就活のオフィスカジュアルって何着ればいい?【男性、女性別で解説】

就活のオフィスカジュアルって何着ればいい?【男性、女性別で解説】

2023年5月10日更新

はじめに

私服で来てください、オフィスカジュアルで来てください、といった何を着ていけばいいのかわからない、と悩む就活生は多いと思います。

 

スーツで行けるのが一番いいですが、企業によっては服装を指定している場合があります。

 

 

そもそもオフィスカジュアルってどんな服装なのか、疑問に思う人もいると思うので、どんな服装なのか、男女別で紹介していきます。

オフィスカジュアルって何?

一言で説明するなら、「スーツとラフな私服の間」です。

 

スーツほど堅苦しい服装ではなく、オフィスに適した服装のことを言います。

 

一般的に社会人はスーツを着用して働いていますが、企業によっては私服で働いている職場もあります。

 

私服であっても、ラフすぎると職場の環境と見合わないため、オフィスカジュアルな恰好が求められます。

 

職場の雰囲気を壊さない服装であれば問題ありません。

 

服装だけでなく身だしなみにも気を付けておかなければ、社外の人や企業に悪影響を与えるかもしれないので注意しましょう。

 

もしオフィスカジュアルの服装に迷った場合、スーツでも問題ないため服装が決まらなければスーツで挑みましょう。

オフィスカジュアルを活用する企業とは

就職する業種や職種によっては、オフィスカジュアルと無縁なところもあれば、服装のセンスを問われる場合もあり、どんな企業がオフィスカジュアルを活用しているか知っておきましょう。

 

またオフィスカジュアルをなぜ活用しているのかを知っておくことで、適した服装や自分と考えがあっているか判断できるため見ていきましょう。

 

オフィスカジュアルを推奨する理由

自然体で堅苦しくない職場の雰囲気をつくるため

スーツを着て働いている人は多いですが、普段は私服で生活しているため、少しでも普段の生活に近しいリラックスした環境で働けるように、オフィスカジュアルを採用している企業もあります。

 

就活生にオフィスカジュアルを求めるのは、少しでも普段と近しい服装にすることで、緊張を和らげ、自然体で臨んでもらえるためです。

 

自然体で挑むことによって、少しでも就活生の個性を見ることがポイントになります。

 

普段来ているスーツとは違う服装で挑戦することで、また違った一面を見せられるように頑張りましょう。

 

夏場の暑い時期にスーツを着なくてもいいようにするため

夏場の暑い季節にスーツを着用していると、汗だくになってしまいます。

 

少しでも涼しい恰好で、面接などに対応してもらいたいからオフィスカジュアルを採用している企業もあります。

 

夏場の就活では、「上着は脱いでもいいですよ」、「ネクタイはしなくてもいいですよ」といった企業側から気遣いの言葉があると思いますが、それと同じです。

 

涼しい恰好で少しでもストレスがない状態で、就活ができるように配慮している場合があります。

 

服装のセンスを見るため

上の2点とは異なり、アパレル関係やクリエイティブ業界では、就活生の服装のセンスを図るために採用している企業もあります。

 

オフィスカジュアルの恰好は、スーツでも問題ありませんが、アパレル関係であればスーツではなく、自分で選んだ私服でいくことが重要です。

 

アパレル関係は、服を売る仕事なので、服のセンスがいいか、売る側としてふさわしいかを判断します。

 

服装が判断材料にもなるので、アパレル関係であればスーツで行くことは避けましょう。

オフィスカジュアルが許されている企業

オフィスカジュアルでも許される企業は、会社の環境により異なります。

 

例えば、「アパレル関係」です。服を売る仕事なので、売る側が服を着こなしていなければいけません。

 

ユニクロでは歩くマネキンとして、自社の服を着ながら仕事をしています。

 

職員が若者が多い会社、ベンチャー企業などはオフィスカジュアルを採用していることが多いです。

 

服装に縛られず自由な考えの元、仕事をする風潮が増えてきているので新しくできた会社では、オフィスカジュアルを取り入れることもあります。

オフィスカジュアルで注意すべき4つのポイント

オフィスカジュアルの基本的なルールとして、社風に合っているか、相手に不快感を与えない服装であるか、といったことがあります。

 

必ずこの服装でなければならない、といった決まりがないので迷ってしまう方は、次の4つのポイントに注意しましょう。

①派手な服装は避ける

オフィスカジュアルは社風にあった服装が大切です。

 

あなたの服装次第で、会社のイメージが判断されることもあります。

 

そのため、派手な服装は避けましょう。

 

色は白、黒、紺、グレー、といったシンプルで落ち着いている色が好ましいです。

 

色合いだけでなく、無地やワンポイントのデザインといった柄も注意しましょう。

 

②露出を控える

夏場の暑い季節は、短パンや半袖を着たくなりますが、注意が必要です。

 

腕や首元が多少出てしまうのは問題ありません。

 

しかし、短パン、ミニスカート、胸元の開いた服装やノースリーブなどはNGです。

 

肌を出すことはファッションであり、社会人には必要ありません。

 

過度な露出は相手側に悪い印象を与えるので暑い季節でも気をつけましょう。

 

服装だけでなく、靴も露出の高いものは控えないといけません。

 

サンダルやスリッパといった素足の見えるラフな靴は履かないようにしてください。

 

③ブランド品は控える

ブランド品はおしゃれの一環として扱われるため好ましくありません。

 

また人によっては、ブランド品で着飾っていることを不快に思う人もいます。

 

特に就活生は就職するために企業に行くのであって、おしゃれをするためではありません。

 

服装だけでなく、靴やアクセサリーもブランド品で固めないように気を付けましょう。

 

④自分に合ったサイズを選ぶ

サイズ感の合わない服装は「だらしない」、「ルーズな服装」だと思われてしまいます。

 

面接時だと第一印象が大切であるのに、だらしない恰好だと悪い印象しか持たれません。

 

清潔感ある好印象な服装を目指すためにも、自分のサイズにぴったり合った服装で就活に挑みましょう。

男女別のオフィスカジュアルの服装

具体的にどんな服装を着ていけばいいのか、詳しく説明していきます。

 

服装以外にも、靴や髪型、身だしなみの部分についても注意点を説明していくので合わせて見ていきましょう。

 

男性の場合

基本スタイルは、「襟付きシャツ」と「ジャケット」、「パンツ」のスタイルが好ましいです。

 

【服装】

・シャツ

ポロシャツかカッターシャツといった襟付きのシャツが好ましいです。

襟がないシャツはおすすめできないので、必ず襟付きを選びましょう。

無地やワンポイントあるもの、ストライプといったシンプルなものがいいです。

黒、白、といった色違いを用意しておくとコーディネートしやすくなります。

 

・ボトムス(パンツ)

カジュアルすぎるジーパンや露出の多い短パンはNGです。

スラックスパンツやチノパンがシンプルで清潔感も出るのでおすすめです。

だぼっとしすぎないように自分のサイズに合うものを選びましょう。

 

・上着(アウター)

季節感にあわせて、テーラードジャケットやカーディガン、ベストを着用するといいでしょう。

脱ぎ着することで温度調整もできるので、季節に合ったものを選びましょう。

 

・靴下

ビジネスシーンにおいては、素足が見えるのはおすすめできません。

靴下を履いていたとしても短く、すねが見えるものは控えましょう。

色は黒やグレー、無地なものを選ぶのが無難です。

 

【靴】

靴は、革靴が無難です。

 

革靴以外ならローファーや普段履いているビジネスシューズでも問題ありません。

 

色は、黒か茶色、こげ茶色が落ち着いているのでおすすめです。

 

ランニングシューズやサンダルはカジュアルすぎるのでダメです。

 

スニーカーはあまりおすすめしませんが、レザー製で全体の雰囲気にあっていれば問題ありません。

 

【鞄】

鞄は、普段使用しているビジネスバッグで問題ありません。

 

書類を入れることがあるのでA4サイズが入る大きさが好ましいです。

 

ビジネスリュックを使用している方もいるのでどちらか自分に合うほうを選びましょう。

 

【髪型】

身だしなみに気を遣わなければいけません。

 

清潔感をアピールするには、「短髪」がおすすめです。

 

短髪だからといって、坊主に近いくらいの長さまで切る必要はありません。

 

目にかからない程度の長さが好ましく、仮に目にかかる場合は横に流しておくといいでしょう。

 

髪色は黒か地毛の色が好ましいです。

 

大学生の時に髪を染めていた人は、就活をするときには黒に染めなおしておきましょう。

 

髪型と合わせて、髭も忘れずに剃っておくことが大切です。

 

髭が生えているだけで、清潔感としての印象が悪くなってしまいます。

 

前日に髭を剃っていてもすぐ生えてくる人もいるので、家を出る前にもう一度剃っておくことをおすすめします。

 

女性の場合

男性と違い女性は化粧をすることもビジネスマナーの一つです。

 

服装だけでなく身だしなみにも気を付けましょう。

 

【服装】

・ワンピース/セットアップ

女性の場合、ワンピースやセットアップを選ぶことでお手軽に着こなすことができます。

ベーシックカラーやパステルカラーといった無難なものを選ぶことがおすすめです。

 

・シャツ

シャツやブラウス、カットソーといった豊富なアイテムがあるので選びやすいと思います。

しわになりにくい素材や、シフォン素材のブラウスは女性にもおすすめです。

襟元が開けすぎていないものや透けていない素材を選びましょう。

 

・ボトムス(パンツ)

スカートでもパンツでもどちらを使用しても大丈夫です。

スカートであればタイト、ミモレ丈やひざ丈の長さを選びましょう。

デニムやマキシ丈はカジュアルすぎるので避けた方がよく、露出の少ないもの選ぶことが重要です。

スカートを履くときは、ストッキングを履くこともビジネスマナーの一つなので忘れないように気を付けましょう。

 

・上着(アウター)

ベーシックなテーラードジャケットやダブルジャケットがおすすめです。

夏場は露出が高まらないように、薄手のブラウスやカーディガンなど羽織りましょう。

 

【靴】

靴はシンプルなデザインのパンプスがおすすめです。

 

ヒールを履く場合は5cm以下の高くないものを選ぶといいです。

 

サンダルやスニーカーはカジュアル感が強いのでおすすめできません。

 

【鞄】

男性同様にA4サイズの書類が入るショルダーバッグやトートバッグ、ハンドバッグがおすすめです。

 

大きなブランド名やロゴが入っているものは控えましょう。

 

【髪型】

目や眉毛に髪の毛がかからないようにするのがポイントです。

 

髪の毛がかかると、暗い印象があるので髪の毛が長い女性は、ピンでとめる、横に流すなど工夫しましょう。

 

髪の毛で顔が隠れないようにポニーテールやハーフアップなど髪をくくって清潔感を出しましょう。

 

髪色は黒色か地毛の色が好ましいです。

 

茶色や明るい色は就活中は染めておきましょう。

 

【化粧】

女性は化粧をすることもビジネスマナーの一つです。

 

化粧で気を付けるポイントは清潔感あるナチュラルメイクをすることです。

 

変に濃すぎたり、薄すぎたりするとあまり良い印象を与えられません。

 

普段メイクをしていない人も、ノーメイクではマナー違反になってしまうので就活を機に練習してみましょう。

 

また女性ならネイルをしている人もいると思いますが、就活中はNGです。

 

清潔感を意識してきれいにしておくことは重要ですが、おしゃれをすることが目的ではないので気を付けてください。

オフィスカジュアルを利用して個性をアピールしよう

普段スーツで就活をしている人も、いつもと少し違う恰好で就活することによりまた違った感覚で就活に挑めると思います。

 

服装が変わったことを機に、自分の個性をしっかりアピールできるように挑戦していきましょう。

 

オフィスカジュアルで注意しておく項目を簡単にまとめると、

  • 黒、白、ベージュ、紺といった派手な色を使わない
  • 露出の高いラフな格好はしない
  • 清潔感も意識する

 

この3点を意識して自分の服装を選んでみましょう。

 

もしどうしても服装が決まらない場合は、スーツでもかまいません。

 

スーツのほうがいつもと同じで気持ちが引き締まる、という方はいつも通りのスーツがおすすめです。

 

基本的なルールを守りながら、自分にあった服装を選べるので自分の納得のいく服を選びましょう。

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監修者情報

須藤由加里

キャリアアドバイザー リーダー

株式会社やまとに新卒入社。
全国での採用担当&新卒中途の研修担当の3職種を経験。 その後挑戦心が原動力となり2020年に株式会社ナイモノにジョイン。 現在キャリアアドバイザー リーダーとして就活生のサポートを行う。