コンサル業界ランキング!売上高や年収などさまざまなランキングをご紹介!
2024年8月15日更新
はじめに
就活では業界研究が欠かせません。
業界研究をする理由としても、当該業界の売上高や年収などのランキングが気になるでしょう。
どの企業の売上が多いのか、どの企業の年収が高いのか知っておくと、求人選びの際に参考になります。
本記事では、コンサル業界について売上や年収などのランキングをご紹介します。
さらに、コンサル業界についての基本的な特徴や就職するメリット・デメリットなどもまとめました。
以下のような方に向けた内容になっています。
- コンサル業界の売上や年収のランキングが知りたい
- コンサルはどのような業界なのか知りたい
- コンサルに就職するメリット・でめりっとを知りたい
- コンサル業界を詳しく知りたい方はぜひ最後までご覧ください。
また、コンサル以外の業界については、以下の記事で概観しているので、ぜひご覧ください。
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この記事の結論
コンサル業界は、企業や組織に対して経営や業務に関して助言することを生業とした業界です。
コンサル業界も幅が広く、戦略系から始まり、総合系、シンクタンク系、IT系、人事系など、各分野で違いがあります。
コンサル業界は社員の平均年収が高い企業が数多く、キャリアによっても大きな違いが出てくるのも特徴です。
各社特徴を持っており、違いを理解することが必要となるでしょう。
コンサル業界への就職を目指す場合は、しっかりと業界研究することが必要です。
企業ごとの特色も理解しておくことで、成功へと繋がるでしょう。
コンサル業界について本記事で詳しく紹介しているため、ぜひ最後までお付き合いください。
コンサル業界とは?
コンサル業界は、コンサルタント会社、コンサルティング会社、コンサルティングファームなどと呼ばれる企業の集まりです。
さまざまな顧客が持っている課題や問題に対して、適切なアドバイスやアプローチをします。
経営戦略から業務プロセスや組織改革、人事管理に至るまで、どのような分野でも専門のコンサルタントがいるものです。
つまり、専門知識を活用し、企業活動がプラスになるように働くのがコンサル業界の仕事です。
コンサルタントは、分野によって対象顧客の性質が変わります。
たとえば経営戦略コンサルティングは、経営陣を対象にしており、市場分析や競争戦略などをサポートするのが仕事です。
技術導入のコンサルタントでは、企業が目指す方向から技術を割り出し、適切な技術が身につくようサービスするといった現場レベルでの活動もします。
専門化として効率化を目指した導線管理技術といったことも、範囲に入るでしょう。
コンサル業界と一口でいっても、かなり広い領域です。
近年、コンサルタント会社が企業の中枢にまで影響を与えるようになってきています。
提案プランの実行を専門とする部署を設けている企業まで出てきています。
それだけ専門知識が必要な業務が増えており、難題を解決するためには外部の力を必要としているのです。
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コンサル業界の現状・動向
コンサル業界の現在の状況や動向について知っておくことは重要です。
以下では、3つのトピックに分けてコンサル業界の現状・動向をご紹介します。
クリエイティブな価値
コンサル業界では、かつては「相談にのる」ことが業務の中心でした。
しかしインターネットの普及が進み、さまざまな情報が簡単に手に入るようになりました。
相談も簡単に解決できる時代に変化してきたのです。
現在のコンサル業界では、よりクリエイティブな価値の創造が必須です。
時代の変化に合わせて、これまでの「相談にのる」だけの業務から、価値を創造して作り出すことが求められます。
クライアントが求めていることは何か、その先にある価値を作り出さなければいけません。
もっと身近な存在へ
コンサルタントに仕事を依頼するというと、特別な状況を想像する人も多いでしょう。
現在は、もっと身近にいていつでも相談できる存在に変わってきています。
以前はコンサルティングファームなど巨大な組織に属する人が多かったコンサルタントですが、だんだん独立して開業する人が増えてきました。
結果として、フリーランスのコンサルタントが増加し、障壁が下がったことが身近な存在へと変化していった背景です。
どちらかといえば顧問弁護士と同様、先生的なイメージがあったコンサルタントが、現代ではもっと距離の近い相談相手に変わってきたと言えます。
デジタル化の問題
新型コロナウイルスの猛威以降、コンサルタントは大きな変化を求められるようになりました。
特に大きな変化はDX・デジタルトランスフォーメーションの加速です。
コンサルティングファームでもDXの依頼が急増し、専門部署を拡大させたところが増えました。
これは経営戦略という根幹的な部分でも、デジタル化が加速しているからです。
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コンサル業界の今後
コンサル業界がこれからどのように変化していくのか、就活する上で気になる方は多いでしょう。
以下ではコンサル業界の今後についてご紹介します。
日本企業の海外進出の加速
これまでの日本企業は、大手でなければ海外進出することはそれほど多くありませんでした。
現在、多くの企業が海外進出を計画するようになった背景には、IT技術の変化があります。
リアルタイムで連絡が取りやすくなり、情報収集が一層容易になったのです。
その反面、各国でIT基盤の互換性や法令などに違いがあり、新たな問題を抱えるようにもなりました。
ITコンサルタントを活用する機会が増えた要因の一つであり、今後も拡大していくでしょう。
更なるデジタル化の加速
現在のデジタル化は、コロナウイルスによる社会影響の後押しが大きく影響しました。
今後は必要に後押しされたデジタル化ではなく、環境に合わせた変化が必要になり、競争に打ち勝つための重要な要素となるでしょう。
IT技術や知識は日進月歩であり、専門家でなければ対応できない分野になりつつあります。
コンサルタントの領域でも、更なる加速が必要になるでしょう。
コンサル業界の売上高ランキング
コンサル業界の売上高ランキングを紹介します。
おそらく、名前の知っている企業もあるかもしれませんが、有名な企業ばかりとは限りません。
外資系企業の場合、上場していない合弁会社や非上場・非公開企業、また支社が多いため、売上高が公表されていないことがあります。
1位は野村総合研究所で、売上高は6,116億円です。
野村総研の名称でも知られる有名企業で、売上高は飛びぬけています。
5大シンクタンクの筆頭です。
2位は三菱総合研究所で売上高は1,030億円でした。
三菱総合研究所は、日本の大手シンクタンクとして知られているシステムインテグレーターです。
5大シンクタンクの一つとしても知られています。
3位はベイカレント・コンサルティングで売上高は574億円です。
ベイカレント・コンサルティングは、中小企業を対象にしたM&Aをサポートしています。
総合ファームとして知られており、あらゆる面でサポートしています。
4位は日本M&Aセンターホールディングスで売上高は404億円でした。
日本M&Aセンターホールディングスは、M&Aの仲介から始まり、経営戦略策定などの経営評価やファンド支援といったところまで、総合的に支援している企業です。
5位はドリームインキュベーターで売上高は355億円でした。
ドリームインキュベーターは、日系戦略コンサルティングファームです。
コンサル業界の年収ランキング
コンサル業界の年収ランキングとして、業界動向サーチに掲載されたデータをご紹介します。
各企業の有価証券報告書や公開資料に基づいたデータを比較したものです。
- 1位はM&Aキャピタルパートナーズで平均年収は2,269万円でした。
- 2位は日本M&Aセンターで平均年収は1,243万円です。
- 3位は野村総合研究所で平均年収は1,225万円でした。
- 4位はフロンティアマネジメントで平均年収は1,217万円です。
- 5位はシグマクシスで平均年収は1,169万円となっています。
コンサル業界はトップ企業であれば高年収を期待できるでしょう。
コンサル業界の従業員数ランキング
コンサル業界の企業の従業員数ランキングをご紹介します。
業界動向サーチに掲載されたデータを参考にしたものです。
- 1位は野村総合研究所で、従業員数は6,488人でした。
- 2位はベインカント・コンサルティングで、従業員数は2,638人です。
- 3位は三菱総合研究所で、従業員数は1,021人でした。
- 4位は山田コンサルティングGで従業員数は732人。
- 5位はマネジメントソリューションズで従業員数は472人です。
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コンサル業界の職種
コンサル業界の企業から募集されている主な職種を以下にまとめました。
- 総合系
- 戦略系
- シンクタンク系
- IT系
- 業界・業務特化型
それぞれの職種の特徴や仕事内容などをご紹介します。
総合系
総合系とはその名前の通り、どのような分野の相談や依頼でも受けられる事業体で、問題発見から解決策の策定までできるサービスが特徴です。
実際には社内で細かなチームに分かれており、それぞれ専門家を配置しています。
それだけに大きな組織で構成されていることが多く、各プロジェクト単位でチームが共同するスタイルをとるのがポイントです。
有名コンサルティングファームの大半が、総合系と考えていいでしょう。
戦略系
戦略系とは、企業が抱える問題や悩みを中長期的な戦略で対策するサービスです。
その範囲は広く、企業戦略や事業戦略から始まり、組織改革や業務改善などまで範囲が広がります。
有名コンサルティングファームも戦略系に特化したところが多く、提案だけではなく、いかに解決策を浸透させるかが鍵となります。
シンクタンク系
シンクタンク系とは、経済や社会情勢に関わる政治などに関して、調査や分析をすることが基本です。
シンクタンク系は大きく分けて、政府系と民間系に分かれます。
政府系シンクタンクは制作条件などを中心とした組織で、民間系シンクタンクは経営課題などの解決策を提案する事業です。
野村総合研究所や三菱総合研究所は、このシンクタンク系に属します。
IT系
IT系は企業戦略の中でも、ITに関する問題の解決や提案を基本とした組織です。
デジタル化が進む昨今では、ビジネスにおいてIT技術が欠かせなくなりました。
しかし、企業の大半がIT系に対する理解が高いわけではないことから、IT系コンサルティングを利用する機会が増えています。
もともと戦略系コンサルティングと業務内容がかぶっていた部分がありましたが、現在は専門部署として独立しているケースが多くなりました。
技術が日進月歩で進んでおり、専門家でなければ対応しきれないからです。
業界・業務特化型
ある特定分野に関して特化したコンサルティングをするタイプになります。
よく知られているのは人事系で、新卒採用から中途採用、内部の人事に関することまで対応できるコンサルタントです。
他にも海外進出を目指す企業のグローバル化に対応できるコンサルタントなどもおり、それぞれに特化した内容を持っています。
業界ごとに特化したコンサルタントも存在しており、大手企業の中でも専門部署として独立しているケースも出てきました。
コンサル業界で働くメリット
コンサル業界でこれから働くとどんなメリットがあるのか気になる方は多いでしょう。
以下では、コンサル業界で働くメリットを2つご紹介します。
スキルアップが早い
コンサル業界では、常に第一線で働かなければいけません。
これは新卒でも変わらない事実であり、人材は常に入れ替わりを求められます。
それだけスキルを磨かなければならない業種であり、追従できなければ退職を求められるほどの業界と思っていいでしょう。
どんな場面でも自分を鍛え上げ、スキルアップが早くなります。
これは自分自身に対する自信にもつながり、どんな業界でもやっていけると自負できるでしょう。
それほど激務が待っており、高額報酬も期待できるのです。
他の業界ではなかなか見られない状態とも言えます。
将来の選択肢の幅が広がる
コンサル業界では、人材の入れ替わりが非常に激しいことも知られています。
ですが、激務の中でさまざまなスキルや知識を身につけるため、転職の幅が広がるのも事実です。
海外では日本のような終身雇用はほとんどありません。
自分の能力によって自分の選択の幅を広げていくからです。
多くの企業と接触し、業界を知るチャンスが出てきます。
1つの業界に貼り付きスペシャリストになることもできますし、幅広い分野での対応力を磨けるのもコンサルタントの事実です。
さまざまな能力を身につけられるからこそ、将来の選択肢の幅はどんどんと広がるでしょう。
コンサルタント経験者を社内に招き入れたい企業も増えています。
コンサル業界で働くデメリット
コンサル業界で働くことは、メリットだけではなくデメリットもあります。
コンサル業界で働くと、どんなデメリットがあるのかご紹介します。
常に激務が待っている
コンサル業界では、一人一人が戦力にならなければいけません。
新卒の新入社員でも例外ではない以上、常に激務が待っています。
仮に新卒だったとしても、依頼した企業から見ればプロです。
初心者マークをつけながら仕事をしているわけではないため、プロフェッショナルとして活動しなければいけません。
当然のことですが、業務は激化し、残業も増える可能性があります。
単純なことですが、業務を達成できなければ、社内の競争にも負けてしまうでしょう。
そうなれば退職の道を選択せざるを得なくなってきます。
それほど高い競争を覚悟して働かなければいけない業界です。
常に勉強が必要
コンサルタントで重要なことは、高い専門性を持つことよりも、さまざまな方面に関する知識と能力を身につけることです。
専門性が必要な部分は、スペシャリストに依頼することになるため、問題解決ができるだけの知識を身につける必要が出てきます。
つまり、常に勉強しなければ対応できません。
特にIT系は日進月歩で進んでおり、今日の常識は明日通じない可能性があります。
企業が求める結果も日々加速しており、勉強の手を常に休められないのです。
反面、常に勉強していたとしても、知識が深掘りされるわけではありません。
専門性という部分ではコンサルタントは専門家にかなわないからです。
一つの業務を追いかけ続けるスペシャリストとは違うことを理解し、知識を身につける必要があるでしょう。
転職にも大きな影響を与えます。
プライドが高くなる可能性
これは全ての人に当てはまるわけではありませんが、任されているプロジェクトも巨大になりやすく、収入も飛び抜けて増えていきます。
他の人より自分が優れているという感覚を持ちやすく、プライドが高くなる可能性が指摘されてきました。
転職の幅は広くなりますが、受け入れてくれる企業からすると、このプライドが邪魔する可能性も十分考えられます。
自制できる人にはあまり影響のないデメリットですが、業界的にも大きな問題であることは間違いありません。
コンサル業界に就職するための対策
コンサルへ就職するには対策を考える必要があります。
どのような対策を取ると効果的なのかご紹介します。
自ら動ける人材であること
コンサル業界では、常に行動できることが求められます。
コンサルタントはアドバイザーであり、自ら事業を行う人ではありません。
ですが、判断が遅れればそれだけ行動も遅れます。
クライアントの要望に対し、常に結果を出さなければならないことから、ある程度自立した判断と行動力を持つ必要があるでしょう。
基本的に指示を待っているような人では、コンサル業界には向いていないでしょう。
求める人材像と合致すること
コンサル業界にもさまざまな企業があり、求められる内容にも違いがあります。
日系か外資系かによっても違いがあるため、どのような人材が求められているのか、人材像を理解して自分が合わせることも大切です。
どのような人材を求めているかは、会社のホームページや求人ページでも確認できます。
企業理念なども含めて理解し、自分と合致するかどうか判断しなければいけません。
対策として細かな部分まで理解を深めることも求められます。
応募企業の過去の質問や問題の傾向を調べる
コンサル業界では常に多くの人材を求めているわけではありません。
募集も少人数に限られるケースも多いため、情報はあまり集まらない可能性があります。
それでも過去の質問や問題の傾向などを調べておき、対応できる体制をとるのは必然です。
選考プロセスも理解した上で、対策していかなければいけないでしょう。
コンサル業界の場合、選考で特殊な手法を取る場合があります。
即戦力を求める業界だからこそ、フェルミ推定やケース面接を採用している場合があります。
特にフェルミ推定は、最低限の知識で論理的に概算しなければいけません。
相当繰り返し経験を積まなければできないため、事前に繰り返し練習が必要です。
そう甘くはありません。
コンサル業界についての理解を深めておく
コンサル業界で就活したいならば、業界に対する理解を深めておかなければいけません。
業界研究をすることによって、就職後にミスマッチを防げるからです。
業界の理解が浅いと、面接やエントリーシートでも説得力のない答えしか返せません。
なぜコンサル業界に就職したいのか、その理由に対する紐付けも必要です。
業界の研究はさまざまな手法から進められます。
新聞やニュースもありますし情報サイトで情報収集することも必要です。
説明会や実際に働いている人から話を聞くことも業界の理解につながるでしょう。
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「エントリーシートに正解はあるのか」「書き方が良く分からない…」こんなことを考えたことはありませんか?
就活生にとって、エントリーシートは第一関門ともいえるものです。
今回は、選考を通過したエントリーシートを20社分用意しました。
各エントリーシートにはポイント付きで解説しています。
この機会にぜひチェックしてください。
まとめ
コンサル業界は、クライアントの要望に対し、必要な答えを返すだけではありません。
現在では、一歩先を行く提案までできることが求められます。
常に最新の知識が必要で勉強もしなければいけません。
仕事も激務が続くことになりますが、それ以上の報酬が得られるのもコンサル業界の魅力です。
誰もがなれる職業ではありませんが、今後の需要やその後のキャリアも考えていくと、魅力に溢れた仕事であることは間違いありません。
本記事で紹介したランキングを参考にした上で業界研究を進めて応募企業を選びましょう。
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