オフィスカジュアルで就活はOK?シーン別コーデ例を徹底解説
2025/9/11更新
はじめに
スーツよりもリラックスした雰囲気がありながら、ビジネスマナーに沿った清潔感を演出できるオフィスカジュアル。選考で「オフィスカジュアル」を指定され、何を着ていくべきか悩んでいませんか。
オフィスカジュアルの着こなしはリクルートスーツとは異なるため、服装選びが難しいと感じる就活生も多いでしょう。
この記事では、就活におけるオフィスカジュアルの基本原則から、男女別・季節ごとの具体的な服装例、失敗しないためのNG例まで分かりやすく解説します。ユニクロなど、どこでアイテムを揃えれば良いかも紹介するので、ぜひ参考にしてください。
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就活におけるオフィスカジュアルの基本3原則
オフィスカジュアルとは、スーツほど堅苦しくなく、私服ほどラフではない「ビジネスシーンにふさわしい服装」を指します。
- 清潔感が欠かせない
- TPOをわきまえた服装を選ぶ
- 企業が服装を指定する意図を理解する
ここでは就活で失敗しないために、3つの基本原則を紹介します。
清潔感が欠かせない
オフィスカジュアルで最も優先すべきポイントは清潔感です。シワや汚れのない綺麗な状態の服を選びましょう。
シャツにはアイロンをかけ、靴の汚れを落とすといった基本的な手入れが、採用担当者に好印象を与えます。サイズが合っていない服はだらしなく見える原因になるため、自分の体型にフィットするものを選ぶことが欠かせません。
TPOをわきまえた服装を選ぶ
企業の雰囲気や業界に合わせて服装を調整することも求められます。例えば、ITベンチャー企業と堅実なメーカーでは、求められる服装のトーンが異なります。
企業のウェブサイトで社員の服装をチェックしたり、OB・OG訪問で尋ねたりして、社風に合った服装を心がけましょう。訪問先に敬意を払い、相手に不快感を与えない服装が基本です。
企業が服装を指定する意図を理解する
企業がオフィスカジュアルを指定する背景には「リラックスして選考に臨んでほしい」「TPOに合わせた服装ができるか社会人としての素養を見たい」といった意図があります。
特にアパレルやクリエイティブ系の業界では、あなたの個性やセンスを知りたいという目的も考えられます。企業の意図を汲み取り、自分らしさを表現しつつも、ビジネスの場にふさわしい節度を守ることが成功の秘訣です。
【男女別】就活オフィスカジュアルの基本アイテムとOKコーデ例
ここでは、男女別に基本となるアイテムとコーディネートのポイントを解説します。何を着るか迷った際は、この基本スタイルを参考にしてください。
【男性編】ジャケット+襟付きシャツが基本スタイル
男性のオフィスカジュアルは「ジャケット」「襟付きシャツ」「チノパンまたはスラックス」の3点を基本にそろえましょう。色はネイビー、グレー、ベージュなどのベーシックカラーでまとめると、誠実で落ち着いた印象を与えられます。
アイテム | おすすめ例 | ポイント |
ジャケット | ネイビー、グレーのテーラードジャケット | 落ち着いた色で着回しやすい |
シャツ | 白、淡い水色の無地カッターシャツ | 面接ではポロシャツよりも丁寧な印象 |
パンツ | 黒、ネイビー、ベージュのチノパン・スラックス | センタープレス入りがより綺麗に見える |
靴 | 黒・茶色の革靴、シンプルなローファー | 清潔感あるデザインが好印象 |
カバン | A4サイズ対応の自立するビジネスバッグ/ビジネストート | 面接用に必要書類が入るサイズ感が基本 |
【女性編】ブラウス+ジャケットスタイルがおすすめ
女性の場合「ジャケット」「ブラウスまたはカットソー」「スカートまたはパンツ」が基本です。顔周りが明るく見えるパステルカラーをインナーに取り入れると、華やかで快活な印象になります。
アイテム | おすすめ例 | ポイント |
ジャケット | ネイビー、ベージュ、ライトグレー、ノーカラージャケット | 着回しやすく、ノーカラーは柔らかな印象 |
トップス | 白やパステルカラーのブラウス、シンプルなカットソー | 胸元が開きすぎず、透けない素材を選ぶ |
ボトムス | 膝下丈のタイトスカート、フレアスカート、センタープレス入りパンツ | 清潔感と上品さを演出できるデザイン |
靴 | 黒やベージュのシンプルなパンプス(ヒール3〜5cm) | 歩きやすく、見た目も綺麗に仕上がる |
カバン | A4サイズが入るトートバッグ、ハンドバッグ(肩掛け可) | 書類を持ち運びやすく、実用性ときちんと感を両立 |
【季節別】就活オフィスカジュアルの服装ポイント
選考を受ける季節によって、服装の選び方も変わります。ここでは春夏と秋冬に分けて、快適さとマナーを両立するポイントを解説します。
春夏(クールビズ期間)の服装
夏場の就活では、企業側から「クールビズで」「ジャケット不要」といった案内がある場合も多いです。その際は指示に従い、ジャケットを脱いで問題ありません。
ただし、建物の中は冷房が効いている場合があるため、薄手のカーディガンやジャケットを持参すると温度調節ができて安心です。トップスは汗が目立ちにくい素材や色を選び、清潔感を保つ工夫をしましょう。
秋冬の服装と防寒対策
冬の選考では、コートの扱いに注意が必要です。建物に入る前にコートを脱ぎ、裏返しに畳んで腕にかけて持ち運ぶのがマナーです。
会場で置き場所に困らないよう、コンパクトに畳めるシンプルなデザインのコート(トレンチコートやチェスターコートなど)を選びましょう。インナーには保温性の高い機能性素材のものを着用するなど、着膨れしない防寒対策も大切です。
これは避けたい!就活オフィスカジュアルのNG例
自分では良いと思っていても、ビジネスシーンでは不適切と判断される服装があります。具体的なNG例は以下のとおりです。
- カジュアルすぎるアイテム
- 露出の多い服装
- 派手な色・柄、ブランドロゴが目立つもの
選考でマイナスの印象を与えないよう、3つのNG例をしっかり確認しておきましょう。
カジュアルすぎるアイテム
オフィスカジュアルはあくまで「オフィス」での服装です。Tシャツやパーカー、ダメージ加工のあるジーンズ、スウェット素材のパンツは避けましょう。
靴は、ランニングシューズのようなスニーカーやサンダルは不適切です。革靴やパンプスを基本とし、もしスニーカーを選ぶ場合は、レザー素材のシンプルなデザインのものに限定しましょう。
露出の多い服装
夏場でも過度な露出はビジネスシーンにふさわしくありません。男性のハーフパンツや、女性のミニスカート、胸元が大きく開いたトップス、ノースリーブなどは避けましょう。
スカートを着用する場合は、必ず肌色のストッキングを履くのがマナーです。素足でパンプスを履くのはNGと覚えておきましょう。
派手な色・柄、ブランドロゴが目立つもの
服装全体の色は、白・黒・紺・グレー・ベージュといったベーシックカラーを3色以内でまとめると、落ち着いた印象になります。
原色に近い派手な色や、大きな柄物のアイテムは避けましょう。また、一目でブランドが分かる大きなロゴが入ったバッグや衣類は、ビジネスの場では好まれないため控えるのが賢明です。
就活用のオフィスカジュアルはどこで買う?おすすめのブランド
いざオフィスカジュアルをそろえようと思っても、どこで買えば良いか迷う方も多いでしょう。就活生におすすめしたいのは、コスパ重視なら「ユニクロ」「GU」などのファストファッション。きちんと感を出すなら「スーツ量販店」です。以下で詳しく解説します。
コスパ重視なら「ユニクロ」「GU」
「ユニクロ」や「GU」は、シンプルで質の良いベーシックアイテムが手頃な価格でそろいます。ジャケットやチノパン、ブラウスなど、オフィスカジュアルに必要なアイテムが一通り見つかるでしょう。
サイズ展開も豊富なため、自分の体型に合ったものを選びやすい点も魅力です。まずはこれらの店舗で基本のアイテムを探してみることをおすすめします。
きちんと感を出すならスーツ量販店
「AOKI」や「洋服の青山」といったスーツ量販店でも、オフィスカジュアル向けのアイテムを多数取り扱っています。
特にジャケットやスラックスは、ビジネスシーンに適した品質のものがそろっています。店員さんに相談すれば、就活の場面にふさわしいコーディネートを提案してもらえるため、服装選びに自信がない方は活用してみましょう。
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就活のオフィスカジュアルに関するよくある質問
ここからは、就活生からよく寄せられるオフィスカジュアルに関する質問とその回答をまとめました。細かな疑問を解消して、万全の準備で選考に臨みましょう。
Q. 「服装自由」や「私服でお越しください」と言われたら?
A.「服装自由」や「私服」と指定された場合も、オフィスカジュアルを選ぶのが最も無難な対応です。企業の意図は「あなたの個性や人柄を知りたい」という点にあるため、リクルートスーツではその意図に応えられない可能性があります。この記事で解説した基本のオフィスカジュアルを参考に、清潔感のある服装を心がけましょう。
Q. どうしても迷ったらスーツでも良い?
A.服装選びにどうしても迷ってしまったり、スーツの方が気持ちが引き締まるという場合は、リクルートスーツを着用しても問題ありません。服装で減点されることは考えにくく、むしろ服装選びに悩みすぎて選考に集中できない方が問題です。
ただし、アパレル業界など服装のセンスが問われる企業の場合は、可能な限り私服で臨むことをおすすめします。
Q. リュックやアクセサリーはOK?
A.リュックは両手が空き便利ですが、カジュアルな印象が強いため避けるのが無難です。A4サイズが入る自立式のビジネスバッグやトートバッグを選びましょう。
アクセサリーについては、結婚指輪以外は外していくのが基本です。もし着用する場合は、小ぶりでシンプルなデザインのネックレスやピアスにとどめ、派手な印象にならないよう注意が必要です。
さいごに
オフィスカジュアルは、リクルートスーツとは違い、あなたらしさを表現できるチャンスです。
「清潔感」「TPO」「企業の意図」という3つの原則を守れば、決して難しいものではありません。
この記事で紹介したOK例やNG例、購入場所を参考に、自信を持って選考に臨める一着を見つけてください。
自分に合った服装を選ぶことで、リラックスして面接に臨むことができるでしょう。