【2026年最新】鹿島建設の就職難易度・採用大学・選考対策を完全解説
2026/08/13更新
鹿島建設は「スーパーゼネコン」と呼ばれる日本最大級の総合建設会社の一角であり、国内外の超大型インフラ・建築プロジェクトを手がけてきた企業です。就職活動において、鹿島建設は建設業界のなかでも最高難易度クラスに位置づけられており、理系・文系を問わず優秀な学生が集まる中、限られた採用枠に対して激しい競争が繰り広げられます。特に文系就活生にとっては、「スーパーゼネコンへの挑戦」として就職市場でも特別な意味を持つ企業といえます。
本記事では、就活ハンドブックに寄せられた実際に選考を受けた学生の声をもとに、鹿島建設の選考プロセス・ESの傾向・グループディスカッション・面接の実態を詳しく掘り下げます。採用実績大学、求める人材像、志望動機の作り方まで網羅しており、鹿島建設の選考に向けて本格的に準備を始めたい就活生、スーパーゼネコン全般を視野に建設業界を目指している方が主な対象読者です。選考のリアルな実態と攻略の糸口を、一次データをもとにお届けします。
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鹿島建設の企業概要と事業の強み
鹿島建設の企業研究を進めるにあたり、まず会社の規模感と事業の広がりを把握することが出発点になります。「建設会社」と一言でいっても、鹿島建設は土木・建築の施工にとどまらず、開発・エンジニアリング・環境・技術研究・海外という多角的な事業領域を持ちます。この幅広さが、文系・理系を問わず多彩な職種での採用につながっており、入社後のキャリアの選択肢の多さを生み出しています。
会社概要と基本データ
鹿島建設株式会社は、1840年(天保11年)の創業、1930年(昭和5年)の法人設立という長い歴史を持つ日本を代表するゼネコン企業です。(参考:鹿島建設「会社概要」、2025年公表)
| 項目 | 内容 |
| 社名 | 鹿島建設株式会社(KAJIMA CORPORATION) |
| 創業 | 1840年(天保11年) |
| 設立 | 1930年(昭和5年) |
| 資本金 | 814億円余 |
| 従業員数(単体) | 8,854名(2025年3月末現在) |
| 本社所在地 | 東京都港区元赤坂1-3-1 |
| 代表取締役社長 | 桐生雅文 |
出典:(参考:鹿島建設「会社概要」、2025年公表)
社員数は単体で8,854名に達し、グループ全体では国内外にわたる大規模な組織体制が整っています。スーパーゼネコンとして、設計・施工・研究開発・海外展開を一気通貫で担える体制が鹿島建設の競争優位の源泉です。
▶ 建設業界のビジネスモデルと志望動機の作り方を解説した記事はこちら
1840年創業が証明する歴史と技術力
鹿島建設の創業は1840年(天保11年)に遡り、建設業の中でも特に長い歴史を持つ企業の一つです。明治時代からの近代化工事、戦後の高度経済成長期に支えた大型インフラ建設、そしてバブル後の多角化と海外展開まで、日本の建設業の歴史と歩みをともにしてきました。
就活生が鹿島建設の志望動機を語る際、この歴史の重みは一つの武器になり得ます。「なぜ数あるゼネコンの中で鹿島か」という問いへの回答として、創業以来積み上げてきた技術力や企業風土、「先見性と挑戦」という精神が事業にどう体現されているかを理解し、自分のキャリアビジョンと結びつけることが求められます。
また、鹿島建設は社内に技術研究所を持ち、建設分野でのR&D投資を継続しています。BIM/CIM活用やAI・ロボティクスを取り入れた施工プロセスの高度化が進んでおり、建設技術や新しいソリューションに関心を持つ就活生にとって、その点も具体的な志望理由として語れる要素の一つです。
多岐にわたる事業領域
鹿島建設の事業は大きく7つの領域に分かれています。これだけ幅広い事業ポートフォリオを持つことが、入社後のキャリアの選択肢の多さにも直結しており、就活生が「どの事業に携わりたいか」を明確に語れると選考での説得力が増します。
- 土木事業: 橋梁・トンネル・ダムなど大型インフラ工事
- 建築事業: 超高層ビル・大型商業施設・住宅など
- 開発事業: 土地活用・不動産開発・都市再開発プロジェクト
- エンジニアリング事業: プラント・工場・特殊建設物の設計・施工
- 環境事業: 土壌汚染対策・廃棄物処理施設など環境関連工事
- 技術研究事業: BIM・AI・ロボティクスなど建設技術のR&D
- 海外事業: アジア・欧米・中東などでの国際プロジェクト展開
これらの事業を一体として展開できることが、中堅ゼネコンや専業会社との大きな差別化点です。文系職においても開発事業・営業・コーポレートなど、建設の専門知識がなくても活躍できるポジションが存在し、文系就活生にとってのエントリーポイントとなっています。
鹿島建設の就職難易度と採用倍率の実態
鹿島建設は建設業界の中でも特別な存在として認識されており、就職難易度は建設・ゼネコン業界で最高水準に属します。スーパーゼネコン5社(大林組・鹿島建設・清水建設・大成建設・竹中工務店)の中でも毎年高い人気を誇り、有名大学出身者が多数集まります。限られた採用枠に対して多くの学生がエントリーするため、選考の各フェーズでの競争は非常に激しいといえます。
スーパーゼネコン業界の競争環境
建設業界の就活では、スーパーゼネコンと中堅ゼネコンで採用基準や選考の激しさが大きく異なります。スーパーゼネコン5社はいずれも売上1兆円超の規模を持つ大手企業であり、新卒採用においても高い競争が続いています。なかでも鹿島建設は、土木・建築ともに高い技術力と海外展開の実績を持つため、理系・文系ともに採用意欲が高い優秀層が集中する傾向があります。
理系(特に建築・土木系の大学院生)が採用者の大多数を占める一方で、文系総合職も一定数採用されており、営業・事務・不動産開発などの職種が文系の主な活躍フィールドです。建設の専門知識がなくてもポテンシャル重視で採用されるケースがあり、文系からの挑戦が不可能なわけではありません。
▶ ゼネコン業界への就職活動の攻略法を詳しく解説した記事はこちら
文系・理系別の選考難易度
文系と理系では、鹿島建設に求められるスキルセットや採用フローに一定の差があります。理系(建築・土木・機械・電気系)は施工管理や技術職への採用が主軸で、専門知識のアピールが評価に直結します。一方、文系は総合職・営業・開発職への採用となり、「なぜ建設業界か」「なぜ鹿島建設か」を明確に語れるかどうかが選考通過の核心部分を占めます。
選考の競争が最も激しいのは文系の総合職枠で、有名大学・難関大学の学生が多数エントリーします。理系においても、旧帝大・東京科学大学・早慶などの大学院生が採用の中心に多い傾向が各就活情報サービスのデータで報告されており、学歴的な競争の激しさはスーパーゼネコン全般に共通する特徴です。
就職偏差値の目安
就活市場全体での鹿島建設の位置づけについては、各就活情報サービスが提供する就職偏差値において、建設業界の最難関クラスに分類されています。ただし就職偏差値は各サービスが独自に算定する参考指標であり、公式な基準ではありません。あくまで競争の激しさを把握するための参考情報として活用することが前提です。
ゼネコン業界全体での選考難易度の序列感をつかむには、スーパーゼネコン5社と中堅ゼネコンの対比が分かりやすい出発点になります。
鹿島建設の採用大学と学歴フィルターの実態
採用実績大学と学歴フィルターの有無は、多くの就活生が最初に気になる情報の一つです。鹿島建設は非常に高い採用競争が存在するものの、「明確な学歴フィルターがある」とは言い切れない側面もあります。とはいえ、実際に採用された学生の出身大学のデータを見ると、ある程度のパターンが浮かび上がります。
採用実績のある主な大学
鹿島建設の採用実績については、各就活情報サービスが収集したデータによると、旧帝大(東京大学・京都大学・東北大学・大阪大学など)、早慶(早稲田大学・慶應義塾大学)、東京科学大学(旧東京工業大学)、MARCH・関関同立、地方国公立大など、幅広い大学から採用者が出ています。理系採用では大学院修了者(修士・博士)が多くを占め、旧帝大・東京科学大学・早稲田の工学系が上位に多い傾向が報告されています。
就活ハンドブックに寄せられた学生の声によると、実際に鹿島建設の選考を受けた学生には東京科学大学出身者が複数おり、GDや面接の場で「旧帝大・難関国公立・早慶の学生が多い」という印象が語られています。
学歴フィルターの有無
鹿島建設は公式に学歴フィルターの有無についてアナウンスしていません。採用実績を見ると、旧帝大・早慶・東京科学大学などの学生が多くを占める一方で、それ以外の大学から採用者が出ているケースも報告されています。
本質的に問われるのは、「どの大学か」よりも「なぜ鹿島建設なのか」を明確に語れる準備ができているかどうかです。志望動機の説得力、ESの書き方、GDでの発揮能力、面接でのコミュニケーション力が選考の各フェーズで評価されます。大学名のブランドに依存せず、自分の強みと鹿島建設のビジョンを丁寧に結びつける準備が、どの大学出身の就活生にとっても必要なプロセスです。
文系・理系の採用比率
建設会社という性質上、理系(特に建築・土木・機械・電気系)が採用者全体の大多数を占めます。文系採用は総合職の枠が中心で、採用人数は理系より少ない傾向があります。このため文系就活生にとっては、「なぜあえてゼネコンを、しかも文系として選ぶのか」という問いへの明快な回答が必須です。
「建設業界で社会インフラを支える仕事に携わりたい」「海外での大型プロジェクトに関与したい」「不動産開発や都市計画に興味がある」など、文系ならではの視点と鹿島建設の業務内容を結びつけた説明が、選考では明確に求められます。
鹿島建設の選考フロー完全解説
鹿島建設の選考プロセスは、ES提出から内々定まで複数のフェーズを経る構成です。就活ハンドブックに寄せられた学生の声をもとに、各ステップの傾向と対策を詳述します。選考の具体的な流れを事前に把握しておくことで、スケジュール管理と準備の精度が大きく変わります。
選考フローは下記の順で進みます。
- エントリーシート(ES)提出
- WEBテスト(SPI等)
- グループディスカッション(GD)
- 一次〜最終面接(複数回)
- 内々定
エントリーシートの頻出質問と突破の条件
ESは選考の第一関門であり、鹿島建設では志望動機・ガクチカ(学生時代に力を入れたこと)・自己PRが主要な設問として求められます。字数制限の中で、具体性と論理性を兼ね備えた内容を書くことが前提です。
特に「なぜ建設業界か」「なぜスーパーゼネコン5社の中で鹿島建設を選ぶのか」という軸を明確に伝えることがESの突破に直結します。「大きな建物を作りたい」「社会に貢献したい」という漠然とした表現では他の候補者との差別化が難しく、鹿島建設が手がけた具体的なプロジェクトや経営理念への共感を盛り込むことで説得力が増します。ガクチカは、チームでの課題解決や困難を乗り越えたエピソードが評価される傾向があり、「なぜその行動をとったか」「どんな学びを得たか」という思考プロセスの透明性が大切です。
WEBテスト対策
鹿島建設のWEBテストはSPIが主流と報告されています。SPIは言語・非言語の2科目で構成されており、言語では文章読解・語句の意味・文章整序、非言語では計算・推論・場合の数などが出題されます。大手企業のSPIボーダーは高い水準に設定されているため、早い段階からの準備が望まれます。
SPIの特性上、短期間での詰め込みより計画的な反復学習が効果的です。市販のSPI対策本を1冊通読し、苦手分野を重点的に演習するというアプローチが一般的な準備法として知られています。テストセンター方式が採用されているという情報もあるため、タイムマネジメントを意識した練習も並行して進めることが望まれます。
グループディスカッション(GD)の傾向
グループディスカッションは鹿島建設の選考において重要なフェーズです。議論のテーマは社会問題・ビジネス課題など幅広く、正解のない問いについてグループで議論し、結論を出す形式が採られています。
就活ハンドブックに寄せられた学生の声によると、実際のGDテーマとして「若者の移住が増加した農村の新たな取り組みは何か?」が出題されており、参加した東京科学大学の学生が「住宅供給会社が農村生活したいと思えるような空間の住まいを提案する」という方向で議論に参加したと報告されています。建設業に直接関係しないテーマが出ることも多く、社会への問題意識と論理的思考力が問われる設計です。
GD対策では、以下の点を意識した練習が実力アップにつながります。
- 発言の質と量のバランス: 積極的に発言しつつ、他者の意見を尊重する姿勢を見せる
- 議論の構造化: テーマを分解し、論点を絞り込む能力を鍛える
- タイムマネジメント: 制限時間内にグループとして結論を出す協調性
- 傾聴と提案の組み合わせ: 一方的な発言ではなく、メンバーの意見を引き出しながら議論を前進させる
GDの評価軸は「結論の正しさ」ではなく「プロセスへの貢献度」である点が、多くの就活生が誤解しがちなポイントです。
面接の回数・形式と頻出質問
鹿島建設の面接は複数回行われ、最初のフェーズでは人事担当者が複数人参加するパネル形式が採用されています。就活ハンドブックの調査では、一次面接は本社オフィスの会議室で実施され、時間は20〜30分、面接官は4名(人事)で、学生1〜3名が同席するケースが報告されています。
就活ハンドブックに寄せられた学生の声によると、一次面接では「なぜ鹿島建設の開発系を志望するのですか?」という志望動機の確認が行われており、「物件によって規格を変えて開発から施工まで一貫できる点」「海外事業への参加」を理由として語った学生が選考を通過したと報告されています。
就活ハンドブックの調査では、10分前後の短い面接で当日に結果通知が行われたケースも報告されており、選考のスピード感や形式は年度・職種によって変わる場合があります。
面接での頻出テーマとして、以下が挙げられます。
- 志望動機: 建設業界・鹿島建設を選んだ理由と企業固有の強みとの接点
- ガクチカ: 困難を乗り越えた経験と、そこから得た学び
- 自己PR: 強みと弱み、そして鹿島建設でどう活かすか
- 将来のビジョン: 入社後にどんなプロジェクトに関わりたいか
最終面接では役員・部長クラスが登場するケースが多く、志望意欲の高さと将来のビジョンに加えて、論理的思考力とコミュニケーション能力が総合的に評価されます。
鹿島建設が求める人材像
鹿島建設が選考を通じて見ているのは、建設の専門知識だけではありません。スーパーゼネコンとして長大なプロジェクトを多くのステークホルダーと連携しながら推進する仕事の特性上、人間力・コミュニケーション力・柔軟な思考力が重視されています。ESや面接の準備においても、技術的な知識よりも人物面の魅力をどう伝えるかが合否の分水嶺になるケースが少なくありません。
公式が示す3つの資質
鹿島建設の採用方針において、求める人材像として「積極果敢」「チームワーク」「社会貢献への意欲」というキーワードが挙げられています。建設プロジェクトは単独では完結せず、設計・施工・行政・発注者・地域住民など多様な関係者と協働する場面が連続します。そのため、主体的に動きながらも周囲と調和できる能力が強く求められます。
また、建設業は長期間にわたるプロジェクト管理が基本であり、天候・資材調達・工程遅延といった予期しない問題に粘り強く対応し続ける精神的なタフさも評価軸の一つです。「できない理由を探すのではなく、どうすれば実現できるかを考える」という姿勢が「積極果敢」という言葉に込められているといえます。
建設業ならではのキャリア適性
建設業界への適性として「ものづくりへの関心」「スケールの大きな仕事への意欲」「社会インフラへの貢献意識」がよく挙げられますが、鹿島建設においては「グローバルな視点」がとりわけ評価される傾向があります。
就活ハンドブックに寄せられた学生の声によると、開発系の選考を受けた学生が、高校時代のマレーシア研修経験を動機に「海外事業への参加」を志望理由として語り、面接での評価が高かったという報告があります。グローバル案件への強い関心や海外経験・外国語能力は、鹿島建設の選考において加点要素として機能し得ます。

監修者からのアドバイス
三好 達也(キャリアアドバイザー)
上記の開発系志望の学生の例が示すように、鹿島建設の面接では「鹿島でなければできない理由」を具体的なエピソードと結びつけて語ることが合否を左右します。海外経験がない学生でも、社会インフラへの問題意識や特定プロジェクトへの思いを軸に据えることで独自の志望理由が作れます。ESや面接の軸づくりで行き詰まりを感じている方は、キャリアアドバイザーへの相談も選択肢の一つとして活用してみてください。
鹿島建設の志望動機の作り方
志望動機は、鹿島建設の選考全体で最も重視されるテーマです。ESでも面接でも必ず問われるこの質問に対して、説得力ある回答を準備できているかどうかが選考通過の大きな鍵を握ります。「建設業界×鹿島建設×自分」の三角形を論理的に成立させることが、質の高い志望動機の骨格です。
「なぜ建設業界か」から「なぜ鹿島建設か」へ
志望動機の組み立ては、まず建設業界全体への興味・関心をベースに置き、そこからスーパーゼネコンという業態の特性(大規模・長期・多職種連携)に絞り込み、最後に「なぜ数あるスーパーゼネコンの中で鹿島建設か」という固有の理由まで掘り下げる3段構成が有効です。
建設業界を選ぶ理由としては、「日本のインフラを支える仕事に携わりたい」「形になるものを社会に残したい」「百年後も残る構造物を作ることの意義」などが軸になります。さらに「なぜスーパーゼネコンか」のレイヤーでは、中堅ゼネコンでは経験できない超大型案件・海外展開・多職種との協働というスケール感を説明できると説得力が増します。
海外事業・社会インフラへの思いを軸にする
「なぜ鹿島建設か」の差別化ポイントとして有効なのが、海外事業との接点です。鹿島建設は欧米・アジア・中東など世界各地でプロジェクトを展開しており、海外での施工管理や開発業務に携われる環境が整っています。
留学・海外居住・国際交流の経験がある就活生は、「海外での社会インフラ整備に関与したい」「鹿島建設の国際プロジェクトで○○を実現したい」という形で、自らの経験と企業の強みを直結させることができます。国内志向の就活生であっても、「日本の老朽化インフラの再整備」「都市再開発への貢献」という文脈から、鹿島建設独自の役割を語ることは十分に可能です。
実際に選考を受けた学生から海外事業や開発事業への具体的な意欲を語った例が就活ハンドブックに寄せられており、企業研究の深さと将来ビジョンの具体性が評価のポイントになっています。
競合他社との比較で差別化する
スーパーゼネコン5社はいずれも超大型の優良企業であり、就活生が複数社を並行して受けるのは自然な流れです。選考の場で「なぜ○○建設ではなく鹿島か」という質問が来ることがあります。この問いに説得力を持って答えるには、競合他社との比較軸を準備しておく必要があります。
例えば大成建設との比較では、両社ともスーパーゼネコンとして類似した強みを持ちますが、鹿島建設は1840年創業という最古参の歴史と、先見性・技術研究への投資姿勢で独自の立ち位置があります。清水建設との比較では、プロジェクトの規模感や海外展開の体制に関して自分なりの分析を準備しておくことが有効です。
競合他社の選考事例を把握しておくことは、比較軸の形成にも役立ちます。
鹿島建設入社後のキャリアパスと働き方
鹿島建設への入社後、どのようなキャリアを描けるかを理解しておくことは、志望動機の説得力を高めるだけでなく、自分自身の方向性を確かめるうえでも有益です。スーパーゼネコンの社員として長く働いていくうえでの仕事の実態と、キャリアの広がりについてまとめます。
職種別の仕事内容
鹿島建設の職種は大きく「技術系職種」と「事務・管理系職種」に分かれます。
- 施工管理: 現場の工程管理・品質管理・安全管理。理系採用の主力職種
- 設計: 建築・土木構造物の設計。一級建築士等の資格取得が求められるケースも
- 研究開発: 技術研究所における建設技術・材料・デジタル活用の研究
- 営業: 大型案件の受注・顧客折衝・提案活動
- 開発: 不動産開発・都市計画・土地活用の事業推進
- コーポレート: 人事・財務・法務・広報など管理部門
施工管理職は現場に近い仕事であり、長期出張・転勤が発生するケースも多いですが、プロジェクトを完成させる達成感は大きく、入社後のキャリア形成においても多くの経験を積める職種です。文系出身者の場合は営業・開発・コーポレート系に配属されることが多く、入社後のキャリアパスも職種によって大きく異なります。
海外プロジェクトとグローバルキャリア
鹿島建設はアジア・欧米・中東など世界各地で事業を展開しており、海外拠点での勤務機会があります。技術系・事務系ともに海外プロジェクトへの参加機会が存在し、グローバルキャリアを描くうえで恵まれた環境です。
海外案件は現地政府や多国籍チームとの協働が常態化しており、語学力だけでなく異文化コミュニケーション力と高いストレス耐性が求められます。国内の施工経験を積んだのちに海外赴任というキャリアパスが多いとされており、入社後5〜10年で海外経験を積む社員が一定数います。就活の段階で海外駐在の意向を持つかどうかを問われることもあるため、自分のキャリアビジョンを整理しておくことが望まれます。
まとめ
鹿島建設は1840年創業という長い歴史と、単体従業員数8,854名(2025年3月末現在)を擁するスーパーゼネコンの最大手クラスです。就職難易度は建設業界で最高水準に属し、毎年多くの就活生が選考に挑む人気企業です。
選考を突破するためには、ESの段階から「なぜ建設業界か→なぜスーパーゼネコンか→なぜ鹿島建設か」という三段構成の志望動機を論理的に語れる準備が求められます。グループディスカッションでは社会問題をテーマにした議論力が問われ、面接では志望動機・ガクチカ・将来ビジョンが深く掘り下げられます。
就活ハンドブックに寄せられた学生の声から浮かび上がるのは、「鹿島建設への明確な熱量と企業研究の深さ」が選考官に評価されているという点です。海外事業への関心、特定プロジェクトへの思い、社会インフラへの問題意識など、自分ならではの接点を見つけて選考に臨んでください。
採用実績大学については旧帝大・早慶・東京科学大学などの学生が多い傾向がありますが、それ以外の大学からも採用者は出ています。大学名に過度にとらわれず、ESの質・GDでの発揮能力・面接での表現力を磨くことに注力することが、選考突破への現実的なアプローチです。鹿島建設という舞台で何を実現したいかを言語化する作業が、準備の出発点になります。






