人」を選ぶのです。
このような目的の違いから、「質問、聞かれることの傾向」を読み取ることができます。
最終面接の「質問、聞かれることの傾向」
種類 | 質問、聞かれることの傾向 |
一次面接 | 志望動機や自己PRなどを中心とした表面的な内容 |
二次面接 | 志望動機や自己PRなどが中心 一次面接よりも深堀りする |
最終面接 | 自社とのマッチング度合い 自社への熱意 今後の可能性などを測る内容 一次、二次面接で聞いた内容もさらに深堀りすることが多い |
一次、二次面接までは、基本的にESの内容を中心として聞かれることが多く、そこまで深堀りされることはありません。
たくさんの候補者を効率良く捌かなければならないからですね。
一方最終面接では、優秀な候補者たちの中から「一緒に働きたい」と思えるような人材を選ぶために、時間をかけて広く深く質問していきます。
具体的には、「自社とのマッチング度合い」、「自社への熱意」、「今後の可能性」の3点において、候補者がどの程度の水準にあるのかを確かめようとするのです。
また、一次、二次面接で聞いた内容について、さらに深堀りする傾向にあります。
最終面接の合否の判断基準
「最終面接って何を基準に判断しているんだろう?」
この疑問に対する答えについては、実は先ほど簡単に触れています。
最終面接の合否の判断基準は、以下の3つです。
- 自社とのマッチング度合い
- 自社への熱意
- 今後の可能性
これら3つの基準すべてにおいて高い水準であると判断できた就活生を合格とする、つまり「一緒に働く人材としてふさわしい」と判断しているのです。
リクルートの調査結果を見ても、企業が上記3項目を極めて重要視していることがわかります。
この調査では、企業に対して「採用基準で重視している項目」を回答してもらっています(複数回答)。
26項目の中で企業が選んだ割合が高かった項目TOP3が以下のとおり。
- 人柄:93.1%
- 自社/その企業への熱意:78.3%
- 今後の可能性:68.9%
4位の「性格適性検査の結果」の割合は「46.4%」とTOP3に大きく差がついており、上記3項目が圧倒的に重要視されていることがわかります。
それでは3項目について、もう少し詳しくその内容を見ていきましょう。
自社とのマッチング度合い
「自社とのマッチング度合い」では、自社で働く人材としての適正について、「人柄」、「価値観」、「能力」など幅広い観点から判断します。
平たく言えば、自社の環境や雰囲気に合う学生を見抜くということです。
人柄、価値観などは特に重要視されます。
これらがうまくマッチしなければ、早期離職のリスクが高くなるからです。
企業が採用活動を行うにあたっては、人件費や広告費など多大な経費がかかります。
せっかく膨大なコストをかけて採用したにも関わらず、すぐに退職されてしまうのは、企業にとって非常に大きな痛手となるのです。
リスクヘッジの観点からも、人柄や価値観のマッチング度合いは入念にチェックされることになります。
自社への熱意
「自社への熱意」は、
- 数ある同業他社の中でなぜ自社に入りたいと思っているのか
- 入社したいという思いの強さはどの程度なのか
ということの吟味を意味します。
いくら優秀でたくさんのスキルを持っている人材であっても、自社への熱意が感じられない学生を採用したいとは思えませんよね。
入社への意欲が高い就活生なら、採用後も会社に大きく貢献してくれるでしょう。
企業は自社への純粋な入社意欲も重視しているのです。
また、「同業他社の中で」という部分も重要ですよ。
自社への熱意が高い就活生ならば、同業他社と自社との差別化ポイントをきちんと理解しているはず。
この点に関しても、かなり高い確率で問われることになるでしょう。
今後の可能性
3つ目の基準「今後の可能性」では、
採用して働くことになったとき、どのように活躍してくれそうか
どの程度自社に貢献してくれそうか
といったようなことを見定めています。
採用後の活躍が期待できる学生、採用することで自社に大きなメリットをもたらしてくれそうな学生がこの項目で高い評価を受けることができるわけです。
最終面接で落ちる人の特徴
最終面接で落ちる人の特徴について解説は以下の通りです。
これらにひとつでも当てはまると、最終面接で落とされてしまう可能性が高いです。
これから解説する最終面接の対策方法を実施することで、入社への意欲や熱意をしっかりアピールすることができます。
最終面接に残る学生は優秀な人材がそろっているので、差別化できるようにしっかり対策をしておきましょう。
最終面接を突破するための対策5選
3つの判断基準を踏まえて、ここでは最終面接に合格し内定を勝ち取るための対策方法について解説します。
企業理念や企業が求める人物像を改めてチェックする
「自社とのマッチング度合い」が高いと判断してもらえるよう、企業理念や企業が求める人物像を改めてチェックするようにしましょう。
これらを深く理解しておくことで、質問に対してどのような答えが望まれているのかがある程度わかってきます。
それに沿った形で回答することができれば、「自社とのマッチング度合い」という基準において高評価となる可能性が高まります。
業界研究・企業研究をさらに深堀りする
「自社への熱意」を強くアピールするために、業界研究、企業研究をさらに深堀りしておきましょう。
- 数ある同業他社の中でどうしてウチなのか?
- 入社意欲はどれくらい強いのか?
これらを確かめるための質問に上手く答えるためには、これまで以上の業界研究、企業研究が必要となります。
最終面接まで残った他の就活生たちも当然時間をかけて準備してくるはず。
その中でも自分は負けないと自負できるくらいのレベルで徹底的に研究しておくようにしましょう。
採用後の働き方について、具体的なビジョンを持っておく
面接官に「今後の可能性」を期待させるために、採用後の働き方についての具体的なビジョンを持っておきましょう。
採用後の姿を明確に描き、言語化しておくことで、
「この子を採用すれば活躍してくれそうだ!」と思わせることができる可能性が高まります。
逆質問を用意する
面接の最後に「何か質問はありますか?」と聞かれることがよくあります。
逆質問は、企業に対する熱意や入社の意欲を示す最大のチャンスです。
例えば「今後の成長戦略について教えていただけますか?」といった質問をすることで、自分の熱意と長期的な視点をアピールできます。
逆質問に関しては以下の記事でも紹介しているので、ぜひ参考にしてください。
面接全体を通じてアピールしたい内容を決める
最終面接では、これまでの面接で話してきた内容と一貫性をもたせる必要があります。
そして、自分が会社にとってどのように貢献ができるか明確に伝えることも大切です。
今までの面接で話してきた志望動機やキャリアプランの中で特に特に強調したいポイントを整理し、具体的なエピソードや実績を加えて論理的に説明するとよいでしょう。
最終面接で聞かれることの多い質問&回答例9選
最終面接で聞かれることの多い質問とその回答例文を紹介します。
改めて自己PRをお願いします
私は、目標に向かって継続的に努力できる強みがあります。
大学時代はゼミでリーダーを務め、チーム全体の課題の解決に取り組みました。
特にメンバーの意見を尊重しつつ、プロジェクトの方向性を明確に示し、全員が積極的に参加できる環境を作り上げました。
結果としてゼミのプロジェクトで優秀計画賞を受賞しました。
御社でもチームの一員として、主体的に課題に取り組みたいと思います。
改めて志望動機を教えてください
私が御社を志望する理由は、業界のリーダーとして革新を続けている点に強く共感したからです。
特に御社のグローバルな展開と持続可能な事業への取り組みには強く感銘を受けました。
大学ではSDGsに関する講義を受けていたことから、今後もその分野に関わりたいと考えています。
御社であれば自己成長しながら持続可能な事業への取り組みを推進できると確信しています。
弊社が第一志望でしょうか?
もちろん、御社が第一志望です。
理由は、貴社が業界内でリーダーシップを持ち続けながらも常に、新たな挑戦を続けている姿勢に共感しているからです。
私は他社にはない新たなサービスを企画・提供できる存在になりたいと考えており、そのためには御社が最適な環境だと考えています。
御社であれば、そのチャレンジ精神あふれる社風からさまざまなことに挑戦できると革新しております。
同業他社の中から弊社をお選びいただいた理由を教えて下さい
御社を選んだ理由は、業界内で随一のグローバルに活躍できる環境があるからです。
御社のプロジェクト内容やグローバルなネットワーク、そして従業員の成長を重視する姿勢が、私が望む成長環境と一致しています。
将来的に海外出張で世界中の拠点をまわりたいと考えているので、そういった働き方ができるのは同業界でも御社だけだと考えております。
入社後、どんな事業に携わってみたいかを教えてください
私は、御社の新規事業開発やグローバル展開に携わりたいと考えています。
御社のメイン事業である〇〇をさらに世界で展開するために、営業職として活躍したいです。
入社後は御社の成長を支えながら、自分自身も専門性を高めていきたいと考えています。
あなたのキャリアプランについて聞かせてください
私のキャリアプランは、まずは現場での実務経験を積みながら専門性を活かし、将来的には〇〇部門でのプロジェクトマネージャーとして活躍することです。
中長期的にはグローバルな視点で事業を推進し、企業全体の成長に寄り添えるリーダーとしてこれから成長したいと考えております。
入社後はどのように成長していきたいか教えてください
入社後はまずは基礎を考えて学び、現場での経験を活かして実務スキルを磨いていきたいです。
特にチームで協力し合いながら、プロジェクトを成功に導く力を身につけたいと考えております。
また業界知識や技術の動向を常に学び、将来的には部門を牽引するリーダーとして、事業の成長と社会への貢献を両立させたいです。
仕事をする上であなたが最も大切だと思うことを教えて下さい
仕事をする上で私が最も大切にしているのは「信頼」と「協調性」です。
特にチームで進める仕事をするためには、チーム内で信頼しあえる関係性を築くことが大切です。
また、個々の役割や意見を尊重しつつ、全体として成果を上げるために、チーム内での協議なコミュニケーションや柔軟な対応が必要だと考えています。
他に受けている企業、選考状況を教えて下さい
他に競合数社を受けていますが、御社から内定がいただけた場合は御社へ入社する予定です。
業界内で複数社を受けている理由は、業界全体の中で自分に最も合う企業を見極めたいという考えからです。
特に御社の企業理念や事業方針、成長環境に最も強い魅力を感じており、入社を希望しています。
最終面接で使える逆質問の例
「最後に何か質問したいことはありますか?」
いわゆる逆質問は、最終面接でもほぼ確実に投げかけられるでしょう。
最終面接における逆質問の対策方針は、これまでと変わらず「合否の判断基準3項目で好印象を与えられるようにすること」です。
ここでは3項目に関連する逆質問の例をご紹介します。
- 「自社とのマッチング度合い」に関する逆質問の例
- 「自社への熱意」に関する逆質問の例
- 「今後の可能性」に関する逆質問の例
詳細は以下の記事をご覧ください。
「自社とのマッチング度合い」に関する逆質問の例
「自社とのマッチング度合い」に関する逆質問の例は以下のとおりです。
- 御社ではどのような人が活躍され、評価されていますか?
- 御社で仕事をする上で、最も大切にすべきことは何ですか?
- 他部門との交流はありますか?
「自社への熱意」に関する逆質問の例
「自社への熱意」に関する逆質問の例は以下のとおりです。
- 御社の5年後、10年後のビジョンを教えてください
- 御社が今、不足していると思っていることや、課題に感じていることは何ですか?
- 御社が今後注力していきたい事業は何ですか?
「今後の可能性」に関する逆質問の例
「今後の可能性」に関する逆質問の例は以下のとおりです。
御社で大きく成長するタイプの人は、どのような特徴がありますか?
〇〇という役職に憧れているのですが、通常何年ぐらいかかりますか?
働きぶりが認められれば、◯◯ポジションにチャレンジさせていただけるのでしょうか?
最終面接の合格サイン・不合格サイン
ここでは最終面接の結果を予測する材料として、合格サイン、不合格サインについて見ていきましょう。
質問への回答を繰り返す中で見えてくる面接官の反応などから、ある程度面接の合否を予測することができます。
もちろん絶対のものではありませんので、参考までに覚えておきましょう。
①合格サイン
②不合格サイン
それぞれ見ていきます。
合格サイン
合格が期待できる面接官のアクションは、以下のようなものが挙げられます。
どのアクションからも、こちらに対してかなりポジティブな印象を抱いていることが伺えますね。
上記の合格サインが見受けられたからといって確実に合格できるというわけではありませんが、ある程度結果を期待しても良いでしょう。
不合格サイン
「これが出たら内定は難しいかも」という不合格サインとして、以下のようなものが挙げられます。
どのアクションからも、こちらに対してネガティブな印象を抱いていることが伺えます。
ただし、これらのアクションがあったからといって必ず不合格ということではありません。
あくまで目安、予測の材料として認識しておきましょう。
最終面接が終わった後にやるべきこと
ここでは最終面接が終わった後にやるべきことを3つご紹介します。
お礼のメールを送る
最終面接の終了後、まずはじめにすべきことは、お礼メールの送信です。
お礼メールを送ることで企業への熱意などが伝わる可能性があるからです。
必ず送らなければならないものではありませんが、少なくとも送って損はありません。
面接での会話内容などを踏まえた適切な文面を作成すれば、面接官に好印象を持ってもらえる可能性が高まります。
なお、お礼メールの具体的な書き方については、以下の記事で詳しく解説しています。
面接内容の振り返り
2つ目に取るべき行動は、面接内容の反省です。
一次、二次面接などとは違い、最終面接の機会はとても貴重です。
なかなか受けられるものではありませんからね。
最終面接で聞かれた質問や自分の答え方などを振り返り、他の企業の最終面接で活かせるようにしておきましょう。
気持ちの切り替え
お礼メール、面接の振り返りが終わったら、すぐに気持ちを切り替えるようにしましょう。
内定がかかった最終面接を終えた直後は、放心状態になったり、合格への期待や不合格への不安で頭がいっぱいになってしまいがち。
しかしながら、その一社だけを受けているわけでは無いはずです。
それ以上考えても仕方のないことに対して時間を浪費するのは避けなければなりません。
最終的な内定獲得率を高めるためにも、面接内容の反省が終わったら、これからのスケジュールを見据えて今何をすべきかを考えましょう。
気持ちの切り替えが次の成功に繋がります。
最終面接における注意点
最終面接を切り抜ける際には、質問の内容に回答する場面以外にも注意すべきポイントがいくつもあります。
それらの注意点をしっかり理解して最終面接に臨むことで、内定獲得により近づけるでしょう。
以下では、最終面接を受ける際の3つの注意点を解説します。
服装や行動のマナーに気をつける
最終面接でも、服装や行動のマナーは非常に重要です。
清潔感のあるスーツや靴、シンプルな髪型やアクセサリーなど、ビジネスシーンにふさわしい服装を心がけましょう。
また入退室や面接中の仕草、表情、言葉遣いなども面接官に好印象を与えるポイントです。
入退室のマナーについては以下の記事で紹介しているので、参考にしてください。
緊張しすぎに注意
最終面接は重要な場面ですが、緊張しすぎないように注意しましょう。
緊張しすぎると、自分らしいアピールができなくなる原因になります。
面接官からの質問には冷静に対応するなど、できるだけ心を落ち着かせることが大切です。
いままでの努力を信じて、自信を持って面接に臨みましょう。
競合に対する否定的な発言は避ける
最終面接では競合他社について聞かれることもありますが、競合に対する否定的な発言は避けましょう。
競合を批判するネガティブな発言は、その学生の人柄や人となりにマイナスな印象を与えてしまいます。
「御社は他社よりも〇〇の点で優れています」といった比較はOKですが、ほかの企業を陥れるような発言は最終面接で不合格になる可能性があるので要注意です。
よくある質問
よくある質問をまとめました。
- Q.役員面接と社長面接の違いは?
- Q.最終面接(社長面接)で聞かれることの多い質問は?
- Q.最終面接の逆質問でアピールすべきことは?
- Q.役員面接は誰が出てくるの?
- Q.最終面接までたどり着ければほぼ合格(内定)なの?
- Q.最終面接の逆質問は何個くらいが目安?
- Q.最終面接の逆質問は理系の場合どんな内容が良いの?
- Q.最終面接で逆質問できる時間が長い場合はどうすればいい?
- Q.面接が二回だけの場合の合格率は?
役員面接と社長面接の違いは?
A.企業の役員が面接官役を担う形式を「役員面接」と呼び、そこに社長が加わる場合は「社長面接」という言い方をする場合があります。
最終面接(社長面接)で聞かれることの多い質問は?
A.最終面接で聞かれることの多い質問は以下のとおりです。
- 改めて自己PRをお願いします
- 改めて志望動機を教えてください
- 弊社が第一志望でしょうか?
- 同業他社の中から弊社をお選びいただいた理由を教えて下さい
- 入社後、どんな事業に携わってみたいかを教えてください
- 仕事をする上であなたが最も大切だと思うことを教えて下さい
- あなたのキャリアプランについて聞かせてください
- 入社後はどのように成長していきたいか教えてください
- 他に受けている企業、選考状況を教えて下さい
- 最後に何か質問したいことはありますか?(逆質問)
最終面接の逆質問でアピールすべきことは?
A.最終面接の合否の判断基準である以下の3項目において、自身が高い水準であることをアピールしましょう。
- 自社とのマッチング度合い
- 自社への熱意
- 今後の可能性
役員面接は誰が出てくるの?
A.人事部長をはじめとした役員が面接官役を務めます。
企業によっては社長が面接官になることもあります。
最終面接までたどり着ければほぼ合格(内定)なの?
A.最終面接を意思確認程度の場としている企業もありますが、一般的な最終面接の合格率の目安は50%と言われています。
最終面接はあくまで一つの選考であり、落ちるのは決してめずらしいことではありません。
最終面接の逆質問は何個くらいが目安?
A.最終面接の逆質問の数は、3〜5個が目安となります。
最終面接の逆質問は理系の場合どんな内容が良いの?
A.文系・理系で逆質問の内容に大きな違いはありません。
最終面接の合否の判断基準である以下の3項目において、自身が高い水準であることをアピールしましょう。
- 自社とのマッチング度合い
- 自社への熱意
- 今後の可能性
最終面接で逆質問できる時間が長い場合はどうすればいい?
A.時間を持て余さないように逆質問を複数個考えておきましょう。
逆質問できる時間が長い場合は、5個程度が目安です。
面接が二回だけの場合の合格率は?
A.二回目の面接が最終面接である場合の合格率は、30%〜50%程度です。
なお、三回、四回以上の面接が最終面接であるときの合格率は次のとおりです。
- 面接回数3回:50〜70%程度
- 面接回数4回以上:70%以上
さいごに
今回は最終面接の特徴や、合格して内定を勝ち取るための対策などについて解説してきましたが、いかがだったでしょうか?
記事の内容を簡単にまとめます。
最終面接はあくまで「選考」であり、一次、二次面接とは別に対策しなければ合格は難しい。
最終面接の合否判断基準:「①自社とのマッチング度合い」、「②自社への熱意」、「③今後の可能性」
最終面接に合格するために取るべき対策は以下の3つ。
①企業理念や企業が求める人物像を改めてチェックする
②業界研究、企業研究をさらに深堀りする
③採用後の働き方について、具体的なビジョンを持っておく
最後までお読みいただきありがとうございました!