【企業分析】日本生活協同組合連合会の就職難易度・採用大学・選考対策を徹底解説

はじめに

日本生活協同組合連合会は、日本生協連は、各地の生協が加入する全国連合会です。

事業内容は、会員生協への商品供給などに関わる事業、生協の全国組織としての取り組み、会員生協への支援の取り組みを主におこなっています。

今回は、そんな日本生活協同組合連合会の企業研究を行うための基礎知識や社風、選考対策などをご紹介していきます。

この記事では、日本生活協同組合連合会への就職に興味がある以下のような就活生を対象に、企業分析を行っています。

ぜひ最後までご覧ください。

また、団体・連合会/食品業以外の業界については、以下の記事で概観しているので、ぜひご覧ください。

【業界研究ガイド】業界一覧

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この記事の結論

先にこの記事の結論からお伝えすると、日本生活協同組合連合会の就職難易度は、中〜高難易度です。

以下の参照記事で詳しく解説している就職偏差値を参考にすると、中〜高難易度といえるでしょう。

また、採用大学も様々な偏差値帯や種類の学校の実績があるので、選考対策をしっかり行えば内定を獲得できる可能性は十分にあります。

グループワークがあり、発信力と傾聴力が問われます。

職種は、市場調査やモニタリング調査をもとにした商品企画・開発部門、マーケティング分析をもとに地域ごとのニーズに合わせた営業部門、受発注管理や納品・物流管理といった供給部門で構成。

商材は配属される部門によって異なります。

次の章からは、各内容やその他就活に役立つ情報を紹介しますので、ぜひ最後まで読んでください。

日本生活協同組合連合会について

出典元

生協／コープ｜日本生活協同組合連合会

会社概要

日本生活協同組合連合会は、1951年3月に設立された各地の生協や生協連合会が加入する全国連合会です。

コープ商品の開発と会員生協への供給（販売）、会員生協の事業や活動のサポートなどを通して、会員生協の発展を支える役割を果たしています。　

洗練されたタッチを添えた日本生活協同組合連合会は「人と人とがつながり、笑顔があふれ、信頼がひろがる新しい社会の実現」のビジョンを、世界に向けて発信しています。

日本生活協同組合連合会のビジネスモデルは、原料の入手、企画・開発・製造、さらには流通も手掛けています。

日本生協連の商品事業は、主に「コープ商品の開発」と「全国の生協への供給」の2つの機能があります。

インターネットでの商品注文システムの基盤や、品質保証システム、物流施設の整備や共同利用なども進めています。

他にも、通販事業やキャロット事業、会員事業支援を展開。

これらの事業は、顧客の多様なニーズに応えるための戦略の一環として展開されています。

プロセスを明確にすることで利益を増大させているのです。

さらに、日本生活協同組合連合会は生協の「2030環境・サステナビリティ政策」を策定し、エシカル消費や気候変動対策、省資源・資源循環を実現しています。

「ビジネスと人権」についても重要視しており、会員生協では外国人労働者がおもに店舗や物流センター、加工施設、福祉デイサービスで働いており、外国人労働者や障がい者等のハンディキャップをもった方が働きやすくなるような規則や環境整備に努めているのも特徴です。

各事業別の売上規模

日本生活協同組合連合会の2022年通期連結決算の売上高は、3兆233億円でした。

この売上は宅配事業、店舗事業、コープ商品事業の各収益によって構成されています。

それぞれの事業分野での売上高は以下の通りです。

各事業セグメントの解説

日本生活協同組合連合会の主な事業セグメントは以下の通りです。

商品開発や会員への供給など商品事業といった印象が強い日本生活協同組合連合会ですが、幅広い分野での革新をもたらし続けています。

この4つの事業分野は、日本生活協同組合連合会の事業戦略と市場への適応能力を示しており、幅広い分野にわたる事業を展開しています。

以下参照ページを紹介するのでぜひ確認してみてください。

日本生活協同組合連合会で働いている社員は？

平均勤続年数は？

日本生活協同組合連合会の平均勤続年数は15.1年です。

食品業の平均勤続年数は14.8年であることから、業界平均よりも多少社員の出入りが少ない職場といえるでしょう。

平均年収は？

2023年度の日本生活協同組合連合会の平均年収は、650万円でした。

全国平均の年収が458万円であることを考えると、 全国平均よりも高い水準です。

また、同じ「食品業」の上場企業平均年収564万円でした。

平均残業時間は？

日本生活協同組合連合会の従業員の平均残業時間は、1ヵ月あたり18.7時間でした。

食品業界で働く従業員の平均残業時間は13.5時間のため、業界内では平均よりも多い残業時間といえます。

平均ボーナス額は？

日本生活協同組合連合会は年に2回のボーナスが支給され、平均ボーナス額は100〜120万円です。

食品業界で働く従業員の平均ボーナス額は95万円であったため、業界内では平均よりも高いボーナス額といえます。

どんな文化なの？

日本生活協同組合連合会は、その独自の社風「一人ひとりの挑戦」という考えが重要とされており、風通しのよい企業です。

幅広い分野で多岐にわたるキャリアパスを実現。

日本生活協同組合連合会は、独自の歴史的文化と新たな革新のマッチを重要視し、クリエイティブに挑戦できる人に向いているでしょう。

新たなイノベーションは会社の発展と捉え、個人の成長は会社の成長に繋がるとして奨励しています。

限界なく成長できる環境が整っています。

就職偏差値・難易度および業界での立ち位置

競争が激しい食品業界の中での、日本生活協同組合連合会の立ち位置をご紹介します。

売上高を参照し他社と比較してみても、日本生活協同組合連合会はトップクラスの企業だとわかります。

理由として以下の要因が考えられます。

1. 4つの事業分野の強化
   日本生活協同組合連合会は、多くの方へのニーズに応えるための商品やサービスを展開し、「人生100年時代」といわれる現代のライフスタイルに合わせた理解を深めています。
   既存事業のリソースや地域ネットワークを活かした事業の強化を図っています。
2. デジタル戦略
   日本生活協同組合連合会は、ライフステージに寄り添う対応を徹底しています。
   組合員の体験価値を向上させるため、キャッシュレス決済やAIを活用したレコメンド、総合アプリ開発事業間のポイント連携を進めています。
   AIを活用した配送コースの最適化や物流業務・電話対応などを行うことで働き方改革と生産性向上を実現しています。
3. 足場の強化と飛躍への一歩
   日本生活協同組合連合会は、社会の加速度的な変化に対応し、既存事業の足場を固め、第3期におけるビジョン実現に向けて、ギャップや足りない部分を見つめ、飛躍への一歩を踏み出しています。

以上の要素により日本生活協同組合連合会は食品業界の中でもトップクラスの売上高を生み出しています。

参考までに宅配事業を行なっている競合会社の情報もまとめてみたので、ご紹介します。

日本生活協同組合連合会の新卒募集要項について

以下に日本生活協同組合連合会の新卒募集要項についてまとめました。

毎年昇給がある点や、研修制度による成長しやすい環境がある点は非常に嬉しい点です。

研修制度は、新人に対するオンボーディングはもちろん、年次毎や役職毎に設けられたカリキュラムがあり、かなり充実しているでしょう。

転勤の可能性は低いですが、経験年数を重ねると地域間での転勤の可能性が高くなります。

気になる方は面接や説明会などの際に確認しておきましょう。

求める人材

日本生活協同組合連合会では、求める人材として下記のものを公表しています。

グループ会社の1つであるため、他のグループ会社でも共通している可能性が高いです。

挑戦的な人

あらゆることに興味を持ち、自ら勉強したり、積極的に行動している人は周りにも良い影響を与えます。

グローバル的な視野を持つ人

時代の変化や様々な考え方に適応し、 固定概念に囚われない柔軟な考え方を身に付けることが大切です。

向上心の高い人

自ら新しい課題に常に取り組み、目標に対して甘んじる事なく努力できる人です。更なるレベルアップを目指している人を求めています。

以上の3つは、日本生活協同組合連合会の社風と密接につながっています。

エントリーシートや面接の中で、これらの意識を持っている人材かどうかが見られるでしょう。

ぜひ意識して選考に臨んでください。

新卒採用のフロー

日本生活協同組合連合会の選考は、下記の通りの選考フローです。

面接では志望動機などのスタンダードな質問の他、人柄やその人の経験をチェックするような質問も多いです。

今後のキャリアを形成していく上で必須事項なので、明確にしておきましょう。

①新卒エントリー

日本生活協同組合連合会の公式サイトの求人ページより、必要事項を入力し登録を行います。

エントリーシートでは志望動機や自己PR、自身の経験などの一般的な質問について回答し、Web上で入力し送信して終了です。

②会社説明会、自分史ワークシート・ES

日本生活協同組合連合会のイメージを具体的に理解するための会社説明会です。

日本生活協同組合連合会とミスマッチがないのか深堀りしていきます。

質問事項は以下の通りです。

このように基本的なことが聞かれるでしょう。

会社説明会で書くことになるので、参加する前に準備して臨んでください。

以下に参考になる記事を紹介します。

ES対策 | 上京を志す、就活生へ。ジョーカツ

【就活】自分史とは？書き方・ポイント・3つの作成メリットを解説

③面接＋性格診断（SPI）

日本生活協同組合連合会では、グループワークや個人面接があるのが特徴です。

グループワークでは、意見を主張する発信力と意見を聞く傾聴力が求められます。

面接では、自己紹介や志望理由、この業界を選んだ理由などが聞かれるでしょう。

自分の答えを見つけておくといいです。

以下に、口コミで確認できた質問事項を紹介します。

以下のページもぜひ参考にしてください！

SPIとは？検査の内容と例題を用いて対策方法を徹底解説！

【徹底解説】就活のSPI試験対策マニュアル～おすすめの参考書も紹介～

④複数回面接

日本生活協同組合連合会では、「その場の対応力や経験・将来性」を重要視して面接を実施しています。

最終面接は役員の方が担当し、個別にて行われます。

自己PRなどの一般的な質問の他に、入社に対する理由や熱意について深く確認されます。

以下に口コミのあった質問事項を紹介します。

最終面接になるにつれて、圧迫面接や深い質問が増えてきます。

実務に適性があるのか確かめるような質問が多くなされるでしょう。

企業が求めるイメージに寄り添うために、実際に店舗に行くなどしてイメージを付けてください。

以下のページも確認してぜひ内定を勝ち取ってくださいね。

面接 | 上京を志す、就活生へ。ジョーカツ

⑤内定

複数回の面接を突破して内定が決まります。

採用大学

日本生活協同組合連合会の採用大学の実績を以下に掲載します。

最難関大学から標準的なレベルの大学まで幅広く採用されており、所謂学歴フィルターはないと考えられるでしょう。

上記には偏差値が高い大学も採用大学にありますが、日本生活協同組合連合会は多様な学生層からの就活生を積極的に採用しています。

よって、学歴が原因で不採用になることは考えにくいです。
しっかりとエントリーシートや面接対策をして内定を獲得してください。

【徹底解説】学歴フィルターはどこから？実態（エピソード）と突破方法

就職偏差値・難易度

ここまでの内容を踏まえて、日本生活協同組合連合会の就職偏差値・難易度を見てみましょう。

結論としては、偏差値・難易度は中〜高的です。

その理由として、以下の3点が挙げられます。

頻出質問である「ガクチカ」や「志望動機」など、基本的な事項をしっかり対策をしていれば、難しすぎることはないでしょう。

就職偏差値・難易度については、以下の記事も参考にしてみてください。

【24卒・25卒最新版】文系・理系・公務員別就職偏差値・難易度ランキング

まとめ

日本生活協同組合連合会は食品業界に属する企業で、4つ事業を展開し、商品の企画・開発〜販売をしています。

地域の顧客ニーズや環境保全に合わせた高品質を目指している会社です。

企業研究を行っているか否かで就活での結果は変わるでしょう。

しかし、学歴重視をする企業ではないので全員に等しくチャンスがあります。

対策をしっかり行って選考に進みましょう。

ぜひこの記事を参考にして励んでください。

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