ボストン・コンサルティングの採用大学・就職難易度・採用フローを徹底解説!
2024/8/28更新
はじめに
ボストン・コンサルティング・グループ合同会社は、アメリカに本社を置く世界的なコンサルティングファームです。
日本には、東京都中央区にオフィスがあり、グローバル全体では世界50を超える国々に100拠点以上の支社を持ちます。
この記事ではボストン・コンサルティング・グループ合同会社への就職に興味がある以下のような就活生を対象に、採用大学や就職難易度、選考フロー、求める人物像などを紹介していきます。
ぜひ最後までご覧ください。
- ボストン・コンサルティングの採用大学が知りたい
- ボストン・コンサルティングの選考フローを知りたい
- ボストン・コンサルティングの選考対策として何をすれば良いかわからない
また、コンサルティング以外の業界については、以下の記事で概観しているので、ぜひご覧ください。
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会社概要
出典:Timeline of Boston Consulting Group’s History | BCG
ボストン・コンサルティング・グループ(以下BCG)は、グローバル経営・戦略コンサルティングファームとして1963年に設立。
50カ国に100以上の拠点を持ち、約25,000名のネットワークを構築。
世界をリードする経営コンサルティングファームとして、民間企業、政府、非営利団体など、さまざまな業種・マーケットに対応しています。
戦略策定や組織改革など、経営トップが抱える数々の課題解決に携わり、クライアントを持続的競争優位に導いて組織としての能力を高め、継続的に優れた業績をあげられるように支援を行っています。
日本国内では、ボストンに次ぐ世界2番目の拠点として、1966年に東京オフィスを開設し、現在ではその他に、名古屋・大阪・京都・福岡の全5拠点を展開しています。
クライアントの課題解決に貢献することで、産業や経済にインパクトを生み出し続けているのです。
ボストン・コンサルティングの採用大学一覧
ボストン・コンサルティング・グループには、どんな大学出身の人がいるのか気になりますよね。
そこで今回は、ボストン・コンサルティング・グループで働く方々の出身大学を職種・役職ごとに人数の多い順で紹介します。
- Managing Director & Senior Partner
東京大学5、慶応義塾大学4、早稲田大学2、京都大学2、明治大学1、一橋大学1、ハーバード大学1、ペンシルバニア大学1、ヘント国立大学1 - Managing Director & Partner
東京大学20、慶應義塾大学8、京都大学8、一橋大学7、早稲田大学3、大阪大学2、東京理科大学1、関西学院大学1、東京工業大学1、上智大学1、名古屋大学1、同志社大学1、ソウル大学1、KAIST(韓国科学技術院)1、パリ第9大学1、カールスルー大学1、ブリガムヤング大学1、台湾師範大学1、INSEAD1 - Managing Director
名古屋大学1 - Partner & Director
東京大学1、東京工業大学1、カリフォルニア工科大学1、ソウル大学1 - Partner & Associate Director
東京大学1、慶應義塾大学1、九州大学1、京都大学1、駿河台大学1、日本女子大学1、南山大学1 - Partner
東京大学8、早稲田大学2、慶應義塾大学2、九州大学1、一橋大学1、京都大学1、ブカレスト大学1 - Senior Advisor
東京大学2、一橋大学1、東京工業大学1、ケンブリッジ大学1
上記の採用大学を見ると、難関国公立や私立大学の割合が多く、一部に中堅大学からの採用実績があり、学歴フィルターは存在すると考えられます。
高学歴ではない大学から採用されるには他の就活生と差別化を図らないと、内定を獲得することは難しいと考えられます。
そのため、しっかりとエントリーシートや面接対策をして、内定を獲得しましょう。
採用大学のランクに関しては以下の記事を参考にしてください。
ボストン・コンサルティングの求める人物像
ボストン・コンサルティングの求める人物像は、下記の3つです。
- 革新的なアイディアを出していける自信がある方
- 多様な価値観を尊重して、協働できる方
- 成功のために意欲的に取り組める方
それぞれの詳細としては下記の通りです。
革新的なアイディアを出していける自信がある方
ボストン・コンサルティング・グループでは、インパクトのあるアイディアを生み出すと、アイディア実現に向けて会社でバックアップしてくれます。
自分の生み出したアイディアを、ビジネスの現場や社会で実践していくことが出来る環境が整っているため、自分の夢を叶えたいという思いから多くの先輩方が在籍しています。
会社で夢実現に向けてバックアップしてくれる理由は、短期間で多くのことを学び、業務を通じて会社のさまざまな文化に触れて、付加価値を提供できる人材へと成長していってほしいという思いがボストン・コンサルティング・グループにあるからです。
ボストン・コンサルティング・グループは、大胆な発想でこれまでにない革新的なアイディアを生み出していける自信がある人材を求めています。
多様な価値観を尊重して、協働できる方
大前提として、ボストン・コンサルティング・グループの業務は、決して楽なものではありません。
一見解決不可能な課題を解決に導かなければいけない場合や、自分の専門外の知識を求められる場合もあるでしょう。
そのため、ボストン・コンサルティング・グループは、さまざまな価値観を持った人材や経営・経済、科学・工学など幅広い経歴を持つ人々と協力し合いながら、難しい課題に対して日々挑戦しています。
また、会社には社内行事やスポーツクラブなど、社員間で交流を図ることが出来るさまざまなイベントが用意されており、社内でのコミュニケーションの活発化にも積極的です。
そんなボストン・コンサルティング・グループからは、さまざまな価値観を尊重し合いながら強い信頼関係を築いていってほしいといった思いを感じ取ることができます。
ボストン・コンサルティング・グループは、成功のために多様な人材と協働して業務に取り組める人材を求めているのです。
成功のために意欲的に取り組める方
ボストン・コンサルティング・グループは、社員の成長が会社の成長と考えていることから、社員の成長を支えてくれる企業です。
成功を収められるように、メンター制度や徒弟制度を通じて個人の成長をサポートしてくれます。
仕事をしていると思うようにいかず、行き詰ってしまうこともあるかもしれません。
しかし、そのような時は会社のキャリアアドバイザーによるサポートや、同僚やチームメンバーによる協働、プロジェクトリーダーによるOJTなど、さまざまな人が支えてくれます。
そのため、ボストン・コンサルティング・グループでは、社員同士で気を配り合いながら共に成功していくという強いチームワークを実現できるでしょう。
ボストン・コンサルティング・グループは、会社の制度を利用して、社員とも協力しながら成功のために意欲的に取り組める人材を求めています。
以上の3つ全てを満たしていることが条件ではありませんが、ボストン・コンサルティングで成し遂げたいことや実現したいことが明確にある方が求められています。
エントリーシートや面接中にこれらの意識を持っている人材かどうかを見られるので、ぜひ意識して選考に臨むといいでしょう。
ボストン・コンサルティングの社風
ボストン・コンサルティングは、「Unlocking the potential of those who advance the world」を企業理念として掲げています。
また、下記の5つのパーパスを掲げ、目標にしています。
- インサイトを導き出す
従来型の思考やオペレーションのしかたに疑問を投げかけ、きわめて困難な問題に対して新たな視点を取り入れる - すばらしいインパクトの火付け役となる
次の期限を超え次の10年といった長期を見据えて、また、クライアントの組織能力を高め活力を吹き込むためにクライアントと緊密に協働する - 複雑性を克服する
ダイナミックで複雑なシステムの中に独自の競争優位性の源泉や隠れた真実を見つけ出す - 高い倫理観と誠実さをもってリードする
困難な課題に立ち向かい、私たちの価値観に対し忠実であり続け、自身の見解を正面から率直に述べる - 他者の成長を助けることで自らも成長する
クライアントや同僚、幅広いコミュニティが可能性を最大限に発揮して成功をおさめられるように能力構築・向上を支援する
新卒採用の選考フロー
ボストン・コンサルティングの選考は、下記の通りの選考フローとなっています。
面接では志望動機などのスタンダードな質問の他、人柄をチェックする質問も多いのが特徴です。
選考対策として、入社意欲や将来のプランが明確であるかどうかが重視されます。
今後のキャリアを形成していく上で必須事項なので、明確にしておきましょう。
また、面接は基本的に下記の3つのパートに分けて実施されます。
- 自己紹介
- ケースインタビュー
- 質疑応答
下記で詳しく解説します。
「自己紹介」のパートでは、ボストン・コンサルティングのどの領域で活躍できるかを判断するために、就活生のバックグラウンドやこれまでの経験について質問されます。
どんな分野でも良いので、これまでにリーダーシップを発揮したり、影響力を及ぼした経験があれば積極的に話しましょう。
「ケースインタビュー」のパートでは、ボストン・コンサルティングのコンサルティングスタッフによって実施され、就活生はケーススタディを分析して、クライアントが直面する課題に対する解決策を立案します。
このケースインタビューは、実践に基づいており、ボストン・コンサルティングの業務を疑似体験できます。
ほとんどの場合、正誤を問うような問題ではなく、面接官は就活生の思考プロセスや戦略的アプローチ、説得力のある解決策を提示する能力を見ています。
「質疑応答」のパートでは、面接官の個人的経験も含めて、ボストン・コンサルティングでのキャリアに関して質問する機会もあるので、準備して臨む必要があります。
ボストン・コンサルティングでは、知的好奇心や創造的思考力を重視しているため、面接官は就活生の傾聴力やコミュニケーション能力、積極性や説得力から総合的にプレゼン能力を見ています。
また、同じ会社で働く人間として人間性をチェックする機会でもあるので、人間性を理解し合う目的もあります。
①新卒エントリー
まずは、ボストン・コンサルティング公式サイトの新卒エントリーボタンより、必要事項を入力し登録します。
エントリーシートでは志望動機や自己PR、長所と短所などの一般的な質問について回答し、Web上で入力し送信して終了です。
②エントリーシート
エントリーシートを提出します。
口コミから確認できた質問内容は下記の通りです。
- 自己PR
- ガクチカ
- 志望動機
- 学業以外に力を入れていたことについてご記入下さい。(趣味、スポーツ、サークル活動等)(100文字以下)
- 今までの人生で成し遂げたことで、人に話したいことは何ですか? (200文字以下)
- 一生のうちに必ず成し遂げたい夢(200字)
- ゼミ・研究室の研究内容、卒論のテーマ等をご記入ください。(50字以下)
といったように、基本的なことから具体的なことまでを聞かれるようです。
以下に参考になる記事を紹介します。
自分史の書き方は下記に記載した関連ページを確認してください。
③WEBテスト(デザイン思考テスト・SPI)
ボストン・コンサルティング・グループでは、デザイン思考テストとSPIの2つのWEBテストを受験する必要があるようです。
デザイン思考テストとは、顧客のニーズを発見し、それに基づいてアイデアを創造する能力を数値化して測ることができるテストです。
SPIは、働く際に必要となる知的能力を測る「能力検査」と、応募者の人柄を把握するための「性格検査」の2つの検査で構成された試験です。
口コミで確認できた科目は、計数、言語、性格で、時間は30分程度です。
適性検査に関しては、以下のページをぜひ参考にしてください!
④ケース面接(複数回)
ボストン・コンサルティング・グループの面接回数は、地域によって異なりますが通常2回以上の選考(ケース面接やケース筆記試験等)が行われます。
一次面接・二次面接ともにオンライン形式となります。
ケース面接の際に出題されるお題は幅広く、一般的な問題の場合もあれば、就活生の自己紹介をもとにして面接官が考えたお題の場合もあるようです。
ボストン・コンサルティングの選考の中で最も対策が必要となる選考となるので、しっかりと準備をして挑んでください。
下記に、ボストンコンサルティンググループのケース面接の過去内容例を記載します。
- 興味のあるニュースを踏まえたディスカッション
- 動物園の売上向上策
- ある宅配サービスの売上向上策
- 楽器店の利益に関わる要因を網羅的に挙げる
- 自分が注目している社会課題について、面接官とのディスカッション
- キャッシュレス社会におけるメリット・デメリット
また、面接では自己紹介や志望理由、コンサルティング業界を選んだ理由などが聞かれますので、自分の答えを見つけておきましょう。
以下に口コミで確認できた質問事項を紹介しますので参考にしてください。
- 自己紹介
- 自己PR
- 志望動機
- ガクチカ
- コンサルを志望する理由
- あなたはどういう人か
- どういう考えで就職活動をしているか(就職活動の軸)
- MBBの中でなぜ当社を志望しているのか
- インターンシップでどのような力を発揮できるか
- 当社に関する印象
⑤ジョブ選考(インターン)
ボストン・コンサルティング・グループのジョブ選考(インターン)は、課題解決型グループワークです。
- ある日系大手メーカーの2030年における成長戦略(2021卒)
ジョブ選考(インターン)では積極的にアピールしようとするあまりに、自分を前面に押し出そうとする人が多く、メンバー同士の意見の対立など摩擦が起きやすい傾向にあるようです。
そのため、冷静に周りを俯瞰してみて、リーダーシップをとって意見の衝突を解消するなど、チームとしてのアウトプットを最大化できるように働きかけることで、他の就活生と差別化を図れるでしょう。
⑥オファー面接(最終面接)
基本的にはオファーレターを渡されて、入社前に疑問を解消する場となっているようです。
最終面接では一般的に、自己PRなどの基本的な質問の他に、入社に対する熱意や意欲について深く確認がされ、一次面接よりも質問が深堀されたり、実務に適性があるのかを確かめるような質問が多くなされています。
ボストン・コンサルティングでは、最終意思確認や簡単なディスカッションが行われることもあるようです。
面接に関しては、以下のページも確認してぜひ内定を勝ち取ってください。
⑦内定
複数回の面接を突破して内定が決まります。
まとめ
ボストン・コンサルティング・グループ合同会社は、アメリカに本社を置く世界的なコンサルティングファームです。
日本には、東京都中央区にオフィスがあり、グローバル全体では世界50を超える国々に100拠点以上の支社を持ちます。
民間企業、政府、非営利団体など、さまざまな業種・マーケットに対応しており、戦略策定や組織改革など、経営トップが抱える数々の課題解決に携わり、クライアントを持続的競争優位に導いて組織としての能力を高め、継続的に優れた業績をあげられるように支援を行っています。
そんなボストン・コンサルティングの採用大学を見ると、難関国公立や私立大学の割合が多く、一部に中堅大学からの採用実績があり、学歴フィルターは存在すると考えられます。
また、選考フローにはケース面接があり、採用難易度は高いと考えられるでしょう。
そのため、しっかりとエントリーシートや面接対策をして、内定を獲得しましょう。
ぜひこの記事を参考にして励んでくださいね。