
女性用就活スーツの準備はどうすればいい?選び方や購入方法を紹介
2023年7月28日更新
はじめに
就活を行っている女性が気になるのが、スーツについてどうすればいいかです。採用担当者からの評価は、見た目の印象で大きく変わります。女性はどのようなスーツを準備しておくべきなのでしょうか?ここでは、女性の就活スーツでお勧めのアイテム・注意点・購入方法などについて解説していきます。買ってから後悔がないように、ぜひこの記事を参考にして準備してください。
全体的な見た目の整え方については、こちらの記事がお勧めです。「【男女別】就活での見た目の印象を上げるポイント5選」
女性の就活スーツお勧めは?
女性の就活スーツでお勧めなのは、「リクルートスーツ」と呼ばれるものです。就活において最も着られている定番の型で、これを持っていれば間違いがありません。大学の入学式や、新入社員として入社後しばらくの間といった他の場所でも活躍します。必要なアイテム一式をきちんと取り揃えておくことで、臆せず就活に挑めるでしょう。
女性の就活スーツの種類
女性の就活スーツにおいては、パンツスタイルとスカートスタイルの2つが売られています。基本はスカートスタイルです。そのため、迷ったらスカートタイプを購入しましょう。
お勧めは、スカートとパンツの2着持ちです。就活では連日説明会や面接が続きます。汚れた時の洗い替え用に2着準備しておけば、着まわせて便利でしょう。
女性の就活で使うスーツ類一式を紹介
女性の就活では、スーツ以外にも様々なアイテムが必要です。それぞれに複数の形やデザイン、色があって迷うかもしれません。以下に、それぞれについてお勧めのタイプを紹介していきます。
スーツ
スーツは、2セットあった方が良いでしょう。黒色で無地のリクルートスーツがお勧めです。ジャケットは、2つボタンが定番です。なお、ボタンは全て留めるようにしてください。基本的に、ジャケットとパンツ、またはジャケットとスカートの上下セットになっています。
スーツの色合いについて、こちらの記事に詳しく解説があるのでぜひ参考にしてください。「【面接官目線】就活で失敗しないスーツ色の選び方」
シャツ
シャツは特に洗い替えが必須なため、2、3着あった方が無難です。色は白で、柄は無いものにしましょう。下着があまりに透けすぎると、みっともない印象になるので注意してください。また、派手なフリルがついているものや、ブラウス、カットソーなどの類は、ややカジュアルに見えがちなので控えてください。レギュラーカラーと呼ばれる通常のシャツか、スキッパーカラーと呼ばれる襟元が空いているシャツを選びましょう。
レギュラーカラーシャツを選ぶ際に迷いがちなのが、ボタンをどこまで留めるかです。一番上まで留めるのが鉄則なので注意しましょう。レギュラーカラーシャツは、上品で落ち着いて見える傾向があります。金融業界やホテル業界などの面接時にお勧めです。迷ったら、レギュラーカラーシャツを選んでおくのが無難とも言えます。
スキッパーカラーシャツは、襟をジャケットから出して爽やかな印象や活発な印象を与えることができます。首元が詰まって見える場合や明るさを演出したい場合などにお勧めです。たとえば、メーカー、商社、広告関係などでは、活発さをアピールすることに繋がるでしょう。注意点は、襟元が乱れがちであることです。たとえば、コートやジャケットを脱ぎ着する時や動く時などには、襟元をチェックしてこまめに身だしなみを整えましょう。
レギュラーカラーシャツとスキッパーカラーシャツの2つを持っておき、シーンによって切り替えるのもお勧めの活用方法です。
ストッキング
ストッキングは、女性の就活において必須のアイテムです。脚をスッキリ見せ、清潔感やきちんと感を演出できます。色は、肌色に合わせたナチュラルなものにしましょう。足が気になる場合には、よりすっきり見えるワントーン濃い色合いもお勧めです。
スカートを履く場合はパンティーストッキングを、パンツスタイルの場合には靴下タイプのものを用意しましょう。
ストッキングで注意したいことは、予備を鞄に忍ばせておくことです。ストッキングには伝線がつきものだからです。出先で伝線して、面接の場でもそのままの足を見せてしまっては、だらしない印象を与えかねません。ストッキングの状態はこまめにチェックして、伝線していたらあらかじめ用意しておいた予備のものに履き替えるようにしてください。
ストッキングの選び方について、こちらの記事も参照してください。「就活に適したストッキングとは?基本と注意点を解説!」
パンプス
靴は、黒いプレーンパンプスが定番です。ヒールは高くないものにしましょう。ピンヒールは避け、素材がプラスチックかウッドのしっかりしたものを選ぶようにすると、耐久性が期待できます。パンプスのつま先は、角ばったものやとがったものは避けるようにしましょう。
就活では、面接や説明会で、かなりの距離を歩く可能性があります。歩きやすく疲れづらい靴を選ぶようにしてください。そのために、サイズをしっかりと合わせておくことも重要です。特に皮靴は、伸びてサイズが合わなくなってしまうこともあるので注意が必要です。靴選びに関して、こちらの記事でも解説しています。ぜひ参考にしてください。「【就活女子必見】好印象フィット感抜群なパンプスの選び方」
靴やコートの扱いには、ビジネスマナーがあります。面接外の行動も見られている可能性が高いため、きちんとした取り扱いを学びましょう。こちらの記事を参照ください。「コートの持ち方,鞄の置き場所は?スマートな立ち振舞いの仕方を解説!」
鞄
鞄は、ビジネスタイプのシンプルな黒色のアイテムを選びましょう。A4サイズのクリアファイルが入るものにしてください。床における自立式であることも重要です。
ベルト
女性の場合、パンツスタイル時にはベルトが必要です。ビジネスにおいては、パンツスタイルの時にベルト着用をするのがマナーであるからです。シンプルなビジネス用の黒色ベルトがお勧めです。
インナー
インナー選びも重要です。お勧めは、シャツに透けない白や肌色に近い色のインナーです。黒などの深い色は避けましょう。
クールビズや企業の意向から、夏場はジャケットを脱ぐようにと言われる場合もあります。そのため、インナー選びも慎重に行いましょう。クールビズについては、こちらの記事に解説があります。「就活における正しいクールビズの服装やマナーについて徹底解説!」
コート
冬の就活にはコートが必須です。スーツだけでは、思ったよりも寒いため気をつけましょう。コートは、スーツの上から着られるようなサイズ感の、シンプルなビジネス用のものをチョイスしてください。色は黒かベージュが定番です。トレンチコートが定番となっています。
コートについては、こちらの記事に詳しく解説してあります。「就活で使うトレンチコートの選び方やマナーについて徹底解説!」
ハンカチ
ハンカチは、トイレで手を洗った後に使うべきです。待機時間の行動も見られている可能性があるため、気をつけましょう。ビジネス用の色柄、ポケットに入れてもかさばらない薄いタイプを選ぶことがお勧めです。
女性の就活スーツを選ぶ時の注意点
女性の就活スーツを選ぶ際の注意点を以下に示しました。ぜひしっかりと把握して、抜け目がないように準備していってください。
ぴったりのサイズにする
女性の就活スーツを選ぶ際は、サイズ合わせが重要です。店頭に出向いて、店員さんに質問しながらマンツーマンで対応してもらうのがお勧めです。
まずはジャケットのサイズから確認していきます。肩幅は、自分の肩幅とジャケットの肩幅がぴったりになるようにしましょう。胸囲は、全てのボタンを留めた際にキツ過ぎず、少しだけ余裕がある状態がスマートです。胴回りも確認が必要です。あまり緩すぎるとだらしない見た目になってしまうため、注意しましょう。ジャケットの裾は、ヒップトップにかかる程度の着丈がすっきり見えてお勧めです。袖丈は、ブラウスの袖や手首が隠れる程度が目安となっています。
つぎにスカートについて見ていきます。丈は、立った時に膝が半分ほど隠れるくらいが目安です。座った時には、膝上5cm程度であるのが理想でしょう。
パンツスタイルにする場合の丈についても解説します。パンプスのヒールが少しだけ隠れるくらいを目指しましょう。
いずれも、店舗で採寸と試着をすることをお勧めします。
動きやすい機能性のものを選ぶ
就活ではたくさんの動きが伴います。また、寒い冬や暑い夏に活動することもあります。そのため、高い機能性を兼ね備えたスーツはお勧めです。予算と相談しつつ、自分に必要な機能を絞って探しましょう。
たとえば、ストレッチ機能、ウォッシャブルスーツ(洗濯)機能、防シワ機能(形状安定)、消臭・防臭機能、オールシーズン対応、スカート・パンツセットスーツ、吸水速乾機能、インナーや下着が透けにくい素材、クッションインソール仕様、撥水加工、通気性などが挙げられます。
機能性が高いスーツやその他アイテム類は、動きやすさや過ごしやすさを上げてくれるだけでなく、お手入れのしやすさについても大いに貢献してくれます。
女性の就活スーツで気になる購入方法は?
女性の就活スーツは、どこでどのようにして購入すべきなのでしょうか?購入時期、相場、場所について紹介していきます。
購入時期について
洋服の青山(青山商事)が実施したアンケート結果を見ながら、購入時期について解説していきます。
アンケートによると、4年制大学の場合、3年生に購入する人が多いようです。(引用:「【レディース編】就活で好印象を与えるリクルートスーツの選び方」)
サイズを合わせる必要性、インターンや説明会への参加などから考えて、3年生に購入することはお勧めと言えます。
スーツの相場
洋服の青山(青山商事)が実施したアンケートによると、スーツ類は5~6万円で揃える人が半数を占めます。((引用:「【レディース編】就活で好印象を与えるリクルートスーツの選び方」)
店舗によっては、スーツ類一式をまとめて購入することによる割引を受けられることもあります。上手に利用しながら、効率よく揃えるようにしましょう。
スーツの購入場所
近年では、よりカジュアルなスーツ専門店やネットショップの台頭によって、購入場所を豊富に選べるようになりました。以下にそれぞれについて説明していくので、ぜひ参考にしてください。
スーツ専門店
スーツに特化して販売する専門店は、最もお勧めであると言えます。なぜなら、だいたい1~3万円でスーツが購入可能だからです。また、品質や機能性が高いリクルートスーツがあり、その他アイテムも一式取り揃えていて、トータルコーディネートが可能な点も魅力的です。さらに、店舗には経験豊富な女性スタッフがいることも多くなっています。女性店員に相談しながら、一式を買い揃えてみてもいいかもしれません。
また、オーダースーツを仕立ててくれる店もあります。こちらの記事に詳細を記しているので、ぜひ参考にしてみてください。「就活はオーダースーツがおすすめである5つの理由!おすすめのお店も紹介!」「オーダースーツが就活に有効なワケ|メリットデメリットとオーダーのポイント」
デパートのスーツ売り場
デパートのスーツ売り場には、基本的に高級スーツが多く並んでいます。価格はだいたい5万円以上するでしょう。予算に余裕がある人やこだわりがある人にはお勧めです。たとえば、価格に見合った生地、縫製にこだわったスーツなどが売られています。
量販店の売り場
量販店の売り場では、より安価なスーツが入手可能です。リクルートスーツの価格は、1万円以下になることもあります。注意すべきは、品質です。生地や縫製、機能性、耐久性などの品質を抑えられていることがあるからです。試着をして着用感を確認し、見た目やお手入れの観点からも十分に検討してみてください。
ユニクロのスーツもお勧めです。こちらの記事に紹介しているので、ぜひ参考にしてください。「ユニクロのスーツで就活を乗り切ろう!スーツの選び方やマナーも解説」
オンラインストアなどの通販
オンラインストアなどの通販でも、スーツは入手可能です。家にいながら購入することができるため便利です。反面、細かなサイズチェックや実際のディテール確認が難しい点もあるため注意してください。基本的には、リクルートスーツのオンラインストア購入はあまりお勧めしません。しかしながら、全く同じアイテムの2着目購入など、活用できる場面では活用するに越したことはありません。
女性用就活スーツの準備は入念に行おう
これまで、女性用就活スーツについて、必要なアイテム、注意事項、準備方法を解説してきました。女性用就活スーツを選ぶ際には、サイズや商品タイプなど検討すべき項目がいくつかあります。そのため、十分に予習してから店頭に向かうことがお勧めです。ぜひこの記事を参考に、失敗のない女性用就活スーツ選びを行ってみましょう。