【企業分析】コネクシオの就職難易度・採用大学・選考対策を徹底解説
2024/7/24更新
はじめに
コネクシオ株式会社は東京都港区に本社を置く携帯電話の販売・卸売を行う企業です。
日本全国に支店があり、携帯電話ショップも多く運営しています。コネクシオはドコモショップの運営が多く、他にauショップ、楽天モバイルのショップを運営しています。
今回はそんなコネクシオの企業研究を行うための基礎知識や社風、選考対策などをご紹介していきます。
この記事ではコネクシオ株式会社への就職に興味がある以下のような就活生を対象に、企業分析を行っています。
ぜひ最後までご覧ください。
- コネクシオの仕事内容が気になる
- コネクシオの就職難易度を知りたい
- コネクシオの選考対策として何をすれば良いかわからない
また、小売以外の業界については、以下の記事で概観しているので、ぜひご覧ください。
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この記事の結論
先にこの記事の結論からお伝えすると、コネクシオの就職難易度は、平均的な難易度と考えています。
以下の参照記事で詳しく解説している就職偏差値を参考にすると、標準難易度といえるでしょう。
また、採用大学も様々な偏差値帯や種類の学校の実績があるので、選考対策をしっかり行えば内定を獲得できる可能性は十分にあります。選考として、適性検査は自宅で受験が可能です。面接は複数回あります。面接についてある程度の対策は必要です。
また職種としては、営業職・専門職採用、販売職採用となっており、業務内容としては主に営業職は法人営業、販売職はキャリアショップでの携帯電話の販売となっています。
次の章から各内容や、その他就活に役立つ情報を紹介しますので、ぜひ最後まで読んでください。
コネクシオ株式会社について
出典元：コネクシオ株式会社
会社概要
コネクシオ株式会社は、携帯電話やモバイル通信サービスの販売代理店事業を行う企業です。日本に携帯電話を普及させた、パイオニアでもあります。
コネクシオは、ノジマ系列の会社です。ノジマは家電量販店などを運営しています。
以前は、伊藤忠グループにコネクシオは入っていましたが、ノジマが買収したため現在は、ノジマグループにいます。
コネクシオには次のような特徴があります。
- モバイル専門商社
- 日本初の携帯電話
- キャリアショップを設立
- 家電量販店で携帯電話販売の開始
- 法人向け業務用携帯電話を供給
モバイル専門業者として日本初となるキャリアショップを全国に設立した企業です。また、家電量販店で携帯電話の販売を開始したのもコネクシオが日本初となっています。法人向け携帯電話の販売も行っており事業を広めています。
コネクシオの募集職種は「営業職・専門職」と「販売職」で、営業職は法人営業がメインで販売職はキャリアショップでの販売などがメインです。
営業職は、様々な部署や役割において幅広い能力発揮が求められます。業績達成に向けた業務改善や問題解決、組織マネジメントなどが期待される職種です。
販売職は全国展開する約400店舗の「docomoショップ」や「auショップ」、「楽天モバイルショップ」での接客、販売業務がメインです。お客様に喜んでいただける接客を行っていきます。
コネクシオの事業内容について次のようなものがあります。
- キャリア認定ショップ
- スマートフォン向け独自サービス
- モバイルソリューション提供
- IoTソリューション
- MONO回線提供
- 決済サービス
コンシューマ事業ではNTTドコモ、KDDI(au)、楽天モバイルのキャリア認定ショップを全国に展開。専門性が高い販売員の育成にも力を入れています。法人事業では、携帯電話や回線の販売のほか、決済サービスで、コンビニエンスストアへのプリペイドカードの販売やプリペイドカードの発行ビジネスも行っています。コンビニなどでよく見かけるプリペイドカードの販売も手掛けています。
他にコネクシオでは、スマホ教室の開催など携帯電話ショップ関係の事業を幅広く行っている企業です。
各事業別の売上規模
コネクシオ株式会社の2023年3月期の総売上高は1,894億2,500万円でした。
この売上はキャリアショップ運営事業、コンシューマ事業、法人事業などの収益によって構成されています。
各事業セグメントの解説
コネクシオ株式会社の主な事業セグメントは以下の通りです。
| 事業部門 | 活動内容 |
| キャリアショップ運営事業 | ドコモショップなどの、携帯電話ショップの運営。 |
| コンシューマ事業 | 携帯電話販売事業。 |
| 法人事業 | 法人向けの、携帯電話の販売事業。 |
コネクシオは、携帯電話ショップの運営がメインのセグメントになっています。
携帯電話販売事業も大きな売上の一つです。また、法人向けの携帯電話の販売も売上に貢献しています。
以下参照ページを紹介するのでぜひ確認してみてください。
コネクシオで働いている社員は？
コネクシオで働いている社員について紹介します。
平均勤続年数は？
コネクシオの平均勤続年数は9.4年です。
小売業の平均勤続年数は11.4年であることから、業界平均よりも社員の出入りが多い職場といえるでしょう。
平均年収は？
2022年度のコネクシオの平均年収は、418万円でした。
全国平均の年収が458万円であることを考えると、 全国平均よりも高い水準となっています。
また、同じ「小売業」の上場企業平均年収は505万円でした。
平均残業時間は？
コネクシオの従業員の平均残業時間は、1ヵ月あたり10時間〜20時間でした。
卸売業、小売業で働く従業員の平均残業時間は14.2時間のため、業界内では平均よりも少ない残業時間といえます。
平均ボーナス額は？
コネクシオの平均ボーナスは77万円です。
ノジマの平均ボーナス額は75万円程度となっています。
また、コネクシオは年に6月と12月の合計2回ボーナスが支給されます。
どんな文化なの？
コネクシオは、「人をつなぎ、情報をつなぐことで、提供する価値を高め、私たちにつながるすべての人々と感動の連鎖を創造していく」を企業理念に掲げています。
携帯電話の販売を主軸に据えつつも、職種によっては、店舗運営から物流、本部でのサポート業務に至るまで、多岐にわたるキャリアパスを実現できます。
コネクシオは、個人の成長を会社の発展と捉え、自らの手で仕事を創造し、成長の機会を無限に広げることを奨励しています。
ここでは、自分自身が主役となり、限界なく成長を遂げることができる環境が整っているので、主体的に仕事を進めたい人には向いています。
就職偏差値・難易度および業界での立ち位置
競争が激しい小売業界の中でのコネクシオの立ち位置をご紹介します。
売上高を参照し他社と比較してみても、コネクシオはトップクラスの企業だということがわかります。
理由として以下の要因があると考えています。
- 携帯電話のキャリアショップが多い：コネクシオは携帯電話のキャリアショップが多く、売上にも貢献しています。
- 家電量販店での携帯電話の販売も行っている：家電量販店に来たついでに、携帯電話を見ることも可能で売上につながっています。
- 法人向けの携帯電話の販売も行っている：コネクシオは法人向けの携帯電話の販売も行っています。法人向けの携帯電話の需要も多く、1回あたりの契約数も多く、売上に貢献しています。
以上の要素によりコネクシオは小売業界の中でもトップクラスの売上高を生み出していると考えられます。
参考までに競合4社の情報もまとめてみたので、ご紹介します。
| 会社名 | 売上高 | 平均年収 | 就職偏差値・難易度 | 社風 |
| コネクシオ | 1,894億2,500万円 | 418万円 | 54 | 「人」を大切にする社風 |
| ティーガイア | 4489億5400万 | 444万円 | 51 | 積極的に企画・提案出来る社風 |
| ベルパーク | 1,027億7,800万円 | 466万円 | 51 | 若手も多く活気のある社風 |
| 光通信 | 6,019 億円 | 530万円 | 54 | 挑戦する機会がある社風 |
コネクシオの新卒募集要項について
以下にコネクシオの新卒募集要項についてまとめました。
福利厚生がかなり整っている点は非常に嬉しい点です。勤務時間においては営業職は9:30～18:00で、配属部署によってフレックス勤務制度もあります。
販売職においては携帯電話ショップでの勤務ですので、9:30〜21:00 上記時間内で実働7.5時間となっています。シフト制で21時までの夜の時間帯の勤務もあります。日勤が良いという人は応募の際に注意しましょう。
研修制度も新人に対するオンボーディングは勿論のこと、年次毎や役職毎に設けられたカリキュラムがあり、かなり充実していると言えます。eラーニングや通信教育、メンター制度もありスキルアップもしていくことが可能です。
転勤については、配属店舗異動の可能性もありますが、転勤については入社後に可否を選択することができます。そのため、転勤が難しい方も安心です。
| 各項目 | 詳細 |
|---|---|
| 職種 | 販売職 営業・専門職 |
| 給与（2023年4月入社 初任給実績） | 大学卒 215,000円 大学院卒 225,000円 |
| 賞与 | 年2回（6月、12月）評価に応じて支給 |
| 研修制度 | 新入社員研修、コネクシオカレッジ、eラーニング・通信教育、メンター制度など |
| 福利厚生 | 従業員持株会 クラブ活動（ゴルフ、テニス、フットサル、野球、駅伝など） 伊藤忠連合健康保険組合施設 ベネフィット・ステーション（全国の施設、サービス割引） |
求める人材
コネクシオ株式会社では求める人材として下記のものを公表しています。グループ会社の1つであるため、他のグループ会社でも共通になっている可能性が高いです。
- 主体的に：受け身ではなく、能動的に行動する力
- フェアに：公正に行動できる人財
- 誠実に：感謝の気持を常に忘れないように
- チームワークのもとに：お互いの個性や価値を尊重する
- 現場を起点に：お客様接点である現場を大切に
以上の5つはコネクシオの採用メッセージの『人をつなぎ、情報をつなぐことで、提供する価値を高め、私たちにつながるすべての人々と感動の連鎖を創造していく』につながっていきます。
エントリーシートや面接中にこれらの意識を持っている人材かどうかを見られるので、ぜひ意識して選考に臨むといいでしょう。
新卒採用のフロー
コネクシオの選考は、下記の通りの選考フローとなっています。
面接では志望動機などのスタンダードな質問の他、人柄をチェックする質問も多いのが特徴です。
選考対策として、入社意欲や将来のプランが明確であるかどうかが重視されます。
今後のキャリアを形成していく上で必須事項なので、明確にしておきましょう。
①新卒エントリー
コネクシオ公式サイトの新卒エントリーボタンより必要事項を入力し登録を行います。
エントリーシートでは志望動機や自己PR、長所と短所などの一般的な質問について回答し、Web上で入力し送信して終了です。
②会社説明会、Webエントリーシート
コネクシオのイメージを具体的に理解するための会社説明会です。
また、エントリーシートをWebから記入して提出する流れになっています。
質問事項は
- ガクチカ
- 志望動機
- 強み・弱み
- コネクシオに興味を持ったところ
といったように、基本的なことを聞かれるようです。
会社説明会で書くことになりますので、参加する前に準備して臨んでください。
以下に参考になる記事を紹介します。
自分史の書き方は下記に記載した関連ページを確認してください。
③適性検査
適性検査を受けます。適性検査は自宅での受検です。
④複数回面接
面接では自己紹介や志望理由、小売業界を選んだ理由などが聞かれますので、自分の答えを見つけておきましょう。面接では現場社員を交えて、質問内容に制限なく納得できるまで質問が可能です。
キャリアプランやエントリーシートに記載した事項とその他についての回答が求められます。
以下に口コミで確認できた質問事項を紹介します。
- 会社説明会に参加してどう思ったか
- 他人に自分のことをどういわれるか
- 自分を何色に例えますか？
- 10年後何になりたいですか？
以下のページもぜひ参考にしてください！
⑤最終面接
複数回面接の後、最終面接があります。
コネクシオでは、新卒社員にとって「成長できる場になり得るのか」を最も重要視して面接を実施します。
自己PRなどの一般的な質問の他に、入社に対する理由や熱意について深く確認がされます。
以下に口コミにあった質問事項を紹介します。
- 志望動機
- 他社の選考状況
- 志望度はどのくらいか
- 店舗にいったことはあるか。また各店舗の改善点があれば提案
- クレーマーへの対処方法
- ガクチカ
- 入社後にどんな風に貢献できるか
- なぜこの業界、この会社なのか
最終になるにつれて質問が深堀されたり、実務に適性があるのかを確かめるような質問が多くなされていることが分かります。
自分が実際に現場で働いている姿を想定したり、実際に店舗にいくなどしてイメージを付けられるようにしましょう。
以下のページも確認してぜひ内定を勝ち取ってください。
⑥内定
複数回の面接を突破して内定が決まります。
採用大学
コネクシオの採用大学の実績を以下に掲載しますが、最難関大学から標準的なレベルの大学まで幅広く採用されており、いわゆる学歴フィルターはないと考えます。
| ＜大学院＞ 東京大学、関西大学、産業能率大学、名古屋学院大学、武蔵野大学 ＜大学＞ 上智大学、成蹊大学、成城大学、専修大学、高崎経済大学、高千穂大学、中央大学、中京大学、帝京大学、東海大学、同志社大学、東京経済大学、東京女子大学、東京農業大学、東北学院大学、東洋大学、獨協大学、苫小牧駒澤大学、日本女子大学、日本大学、武蔵大学、明治学院大学、明治大学、法政大学、立教大学、立正大学、立命館大学、横浜国立大学、早稲田大学 |
上記には偏差値が高い大学も採用大学にありますが、コネクシオは多様な学生層からの就活生を積極的に採用しています。
よって学歴が原因で不採用になることは考えにくいです。
しっかりとエントリーシートや面接対策をして、内定を獲得できるようにしましょう。
採用大学のランクに関しては以下の記事を参考にしてください。
就職偏差値・難易度
それでは、ここまでの内容を踏まえて、コネクシオの就職偏差値・難易度を見てみましょう。
結論としては、偏差値・難易度は標準的といえるでしょう。その理由として以下の3点が挙げられます。
- 採用フローとして特別なステップがない
- 採用大学を見る範囲では学歴フィルターがあまりない
- 給与や福利厚生が特筆して良いという訳ではない
よって、頻出質問である「ガクチカ」や「志望動機」など基本的な事項をしっかりと対策をしていれば、難しすぎることはないでしょう。
しっかりと対策を行い内定を獲得してください！
就職偏差値・難易度については、以下の記事も参考にしてみてください。
まとめ
コネクシオは、小売業界に属する企業で、携帯電話ショップの運営や、携帯電話の販売を行う企業です。携帯電話のキャリアショップは、コネクシオが日本で始めたとされています。募集職種は営業職と、販売職です。
コネクシオは小売業界の中でもレベルが高い企業なので、企業研究を行っているか否かで就活での結果は変わってきます。
しかし学歴重視をする企業ではないので、全員に等しくチャンスがあります。対策をしっかり行って選考に臨んでください。
ぜひこの記事を参考にして励んでくださいね。
