【就活生必見】最終面接のおすすめ対策と注意点の紹介
2022年8月31日更新
はじめに
最終面接を前にするとなんだか気持ちが引き締まります。
「ここを通過できれば晴れて入社できる」「落とされたらどうしよう…」といった期待と不安な気持ちで胸がいっぱいになる就活生もいるのではないでしょうか。せっかく最後まで来れたわけですから、ポジティブな気持ちで挑んでいきましょう。
今回は、最終面接を控えた学生におすすめの対策と注意点を紹介していきます。最後だからこそ抜かりなく下準備をおこなうのが大切です。
これから解説していくのはどれも重要なポイントになりますので、メモを取りながら読み進めていってください。
1.最終面接では「企業とマッチする人材なのか」を重視する
「本当にこの学生はうちの企業にあうのか」「しっかり活躍できそうなのか」などが見られています。
最後だからこそ企業の方々も納得感を求めているのです。
そのため、一貫性があるのかどうかを確認するために志望動機などはもちろん聞かれますし、将来設計に関しても詳しく深掘りされるかもしれません。
たとえば、自分が何かを買おうと思ったときも「本当にこれでいいのか?」とさまざまな機能・価格などを比較するはず。それは自分が選んだものに納得感がほしいからです。
就活も同じように、企業の方々が納得できる材料を提出できるかどうかが鍵になります。
2.最終面接を突破するためのおすすめ対策
ここからは最終面接を突破するための対策を紹介していきます。次をご覧ください。
・5〜10年後のキャリアプランを考える
・ビジョンを描いた志望動機を熟考する
・業界や企業研究を深掘りする
・逆質問を3〜5つほど考える
・履歴書やESを見直す
実は、目新しい対策はそこまでありません。大事なのは、基礎を徹底し軸をぶらさないことです。
①5〜10年後のキャリアプランを考える
具体的なキャリアプランを伝えることで「入社してからもステップアップしてくれるだろう」と企業側は安心します。その際は「数年後には〜」といった答え方より「3年後、5年後、10年後」のように、具体的に述べるのがおすすめです。
企業によっては「そのプランだったら、もう少し早く実現できると思うよ」など、アドバイスをくれることもあります。具体的なプランを話せば、具体的な返答が返ってくるため、会話も盛り上がるでしょう。
キャリアプランを考える段階では「そのプランが本当に実現できるものなのか」はあまり気にしないで大丈夫です。「どんなビジョンを描いているのか」に重点をおいてみてください。
②ビジョンを描いた志望動機を熟考する
志望動機をより具体的に熟考してみるとよいです。キャリアプランと少し似ていますが、入社してからやりたいこと・成し遂げたいことをまとめておきます。
「なぜそれをやりたいのか?」と自問自答してみると、濃い志望動機が作れますよ。
ただし、キャリアプランとは区別をつけたいので「5年後、10年後」のように細かく設定しなくても大丈夫です。
これまでの面接で高い志望動機を伝えてきたので、プラスαの改良を加えるイメージでいいでしょう。
③業界・企業研究を深掘りする
最終面接を受ける前に、もう一度業界・企業研究について深掘りをしておくのがよいです。「競合他社の強み・弱み」「志望企業の問題点」などを見返しておきます。
社会人として企業に貢献していくためには、幅広い視点と問題意識をもつことが大切です。
また、深掘りをした意見に対して「なぜそう思うのか?」と自問自答すると、より深い意見になります。「なぜ?」と思う部分は、面接の際に聞かれる可能性が高いため、事前に回答を考えておくといいでしょう。
④逆質問を3〜5つほど考える
逆質問をおこなうのも志望度の高さをアピールできます。いくつか具体的な質問を次にまとめましたので、作成する際は参考にしてみてください。
・内定をいただけた場合、入社までにどんなことを経験しておくとよいですか?
・活躍される人はどんな人材だと考えていますか?
・〇〇様から見て、御社のよいところは何ですか?
上記は一例ですが、3〜5つほど考えておくとよいです。ただし、逆質問なら何でもいいわけではありません。
「面接官が答えづらい内容」「関係のない内容」「調べればわかる内容」などは避けておきましょう。質問内容によっては、かえってマイナス評価に繋がる可能性もあるからです。
⑤履歴書・ESを見直す
ささいなことですが「履歴書・ESに不備や漏れはないのか」「記載内容を忘れていないか」など、入念に確認しておきましょう。
最終面接でも、履歴書・ESに書かれている内容について質問を受けるからです。「何のために?」と思うかもしれませんが、一貫性をきちんと保っているかどうかをチェックします。
「軸にブレがないのか」を最後の段階で確認して、企業も安心感を得たいのです。すでに何度も練習をおこない、ある程度頭に入っている学生も、最後の最後まで気持ちを引き締めて臨んでください。
3.最終面接の特徴
最終面接の特徴を一緒に確認しておきましょう。次をご覧ください。
・面接官:「社長」「役員」「人事」が基本
・所要時間:30〜1時間が目安
では、具体的に見ていきます。
面接官:社長・役員・人事が基本
最終面接は「役員面接」とも言われているため、面接は社長・役員・人事などでおこないます。「本当に適した人材であるのか」を確認するためには、豊富なキャリア経験を備えている必要があるからです。
また、役員の方々は社員の成長を多く見届けています。多く見届けているからこそ、短期的ではなく長期的な成長が見込める人材を見極めることが可能です。
少し緊張するかもしれませんが、これまでの一貫した姿勢をアピールすればきっと大丈夫でしょう。
所要時間:30〜1時間が目安
最終面接は30〜1時間ほどと考えておくのがいいかもしれません。適した人材であるのかを見極めるために、しっかり時間を使いたいと考える企業も多いようです。
それだけ質問内容を深掘りしたい証拠と言えるでしょう。自分自身も受け答えを再度、見直しておく必要があります。
体感時間としてはあっという間だと思いますので、最後に伝えておきたいことは伝えて終えられるようにしましょう。
4.最終面接を受ける際のポイント
・一貫性をもって選考に臨む
・志望度の高さをアピールする
「ブレない軸」と「相手へのアピール」を忘れないようにしましょう。
一貫性をもって選考に臨む
最終面接ではこれまで聞かれた内容に関する質問を再度受けることがあります。「ブレない軸をもっているのか」「志望度は本当に高いのか」などを確認したいからです。
役員の方々は、1・2次の選考結果を知っていても、それは文面上で把握しているだけにすぎません。あらためて学生から直接聞きたいと思うのは自然なこと。人となり含めて内面を知りたいからです。
そういった背景から、一貫性を大切にして最終面接に臨んでください。ブレない軸を保っていればきっと相手も深く納得し、内定をゲットできるはずです。
志望度の高さをアピールする
一貫性と同じくらい大切なのが、アピールをおこなうこと。アピール内容としては「志望度の高さ」が望ましいです。
最終面接なのにもかかわらず「うちに入社して大丈夫か?」「志望度の高さを感じない」といった不安感を与えてしまうと、面接官も心配になります。
不安感を与えないためにも、入社したいのであれば「入社してから成し遂げたいこと・ビジョンを伝える」「関心のある逆質問をおこなう」などをして、志望度の高さをアピールしましょう。
5.最終面接の対策をする就活生からのよくある質問
最後に、最終面接の対策をする就活生からのよくある質問とその答えをまとめました。
・最終面接ではどれくらいの人が受かるの?
・最終面接で対策なしでも大丈夫?
それぞれ具体的に見ていきましょう。
最終面接ではどれくらいの人が受かるの?
最終面接の合格率は志願者数や企業の方針などで異なるため、基本的に公表されていません。
仮にA社の合格率が50%だとしても、B社の合格率が50%である証拠にはならないです。最終的な通過人数は企業のみが知ると考えておきましょう。
また、最終面接まで残った学生は、企業としてもぜひ採用したい人材です。入社する意思表示を明確にすればきっと内定をもらえるはず。
一般的な合格率に惑わされないように、ここまできた自分を信じて臨んでみてください。
最終面接で対策なしでも大丈夫?
対策なしでも内定をもらう学生もいますが、あまりおすすめではありません。「対策をしない学生」と「対策をした学生」とでは、後者の方が得られることがあるからです。
特に最終面接では、新しい視点ではなく「これまでの視点の深掘り」が必要になってきます。自分の回答に自信がある学生は大丈夫かもしれませんが、就活はほぼ初めてのはず。
初めての出来事にもかかわらず、これからの人生を決める重要なイベントです。そのため、対策をしっかりおこない悔いのない形でおこなうのがいいのではないでしょうか。
対策も何もせずに、万が一内定をゲットできなければとても悔やまれます。後悔をしないように、最後までできることに取り組んでいきましょう。