big4の就活を突破するポイントや各企業の選考対策を解説!

big4の就活を突破するポイントや各企業の選考対策を解説!

2024/8/21更新

はじめに

コンサルティング業界の中で圧倒的な地位を築いているコンサルBig4は、ブランド力や知名度、業界内での影響力がとても高い企業です。

そのため、他のコンサルティング企業と比べると選考難易度や倍率が高く、選考対策を徹底して行わなければ、選考を突破するのは難しいです。

しかし、適切な選考対策をきちんと行っていれば、内定を獲得できる可能性は十分にあるでしょう。

この記事では、コンサルBig4の選考を突破したいと感じている以下のような就活生を対象に、内定を獲得する際のポイントや注意点の解説を行っています。

この記事の対象
  • コンサルBig4の選考内容が知りたい
  • コンサルBig4の選考対策のコツやポイントを理解したい

このような方は最後までご覧いただき、選考対策を行う際にぜひ役立ててみてください。

加えて、コンサルティング業界の概要は下記の記事をご覧ください。

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Big4とは?

Big4コンサル(Big4)とは

Big4コンサル(Big4)とは、下記の4つのコンサルティングファームを指します。

Big4コンサル(Big4)
  • デロイトトーマツ コンサルティング合同会社
  • PwCコンサルティング合同会社
  • KPMGコンサルティング株式会社
  • EYストラテジー・アンド・コンサルティング株式会社

Big4は、世界4大監査法人であるデロイト、PwC、KPMG、EYという大規模な会計事務所グループに属している企業です。

コンサルティング業界では、「Big4コンサル」と呼ばれています。

それぞれの企業がグローバルなネットワークと長年の実績、幅広いノウハウ、豊富なマンパワーを強みとしています。

企業が抱える課題や問題の解決、経営方針のアドバイスなどの幅広いコンサルティングサービスをクライアントに提供しているのです。

Big4の企業紹介

コンサルBig4はコンサルティング業界の大手企業ですが、どのような企業が属するのか以下で解説します。

コンサルBig4が属するコンサルティングファームの概要は下記の記事で紹介していますので、併せてチェックしてください。

 

①デロイトトーマツコンサルティング

デロイト トーマツ コンサルティング合同会社(DTC)は、ロンドン発祥の企業で、現在は拠点をニューヨークに置いています。

会計事務所であるデロイトのトーマツグループに属している企業です。

主に戦略から実行までを幅広く扱うコンサルティング業務を担い、日本では1993年からサービスを開始している総合コンサルティング企業となります。

また、同社は3600人近い従業員を有しており、各国の現地事務所と連携をとりながら、コンサルティング業務を遂行する大規模なマンパワーを発揮しているのです。

他のBig4企業と比べて日本では長い歴史があるため、さまざまな業界を取引先としており、日本色の強い企業といえます。

社会課題の解決や新産業創造にも尽力し、社会貢献に積極的に取り組んでいます。

企業名デロイト トーマツ コンサルティング合同会社
設立年1993年4月
本社東京都千代田区
企業理念・ビジョンLead the way  明日への道をともに拓く。
事業内容
  • 経営コンサルティングサービス :企業戦略・事業戦略や組織変革
  • オペレーション変革
  • CFOサービス
  • M&A、人事組織などのサービス

 

デロイトトーマツコンサルティングの企業概要は下記の記事でも詳しく紹介しているので、ぜひご覧ください。

 

②PwCコンサルティング合同会社

PwCコンサルティング合同会社は、ロンドンを拠点に世界各国に事業を展開している、プライスウォーターハウスクーパースの日本法人企業です。

また、会計事務所系のコンサルティング会社が統合してできた総合コンサルティング企業です。

日本では東京や名古屋、大阪、福岡に拠点を置き、ディールズ部門とコンサルティング部門の2つの部門を展開しています。

事業内容としては、戦略の策定から実行まで、幅広いコンサルティングサービスを提供しています。

幅広いグローバルなPwCのネットワークを活かし、クライアントの経営課題の解決や、競争力強化をサポートしているのです。

そのため、財務会計領域では国内でトップクラスの企業だといわれています。

企業名PwCコンサルティング合同会社
設立年2016年2月
本社東京都千代田区
企業理念・ビジョン「社会における信頼を構築し、重要な課題を解決する」
事業内容
  • ストラテジーコンサルティング
  • エンタープライズトランスフォーメーションコンサルティング
  • テクノロジー&デジタル コンサルティングトラストコンサルティング
  • ビジネストランスフォーメーション コンサルティング

 

③KPMGコンサルティング

KPMGコンサルティングはイギリスで設立され、現在はオランダのアムステルダムに拠点をおく会計事務所KPMGのメンバーファームです。

幅広いグローバルなネットワークを活用しながら、日本では下記の3つの事業を展開しています。

日本で展開している事業
  • ビジネストランスフォーメーション
  • テクノロジートランスフォーメーション
  • リスク&コンプライアンス

日本法人は2014年に設立され、東京に本社を設け、事業所を大阪と名古屋に構えている総合コンサルティングファームです。

デジタルテクノロジーなどの最先端技術を活用し、コンサルテーション・アドバイザリーサービスを提供しています。

豊富な経験とスキルを武器に質の高いサービスを提供し、世界規模で事業モデルの経営管理全般の改善をサポートしています。

企業名KPMGコンサルティング
設立年2014年7月
本社東京都千代田区
企業理念・ビジョン社会に信頼を、変革に力を。
事業内容
  • コンサルテーション・アドバイザリーサービス(事業戦略策定や業務効率の改善、IT戦略策定やIT導入支援
  • ガバナンス強化やリスク管理
  • 収益管理能力の向上
  • 組織人事マネジメント変革

 

④EYストラテジー・アンド・コンサルティング株式会社

EYストラテジー・アンド・コンサルティング株式会社はロンドン発祥の企業です。

拠点もロンドンに置く、アーンスト アンド ヤングのメンバーファームの総合系コンサルティング企業です。

現在は150ヶ以上もの国や地域に700を超える拠点を有し、さまざまなバックグラウンドを持つ個性豊かな社員が活躍しています。

2017年に大規模な組織再編が行われ、「EYジャパン合同会社」が設立されました。

EYストラテジー・アンド・コンサルティング株式会社は、ベンチャー気質のあるコンサルティングファームとして、若手の活躍や企業自体が急成長しています。

金融やデジタル、公共サービスなどのさまざまなコンサルティングサービスを提供し、デジタルテクノロジーにも注力しています。

企業名EYストラテジー・アンド・コンサルティング株式会社
設立年2020年10月
本社東京都千代田区
企業理念・ビジョンBuilding a better working world ~より良い社会の構築を目指して。
事業内容
  • 戦略立案やM&Aトランザクション
  • ビジネス変革の支援

 

EYストラテジー・アンド・コンサルティング株式会社の概要は下記の記事でも詳しく紹介しているので、ぜひご覧ください。

Big4に向いている人

Big4に向いている人

コンサルティング業界では、クライアントの経営に関しての課題や悩みを解決に導くためのソリューションを提供します。

経営に関して幅広くコンサルティングする上で、必要となるスキルや能力を解説しますので、ぜひ参考にしてください。

①コミュニケーション能力が高い人

コンサルタントは、クライアントの悩みをヒアリングし、解決策を導き出し、相手の悩みを分析してその悩みを解消するソリューションを提案します。

また、クライアントへの提案だけでなく、信憑性や説得力をだすための話術や議論する力が必要です。

クライアントが明確に悩みを伝えられない状況でも、何を伝えようとしているのか本質的な部分を理解する能力が求められます。

話す力と聞く力の両方が必要不可欠で、会話を重ねることで顧客の悩みの原因や解決策を導き出せるコミュニケーション力が必要です。

②論理的思考に長けている人

コンサルタントは、クライアントの悩みに寄り添ってさまざまな解決策を提案したり、答えを導き出さなければなりません。

そのためには、筋道を立てて根拠・理由を踏まえて論理的に考える能力が必要です。

論理的な思考が欠けていると、クライアントの悩みや伝えたいことを的確に把握することができず、適切な解決策を提示することが困難になります。

クライアントが何に悩み、何を求めているのかを理解するためにも、何事もシンプルに道筋を立てて考え、解決策を導き出す必要があります。

どんなことでも論理的かつ客観的に物事を判断できる人が合っているでしょう。

③語学力が高い人

Big4は海外に本社があり、グローバルに事業を展開しているため、語学力が高い人は幅広く活躍できます。

そのため、プロジェクトチームに外国人がいることは珍しくありません。

業務でのやり取りやミーティングなどで外国語を使う場面は多いため、語学力は身につけておいたほうが良いでしょう。

さらにBig4では、海外の案件を取り扱う機会が多い傾向があります。

円滑に仕事を進める上で語学は必要不可欠であるため、入社前にある程度のレベルまで伸ばしておくと良いです。

語学の中でも特に英語が堪能だと、選考時に自己PRなどでアピールできます。

もし語学力に自信がなくても、入社後に研修などで学べる機会はあるため焦る必要はありません。

④分析力を兼ね揃えている人

クライアントの悩みや課題を解決するためには、悩みや課題を解決するための分析力が必要です。

コンサルティングにおいては、クライアントの要望やニーズを正確に捉え、現状のギャップを明確にし、それを解決するための適切な解決策を提示します。

クライアントが必要としている解決策をあらゆる角度から分析できなければ、問題や課題解決に向けて提案ができず、顧客の要望に応えることができません。

適切な分析力は、適切なソリューションを導き出すために必要不可欠であるため、常に分析力を磨く必要があります。

Big4の選考フローを解説

コンサルBig4の選考フローには、グループディスカッションやケース面接があり、選考を突破するのが比較的難しいプロセスが多いです。

しかし、正しい選考フローを把握していれば、選考突破は十分にあります。

以下の項目を意識して、選考対策に取り組んでください。

①デロイトトーマツコンサルティング

デロイトトーマツコンサルティングの選考フローは、以下の通りです。

  1. エントリーシート
  2. WEBテスト
  3. 1次面接
  4. 2次面接
  5. インターンシップ
  6. 3次面接
  7. 4次面接
  8. 内定

 

デロイトトーマツコンサルティングの選考フローの特徴は、2次面接の後に1週間のインターンシップが開催されることです。

インターンシップは、企業や業界を知る名目として実施される場合がほとんどです。

しかし、デロイトトーマツコンサルティングのインターンシップは選考の一環として行われます。

加えて2次面接では最難関であるケース面接が行われるため、徹底的に対策を行っておきましょう。

②PwCコンサルティング合同会社

PwCコンサルティング合同会社の選考フローは、以下の通りです。

  1. エントリーシート提出
  2. WEB適性検査/動画テスト
  3. Online Job
  4. グループワーク
  5. ケース面接/個人面接
  6. 人事面接
  7. 最終面接

 

面接回数は志望職種などによって異なる場合があるため、選考前に必ず確認しておきましょう。

エントリーシートや面接では、志望動機や、なぜPwCコンサルティング合同会社を選んだのかという質問がよく出るため、回答を準備しておくと良いです。

③KPMGコンサルティング

KPMGコンサルティングの選考フローは、以下の通りです。

  1. エントリーシート提出
  2. WEBテスト(適性検査)
  3. 面接(複数回)
  4. 内定

 

KPMGコンサルティングの採用者数は数十名と少なく、内定者のほとんどは大学3年生時のインターンシップ参加者から選ばれています。

ですから、選考前のインターンシップには積極的に参加したほうが良いでしょう。

KPMGコンサルティングのエントリーシート対策の詳しい概要については下記の記事で解説していますので、併せてご覧ください。

 

④EYストラテジー・アンド・コンサルティング株式会社

EYストラテジー・アンド・コンサルティングの選考フローは、以下の通りです。

  1. エントリーシート提出
  2. エントリーシート選考
  3. 適性検査
  4. Job/面接
  5. 内定

 

EYストラテジー・アンド・コンサルティングの面接回数は3回あります。

またJobとはグループワークのことです。

コンサルタント職とエンジニア職では選考フローが異なるため、選考内容は事前に必ず確認しておきましょう。

 

Big4の選考対策やポイントを紹介

Big4の選考対策やポイントを紹介

Big4の選考を突破するための対策やポイントを紹介します。

下記のポイントに留意して行えば効率的に適切な対策ができるでしょう。

徹底した対策を行い、内定獲得に近づいてください。

①企業研究を徹底して行う

Big4の選考を突破するためには、まずは企業研究を徹底して行いましょう。

企業研究を徹底し、企業への理解度を高めておくと、その知識はエントリーシートや面接での回答時に役立てることができます。

例えば志望理由を回答する際は、他者とBig4の違いを明確に伝えることができるため、説得力が増す内容を作成することが可能です。

採用倍率や難易度が高いBig4だからこそ、企業についてどれほど理解しているのかは重視されるポイントです。

②OB・OG訪問をする

Big4の選考を突破するためには、実際に選考を受け、内定獲得を果たした先輩たちから直接意見を聞くことも大切です。

適切な選考対策を知るために、OG・OB訪問を行いましょう。

先輩方の意見は実体験に基づいている場合がほとんどであるため、リアルな意見を聞くことが可能です。

OG・OB訪問を実施する際は、訪ねたいOG・OBを大学のキャリアセンターやサークルやゼミ、就活サイトなどを通して検索しましょう。

先輩や友人から紹介してもらう方法もあります。

訪問する際は必ずビジネスマナーを守り、質問内容を事前に決めておくと良いです。

OG・OB訪問に関しては下記の記事でも紹介しているため、ぜひ参考にしてください。

 

③ケース面接の実践練習を繰り返す

Big4の選考フローでは、ケース面接を採用している企業がほとんどです。

ケース面接とは、与えられた課題に対して与えられた時間内に適切な対策を提案する面接形式です。

主な出題内容は、実際に業務で取り組むような経営課題が多く、課題に対する問題解決力や論理的思考力、分析力が評価されます。

自分で仮説を立てながら問題点を見つけ、解決策を導くまでの工程を考える、難易度の高い面接です。

難易度が高いため、繰り返し実践練習を行うことが大切です。

ケース面接の詳しい対策法は下記の記事で解説していますので、ぜひご覧ください。

まとめ

この記事では、Big4の就活を突破するためのポイントや各企業の選考対策などを紹介しました。

毎年コンサルティング業界への志望者は多く、人気の高い業界のため、選考難易度や倍率は高くなるでしょう。

企業への理解を深めて、なぜBig4を志望するのかを明確にし、グループディスカッションやケース面接などの実践練習を繰り返し行ってください。

それぞれのコンサルティング企業の採用フローを事前に確認し、対策を進めましょう。

難易度・倍率ともに高いBig4ですが、適切な選考対策を行えば内定獲得は可能です。

この記事を参考に、ぜひ選考対策の際に活かしてくださいね!

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