【企業分析】東邦薬品の就職難易度・採用大学・選考対策を徹底解説

【企業分析】東邦薬品の就職難易度・採用大学・選考対策を徹底解説

2024/7/23更新

はじめに

東邦薬品は、病院、診療所、調剤薬局などに医薬品、検査薬、医療機器などを販売する医薬品卸売会社です。

1948年の創業以来、医療現場に必要な製品の供給だけでなく、顧客の業務効率化や患者満足度向上のためのシステム開発、開業支援、コンサルティングサービスなど、医療環境全般をサポートしています。

2009年からは、持株会社である東邦ホールディングスの一員として、より広範な医療サービスの提供を目指しています。

今回は東邦薬品の企業研究を行うための基礎知識や社風、選考対策などを紹介しており、東邦薬品への就職に興味がある就活生には必見の内容です。

ぜひ最後までご覧ください。

対象
  • 東邦薬品の仕事内容が気になる
  • 東邦薬品の就職難易度を知りたい
  • 東邦薬品の選考対策として何をすれば良いかわからない

また、その他の業界については、以下の記事で概観しているので、ぜひご覧ください。

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この記事の結論

東邦薬品の就職難易度は、大手医薬品卸売企業の中では標準的と言えるでしょう。新卒採用では、全国の国公立・私立大学から幅広く採用しています。

採用実績校としては、旧帝大や早慶などの難関大学から、MARCHや関関同立などの有名私立大学、地方国公立大学、薬科大学など多岐にわたります。

文系・理系を問わず、さまざまな学部出身者が活躍しているのが特徴です。

選考は一般的な流れで行われ、書類選考、筆記試験、面接(複数回)などがあります。

特に、医薬品業界への志望動機や、東邦薬品の企業理念への共感などを明確に伝えられるかが重要です。

東邦薬品は、医療業界を支える重要な役割を担っており、社会貢献性の高い仕事に携わりたい方にとって魅力的な企業です。

選考対策をしっかりと行って自身の強みをアピールすれば、内定獲得の可能性を高められるでしょう。

東邦薬品について

東邦薬品とは

出典元:東邦薬品 公式HP

会社概要

東邦薬品は1948年の創業以来、医薬品卸売事業を中核に、日本の医療業界を支えてきたリーディングカンパニーです。

病院、診療所、調剤薬局などに医薬品、検査薬、医療機器などを提供するだけでなく、顧客の業務効率化や患者満足度向上のためのシステム開発、開業支援、経営コンサルティングサービスなど、多岐にわたる医療トータルサポートを提供してきました。

近年では医薬品卸売事業に加え、情報処理事業や調剤薬局事業にも進出しているのも注目すべき点です。

グループ会社である東邦システムサービスでは、医療機関や患者さん向けのシステム開発を実施し、グループ全体のITインフラを支えています。

また、調剤薬局事業では、地域に根ざしたかかりつけ薬局として、患者さん一人ひとりに寄り添ったサービスを提供しているのです。

東邦薬品は、医療環境の変化に柔軟に対応しながら、常に時代のニーズを先取りした事業を展開しています。

これからも医療業界の発展に貢献し、人々の健康で豊かな暮らしを支えていくでしょう。

 

各事業別の売上規模

東邦ホールディングスの事業別の売上規模

東邦ホールディングスの2024年3月期の連結売上高は、1兆4,767億1,200万円でした。

セグメント別の売上高は以下の通りです。

セグメント別の売上高
  • 医薬品卸売事業:1兆4244億8800万円
  • 調剤薬局事業:937億8900万円
  • 医薬品製造販売事業:105億9300万円
  • その他周辺事業:61億4700万円

医薬品卸売事業が全体の売上の大半を占めており、次に調剤薬局事業が続きます。

医薬品製造販売事業とその他周辺事業は、医薬品卸売事業と比較すると売上規模はまだ小さいと言えるでしょう。

 

各事業セグメントの解説

東邦薬品は、医薬品卸売事業を中核とする企業であり、以下の事業セグメントで構成されています。

事業部門活動内容
医薬品卸売事業
  • 病院、診療所、調剤薬局などの医療機関に対して、医薬品、医療機器、試薬などを販売。
  • 広範な顧客ネットワークと物流インフラを活かし、迅速かつ安定的な医薬品供給を担う。
  • ジェネリック医薬品の普及や医療費適正化への貢献を目指す。
医薬品製造販売事業
  • ジェネリック医薬品を中心に、自社開発医薬品やOEM医薬品の製造販売を行う。
  • 医療現場のニーズに応え、高品質かつ低価格な医薬品を提供。
  • バイオシミラーなどの先進的な医薬品開発にも取り組む。
その他事業
  • 医療機関向けの情報システム提供や経営コンサルティングなど、医療関連サービスを展開。
  • 介護事業や健康食品事業など、ヘルスケア領域にも進出。

 

各事業セグメントが連携し、医療現場のニーズに応える総合的なヘルスケアソリューションを提供することで、東邦薬品は社会に貢献しています。

東邦薬品で働いている社員は?

東邦薬品で働いている社員

平均勤続年数は?

東邦薬品の平均勤続年数は15.4年です。

業界内の平均勤続年数は11.8年であることから、業界平均よりも長く働いている人が多いと言えます。

平均年収は?

東邦薬品の平均年収は社員の年齢や役職によって大きく異なるものの、おおよそ600万円でした。

業界内の平均年収が600万円台後半から700万円ですので、平均よりも少し低い水準です。

平均残業時間は?

東邦薬品の従業員の平均残業時間は部署や職種によって差はあるものの、1ヵ月あたり20~30時間です。

これは同業他社と比べても同水準と言えます。

平均ボーナス額は?

東邦薬品の平均ボーナス額は、97万円でした。

同業他社の平均が100万円ですので、若干低い水準といえるでしょう。

どんな文化なの?

東邦薬品の企業文化は「すべては健康を願う人々のために」というグループスローガンに象徴されるように、人々の健康を第一に考え、社会への貢献を目指す価値観が根底にあります。

この価値観は、以下の5つの「信頼と共感」というコアバリューとして具体化されています。

コアバリュー
  • 健康を願う人々との信頼と共感
    顧客である医療機関や患者、そして広く社会全体の健康を願い、その満足度を高めることを目指しています。
  • 顧客との信頼と共感
    医療機関にとってなくてはならない存在となるために、日々最善を尽くし、質の高いサービスを提供することに努めています。
  • 社員との信頼と共感
    社員の個性と能力を尊重し、チームワークを大切にする自由闊達な企業風土を醸成しています。
  • 社会との信頼と共感
    法令遵守と倫理観を重視し、社会との調和を図りながら、持続可能な成長を目指しています。
  • 株主との信頼と共感
    企業価値の向上を追求し、透明性の高い情報開示を心がけています。

これらのコアバリューは、社員一人ひとりの行動指針となり、企業全体の文化を形成しています。

また、経営理念である「わたしたちは社会・顧客と共生し、独創的なサービスの提供を通じて新しい価値を共創し、世界の人々の医療と健康に貢献します」にもあるように、社会や顧客との共生を重視し、革新的なサービスを通じて、より良い医療と健康の実現に貢献することを目指しているのです。

東邦薬品の企業文化は、人々の健康を第一に考えるという強い使命感と、社会への貢献という高い志に基づいていると言えるでしょう。

 

就職偏差値・難易度および業界での立ち位置

東邦薬品の医薬品卸売業界での立ち位置

東邦薬品は医薬品卸売業界において、医療トータルサポートを強みとするリーディングカンパニーとしての地位を確立しています。

主な強みは以下の通りです。

全国規模の物流ネットワーク

全国各地に物流センターを配置し、医薬品、検査薬、医療機器などを安定供給できる体制を構築しています。最先端技術を導入した「TBCダイナベース」は、首都圏災害時にも対応できる物流拠点として、業界をリードしています。

医療機関への総合的なサポート

医薬品卸売だけでなく、開業支援、経営コンサルティング、人材支援など、医療機関のニーズに応じた多岐にわたるサービスを提供しています。

患者・医療機関向けの顧客支援システム

患者向けの初診受付サービスや診療予約システム、医療機関向けの医薬品発注システムなど、独自の顧客支援システムを開発・提供し、医療現場の効率化と患者満足度の向上に貢献しています。

地域包括ケアシステムへの貢献

地域の実情や課題を見極め、医薬品卸の立場から地域包括ケアシステムの構築に積極的に取り組んでいます。

 

これらの強みを活かし、東邦薬品は医療機関にとって欠かせないパートナーとしての地位を確立しています。

また、患者さんにとっても、より便利で質の高い医療サービスを受けられる環境を提供する存在として業界を牽引しています。

特に、医療トータルサポートと顧客支援システムの開発・提供は、東邦薬品の大きな特徴であり、他社との差別化要因です。

これらの強みを活かし、今後も医療業界の発展に貢献していくことが期待されているのです。

参考までに競合4社の情報もまとめてみたので、ご紹介します。

会社名売上高(2022年)平均年収就職偏差値・難易度社風
東邦薬品1兆3,885億6,500万円600万円55堅実で安定志向な社風
メディパル2兆9,202億1,700万円700万円60保守的で安定志向な社風
アルフレッサ2兆1,199億9,300万円700万円57活気があるが成果主義の社風
スズケン1兆8,431億9,100万円600万円55アットホームな社風

東邦薬品の新卒募集要項について

以下に東邦薬品の新卒募集要項についてまとめました。

23年卒から月1万円のベースアップが行われた点や、福利厚生がかなり整っている点は非常に嬉しい点です。

賞与が4分割制なのも、他社と比較すると珍しいです。

研修制度も新人に対するオンボーディングはもちろん、年次毎や役職毎に設けられたカリキュラムがあり、かなり充実しています。

転勤については、新卒に関していえば通勤可能県内と記載があるため、可能性は低いでしょう。

ただし、年次が上がるにつれて転勤の可能性はあるので、気になる方は面接や説明会などの際に確認しておくといいです。

各項目詳細
職種営業職(MS)、営業サポート職(コールセンター)、本社内勤職、薬剤師職(管理薬剤師、調剤担当薬剤師、システム開発・サポート)、SE(システムエンジニア)職、管理栄養士職
給与【営業職、営業サポート職、本社内勤職、SE職、管理栄養士職】
修士了:229,000円
四大卒:215,000円
専門卒(高度専門士):215,000円
短大卒、専門卒(専門士):201,000円
※営業職は営業手当あり

【薬剤師職】
大卒:229,000円
※別途薬剤師手当50,000円 ※調剤担当薬剤師は、別途調剤手当17,500円あり
賞与年2回(7月・12月)
研修制度疾患別研修、専門薬剤師試験対策講座、社内認定制度、WEBラーニング、在宅研修フィジカルアセスメント、管理職研修、薬局共創未来セミナー、未来創研
福利厚生財産形成・生活支援、東邦共済会、育児・介護支援、その他

 

求める人材

東邦薬品が求める人材

東邦薬品は、以下のような人材を求めています。

求める人材
  • 主体性と行動力
  • 責任感と正確性
  • コミュニケーション能力
  • 協調性と柔軟性

これらの資質は、医療現場のニーズに応え、顧客との信頼関係を築き、チームとして成果を上げるために不可欠だと考えられています。

また、専門知識や経験よりも、人物像を重視する傾向があります。

SE職に関しても、コンピューター言語などの専門知識は入社後に習得可能であり、未経験者でも安心して応募できるでしょう。

入社後は先輩社員との同行やOJTを通じて、業務に必要な知識やスキルを身につけられます。

困ったことがあれば周囲に相談しやすい環境が整っているため、安心して業務に取り組めるでしょう。

 

新卒採用のフロー

東邦薬品の新卒採用のフロー

東邦薬品の選考は、下記の通りの選考フローとなっています。

①エントリー

マイナビよりエントリーします。

②会社説明会

対面またはWEBにて実施される会社説明会に参加します。

③エントリーシート

会社説明会に出席後、エントリーシートを提出します。

エントリーシートは採用に直結するため、何度も見直す必要があります。

エントリーシート対策は以下のサイトでも説明していますので、ぜひ参考にしてください。

 

④適性検査・筆記試験

適性検査と筆記試験でも準備が肝心です。

以下のページもぜひ参考にしてください。

 

⑤複数回面接

グループ面接が1回、個別面接が2回実施されます。

面接では自分の過去、現在、未来の姿をしっかりアピールしましょう。

以下のページも確認してぜひ内定を勝ち取ってください。

 

⑥内々定

複数回の面接を突破して内々定が決まります。

 

採用大学

東邦薬品の採用大学の実績を以下に掲載します。

さまざまな偏差値の大学から幅広く採用されており、いわゆる学歴フィルターはないでしょう。

<大学>

愛知大学、青森大学、青森県立保健大学、亜細亜大学、宇部フロンティア大学、奥羽大学、桜美林大学、大分大学、大阪学院大学、大妻女子大学、岡山大学、岡山県立大学、岡山商科大学、岡山理科大学、沖縄大学、沖縄国際大学、神奈川大学

 

上記には偏差値が高い大学も採用大学にありますが、東邦薬品は学歴よりも人物重視であることがわかります。

多様な学生層からの就活生を積極的に採用する企業と言えるでしょう。

そのため、学歴が原因で不採用になることはほぼありません。
しっかりとエントリーシートや面接対策をして、内定を獲得しましょう。

採用大学のランクに関しては、以下の記事を参考にしてください。

就職偏差値・難易度

それでは、ここまでの内容を踏まえて、東邦薬品の就職偏差値・難易度を見ていきます。

結論としては、偏差値・難易度は標準的といえるでしょう。

その理由として以下の3点が挙げられます。

選考フローに特別なステップがないから

東邦薬品の選考は、エントリーシート、Webテスト、面接といった一般的な流れで行われます。特別なインターンシップやグループディスカッションなどはなく、対策しやすい選考フローと言えるでしょう。

採用実績校に偏りがないから

東邦薬品の採用実績校は、特定の大学に偏ることなく、幅広い大学から採用されています。これは、学歴よりも人物重視の採用傾向を示しており、さまざまなバックグラウンドを持つ学生にチャンスがあることを意味します。

給与や福利厚生は業界水準だから

東邦薬品の給与や福利厚生は、医薬品卸売業界の中では標準的な水準です。特筆すべき高待遇ではありませんが、安定した収入と充実した福利厚生を求める学生にとっては、魅力的です。

 

よって、頻出質問である「ガクチカ」や「志望動機」など基本的な事項をしっかりと対策していれば、内定獲得は十分に可能です。

しっかりと対策を行い、内定を獲得しましょう。

就職偏差値・難易度については、以下の記事も参考にしてみてください。

まとめ

この記事では、東邦薬品の事業内容、競合他社、財務状況、就職情報、企業文化など、多岐にわたる情報を詳しく解説しました。

医薬品卸売業界のリーディングカンパニーである東邦薬品は、「すべては健康を願う人々のために」という理念のもと、医療機関や患者さん、そして社会全体に貢献する企業です。

全国規模の物流ネットワークと医療トータルサポート体制を強みに、医薬品や医療機器の安定供給を支えています。

また、独自の顧客支援システムの開発や地域包括ケアシステムへの貢献など、常に新しい価値を創造し続けているのです。

競合他社との比較においても、東邦薬品は安定した財務基盤と独自の強みを持っています。

特に、医療機関との深い信頼関係と地域に根ざした活動は特筆すべき強みです。

 

就活生にとって、東邦薬品は安定した経営基盤と社会貢献性の高い事業内容、そして充実した福利厚生が魅力的な企業です。

選考難易度は標準的であり、人物重視の採用傾向があるため、熱意と誠意を持って臨めば、内定獲得の可能性は十分にあります。

この記事を通して、東邦薬品の魅力と将来性を感じていただけたでしょう。

就職活動が、より良い未来へとつながることを心より願っています。

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