【企業分析】サッポロビールの就職難易度・採用大学・選考対策を徹底解説
2024/05/22更新
はじめに
サッポロビール株式会社は東京都渋谷区恵比寿に本社を置く、日本の大手ビールメーカーです。
日本全国に支店や工場があり、KANPAI+といったオンラインストアも展開しています。
今回はそんなサッポロビールの企業研究を行うための基礎知識や社風、選考対策などをご紹介していきます。
この記事ではサッポロビール株式会社への就職に興味がある以下のような就活生を対象に、企業分析を行っています。
ぜひ最後までご覧ください。
- サッポロビールの仕事内容が気になる
- サッポロビールの就職難易度を知りたい
- サッポロビールの企業分析を行いたい
また、食品メーカー以外の業界については、以下の記事で概観しているので、ぜひご覧ください。
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この記事の結論
先にこの記事の結論からお伝えすると、サッポロビールの就職難易度は、かなり高い難易度だと考えています。
募集人数に対して、応募人数が多いというのが一つの理由です。
以下の参照記事で詳しく解説している就職偏差値を参考にすると、かなり高い難易度といえるでしょう。
また、採用大学も高い偏差値からの応募や採用があります。採用率が高いのはAランクの大学です。
しかし、様々な偏差値帯や種類の学校の実績があるので、選考対策をしっかり行えば内定を獲得できる可能性は十分に有り得ます。
選考対策として、「グループ面接」があります。あらかじめ学校などでグループ面接の対策も行っておきましょう。
また職種としては、事務系総合職、技術系総合職(生物・化学系)、技術系総合職(機械・電気系)、経理部門、SCM部門、総合職(障がい者採用)があります。
事務や技術系などの募集があり、適正に合わせて選択が可能です。
次の章から各内容や、その他就活に役立つ情報を紹介しますので、ぜひ最後まで読んでください。
サッポロビール株式会社について
出典元:サッポロビール株式会社
会社概要
サッポロビール株式会社は、主にビールなどを販売している企業です。
サッポロビールの商品には次のようなものがあります。
- サッポロ生ビール黒ラベル
- YEBISU
- SORACHI 1984
- 静岡麦酒
- GOLD STAR
- 麦とホップ
- 極ZERO
- 濃いめのレモンサワー
- 男梅サワー
- グランポレール
- 本格麦焼酎 和ら麦
- バカルディ
知っている商品も多いのではないでしょうか。
人気のビールブランドでこれからも安定さが期待可能な企業といえます。
ビールメーカーとして、顧客の生活を豊かにするための仕事を行っています。
さらに、サッポロビールは海外市場にも進出しており、工場も持っています。
海外でも人気のあるビールとして売上を伸ばしています。
各事業別の売上規模
出典元:サッポロビール株式会社
サッポロビール株式会社の2023年度の第3四半期の総売上高は3,777億円で、事業利益は144億円でした。
この売上は酒類、食品・飲料、不動産、その他および海外事業からの収益によって構成されています。
それぞれの事業分野での売上高は以下の通りです。
- 酒類
売上高は376,862百万円。事業利益は16,016百万円でした。 - 食品・飲料
売上高は119,922百万円。経常利益は1,634百万円でした。 - 不動産
売上高は21,702百万円。経常利益は5,784百万円でした。 - その他
売上高は146百万円。経常利益は15百万円でした。
各事業セグメントの解説
サッポロビール株式会社の主な事業セグメントは以下の通りです。
事業部門 | 活動内容 |
酒類事業 | 酒類の製造販売。 |
食品飲料事業 | 職員や飲料の製造販売。 |
不動産事業 | まちづくり事業を推進。 |
サッポロビールは、酒類事業や食品飲料事業、不動産事業があります。
特に酒類事業の売上は高いです。
メイン事業セグメントは、サッポロビールの多角的な事業戦略と市場への適応能力を示しています。
酒類事業から食品飲料事業、不動産事業、さらには海外市場への進出に至るまで、広い分野にわたる事業を展開しています。
以下参照ページを紹介するので是非確認してみてください。
サッポロビールで働いている社員は?
サッポロビールで働いている社員について紹介します。
平均勤続年数は?
サッポロビールの平均勤続年数は17. 7年です。
製造業_食品・たばこの平均勤続年数は14. 8年であることから、業界平均よりも社員の出入りが少ない職場といえるでしょう。
平均年収は?
サッポロビールの平均年収は、623万円でした。
全国平均の年収が458万円であることを考えると、 全国平均よりも高い水準となっています。
また、同じ食品メーカーの平均年収は439万円でした。
平均残業時間は?
サッポロビールの従業員の平均残業時間は、1ヵ月あたり平均18時間(2023年実績)でした。
企画・管理で働く30代の平均残業時間は20.5時間のため、業界内では平均的な残業時間といえます。
平均ボーナス額は?
サッポロビールの平均ボーナス額は124万円程度です。
あくまで参考程度にしておいてください。
また、サッポロビールは年に6月と12月の合計2回ボーナスが支給されます。
どんな文化なの?
サッポロビールは「新しい楽しさ・豊かさを、お客様に発見していただけるモノ造りを」経営理念に掲げています。
お客様に満足していただける、ビール作りを行っています。
ビールの製造販売を主軸に据えつつも、店舗運営から物流、本部でのサポート業務に至るまで、多岐にわたるキャリアパスを実現できます。
個人の成長を会社の発展と捉え、自らの手で仕事を創造し、成長の機会を無限に広げられる人に向いています。
ここでは、自分自身が主役となり、限界なく成長を遂げることができる環境も整っているので、主体的に仕事を進めたい人には向いています。
就職偏差値・難易度および業界での立ち位置
競争が激しい小売業界の中でのサッポロビールの立ち位置をご紹介します。
売上高を参照し他社と比較してみても、サッポロビールはトップクラスの企業だということがわかります。
理由として以下の要因があると考えています。
- ロングセラー商品が多い
サッポロビールは、ビールなどロングセラーの商品も多いです。そのため売上につながっています。 - 店舗とオンラインの統合
サッポロビールは店舗ベースの販売とオンライン販売の両方に注力しています。特にオンライン販売の強化は、近年の消費者行動の変化に対応し、より広範な顧客基盤へアクセスする手段となっています。 - 海外事業もある
サッポロビールは海外事業も行っています。新しい市場への進出や既存事業の拡大を図り、売上の増加に寄与しています。
以上の要素によりサッポロビールは小売業界の中でもトップクラスの売上高を生み出していると考えられます。
参考までに競合4社の情報もまとめてみたので、ご紹介します。
会社名 | 売上高(2022年) | 平均年収 | 就職偏差値・難易度 | 社風 |
サッポロビール | 4784億2200万円 | 623万円 | 67 | 攻めの姿勢よりは守りの姿勢の方が強い傾向 |
サントリー | 2兆9,701 億円 | 753万円 | 61.8 | 「やってみなはれ」のチャレンジ精神奨励 |
アサヒ | 2兆5111億800万円 | 737万円 | 61 | 達成に向かって挑戦する団結力が大きな武器 |
キリン | 1兆4571億5400万円 | 816万円 | 62 | 真面目で誠実な人が多く、チームワークを重視する社風 |
サッポロビールの新卒募集要項について
以下にサッポロビールの新卒募集要項についてまとめました。
福利厚生がかなり整っている点は非常に嬉しい点です。
また賞与に関しては年2回、6月と12月に支給されます。
研修制度も新人に対するオンボーディングは勿論のこと、年次毎や役職毎に設けられたカリキュラムがあり、かなり充実していると言えます。
転勤については、募集概要に「入社後に全国各地の事業所(国内外問わず)に転勤可能な方」と記載があります。
そのため転勤の可能性は高いです。
転勤について、気になる方は説明会や、実際に企業を受ける前に確認をしましょう。
各項目 | 詳細 |
職種 | 企画販売コンサルタント 業務内容:事務系総合職 技術系総合職(生物・化学系) 技術系総合職(機械・電気系) 経理部門 SCM部門 総合職(障がい者採用) |
給与(2023年4月入社 初任給実績) | 大卒/月給245,000円 院卒/月給262,000円 |
賞与 | 年2回(6月、12月) |
研修制度 | 新入社員研修(4月~6月)、新入社員フォロー研修、リーダー候補者研修、店長研修、管理者要養成研修など、マネージャー研修、海外流通視察 |
福利厚生 | 各種保険完備(雇用・労災・健康・厚生年金)、従業員持株会制度、慶事見舞金各種支給、産休育休制度、学業支援金制度(子供の学業費支援)、その他 |
求める人材
サッポロビール株式会社では求める人材として下記のものを公表しています。
グループ会社の1つであるため、他のグループ会社でも共通になっている可能性が高いです。
変化を恐れない
時代の開拓者として、変化を恐れずチャレンジしていける方を求めています
カイタクしていける
サッポロビールではカイタク人材を求めています。
熱狂的なファンを作りと満足せずカイタクしていける人が求める人材です
挑戦
現状に満足せず、あらゆる業務における「質・コスト・時間」の改善と、組織・個人の成長にリスクを恐れず挑戦します
チームで頑張れる方
チームの成果に貢献が可能な方を求めています
チャレンジしていける方
変化や失敗を恐れずにチャレンジする人財を求めています
サッポロビールのビジョンは『誰かの、いちばん星であれ』であり、それに準ずるアピールが採用につながっていきます。
サッポロビールで働いて、誰かのためになれる人材を求めています。
エントリーシートや面接中にこれらの意識を持っている人材かどうかを見られるので、ぜひ意識して選考に臨むといいでしょう。
新卒採用のフロー
サッポロビールの選考は、下記の通りの選考フローとなっています。
面接では志望動機などのスタンダードな質問の他、人柄をチェックする質問も多いのが特徴です。
選考対策として、入社意欲や将来のプランが明確であるかどうかが重視されます。
今後のキャリアを形成していく上で必須事項なので、明確にしておきましょう。
①新卒エントリー
サッポロビール公式サイトの新卒エントリーボタンより必要事項を入力し登録を行います。
エントリーシートでは志望動機や自己PR、長所と短所などの一般的な質問について回答し、送信してください。
②会社説明会、ES
サッポロビールのイメージを具体的に理解するための会社説明会です。
サッポロビールでは基本的にWebでの説明会になっています。
また、同じタイミングでエントリーシートを提出します。
質問事項は
- ガクチカ
- 志望動機
- 強み・弱み
- サッポロビールに興味を持ったところ
といったように、基本的なことを聞かれるようです。
会社説明会で書くことになりますので、参加する前に準備して臨んでください。
以下に参考になる記事を紹介します。
自分史の書き方は下記に記載した参照ページを確認してください。
③面接(グループ面接、個別面接)
サッポロビールではグループ面接も行われます。
他の学生と数名のグループでの面接になります。
面接では自己紹介や志望理由、食品業界を選んだ理由などが聞かれますので自分の答えを見つけておきましょう。
一次面接はオンラインではなく会社で行われると思われます。
和やかな雰囲気の中、キャリアプランやエントリーシートに記載した事項とその他についての回答が求められます。
以下に口コミで確認できた質問事項を紹介します。
- 会社説明会に参加してどう思ったか
- 他人に自分のことをどういわれるか
- 自分を何色に例えますか?
- 10年後何になりたいですか?
以下のページもぜひ参考にしてください!
④複数回面接(2、3次面接)
サッポロビールでは、面接回数がグループ面接も含めると3~4回と多いです。
あらかじめ面接についてはしっかりと対策を行っていきましょう。
個々に合わせて選考を行うため、面接についての質問の内容はその方によって基本的に異なります。
最終面接もオンラインではなく会社で行われると思われます。
自己PRなどの一般的な質問の他に、入社に対する理由や熱意について深く確認がされます。
以下に口コミのあった質問事項を紹介します。
- 志望動機
- 他社の選考状況
- 志望度はどのくらいか
- ガクチカ
- 入社後にどんな風に貢献できるか
- なぜこの業界、この会社なのか
最終になるにつれて質問が深堀されたり、実務に適性があるのかを確かめるような質問が多くなされていることが分かります。
自分が実際に現場で働いている姿を想定したり、実際に店舗にいくなどしてイメージを付けられるようにしましょう。
以下のページも確認してぜひ内定を勝ち取ってください。
⑤内定
複数回の面接を突破して内定が決まります。
採用大学
サッポロビールの採用大学の実績を以下に掲載しますが、最難関大学から標準的なレベルの大学まで幅広く採用されており、所謂学歴フィルターはないと考えます。
<大学院> 大阪大学、京都大学、慶應義塾大学、筑波大学、東京大学、 <大学> 青山学院大学、大阪大学、大阪市立大学、九州大学、京都大学、慶應義塾大学、東京工業大学、東京理科大学、立命館大学、早稲田大学大学、学習院女子大学、京都大学杏林大学、岐阜経済大学、国立音楽大学、群馬大学、慶應義塾大学、恵泉女学園大学、高知大大北海道大学、松山大学、武蔵野大学 |
上記には偏差値が高い大学も採用大学にありますが、サッポロビールは多様な学生層からの応募者を積極的に採用しています。
よって学歴が原因で不採用になることは考えにくいです。
しっかりとエントリーシートや面接対策をして、内定を獲得できるようにしましょう。
就職偏差値・難易度
それでは、ここまでの内容を踏まえて、サッポロビールの就職偏差値・難易度を見てみましょう。
結論としては、偏差値・難易度はかなり高いといえるでしょう。その理由として以下の3点が挙げられます。
- 採用フローとしてグループ面接も含め面接が3~4回ある
- 採用大学は高い偏差値の大学もありAランク以上の大学からの採用が多い
- 募集人数に対して、応募人数が多い
しかし、頻出質問である「ガクチカ」や「志望動機」など基本的な事項をしっかりと対策をしていれば、内定が通ることもあるでしょう。
しっかりと対策を行い内定を獲得してください!
就職偏差値・難易度については、以下の記事も参考にしてみてください。
まとめ
サッポロビールは、大手のビールメーカーで食品の製造販売を行っています。
ロングセラーの人気商品も多く、安定している企業と言えるでしょう。
サッポロビールは食品業界の中でもレベルが高い企業なので、企業研究を行っているか否かで就活での結果は変わってきます。
しかしどこの大学からの応募も受け付けていて、全員に等しくチャンスがあります。
対策をしっかり行って選考に望んでください。
ぜひこの記事を参考にして励んでくださいね。