就活の印象を左右する見た目!清潔感ある髪型のポイントとは?
2023年5月17日更新
はじめに
就活において、最初の第一印象は、とても大事な項目です。
この第一印象は、見た目で決まると言っても過言ではありません。
その見た目には、髪型も大きな要素の1つです。
そこで、今回は、就活の印象を左右する清潔感のある髪型をテーマに、髪型を決めるポイントなどをご紹介しています。
ぜひ、本記事を参考に、自分に似合い、面接で好印象となる髪型を見つけていきましょう。
就活で見た目を重要視する理由
「人は見かけが9割」や「人は第一印象が大切」などの言葉を聞いたことがありますか?
実際に、ビジネスにおいても、同じように言われる中、就活においても同様に第一印象を大事にする必要があります。
その第一印象を決めるのが「見た目」です。
ここで、ご紹介する内容は、社会人になった際にも参考にできる内容です。
是非、ここで覚えておきましょう。
メラビアンの法則
別名、「3Vの法則」と呼ばれる、メラビアンの法則をご存知でしょうか。
メラビアンの法則とは、1971年にアルバート・メラビアンという心理学者が提唱したコミュニケーションにおける言語・聴覚・資格の影響の割合に関する法則です。
メラビアンの法則は、以下の割合で影響を与えると言われています。
情報の種類 | 影響力 |
視覚情報(Visual) | 55% |
聴覚情報(Vocal) | 38% |
言語情報(Verbal) | 7% |
この表を見て頂けると分かるように、視覚情報、つまり「目」から入る情報が、半数以上の割合を占めています。
また、メラビアンによると、この印象は【3~5秒】で決まるともいっています。
このような短時間で決まるということは、人は、最初の第一印象が、大きな影響を与えることが分かります。
その分、第一印象がいかに重要かも理解できます。
見た目は加算項目の1つ
就活においての「見た目」とは、全てを決める決定打ではありません。
第一印象は、その後の面接に大きな影響を与える要素ではありますが、通常は、あくまでも加算点の1つです。
しかし、この第一印象で合否を決める場合があることも忘れてはいけません。
特に、接客業など、お客様とのファーストコンタクトを重要視する業種や企業の場合には、この第一印象の加算点の割合は大きなものです。
こうしたことから、就活における「第一印象」の重要度は、これから就活を行う人にとって万全な準備をすべき項目になります。
就活で意識したい見た目のポイント
より具体的に、意識しておきたいポイントをご紹介していきましょう。
自分自身が、どう思うかではなく、相手にどう映るかという視点で、ポイントを理解していきましょう。
こちら(【男女別】就活での見た目の印象を上げるポイント5選)にも、見た目についてご紹介しています。
合わせて確認し、より好印象を与える工夫をしてみませんか?
清潔感
就活で、もっとも意識したいのは「清潔感」です。
清潔感がある人は、おのずと「好感度」もあがると言われています。
その反対に、不清潔だと思われると、だらしない、社会人としての自覚がないなどのマイナスの印象を与えます。
前述している通り、人の第一印象は、ほんの数秒で決まってしまいます。
この数秒で、好印象を持ってもらうには「清潔感」は、絶対に外せないポイントだと理解しておきましょう。
企業が指定する服装に準じる
次に、企業が指定する服装の基準を理解しているかどうかという点です。
例えば、オフィスカジュアル、私服可などの指定があれば、それに準じた服装を準備しておく必要があります。
これは、単に、「指定された服装をする」と、いうことではありません。
指示されている内容を正しく理解する能力、そして、TOPを理解しているかを見極める上でのポイントになります。
社会人になれば、企業が指定する服装で勤務し、業務を遂行します。
その中には、大口の取引先に赴き大勢の前でプレゼンをする。
社内で、デスクワークをする。
など、さまざまなシチュエーションが想定されます。
こうした日々の業務において、TPOに合わせた服装をすることは、周囲との調和のため、そして業務遂行(業務の完遂)のために欠かせない要素となっています。
「社会人になる準備ができているのかどうか。」これを見極めるため、企業が服装をしていると考えておきましょう。
仕事の邪魔にならないかどうか
面接で面接官に映る印象は、決して、就活の場面だけを想定している訳ではありません。
実際に、仕事をする上で、邪魔にならない印象を持てるかという点も重要です。
ここで指す邪魔とは、服装や見た目が、周囲と調和できるかどうか。
そして、波風を立てず調和できるかという点です。
特に、女性の場合には長い髪が仕事をする上で邪魔にならないか。
髪が邪魔をして、相手の目を見ることができない。
などを含め、面接官はチェックをしています。
あくまで、印象の範囲だと軽く考えることなく、見た目全体が社会人として相応しいかどうかを面接官は見ていると理解しておく必要があります。
面接で好印象になる髪型とは
見た目を意識する際に、服装やメイク以外にも注意しておきたいのが「髪型」です。
人は、最初に相手の目を見るために、顔全体を見るものです。
その際に、印象を左右する要素に「髪型」があります。
ここからは、面接の第一印象を左右する髪型について、より詳しく解説していきましょう。
本記事以外にも、こちらの記事(【業界・男女別】髪色とヘアスタイルのポイント|人事への調査結果についても解説)でも、髪型について解説しています。
合わせて、確認してみましょう!
髪色は派手過ぎないこと
髪色を変えることは、おしゃれを楽しむ人にとってはマストですが、実際に面接ではどこまでOKなのでしょうか。
派手、明るいというのは、人により感覚が異なります。
そのため、【「明るすぎないナチュラルブラウン」を目安にする。】というのが、一般的な回答です。
「何トーンまでOKですか?」という質問をうけることがありますが、明確に髪色のレベルまでを決め公開している企業は少ないのが現状です。
できれば、地毛に近い色を選ぶ、または、トーンは「7」が限界と言われています。
ただし、企業がトーン番号を指定している場合は少ないため、キャリアセンターなどに相談することが得策です。
また、教育関係や警察、公務員などは、髪色についての取り決めが厳しい業界とされています。
そのため、一般企業でOKの髪色でも、面接では不適切と判断される可能性があります。
反対に、ファッション業界などは、比較的、明るい髪色でもOKとされる場合があるなど、業界などにより基準が異なる点にも注意が必要です。
実際に、今の自分の髪色が、これから就活を行う業界に適しているのかを確かめたい場合には、学校のキャリアセンターなどに相談してみましょう。
多くの学生を指導した情報を持っているキャリアセンターには、企業の細かな情報、入社を勝ち得た先輩からの情報もあるため、ぜひ、積極的に活用してください。
前髪は目にかからない
前髪についても、目にかからないようにするのも大切なポイントです。
おでこを出すのもOKです。
面接官は、面接の場面で就活生の目を見て、質問などを行います。
また、実際の面接場面で質問に回答する際には、面接官の目を見て答えることも、基本中の基本です。
前髪が目にかかってしまうと、そうした目を見て話をすることができません。
人は、相手の目が見えないと、不安になったり、騙されている印象を受けると言われています。
質問に嘘をついていない場合であっても、信じられないと感じられてしまっては、大きな減点でしかありません。
そうならないためには、目を隠さず、しっかりと面接官の目を見て話せるようにしましょう。
長い髪は束ねる
前述で少し触れていますが、長い髪は、束ねる、1つにまとめるようにしましょう。
長い髪は、少し顔を傾けると前に流れていきます。
人は、顔に髪がかかると無意識に、払いのけようとしますが、繰り返し髪を触るのは、相手から見た際に、不潔感を抱かれる可能性が高くなります。
既に、ご紹介していますが、就活生にとって大切にしたいのは「清潔感」です。
面接中に髪を触る回数を減らすためには、長い髪を束ねることは必要な準備になります。
また、実際に仕事をする際にも、業務に集中できる準備として、髪を束ねることは有効な施策でもあるため、きれいに髪を束ねる練習をしておきましょう。
ポイントは、綺麗に髪を束ね、まとめることです。
適当に1つにまとめるのではなく、「綺麗に」が必要です。
ただ1つにまとめるだけでは、手入れをしていないと、逆に不清潔と感じられる可能性があります。
こうした点も理解して、練習をしておくと良いでしょう。
男女別の髪型
最後に、男女別の髪型について、長さ別のポイントをご紹介していきます。
ぜひ、今後の髪型の参考にしてください。
女性編
女性の髪型について、長さ別のポイントをご紹介していきます。
①ショート
元気な印象を与えるショートヘアは、ワックスやムースを活用し顔に、かからないようにセットしましょう。
伸び掛けの場合には、髪がはねたり、顔にかかりやすくなります。
耳に掛ける、ピンなどで顔にかからない工夫も、清潔感を出す際に有効です。
②セミロング
優しい印象を与えるセミロングは、丁寧なブラッシングで髪全体を綺麗に見せる工夫がポイントです。
ハーフアップなどで、トップにボリュームを持たせる、横の髪が顔にかからないようにするなどができれば、より優しい印象を与えることができます。
③ロング
女性らしいロングですが、面接の際には、1つにまとめる、束ねるのが王道のヘアスタイルです。
この時、ポニーテールをする人がいますが、高い位置ではなく、やや低めでまとめるのが面接用のヘアスタイルです。
また、1つにまとめた際にゆるく束ねてしまうと、セットが崩れてしまいます。
できるだけキツく結び、ワックスやスプレーでおくれ毛が落ちてこないように工夫しましょう。
男性編
続いて、男性編です。
①ショートヘア
男性の王道スタイルが、ショートヘアです。
女性とは異なり、遊びを加えず、落ち着かせる方が好印象です。
ワックスなどで、前髪を立たせるなどの遊びは、軽い印象になりがちです。
イメージは、落ち着いた男性を演習するよう整えていきましょう。
②オールバック
引き締まった印象を与えるオールバックは、ある程度の長さがある場合におすすめです。
ただし、ワックスをつけすぎてしまわない、ワックスの塊が残らないなどの注意が必要です。
男女共に注意すること
次に、男女が共通して注意することについてもご紹介していきましょう。
①髪色
既に、髪色については、前述で、派手過ぎないようにとご紹介しています。
その他に、就活を開始してから時間が経過した際に注意する点として、色落ちや毛先だけ色抜けしているという点があります。
なんども、ヘアケアをすることは大変だと思う方も多いでしょうが、就活中には継続して髪色に注意が必要です。
また、内定がでたら、直ぐに色を変えるというのも避けておきましょう。
内定者懇親会など、今後も企業訪問の案内が来る可能性があります。
それだけではなく、就職前のアルバイト勤務などを推奨している企業もあるため、注意が必要です。
②香りに注意する
ワックスやヘアスプレーの香りにも、注意しておきましょう。
自分にとっては気にならない香りでも、人によっては嫌いな香り、香りに敏感な方もいます。
就活の場面では、無香料のものを利用するようにしておくとベストです。
③作り過ぎない
そして、最後に「作り過ぎない」という点です。
髪型は、鏡を見れば気になるものです。
しかし、髪型ばかりを気にするのではなく、自分らしさも大事です。
そのためには、無理に作り過ぎるのではなく、就活生らしいフレッシュさを意識するようにしましょう。
まとめ
今回は、就活における清潔感のある髪型について、ご紹介しています。
人の印象は、最初の数秒間で決まるとされており、見た目は、とても大きな割合で影響をします。
見た目の中でも、面接官は顔を見て話をするため、どうしても髪型に目がいくものです。
こうした面接官の動作も意識し、相手に、どう見えるかを意識した髪型をすることが、就活での印象を決める要素になります。
今回、ご紹介している記事を参考に、当日慌てることなく、髪型をセットする練習なども取り入れ、面接対策を行っていきましょう。