スーパーゼネコン ランキングについて 特徴や選考に役立つ情報を徹底解説!
2025年2月22日更新
はじめに
就職活動において、業界研究は欠かせない重要な要素となります。
各業界固有の業務内容や特徴、市場の将来性などを入念に調査することで、入社後のミスマッチを避け、長期的なキャリアを築くことが可能です。
本記事では、スーパーゼネコン業界の基本的な特徴や業務内容、企業のランキングまで、就職活動に役立つ情報を体系的に解説します。
以下のような疑問を持っている就活生に特におすすめの内容となっております。
- スーパーゼネコン企業ランキングを詳しく知りたい方
- スーパーゼネコンの具体的な仕事内容と選考を学びたい方
スーパーゼネコン業界での就職を検討されている方に向けて、実践的な情報を詳しく解説していきます。
またゼネコン以外の業界については、以下の記事で概観しているので、ぜひご覧ください。
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この記事の結論
スーパーゼネコンは就職難易度が非常に高い業界となっています。
業界に必要となる専門知識やコミュニケーション能力、業務を実行する力など、求められるスキルのレベルが高く設定されているのが特徴です。
専門的な知識をすでに持ち合わせている学生や、関連するスキルを習得済みの学生が採用選考において優位になってくるでしょう。
出身大学の偏差値なども採用基準の一つとなっており、これらの要因から競争率が高くなっています。
このような状況でもスーパーゼネコン業界への就職を目指す就活生のために、効果的な選考対策を紹介します。
業界に関する深い理解と、エントリーシートや面接に向けた万全の準備が内定獲得への鍵となりますので、ぜひ最後まで読んでください。
スーパーゼネコン売上高ランキングTOP5
順位 | 企業名 | 売上高 |
1 | 鹿島建設 | 2兆6652億円 |
2 | 大林組 | 2兆3252億円 |
3 | 清水建設 | 2兆55億円 |
4 | 大成建設 | 1兆7650億円 |
5 | 竹中工務店 | 1兆6124億円 |
(2024年時点)
ランキングを見ると、すべての企業が売上高1兆円を超えています。
日本国内だけでなく、海外の超大型プロジェクトも手がける能力を持っていることが分かります。
続いては、ランキングを紹介したスーパーゼネコン5社について詳しく見ていきましょう。
鹿島建設
平均年収 | 平均年齢 | 平均残業時間 | 離職率 |
1,244万円 | 43.9歳 | 37.3時間 | 1.4% |
鹿島建設は、東京駅丸の内駅舎や六本木ヒルズといった日本を代表する建築物の施工実績を持つ大手建設企業です。
環境に配慮した建設手法や最新の耐震技術の開発にも注目しており、技術の革新をリードしています。
給与水準は高く、従業員の平均年収は1,244万円です。
福利厚生制度も充実しています。
- 年間休日120日の充実した休暇制度
- 住宅手当や家族手当などの各種手当制度
- 社員の健康管理をサポートする福利厚生プログラム
海外市場における事業展開も積極的で、アジアを中心に、多くのプロジェクトを展開しており、グローバルな建設市場での存在感を高めています。
以下の記事では、鹿島建設の就職難易度や選考対策を解説しています。
鹿島建設への内定を目指している方は、ぜひチェックしてください。
【企業研究】鹿島建設の就職難易度・採用大学・選考対策を徹底解説
大林組
平均年収 | 平均年齢 | 平均残業時間 | 離職率 |
1,031万円 | 42.7歳 | 37.5時間 | 1.2% |
大林組は、東京スカイツリーや新東名高速道路など、日本の象徴的な建造物の施工実績を持つ総合建設企業です。
環境エンジニアリングや土木建築の分野で高い技術力を誇り、持続可能な社会づくりに向けた先進的な取り組みを展開しています。
事業の特徴と強みは以下の通りです。
- 売上高が1兆円を超える安定した経営基盤
- 建築から土木まで幅広い分野での高い技術力
- 環境に配慮した持続可能な建設手法の開発
- 革新的な建設技術を持ち、業界のリーダー的存在
このような実績と将来性から、就活生だけでなく転職希望者も多く、建設業界における人気企業としての地位を確立しています。
大林組の選考対策を知りたい方は、以下の記事を参考にしてください。
ぜひこの機会に内容を把握して、就活に活かしてください。
【企業研究】大林組の就職難易度・採用大学・選考対策を徹底解説
清水建設
平均年収 | 平均年齢 | 平均残業時間 | 離職率 |
1,083万円 | 43.4歳 | 38.8時間 | 1.4% |
清水建設は、建設・設計事業を中心に、不動産開発からエネルギー事業まで幅広い分野で事業を展開する総合建設企業です。
待遇面での特徴は以下の通りです。
- 全国平均の約2倍となる給与水準
- グローバル人材育成のための充実した研修制度
- 働き方改革による労働環境の整備
- 従業員の長期キャリア形成をサポート
社員の定着率が高く、長期的なキャリア形成が可能な職場環境を実現しています。
また、最先端技術の導入や新規事業への挑戦により、建設業界における先進的な企業としての地位を確立しています。
清水建設の選考フローや対策ポイントを知りたい方は、以下の記事を確認してみましょう。
役立つ情報が豊富なので、最後まで読むことをおすすめします。
【企業研究】清水建設の就職難易度・採用大学・選考対策を徹底解説
大成建設
平均年収 | 平均年齢 | 平均残業時間 | 離職率 |
972万円 | 44.4歳 | 30.5時間 | 1.6% |
大成建設は、土木工事から建築工事、不動産開発まで幅広い事業を展開する総合建設企業です。
超高層ビルやトンネル、橋梁などのインフラ整備において、優れた実績と技術力を持っています。
企業の特徴は以下の通りです。
- 建設業界における最高水準の給与体系
- 高い技術力による安定した業績
- 充実した福利厚生制度
- 長期的なキャリア形成が可能な職場環境
18年を超える平均勤続年数が示すように、社員の定着率が限りなく高く、安定した雇用環境を提供しています。
また、建築職と技術職のどちらも900万円を超える水準により、業界内でも特に魅力的な長期雇用を実現しています。
選考対策に自信がない方は、ぜひ以下の記事をチェックしてみましょう。
ポイントを把握すれば、不安も自信へと変わっていくでしょう。
【企業研究】大成建設の就職難易度・採用大学・選考対策を徹底解説
竹中工務店
平均年収 | 平均年齢 | 平均残業時間 | 離職率 |
1,083万円 | 44.3歳 | 28.8時間 | 1.3% |
竹中工務店は、住宅建設から大規模建築まで対応している総合建設企業です。
最新のBIM技術を活用した一貫管理システムにより、設計から施工、運用までの効率的な建設プロセスを実現しています。
企業の特徴は以下の通りです。
- 建設業界トップレベルの技術革新力
- 環境に配慮した省エネ建材の積極採用
- 高水準な給与制度の整備
- 持続可能な建設手法の開発
施工管理における特長は以下の通りです。
- BIM技術による効率的な工程管理
- 高い安全性基準の徹底
- エネルギー効率を重視した建材選定
- 環境負荷の軽減に向けた取り組み
業界内でも特に革新的な技術開発と環境配慮型の建設手法に力を入れており、持続可能な社会の実現に向けた取り組みを積極的に推進しています。
竹中工務店についてより深く知りたい方は、以下の企業分析記事をチェックしましょう。
まだ企業分析ができていない方にも参考になる内容です。
【企業研究】竹中工務店の就職難易度・採用大学・選考対策を徹底解説
参照ページ
ゼネコン業界の概要
ゼネコン(general contractor)は、『総合建設会社』の略称です。
発注主から依頼を受けて、施工計画〜現場の管理〜マネジメントなどの全般にわたって統括します。
スーパーゼネコンとは、売上高が1兆円を超える企業を指します。
日本国内のゼネコン大手23社の内、トップ5社をスーパーゼネコンと言い、現在
清水建設、大林組、大成建設、鹿島建設、竹中工務店の5社です。
各社のランキングについては後に解説します。
スーパーゼネコンの特徴は、企業規模と技術力の高さです。
通常のゼネコンでは難しい建築物も、スーパーゼネコンならば可能であり、活性化した街づくりに欠かせない企業だと言えます。
ゼネコンの種類
ゼネコン業界は、企業規模と工事の専門分野によって明確な区別があります。
区分 | 特徴 |
スーパーゼネコン | 売上高1兆円超、世界規模の事業展開 |
準大手ゼネコン | 大規模プロジェクトにも取り組む全国展開企業 |
中堅ゼネコン | 地域密着型の取り組みが中心 |
マリコン | 海洋土木工事に特化 |
スーパーゼネコンは、圧倒的な売上規模と技術力を持つ5社が該当し、国内の大規模プロジェクトに携わっています。
地域に根差した事業展開を行い、地元の建設ニーズに応える企業も多く存在します。
海洋土木工事を専門とするマリコンの特徴を以下に紹介します。
- 据え置き工事の高度な技術
- 護岸工事の専門性
- 橋梁建設における実績
- 海外での高い需要
建設業界では、それぞれの企業が得意分野に従事しながら、社会インフラの整備に貢献しています。
ゼネコンのランク分け
ゼネコンの種類については、上述した通りです。
スーパーゼネコンの5社については、すでに解説していますので、「準大手ゼネコン」
「中堅ゼネコン」「マリコン」について紹介していきます。
準大手ゼネコン
長谷工コーポレーション
インフロニアホールディングス
前田建設工業
フジタ
コムシスホールディングス
戸田建設
関電工
五洋建設
三井住友建設
熊谷組
安藤・間
西松建設
高砂熱学工業
東急建設
準大手ゼネコンは、売上高が3,000億円を超える企業群で、特定の建設分野で高い専門性と実績を持つ企業が多くあります。
準大手ゼネコンの特徴は以下の通りです。
- 公共インフラ整備における高い技術力
- 臨海部の建設工事での専門性
- 地域に根差した営業基盤
- 特定分野における競争優位性
スーパーゼネコンと中堅ゼネコンは建設業界において重要な役割を果たしています。
中堅ゼネコン
高松コンストラクショングループ
鴻池組
奥村組
東亜建設工業
東洋建設
鉄建建設
大豊建設
福田組
日本国土開発
淺沼組
飛島建設
東鉄工業
ライト工業
ナカノフドー建設
錢高組
中堅ゼネコンは、売上高が1,000億円を超える企業群で、鉄道工事やトンネル工事など、特定の専門分野で高い技術力を持つ企業が多く存在します。
中堅ゼネコンの強みは以下の通りです。
- 特定工事分野における高度な専門性
- 効率的な事業運営体制
- 地域密着型の営業展開
- 特化分野の競争力の高さ
建設業界において、最も得意な分野を協議した事業展開を行い、社会インフラの整備に貢献しています。
マリコン
五洋建設株式会社
東亜建設工業株式会社
東洋建設株式会社
若築建設
りんかい日産建設
不動テトラ
大本組
マリコン業界は、五洋建設、東亜建設工業、東洋建設の大手3社が業界をシェアしており、中小企業の新規参入も少ないことから、競争自体が起こりにくい構造になっているのも特徴です。
マリコン企業の特徴は以下の通りです。
- 海洋土木工事や港湾施設建築に特化した建設業企業
- 海や河川など「水の中」での工事を得意とする
- 海洋工事専用の設備や船舶、技術的ノウハウを有している
- 港湾の工事や、海を埋め立ててつくる空港滑走路などの工事を担う
専門的な分野である事から競争相手が少ないため、安定した収益が期待できる業界になっています。
ゼネコン業界の現状は?
現在のゼネコンについてのニュースを2点取り上げます。
海外進出
日本のゼネコン各社は高い技術力を生かし、アジア諸国へのインフラ整備に力を入れているのが現状の傾向です。
発電所や水道設備、道路などにも技術の輸出をしており、世界各国で称賛を受けています。
今後も確保される大型の案件
海外だけではなく、国内の案件も大きなものがあります。
2025年に開幕する大阪万博や2027年にはリニア新幹線開業が控えており、周辺地域の建設工事は当然ながら開通には都市の再開発も絡んでくるでしょう。
特に都市と地域の移動時間差を短縮できる新幹線の整備には大きく期待されています。
ゼネコン業界の未来は?
今後のゼネコンにおける問題点を2点挙げておきましょう。
利益率の低下
出典:道交通省総合政策局 建設経済統計調査室|令和2年度(2020年度)建設投資見通し
建設業界の市場動向は社会情勢や経済情勢に強く影響を受けやすい特徴があります。
上記グラフの日本国内の建築投資額を見ると、東日本大震災からの復興事業や東京オリンピック関連の建設需要により、建設業界は安定した成長を続けてきました。
しかし、世界的な新型コロナウイルスの感染拡大が2020年1月から始まったことで、好況を維持し続けてきた建設業界にも影響が出始めました。
東京オリンピック関連の建設需要が落ち着いたことも重なり、建設投資額は2020年から縮小傾向に転じています。
人手不足
こちらもリーマンショック以降続いている問題です。
若い労働力が増えない状態でベテランの職人が退職する状況が続いており、業界全体の人手不足は深刻化しています。
工事数が増加しても建築物を作る人が減少していては業界として衰退する恐れがあるのです。
業界としては若い人が働きやすくなる環境を考え、雇用促進に取り組んでおり、労働環境だけでなく待遇の改善も徐々に進んでおり、少しずつ良くなっています。
スーパーゼネコン業界の職種は?
職種の前に、スーパーゼネコンの事業内容に触れておきます。
事業内容には3つあって、建築・土木・開発事業になります。
売上高の割合でいえば建築事業が60%〜70%で土木事業が20%〜30%、残りの開発事業が5〜10%であり、当然建築業が軸です。
まずは、事業内容の説明について解説していきます。
事業 | 詳細 |
建築事業 | さまざまな建物を建築します。 大規模な建築物が該当し、マンション・店舗・商業施設・学校や病院などもこれにあたります。 |
土木事業 | インフラ(生活の基盤となる物)を整備します。 工事例を挙げれば、ダム・トンネル・道路・橋・空港などであり、生活の中で必要不可欠かつ暮らしを豊かにするものです。 |
開発事業 | 不動産開発を行います。 スーパーゼネコンは不動産開発も展開しています。 |
続いて、スーパーゼネコン業界の主な4職種について解説しています。
営業
ゼネコン業者の「営業職」は、業務のほとんどが発注者への対応です。
そのため通常の営業職である「飛び込み営業」や「ルート営業」がありません。
なぜ?と疑問も浮かびますが、これはゼネコン業者の仕事が「発注」から成り立つためです。
発注者とのやり取りがスムーズにできれば工事の進行もはかどって、その結果期日までに完成させられます。
そのやり取りに関する書類の作成(企画書や提案書)が営業職の主な業務です。
設計
ゼネコン業者の「設計」職は3種類に分けられ、建築学の専門性が必要とされます。
設計は、主に意匠設計、構造設計、設備設計の3種類です。
意匠設計 | 「建物の外観や内部デザインをすること」です。 構造や配管、レイアウトの全てを設計し、発注者のニーズにも応える必要のある仕事になります。 |
構造設計 | 「安全性を考えて建物の骨組みを決めること」です。 災害に耐えられる安全な建物を造るために、梁や柱などの骨組みを設計する仕事になります。 |
設備設計 | 「建物を維持するインフラを整備すること」です。 空調・水道・電気などのインフラをうまく機能できるように、室内の環境面での設計を行います。 |
施工管理
施工管理とは、工事の計画や工程、品質管理、材料の仕入れ、作業員へのマネジメントを担う仕事です。
簡単にいえば現場監督のことで、よく工事現場などで「職長」と呼ばれている人もこれに含まれます。
施工管理の仕事内容は多岐に渡るうえ、働くには「施工管理技士」という国家資格が求められます。
そのため、見た目ほど楽ではなく、豊富な知識と経験が必要となる仕事だといえるでしょう。
施工管理を一言でいうと「現場監督」であり「施工管理士」の資格が必要な、難易度の高い仕事です。
建築の知識や技術はもちろんのこと、現場の職人たちをまとめてゆくリーダーシップやマネジメントも持っていることが求められます。
施工管理の業務は「工程管理」「品質管理」「原価管理」「安全管理」の4つがあります。
以下、簡単に解説します。
工程管理 | 工期までに完成するように行う管理する 各工程の進捗具合をいつも把握して、業者間の連携を取ります。 |
品質管理 | 書類通りに進んでいるか、建物の品質を管理・保証する 建物の品質を保証して管理します。 |
原価管理 | 材料費や人件費を管理する 材料費のコストを抑えたり、適切な人員を配置したりすることです。 |
安全管理 | 作業現場の安全を管理する 作業員の労災(転落・落下など)を防止して安全を確保します。勤怠管理も業務の一部です。 |
研究開発
工法研究や材料工学、免震技術を研究している部門が研究開発です。
非常に高い専門性が必要であり、知識と経験が求められる仕事になります。
ちなみにスーパーゼネコンの研究開発部署は、本社とは別の場所に社屋があるのが特徴です。
スーパーゼネコン業界の市場規模・推移
こちらがスーパーゼネコンの1社あたりの売上高グラフになります。
2022年の売上高は1兆3,491億円であり、前年比10.3%の増加です。
ここ10年間で変動はあるものの、底だった2011年と2022年を比較すると約32.7%高くなっており、過去最高値を示しています。
ゼネコンで働くメリット4選
ここでは、ゼネコンで働くメリットについて解説していきます。
- 知識を学べること
- 社会貢献度の高さ
- 給与水準が高い
- 定年まで働きやすい
知識を学べること
ゼネコンは大規模な公共施設や商業施設の建設に関わる職種が多く、高い専門性と技術を持った者たちが集っています。
そんな環境の中で仕事をして経験を積み重ねていくことで、多くの知識を学び、さらに腕を磨いていけます。
ゼネコンでの建築物はさまざまなものがあり、非常に高い技術と専門性を持ったスタッフの集合体と言えます。
その環境に身を置いて仕事をする中で、自分も知識と経験を積み上げてゆけます。
経験に裏打ちされた豊富な知識を得ることで腕を磨いてスキルを上げられるのです。
社会貢献度の高さ
ゼネコンは事業規模が大きく、人々の暮らしに直結するような施設や設備を建設するため、社会貢献度は極めて高いといえます。
また、多くの仕事は社会に貢献していますが、その中でもゼネコンは建造物という目に見える形で成果が表れるため、より自分の仕事が社会貢献に繋がっていることを実感できることが魅力です。
スーパーゼネコンの場合は事業規模が大きく、まさに唯一無二の建築物を建設します。
仕事の始めから終わりまで全てが社会貢献していますが、完成した後の成果でも非常に大きな社会貢献と言えます。
多くの人に愛され役立てる建築物に携わることは大きなメリットです。
給与水準が高い
大手建設業界のゼネコンは、大規模プロジェクトを多く行ってから、業務の繁忙期が発生する特徴があります。
プロジェクトの規模が大きい分、責任も重く、業務量が増える傾向にあります。
その分の報酬は十分に確保されているのも特徴です。
スーパーゼネコンの多くの企業で、平均年収が1,000万円を超えています。
プロジェクトの規模や重要度に見合った報酬体系が整備されており、建設業界における高水準の継続を実現しています。
定年まで働きやすい
建設業界大手のゼネコンでは、伝統的な年功序列の人事制度を現在も維持している企業が多く見られます。
ゼネコン業界の雇用における特徴は以下の通りです。
キャリアパス | 経験年数に応じた段階的な昇進 |
給与体系 | 勤続年数による定期的な昇給 |
雇用形態 | 正規中心の安定雇用 |
シニア層の活用 | 豊富な経験を活かせる職場環境 |
建設業界では豊富な実務経験が高く評価され、シニア層が持つ専門知識や技術が重要視されています。
このため、長期的なキャリア形成が実現しやすい業界となっています。
スーパーゼネコンで働くデメリット3選
メリットに続き、デメリットも紹介していきます。
- 知識を全般を得るには時間が掛かる
- 長時間労働になりがち・転勤が多め
- メンタルの強さも求められる
知識を全般を得るには時間が掛かる
業務が多種多様に渡る分、領域も広く、同じ建築物は存在しません。
よって建築全般を学ぶには膨大な時間がかかることから、どうしても専門分野に特化してゆく形になります。
長時間労働になりがち・転勤が多め
建設業界の業務時間は、一般的に早朝からのスタートとなり、夕方以降も仕事が続くこともあります。
家庭との両立における課題は以下の通りです。
- 期間からの勤務による生活リズムの変化
- 残業による帰宅時間の遅れ
- 転勤による家族の生活環境の変化
- 子育てや介護との時間調整
このような環境下でも、現代は働き方改革により、労働時間の適正化や柔軟な勤務形態の導入が進められています。
メンタルの強さも求められる
ゼネコン業界の現場監督や施工管理の仕事は、独特の労働環境と高い要求水準が特徴です。
現場業務の特徴と必要とされる能力は以下の通りです。
- 深夜や早朝の現場立ち会い
- 現場作業後の報告書作成
- 職人との適切なコミュニケーション
- 複数の作業工程の同時管理
現場での業務に加えて事務処理も必要となるため、体力面での負担は大きくなります。
さらに、豊富な経験を持つ職人たちを正確に統率するための精神的な強さも必要となります。
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スーパーゼネコンの採用プロセスとは
スーパーゼネコンの採用プロセスの特徴について詳しく解説していきます。
一般的な選考フローは以下の通りです。
1.書類選考
自己PRを含む履歴書や職務経歴書の提出が求められます。
2.リクルーター面談
リクルーターと面談し、企業の特徴や自分の適性を確認します。
3.SPI(適性検査)
適性検査を実施します。
4.面接
具体的なプロジェクトや社員名を挙げると、面接官に良い印象を与えやすくなるでしょう。
5.現場見学
選考期間中に、現場見学の機会が設けられることがあります。
スーパーゼネコンの採用プロセスの特徴として選考期間が短く、現場見学などの予定が組まれることもあります。
そのため、どれだけ事前に準備できたかが採用選考では重要になります。
エントリーシート提出までに、以下の3つの対策を済ませておくことをおすすめします。
- 企業分析
- webテストとSPIの対策
- 面接の準備
特にスーパーゼネコンに興味を持つ学生には、今からできる準備として次のステップを提案します。
- 建設業界の市場動向の認識
- 今の経営方針や特徴の理解
- 現場見学会への参加検討
- OB・OG訪問の計画立案
早めの行動により、本格的な採用選考開始時に余裕を持って臨むことが可能になります。
自分のペースでしっかりと準備を進めていきましょう。
ゼネコン業界への就活を成功させるためには
ではいよいよスーパーゼネコンの選考を受ける際のポイントを見ていきましょう。
- 業界研究・企業研究を徹底する
- リクルーター制度はどうか
- ES対策
- 面接対策
業界研究・企業研究について
就活生の中には一通り業界研究をやってみたけど、企業研究は自分の選考希望企業のみだという方はいませんか?
もし出来るならば5社全てにおいて研究することをおすすめします。
「そんな時間はないよ」と思う方は、採用側になって考えてみてください。
「どうして当社が良いのか」と質問した際に「当社の魅力が、やりがいが」と答える人よりも「他社は●●ですが御社は〇〇なので志望しました」と答える就活生の方がよく調べた上で答えているなと良い印象を持つはずです。
企業研究は大変ですが、ぜひ5社全部実施することをおすすめします。
例えば、以下のポイントに注目しましょう。
- 企業のホームページをチェックして調べる
- 企業の代表的な建築物へ実際に足を運んでみる(良い印象を持たれるでしょう)
- 土木関係の時事ニュースをチェックする
- 現場見学会へ参加する
業界・企業研究のやり方についてさらに詳しく知りたい方は、以下の関連記事をチェックしてみましょう。
企業研究は意味ないって本当?有意義なものにするため大切なポイントとは
リクルーター制度はどうか
また、リクルーター制も結果に影響すると言えます。
これは選考前に、年齢の近い社員との話し合いが出来ることと、選考も兼ねた場が要されているものです。
実際に就活して選考を通過した現社員の「生の声」が聞けることや、ネットだけではない身近で参考になるアドバイスをもらえます。
就活生はぜひ参加してほしいイベントでもあります。
説明会では聞けないような質問にも答えてくれることもあるでしょうし、参加することで選考が行われる点もメリットです。
ES対策
ESの中でも「志望動機の書き方」について解説します。
アプローチの仕方としては、「成し遂げたいことに基づいて書く」「自身の適性に基づいて書く」の2点に着目しましょう。
自分の今までの経験・体験がどちらにも繋がり根ざしているかが重要なポイントとなりますので自信をもって伝えられる方法を選んでください。
「入社したらこんなことがやりたい・自分の能力を活かしたい」が明確になっていることをアピールしておきましょう。
また自分のどんな過去経験から志望したのか、なぜ他業種や他業界では合っていないのか、当社だけなのかをきっちりと書けるように準備する必要があります。
過去経験・体験をベースにやる気が伝えられる。
そして他社ではない唯一の志望動機が作成できれば非常に強みとなるでしょう。
さらにES対策を充実させたいと考えている方は、以下の記事をチェックしましょう。
基本的な書き方から通過率をアップさせるためのポイントを紹介しています。
【例文あり】エントリーシートの書き方完全ガイド!選考通過率を上げるためのポイントも徹底解説
面接対策
面接ではまず「なるべく緊張せずに普段のままに受け答えする」ことを心がけてください。
面接官が複数人(5人以上)いる場合もありますし、何かと緊張してしまうものですが平常心でいられるように努めることが基本です。
また元気よくはきはきと答えることが大切ですので覚えておいてください。
以下によく聞かれる質問を挙げておきます。
- なぜ当社を希望しましたか
- なぜこの業界を希望しましたか
必ずといっていいほど聞かれる質問ですので、自分の経験・体験から導いた答えと研究した内容を自分の言葉で相手に伝えていきましょう。
難しい言葉を使うより自分の言葉で伝えた方が好印象を持たれます。
「当社」「当業界」「スーパーゼネコン」と聞かれる言葉が異なる場合もあるので、どのように聞かれても返せるように想定しておくことも大切です。
- 学生時代に力を入れたこと・打ち込んだこと
- 学業以外に打ち込んだこと
- 自己PR、あなたの強みや長所
などが挙げられるでしょう。
自分の答えを志望理由に繋げられる・関連付ける答えができれば相手にも響きやすいです。
「これを学んだ・これにうちこんだのだから、このように活かせる」などの答えを用意しておきましょう。
また上記のES対策でも記したように将来のビジョンもよく聞かれる質問ですので、抽象的でなく具体的な目標やプランを定めておくとよいでしょう。
面接対策の5つのポイントについて詳しく解説しています。
面接に自信を持てないという方は、ぜひチェックしておきましょう。
質疑応答例・回答例
ここからは、良く聞かれる質問に対する回答例を見ていきましょう。
質問「なぜ他のゼネコンではなく当社を希望しましたか」
【回答例】
ゼネコンの中でも御社の建築物に大きな願いと思いを感じたからです。
実際に現地まで建物を見学した際に、素晴らしさに感動したことと、たくさんの人の思いが乗っていることを思わずにはいられませんでした。
また過去にない工法で建造された〇〇(例:建物名)には、御社の挑戦と意欲を知ることができました。
非常に高い技術力を持ちながらも、常に熱い思いと挑戦心を抱く企業に心を打たれ、自分も御社で共に仕事をしてみたいと思うようになっていきました。
他のゼネコンにはない技術力と全ての人が安心して利用できる安全性や利便性は唯一無二のものだと思います。
私は設計職を希望していますが、御社の建築物の様に安全ですばらしい設計に携わりたいと思い志望しました。
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さいごに
ここまでスーパーゼネコン業界の特徴と就職に関する重要な情報を紹介してきました。
建設業界大手の企業は、私たちの生活基盤となる建物の建築やインフラ整備など欠かせない事業に携わっています。
採用選考の難しさは確かに高く、求められる能力も高い水準ですが、以下の対策により内定獲得の可能性は広がります。
- 業界特有の知識や動向の理解
- 各企業の特徴や強みの把握
- エントリーシートの丁寧な作成
- 面接に向けた入念な準備
建設業界は、社会インフラの発展に貢献できるやりがいのある仕事です。
本記事を参考に、スーパーゼネコン業界への就職活動が成功することを願っています。