【企業分析】株式会社アカツキゲームスの就職難易度・採用大学・選考対策を徹底解説
2024年6月20日更新
はじめに
株式会社アカツキゲームスは東京都品川区上大崎に本社を置くエンターテイメント業界に属する企業です。
2021年に株式会社アカツキの子会社として設立。
前身であるアカツキでは2010年東京都渋谷区においてモバイルゲームの企画・開発を目的として設立。
フィーチャーフォン時代から「モバゲー」などへのゲーム提供を開始。
スマートフォン時代に突入してからも「ドラゴンボールZ ドッカンバトル」などの作品をヒットさせています。
台湾に海外子会社を運営するなどグローバルな活動にも力をいれており、リリースしたゲームは中国語、韓国語、英語、フランス語にも対応しています。
今回はそんなアカツキゲームスの企業研究を行うための基礎知識や社風、選考対策などをご紹介していきます。
この記事では株式会社アカツキゲームスへの就職に興味がある以下のような就活生を対象に、企業分析を行っています。ぜひ最後までご覧ください。
- アカツキゲームスの仕事内容が気になる
- アカツキゲームスの就職難易度を知りたい
- アカツキゲームスの選考対策として何をすれば良いかわからない
また、エンターテイメント・サービス・ゲーム以外の業界については、以下の記事で概観しているので、ぜひご覧ください。
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この記事の結論
先にこの記事の結論からお伝えすると、アカツキの就職難易度は、やや高いと考えています。
以下の参照記事で詳しく解説している就職偏差値を参考にすると、標準難易度といえるでしょう。
また、採用大学も様々な偏差値帯や種類の学校の実績があるので、選考対策をしっかり行えば内定を獲得できる可能性は十分に有り得ます。
また職種としては、現在は企画職(総合職&プランナー)のみの募集となっており、募集年によってはエンジニア・アーティストの募集もあるようです。
複数の職種に併願はできません。
自分に向いている分野を分析して応募するようにしましょう。
次の章から各内容や、その他就活に役立つ情報を紹介しますので、ぜひ最後まで読んでください。
株式会社アカツキゲームスについて
出典元:株式会社アカツキゲームス
会社概要
株式会社アカツキゲームスは、ゲームの開発・運営、メディアミックスによるIPプロデュース事業を展開するモバイルゲームカンパニーです。
主にスマートフォン・PC向けのゲームを提供しており、代表作は「サウンドメモリーズ」「シンデレライレブン」「シンデレラナイン」などがあります。
いずれも技術力・企画力が高い作品で、開発スピードや運営力も評価されています。
海外運営にも力を入れており、ローカライズ・開発によって翻訳機能を搭載したゲームは中国語、韓国語、英語、フランス語で遊ぶことができます。
アプリストアなどを利用した配信ゲームは世界50ヵ国以上の国・地域に配信を行っており、世界中でファンを獲得しています。
アカツキゲームスで働いている社員は?
平均勤続年数は?
株式会社アカツキゲームスの平均勤続年数についてインターネット上で公表しているデータはありませんでした。
平均年収は?
2023年度のアカツキゲームスの平均年収は、780万円でした。
全国平均の年収が458万円であることを考えると、 全国平均よりも高い水準となっています。
給与は固定残業制度が組み込まれており、毎月45時間の時間外労働の残業代込みです。
また、ゲーム業界の平均年収は580万円と高めと言われていますが、400〜600万と幅があるともいわれています。
クリエイターとしてのキャリアなども重要視される業界で、どんな社員がどんな仕事をしているかによって、大きく会社の平均年収は大きく異なるでしょう。
アカツキゲームスは業界でも高い平均年収です。
平均残業時間は?
アカツキゲームスの従業員の平均残業時間はネット上で公開されていませんでした。
ネットで口コミを調べると、ゲームのリリース前後は忙しく、激務であるという情報も多く見受けられ、それなりに残業が多いことは覚悟しておいたほうが良さそうです。
ゲーム業界の残業時間は平均残業時間は24.4時間で多めであるため、他の職種と比べると残業時間が多く、アカツキゲームスも残業時間は多い可能性が高いことを肝に命じておきましょう。
平均ボーナス額は?
インターネットでは様々な情報が散見されました。
結論からいうと、会社の業績や社員個人の活躍具合などによってボーナスの支給が有ったり無かったりするようで、年俸制のため基本的には月々の給与に含まれるようです。
数年前の口コミではボーナス支給の情報もありましたが、最近の口コミではアカツキゲームスの情報を調べると「ボーナスの支給なし」と記載の情報も見受けられました。
また、賞与は「各期の会社業績並びに被雇用者本人の能力、勤務成績、勤務態度及び出勤状況その他諸般の事情を勘案して支給することがある」と記載もあります。
優秀な実績を挙げてしっかり勤務もできていると見なされれば支給されることもあるようです。
また年俸制での給与の支払いのようです。給与の支払いが年俸制の場合、ボーナスは支給されず、年間給与額を12回に分割して月々の給与が支払われることが基本です。
そのため月々の給与にボーナスに相当する金額も含まれて支給されているものと考えられます。
給与改定は年2回あり、活躍する社員は昇給しやすいという口コミが見受けられたことから、ボーナスは支給されなくとも成果によって年俸もあがっていくことが考えられます。
どんな文化なの?
アカツキゲームスは、過去のノウハウや成功体験にとらわれず「市場に対して諦めず成長する姿勢」が一番求められ、評価されるポイントであるとアカツキゲームスのディレクターの須川氏が公表しています。
アカツキゲームスは数々の名作、人気ゲームを世に生み出してきました。
またゲームの歴史は長く、何度も社会現象にもなったこともあり、日本では影響力の強い文化のひとつです。
業績を挙げるにはヒット作を生み出すことが必須ですが、アカツキゲームスではあまり過去やノウハウには囚われず、「前向きに努力していく姿勢」が事業の発展には必要であると考えており、そのような人材を求めています。
また実際に社内にも明るく元気な人が多いとの口コミもありました。
「ゲームが心を充実させる」「ゲームが人と人との感情を繋げる」を信条として、ゲームのもつ無限の可能性を信じられる社員がチームになって働いている企業です。
ゲームを愛し、開発に没頭できる人が向いている職場です。
就職偏差値・難易度および業界での立ち位置
競争がエンターテイメント(ゲーム)業界の中でのアカツキゲームスの立ち位置をご紹介します。
売上高は業界TOP企業と比較してみると、まだまだ成長中の企業だということがわかります。
しかし業界の年間売上ランキングでは18位となっており、古参の企業にも負けずに成長している企業と言えます。
理由として以下の要因があると考えています。
- グローバルなサービス展開:
アカツキゲームスは台湾拠点を起点とし、海外支社と連携しながら英語圏・ヨーロッパ・台湾・韓国など複数のヒットタイトルをグローバルに展開しています。
「ドラゴンボールZ」など海外でも知名度のあるタイトルを配信することにより、世界にしっかり挑戦できるモバイルゲーム会社としてその地位を確立しています。 - 力のある経営陣「Executive Leadership Team(ELT)」:
チーム経営をより力のある人材へと変更し更なる向上を図っています。
主に海外運営に強い経営陣を採用しており、これは日本初のゲームでグローバルヒットを生み出すことが目標です。
実際にアカツキゲームスの「ドラゴンボールZ ドッカンバトル」は海外配信で1000万DLを達成し、国内外合わせて3000万DLと上々の成果を挙げています。
以上の要素によりアカツキゲームスはエンターテイメント(ゲーム)業界の中でも好調な売上高を生み出していると考えられます。
参考までに競合4社の情報もまとめてみたので、ご紹介します。
会社名 | 売上高(2022年) | 平均年収 | 就職偏差値・難易度 | 社風 |
アカツキゲームス | 224億5,800万円 | 780万円 | 不明 | 明るく元気な社風 |
DeNA | 1,367億3,300万円 | 821万円 | 65 | チャレンジングな社風 |
ドワンゴ | 2,554億2,900万円 | 565万円 | 57 | 自由な社風 |
グリー | 754億円4,000万円 | 810万円 | 65 | 実力主義、やりたい仕事ができる社風 |
アカツキゲームスの新卒募集要項について
以下にアカツキゲームスの新卒募集要項についてまとめました。
現在の募集職種は企画職(総合職・ゲームプランナー職)のみです。
バリスタ常駐やPC機器類の貸与などユニークで時代に合わせた多種多様な福利厚生があるのが魅力です。
転勤については、会社が命じ本人が承諾した場合は転勤や子会社への出向の可能性があります。
昇給が年2回あり、口コミによると昇給はしやすい環境であるとのことです。
各項目 | 詳細 |
---|---|
職種 | 企画職(①総合職②ゲームプランナー職) |
職種内容① |
|
職種内容② |
|
給与 | 企画職(総合職・ゲームプランナー)は同一。 また最終学歴によらず一律となる。 支給額: (月給)342,000円 基本月給:249,000円 諸手当(一律):93,000円 ※93,000円は固定残業代。 毎月45時間分の時間外労働(休日労働を除く)に対する定額残業代として支給される。 実際に行われた時間外労働(休日労働を除く)の時間に基づいて算出される割増賃金(通常の労働時間の賃金の1.25倍の賃金)に充当。 なお実際に行われた時間外労働(休日労働を除く)の時間数に基づいて算出される割増賃金(通常の労働時間の賃金の1.25倍賃金)に定額時間外手当の金額が満たない場合は、その差額が別途支払われる。 |
昇給 | 有(年2回) |
賞与 | 各期の会社業績並びに被雇用者本人の能力、勤務成績、勤怠態度及び出勤状況 その他の諸般の事情を勘案して支給することがある (支給と明記なし) |
研修制度 | 基本的にOJTとなる。 他、各種社内勉強会、社外勉強会参加支援 |
福利厚生 | 各種保険完備(雇用・労災・健康・厚生年金)、各種有料ツールのアクセス権、貸与PC、外部モニター貸与、その他PC周辺機器貸与、保険組合、交通費支給(月額上限40,000円)、家賃補助(規定あり。月額20,000円)、インフルエンザワクチン、感染症休暇(有給)、慶弔休暇、従業員持株会制度、ランチ・ディナー補助、書籍購入費負担精度、ツールライセンス、外部研修参加等補助制度、キッズサポート制度(出産祝い金、育児休業休暇、保育手当、時短勤務)各種コミュニケーション促進制度、サークル制度、バリスタ常駐、オープンキッチン その他 |
求める人材
株式会社アカツキゲームスでは求める人材として下記のものを公表しています。グループ会社の1つであるため、他のグループ会社でも共通になっている可能性が高いです。
- チャレンジ精神
アカツキゲームスは日本から世界へ向けて感動体験ができるゲームを創ることをモットーとしています。
「世界中のユーザーが心を揺さぶる体験」を創り続けていくという挑戦を、共に歩んでくれる人材を求めています。 - 諦めず挑戦する姿勢
過去やノウハウには囚われず、「前向きに努力していく姿勢」のある人材を求めています。 - 素直さ
成長するために自らを変えようとする姿勢のある人材を求めています。 - 課題解決力(やり切る力)
チームで作品を作り上げるために、質の良いPDCAサイクルを回せる、とくにチェック能力が高く課題解決力の高い人材を求めています。
以上の4つは執行役員の山口氏も発言している「世界中の人々をワクワクさせる面白いゲームを創る」につながっていきます。
エントリーシートや面接中にこれらの意識を持っている人材かどうかを見られるので、ぜひ意識して選考に臨むといいでしょう。
新卒採用のフロー
アカツキゲームスの選考は、下記の通りの選考フローとなっています。
面接では志望動機などのスタンダードな質問の他、人柄をチェックする質問も多いのが特徴です。
選考対策として、入社意欲や将来のプランが明確であるかどうかが重視されます。
今後のキャリアを形成していく上で必須事項なので、明確にしておきましょう。
①マイページエントリー
アカツキゲームスのWEBページより必要事項を入力し登録を行います。
選考に関する情報はマイページに提示されるため、忘れずにマイページ登録をしてください。
②書類選考
エントリーシートの提出とWEB適性検査(SPI)を行います。
- アカツキの会社説明会やHP・各種メディアなどに掲載されている情報を見て、感じたことを自由に記載してください。(目安200文字程度)
- あなたが最も素晴らしいと思うエンターテイメントと、その魅力を教えてください(200文字程度)
- 学生時代、あなたが自らの信念に基づいて行動し、成し遂げたことを教えてください(200文字程度)
といったように、口コミにあったのは基本的なものより多少ユニークな設問が多かったです。
WEB適性検査については最新の口コミではSPI方式で、自宅での検査であったとのことです。
以下のページもぜひ参考にしてください!
③複数回面接
アカツキゲームスでは複数回の面接を行います。
選考順や面接回数は個人により変更になる可能性があるとのことです。
・一次面接については最近の情報の口コミがありませんでした。
参考までに、18年卒就活生の口コミでは、オンライン面接で学生1名、社員1名で実施されたようです。
優しくよく話しを聞いてくれる雰囲気であったようで、ガクチカや長所・短所、大学での研究内容、バイトの業務内容と改善点、逆質問など深掘りがメインだったようです。
・二次面接は21年卒の就活生の口コミでは、ビジネスサイドの学生1名、社員1名でのオフィスでの面接であったようです。
質問内容はガクチカの深掘り、学生時代(小中高)の人生についての質問だったようです。
とくに人格の否定や圧迫面接はなく、フラットに聞いていただけたとのことでした。
和やかな雰囲気の中で面接ができたとの口コミが多く見受けられました。
・最終面接は、21年卒の就活生の口コミでは、二次面接とは違う役員で学生1名、役員1名との面接だったようです。
二次面接と同様に学生時代(小中高)の人生や「自分はどんな人間なのか」などについて質問、深掘りされるようです。
人生経験からモチベーションの源泉や学んだことを伝えるというものだったとのことでした。
また、最終面接ではなぜアカツキゲームスに入社したいのか、
④最終面接
最終面接は、21年卒の就活生の口コミでは、二次面接とは違う役員で学生1名、役員1名との面接だったようです。
二次面接と同様に学生時代(小中高)の人生や「自分はどんな人間なのか」などについて質問、深掘りされるようです。
人生経験からモチベーションの源泉や学んだことを伝えるというものだったとのことでした。
また、最終面接ではなぜアカツキゲームスに入社したいのか志望動機を特に重点的に質問されたようです。
最終になるにつれて質問が深堀されたり、実務に適性があるのかを確かめるような質問が多くなされていることが分かります。
自分が実際にゲーム業界で働いている姿を想定したり、作品に触れてみる、WEBで会社の企業理念を調べるなどして、イメージを付けられるようにしましょう。
以下のページも確認してぜひ内定を勝ち取ってください。
⑤内定
複数回の面接を突破して内定が決まります。
採用大学
アカツキゲームスの採用大学の実績を以下に掲載しますが、最難関大学から標準的なレベルの大学、専門学校まで幅広く採用されており、所謂学歴フィルターはないと考えます。
<大学院> 京都大学、慶應義塾大学、筑波大学、東京工業大学、大阪大学、東北大学 <大学> 宇都宮大学、国際基督教大学、島根大学、東京工科大学、東京農業大学、北海道情報大学、明治大学 <短大・高専・専門学校> 河原電子ビジネス専門学校、HAL大阪 |
上記には偏差値が高い大学も採用大学にありますが、アカツキゲームスは多様な学生層からの応募者を積極的に採用しています。
よって学歴が原因で不採用になることは考えにくいです。
しっかりとエントリーシートや面接対策をして、内定を獲得できるようにしましょう。
採用大学のランクに関しては以下の記事を参考にしてください。
就職偏差値・難易度
それでは、ここまでの内容を踏まえて、アカツキゲームスの就職偏差値・難易度を見てみましょう。
結論としては、偏差値・難易度はやや高めといえるでしょう。その理由として以下の3点が挙げられます。
- 採用フローとして特別なステップがない
- 採用大学を見る範囲では学歴フィルターがあまりない
- 給与や福利厚生が良い
- 労働時間が長いなど、ゲームや仕事が好きで長時間できる人材が求められる
よって、頻出質問である「ガクチカ」や「志望動機」など基本的な事項をしっかりと対策をしていれば、難しすぎることはないでしょう。
しっかりと対策を行い内定を獲得してください!
就職偏差値・難易度については、以下の記事も参考にしてみてください。
まとめ
アカツキゲームスは、主にソーシャルゲームを制作するエンターテイメント・ゲーム業界に属する企業です。
代表作に「ドラゴンボールZ ドッカンバトル」「サウンドメモリーズ」「シンデレライレブン」「シンデレラナイン」などがあります。
日本で作品をヒットさせるだけではなく、グローバルでのスマッシュヒットを目指しています。
アプリストアなどを利用した配信ゲームは世界50ヵ国以上の国・地域に配信を行っており、世界中でファンを獲得しており、成長真っ只中のゲーム企業です。
アカツキゲームスはゲーム業界の中でもレベルが高い企業なので、企業研究を行っているか否かで就活での結果は変わってきます。
しかし学歴重視をする企業ではないので、全員に等しくチャンスがあります。対策をしっかり行って選考に望んでください。
ぜひこの記事を参考にして励んでくださいね!