【企業分析】オージス総研の就職難易度・採用大学・選考対策を徹底解説
2024/4/18更新
はじめに
株式会社オージス総研(以下 オージス総研)は、大阪ガスのグループ企業です。
システム開発やIT基盤運用・保守、セキュリティ、業務分析、コンサルティングなど多岐にわたるサービスを提供しているシステムインテグレーター。
この記事では、オージス総研への就職に興味がある以下のような就活生を対象に、企業分析を行っています。ぜひ最後までご覧ください。
- オージス総研の仕事内容が気になる
- オージス総研の選考対策として何をすれば良いかわからない
また、情報・通信業以外の業界については、以下の記事で概観しているので、ぜひご覧ください。
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この記事の結論
先にこの記事の結論からお伝えすると、オージス総研の就職難易度や倍率は、平均的な難易度と考えています。
また、採用大学は最難関レベルの大学から地方の中堅レベル大学と幅広いレベルの大学から採用している実績があります。
加えてオージス総研は、さまざまな経営課題や高度化、多様化するニーズに応えるため、コンサルティングや情報化戦略立案、情報システムの設計・開発、運用・管理まで、一貫したシステムソリューションをクライアントに提供しています。
さらにオージス総研の社風や雰囲気は、自由に言いたいことが言い合える風通しのよい社風で、気さくで温かい人柄の社員が多く、相談しやすい穏やかな雰囲気があります。
また多くの女性が役職者を含め、さまざまなポジションで活躍しており、ワークライフバランスの充実にも力を入れています。
さらにフレックスタイム制を導入し、フレキシブルに働ける環境が整えられています。
選考フローや採用基準は一般的だといえるので、企業分析や自己分析などの就活での基礎的な対策を徹底して行えば、内定獲得に近づけるといえます。
次の章から各詳細や、その他就活に役立つ情報などを幅広く紹介しますので、ぜひ最後までご覧ください。
オージス総研について
会社概要
オージス総研は、1983年の創業以来40年以上に渡りIT領域に挑んできた大阪ガスから生まれた企業です。
ガスや電力といった生活に必須の社会インフラを担う大阪ガスを母体にしており、SIerの中でも社会インフラと屈指の安定性、堅牢性が求められる重要な役割を担っています。
大阪ガスのサポート役を担っているだけではなく、システム開発(IoT、システム連携、開発効率化)、IT基盤運用や保守(クラウド、システムマネジメント)、セキュリティ関連、業務分析(データ分析・データ利活用)などのプロジェクトを展開しています。
創業当時から上流のモデリングに注力し、関連する開発や教育や方法論、製品ビジネスなどを、包括的に進め当時からの先駆的なDNAは今も受け継がれています。
また、下記のようなグループ会社・子会社を有しています。
- 株式会社宇部情報システム
- 株式会社さくら情報システム
- 株式会社エスアイエス・テクノサービス
- 株式会社JOE
- Sakura System Service Pte. Ltd.
- 株式会社システムアンサー
- 株式会社アグニコンサルティング
- OGIS International Inc.
- 上海欧計斯軟件有限公司
各事業セグメントの解説
オージス総研の主な事業セグメントは以下の通りです。
さまざまな経営課題や高度化、多様化するニーズに応えるため、コンサルティングや情報化戦略立案から情報システムの設計・開発、運用・管理まで、一貫したソリューションを提供しています。
提供している主な製品・技術・サービスは下記の通りです。
事業部門 | 活動内容 |
システム開発 | IoT・システム連携・開発効率化・組み込み開発 |
IT基盤運用・保守 | クラウド・システム運用・データセンター・アウトソーシング |
セキュリティ | 認証・ID管理・デバイス・ネットワーク・Web・メール |
基幹業務 | 生産・販売・財務・会計・人事・総務 |
業務分析 | データ分析・データ利活用・業務支援 |
コンサルティング | IT・業務プロセス・商品・サービス開発・人材育成・組織開発・アジャイル・ソリューション特集 |
以下参照ページを紹介するので是非確認してみてください。
参照ページ
オージス総研で働いている社員は?
平均勤続年数は?
オージス総研の平均勤続年数は16.8年でした
情報・通信業業界の平均勤続年数は11.9年だと言われています。
このことから、業界内では比較的社員の出入りが少ないと考えられるでしょう。
平均年収は?
オージス総研の平均年収は531万円〜748万円でした。
勤続年数や役職などにより異なります。
全国平均の年収が458万円であることを考えると、 全国平均よりも高い水準といえます。
しかし、同じ「情報・通信業」の平均年収は400万円前後なので、業界内でも高い水準だといえるでしょう。
平均残業時間は?
オージス総研の従業員の平均残業時間は、平均12時間程度だといわれています。
情報・通信業で働く従業員の平均残業時間は16.7時間といわれています。
平均ボーナス額は?
オージス総研の平均ボーナス額は125万円でした。
情報・通信業界の平均ボーナス額は約66万円といわれているため、59万円ほど高い額だとわかります。
どんな文化なの?
オージス総研は、自由に言いたいことを言い合える風通しのよい職場です。
気さくで温かい人柄の社員が多く、相談しやすい穏やかな雰囲気があります。
また多くの女性が役職者を含め、さまざまなポジションで活躍しており、ワークライフバランスの充実にも力を入れています。
さらにフレックスタイム制を導入し、フレキシブルに働ける環境が整えられています。
参照ページ
株式会社オージス総研の働き方(勤務時間・休日休暇・制度)に関する口コミ詳細|ライトハウス
就職偏差値・難易度および業界での立ち位置
競争が激しい情報・通信業界の中でのオージス総研の立ち位置をご紹介します。
売上高を参照し他社と比較してみても、オージス総研は年々規模が拡大している企業だとわかります。
その理由は下記の内容が該当するといえます。
- 進化を続けるシステム基盤:ビジネスシステムは、時代の変化や環境の変化に合わせて改修を行いながら、常にビジネス価値を提供し続けるもので、時代が変わって顧客が変わっても、長期的に変わらないニーズを捉えています。さらにしっかりした基本構造をもつことと同時に、追加・変更が容易な適応力も併せ持ちます。
- 品質管理:オージス総研が提唱する「百年アーキテクチャ」を実現するために、品質への取組みを徹底的に行なっています。効率的な手順化と組織的なチェック体制、個人への教育の浸透、属人的能力に力を入れて、組織としてプロフェッショナルの知恵を出し合い品質向上を常に行っています。
- プロフェッショナル認定制度:技術者としての高度な専門性を認定する仕組みであるプロフェッショナル認定制度を導入しています。業界標準と同等レベルの専門性を持ってビジネスを遂行するプロフェッショナルとして、お客様に高水準で高品質のサービスを提供できる証です。スキルアップやキャリアアップへの意識が高まり、組織全体のレベルアップを図ります。
以上の要素により、オージス総研は情報・通信業界の中でもトップクラスの売上高を生み出していると考えられます。
参考までに、競合4社の情報もまとめてみたのでご紹介します。
会社名 | 売上高 | 平均年収 | 就職偏差値・難易度 | 社風 |
オージス総研 | 4,778億円 | 531万円〜748万円 | 3.9/5.0 | 自由に言いたいことを言い合える風通しのよい社風 |
野村総研 | 6,921億円 | 981万円 | 4.1/5.0 | 個性豊かで個性を大切にする風通しがいい社風 |
三菱総研 | 695億円 | 862万円 | 3.5/5.0 | 知的好奇心が旺盛で、さまざまな社会課題に広く関心がある社風 |
日本オラクル | 2兆2,691億円 | 1,126万円 | 3.7/5.0 | 上下関係なくフラットでフレンドリーな社風 |
参照ページ
オージス総研の新卒募集要項について
以下に、オージス総研の新卒募集要項についてまとめました。
オージス総研では多数の研修を用意しており、人材育成に重点的に力を入れています。
研修は、各コースに関するスキルを現場で実践してきた経験豊富な講師が担当し、指導を行います。
そして学んだ知識をすぐに活用する演習や実習を行うため、理解度を確認しながら学習を進めることができます。
また、演習時には受講者の理解度に合わせた個別指導を行っており、新入社員研修などの大型研修では習熟度別にグループ編成を行って、受講者のレベルに応じた学習を重要視しています。
さらに研修内容はカスタマイズできるため、それぞれが身につけたいスキルや学びたい知識に合わせながら受講することができます。
資格の取得を奨励しており、試験料や交通費の補助、取得一時金の支給なども行っています。
各項目 | 詳細 |
---|---|
職種 | 【総合職】 ソリューションエンジニア(SE) 業務内容:ハードウェアやソフトウェア、ネットワーク等に関する専門技術と業務知識をベースに、お客さまへのシステム提案やシステム分析、システム設計、システム開発(プログラミングなど)、テスト、導入・運用・保守を駆使してお客さまの課題を解決へと導きます。 |
給与(2024年4月入社 初任給実績) | 大卒等:月給210,000円〜 修士了:228,000円〜 博士了:232,600円〜 ※通勤交通費・時間外勤務手当・休日勤務手当・深夜勤務手当・公的資格取得一時金・住宅関連手当(賃貸及び持家)など別途支給 |
賞与 | 年2回(6月・12月) |
研修制度 | 高付加価値の実現に向けたDX実践基礎講座・アジャイル開発研修・つながる組み込み機器のセキュリティ研修・SAFe®研修・eラーニング・システムモデリング研修・オブジェクト指向/UMLモデリング研修・Java研修・C++研修・ソフトウェアテスト研修・Web/JavaScript研修・C言語研修・ITリテラシ研修・DevOps研修・新入社員研修コース・超上流研修・Webアプリ開発体験コース・組み込みソフト開発体験コース・Web開発技術研修・マーケティングコース |
福利厚生 | 社会保険完備(健康保険、厚生年金、雇用保険、労働災害補償保険(労災))・福利厚生・保険制度・財産形成支援制度・各種福利厚生メニュー利用制度(宿泊施設・スポーツ施設利用割引など)・同好会活動援助制度・共済給付ほか |
参照ページ
求める人材
オージス総研では、企業理念やパーパスに共感し実行できる方や、IT業界への関心が高い下記のような人材を求めています。
オージス総研の企業理念は、「優れた品質と高度な技術力を追求し、あたたかさ、たくましさ、たのしさを大切にします。」に加えて「本質的な問いを立てる力と、必ず答えを導き出す力で、ビジネスの進化を加速する。」
というパーパスを掲げています。
さらにIT業界に従事する際に必要とされる、責任感とやり抜く想いを持っている方や目的に向かって自らやるべき事を設定し行動できる方、仲間と共にゴールを目指すことにベストを尽くせる方が挙げられます。
新卒採用のフロー
オージス総研の選考は、下記の通りベーシックな選考フローとなっています。
オージス総研の選考では、人柄の他に経験・能力・資質を重視している傾向にあります。
①会社説明会
会社説明会では、企業概要の説明や質問会もあわせて実施され、オージス総研のイメージを具体的に理解するために開催されます。
仕事内容など一通り企業説明が行われるため、面接時に必要な情報をしっかり聞き、疑問点などは解消するようにしましょう。
②WEBエントリーシート提出
マイページよりWEBエントリーシートを記載して提出します。
オージス総研では下記のような質問がよく出てきます。
- 自己PR
- 学業やゼミで力を入れて取り組んだテーマ
- オージス総研の志望動機
- 今までに最も力を入れて取り組んだ経験
- IT業界を志望する理由
エントリーシートの書き方や注意点などは下記の記事で解説していますので、あわせてチェックしてください。
【例文付き】エントリーシートの「ですます調」と「である調」の使い分けを3パターン別に紹介!
【例文あり】エントリーシート(ES)長所・短所の見つけ方一覧とポイント4選
③適性検査
適性検査はSPI形式で行われ、科目は言語・非言語・性格診断です。
オージス総研が選考で最も重視しているのは、性格診断の結果であり、行動力のある人物かどうかを評価しているようです。
またボーダーラインは、そこまで高くはありません。
問題集などを使用して、事前の対策を必ず行っておきましょう。
④複数回面接
オージス総研の面接は個人形式で複数回行われるでしょう。
質問内容は、エントリーシートに書いた内容の深掘りがメインです。
エントリーシートに記載した内容に加え、具体的な回答が求められるでしょう。
加えて、逆質問の時間も設けられます。
面接対策をする時は、以下のページも確認してぜひ内定を勝ち取ってください。
⑤内々定
複数回の面接を突破したのち、内々定が決まります。
採用大学
オージス総研の採用大学の実績を以下に掲載します。
実績を見ると、最難関大学から地方の中堅レベルまで、幅広いレベルの大学を採用していることがわかります。このことから、オージス総研には学歴フィルターがないと考えられるでしょう。
採用大学のランクに関しては、以下の記事を参考にしてください。
【徹底解説】学歴フィルターはどこから?実態(エピソード)と突破方法
<大学院> 青山学院大学、埼玉大学、島根大学、上智大学、信州大学、大阪大学、大学、大阪産業大学、大阪電気通信大学、金沢大学、金沢工業大学、関西大学、関西学院大学、九州大学、京都大学、慶應義塾大学、甲南大学、神戸大学、 <大学> 愛知大学、神戸女学院大学、神戸女子大学、國學院大學、国士舘大学、青山学院大学、大阪大学、大阪学院大学、大阪教育大学、大阪公立大学、大阪産業大学、鹿児島大学、関西大学、関西外国語大学、関西学院大学、京都大学、京都外国語大学、京都学園大学、京都教育大学、京都光華女子大学 |
就職偏差値・難易度
それではここまでの内容を踏まえて、オージス総研の就職偏差値や難易度を見てみましょう。
結論としては、偏差値・難易度は平均的だといえます。
その理由として以下の2点が挙げられます。
- 採用フローの内容はベーシックで独特な選考がない
- 採用大学では学歴フィルターがない
それほど倍率は高くないですが、企業分析や自己分析などは徹底して行い、企業の特徴や自身が発揮できる能力や素養、キャリアプランなどを明確にして答えられると内定獲得に近づくでしょう。
就職偏差値・難易度については、以下の記事も参考にしてみてください。
参照ページ
まとめ
1983年に創業したオージス総研は、40年以上に渡りガスや電力といった生活に必須の社会インフラを担いIT領域に挑んできた企業です。
大阪ガスを母体にしている企業で、システム開発や、セキュリティ関連、業務分析などのプロジェクトを担っています。
採用基準は平均的で学歴フィルターはないため、事前の企業分析や自己分析や、他の学生との差別化をしっかりと行っておきましょう。
この際に企業や業界の特徴、他社との違いを把握して簡潔に説明できるようにしておいてください。
これらの対策をしっかり行い、面接時にどんな質問をされても回答できるようにしておきましょう。
ぜひこの記事を参考にして励んでくださいね。