
「服装は自由で」カジュアルウェアの基本マナーを解説!
2022年12月12日更新
はじめに
就活を進めていくと、インターンシップや説明会、面接で特に服装を指定されないことがあります。そんな時「服装自由」とはどこまで自由なのだろう…と思う方が多いと思います。また、服装自由と言えば「カジュアルウェア」が思い浮かぶけど実際にどんな服装か迷う就活生も多いでしょう。
「就活のカジュアルウェアってどんな服装なの?」
「カジュアルウェアで気をつけることはある?」
「服装自由指定の時にスーツを着てもいいの?」
今回はこのような疑問を持った就活生に向けて、「服装自由」と言われた時のカジュアルウェアについて紹介していきます。
もくじ
カジュアルウェアとはどんな服装?
カジュアルウェアとは、よく聞くオフィスカジュアル、ビジネスカジュアルのことです。
簡単に言うと、スーツではないけれどもビジネスシーンに合った派手すぎない清潔感のある服装になります。
カジュアルウェアがどのようなものかしっかりと理解した上で就活に臨みましょう。
【男性向け】カジュアルウェアのポイント
男性のカジュアルウェアは女性のカジュアルウェアとは違い、自由度が低くなってしまいますが、色の組み合わせ等を変えることで個性を出すこともできます。
襟付きの服を選ぶ
トップスは襟付きの服を選びましょう。
スーツを着用する時も、ジャケットの下にシャツを着ていたと思います。
Tシャツでも良い企業もあるかもしれませんが、少しラフな服装になってしまうため、襟付きシャツが好ましいでしょう。
カットソーやニットなどよりカジュアルな服装は就活でいうカジュアルウェアとは意味合いが違うものになってしまうため注意が必要です。
また、襟付きシャツの色は白、薄い青、グレーなど落ち着いた無地の色にすると良いでしょう。
上着はジャケット
カジュアルウェアの上着はジャケット一択と言っても過言ではありません。
黒や紺、グレーが無難でしょう。
中の襟付きシャツとの色合いを考えてジャケットの色を決めると良いと思います。
ボトムスはチノパンツ
ボトムスはチノパンがベストです。
ジーンズやその他のデザインパンツはラフすぎる格好になってしまうので避けましょう。
色は黒、紺、ベージュが無難で良いです。
トップスの襟付きシャツやジャケットの色に合わせてコーディネートしましょう。
また、基本的にボトムスは長ズボンを着用することがマナーです。
夏の暑い時期でも、短パンや半ズボンではなく、しっかりと長ズボンを履くようにしましょう。
短パンや半ズボンで働いていい企業はまずないと思った方が良いです。
靴は革靴がベスト
靴については紐のある革靴がベストです。
紐付きの革靴がなければ紐なしのローファーなどでもよいです。
色は黒、紺、茶色など無難な色にしましょう。
髪型は清潔感を出す
男性の就活での髪型は、前髪や横の髪が目や耳にかからない長さに切っておくことが必要です。
襟足もシャツにかからないように短めに切っておくことが大切です。
また、ワックスなどを使って髪を整える際は、ワックスのつけすぎには注意しましょう。
ベタベタな印象やガチガチな印象は清潔感がなくなってしまいます。
【女性向け】カジュアルウェアのポイント
女性向けのカジュアルウェアは種類が豊富なため、自分に合いそうな服装をあらかじめ考えておくと、いざカジュアルウェアが必要になった時に慌てず安心です。
トップスはカーディガンやジャケット
トップスはカーディガンかジャケットにするようにしましょう。
色は、リクルートスーツ同様の黒や紺が無難です。しかし、受ける企業がアパレル系の場合は、少し変わった色のジャケットなどを選び、個性を表現すると良いかもしれません。
インナーはブラウス、襟付きシャツ、カットソー
ジャケットの下に着る服は、ブラウス、襟付きシャツ、カットソーなどがおすすめです。
色はジャケットなカーディガンの色に合わせましょう。
ボトムスはスカートかズボン
ボトムスはスカート、ズボンどちらでも良いです。
色はトップスのシャツなどに合わせて無難な色にしましょう。
また、スカート、ズボンどちらの場合もストッキングを着用することがマナーです。
靴はパンプスかローファー
靴は革製のパンプスかローファーが無難です。
エナメル素材や装飾が華美な靴は控えましょう。
ただし、パンプスの場合はヒールの高さが高いものは控え、3センチくらいのヒールに抑えた方が良いです。
また、履きなれない就活用の靴を履く際は、靴擦れを起こしやすいため、常に絆創膏を用意しておくと良いでしょう。
髪型や髪色
髪型は、髪の短い人は髪が耳にかからないようにしましょう。
髪が長い人はポニーテールやハーフアップで結ぶ髪型が良いと思います。
また、前髪が長い場合は、ピンで留めたり、斜め横に流したりと工夫し、目にかからないようにしましょう。髪が目にかかっていると暗い印象や清潔感に欠けた印象となってしまいます。
髪の毛の色は男女ともに黒髪か明るくない茶色が良いでしょう。
どの企業にも印象の良い髪色は黒です。銀行などでは、茶色は良くない印象を与えてしまうかもしれません。
メイク
カジュアルウェアを着て就活に行く場合も、リクルートスーツで就活に行く時と同じく、ナチュラルメイクを心がけましょう。
あまりラメ入りのものを使わず、シンプルなメイクにし、清潔感を出すことが無難です。
応募企業のオフィスカジュアルを知る方法
色々オフィスカジュアルについて調べていくと、写真など出てくると思いますが、実際自分が応募した企業のオフィスカジュアルはどんなイメージか事前に知っておきたいと言う方もいると思います。
応募企業のホームページを見る
応募企業のホームページを見てみると、社員紹介などのページで実際に働いている社員の様子を写真や動画で見ることができます。
応募企業付近に行く
色んなカジュアルウェアを見たいという方は、応募企業周辺に朝やお昼、夕方に行ってみると良いでしょう。
どんな服装で社会人が通勤しているかイメージを付けることができると思います。
服装自由の時にスーツで行ってもいい?
就活のインターンや説明会、面接で服装自由と企業から言われた場合、スーツで行ってもいいのか疑問に思う就活生もいると思います。
結論は、「服装自由」と言われた場合、リクルートスーツを着て行くのは問題ありません。
服装自由の際は、カジュアルウェアでもリクルートスーツでも構いませんが、「カジュアルな服装で」のような文言が書かれている場合は、リクルートスーツの着用は控えましょう。
その際は企業は就活生のリクルートスーツ姿以外を見たいと考えています。
実際は企業がスーツではなくあえて服装自由と言っている理由がありますので、後ほど紹介します。
企業が服装自由にする理由は何?
企業が就活でスーツ着用ではなく「服装自由」とする理由が何か気になりますよね。今回は企業が服装自由にする理由を紹介していきます。
就活生の個性を見たい
インターンシップや説明会、面接であえて服装自由にすることで、就活生の個性やどんな印象の人かを見極めようという意図がある企業もあります。
派手すぎず清潔感のあるオフィスカジュアルであれば特に問題ありませんが、服装を見てより雰囲気を掴むことができるのだと思います。
就活生のマナーを確認したい
企業があえて服装自由とする理由の一つに、TPOをわきまえた行動や選択ができるかどうかを確認することが挙げられます。
多くの企業がスーツ指定なので、就活の服装についてあまり悩んだことがない人は多いと思います。
しかし、服装自由とすることで就活生自身がどんな服を着ていくべきかを考え悩むと思います。
自分で考えて選んだカジュアルウェアを企業は期待しているのです。
スーツ指定する理由がない
企業の中には、服装を自由にする深い理由がない企業もあります。
単純にインターンシップや会社説明会、面接でリクルートスーツを着てもらう必要がないという企業もあるでしょう。
企業によってスタンスはわかりませんが、全部の企業で深い理由があるとは限りません。
普段通りのリラックスした就活生を見たい
スーツを着てしまうと、表情や雰囲気が硬く見えてしまい就活生の普段の様子が分かりにくいため、普段通りのリラックスした就活生を見たいという理由から服装自由にする企業もあります。
普段着慣れていないスーツを着ているだけで、緊張し、顔もこわばっているかもしれませんね。
服装自由にすることで、就活生がリラックスして自然と素や個性を出しやすくなると思います。
企業からしたら、応募してくれた就活生は自社に雰囲気が合っているかどうかを見極める判断材料にもなると思います。
カジュアルウェアを着る際の注意点
自分が普段来ているカジュアルな恰好ではなく、就活の場で着るカジュアルウェアを着る際の注意点はしっかりと事前に理解しておきましょう。
奇抜な色、華美なものは控える
基本的にはカジュアルウェアを着用する際は、奇抜な色や華美なものは控えるようにしましょう。
説明会や面接のために訪問するわけですから、華美なものである必要はありません。
しかし、アパレルなどの企業の面接を受ける際に「自分の好きな服を着てきてください」と言われる場合はこの限りではありません。
清潔感を出す
どんな服装でも同じことが言えますが、就活では特に、清潔感のある服装が大切になってきます。
カジュアルウェアだとしても、普段遊びに行く服とは意味合いが違います。
そのまま入社して働くとなったときの自分を想像してみてください。
遊びに行くような服を着てしまうと、だらしがない印象を与えてしまったり、周囲に気を遣えない人だという印象を与えてしまう可能性があります。
就活では特に清潔感を意識していきましょう。
カジュアルすぎる服装は避ける
カジュアルウェアの中でも、就活にはふさわしくないカジュアルすぎる服装は避けるようにしましょう。
TPOがわきまえられない人だと思われマイナスイメージに繋がります。
カジュアルすぎる服装の例としては、Tシャツにジーンズ・デニム、露出度の高いスカートやトップスなどです。
普段着では良いかもしれませんが、就活の際は控えるようにしましょう。
実際に自分が職場で上司や取引先などとその服装でやりとりしたり仕事ができるかどうかを考え、カジュアルウェアを考えるようにすると良いです。
服のサイズ
見落としがちな部分になりますが、服のサイズもとても重要なポイントになってきます。
注意が必要なのは大きめの服を着てしまうことです。
大きめの服を着てしまうと、ダボっとして見えてしまい、だらしなくなってしまいます。
清潔感に欠けてしまい、マイナスイメージに繋がる可能性があります。
くるぶしソックスは避ける
男性は特に、靴下は長めのものを着用しましょう。
くるぶしが見えてしまう短い靴下は避けてください。
また、色も黒、紺、茶色などの無地で無難な落ち着いた色にしましょう。
女性はストッキングを履くことが多いと思いますが、途中で伝線してしまったときのことを考え、予備のストッキングを鞄にしのばせておくことがポイントです。
女性の場合はストッキングは肌色が無難で良いと思います。
靴は磨く
見落としがちなものの一つが、靴の汚れです。男性は特に革靴を履くことが多いと思います。
革靴の汚れを気にしない就活生が多いですが、しっかりと足元まで見られていることを意識しましょう。
靴磨きも怠ることなく行うようにしましょう。
鞄は大きめのもの
就活の際の鞄は、A4資料やファイルが入る大きさのものにしましょう。
おすすめは置いたときに自立するビジネスバックです。
また、色は無難な黒、紺色にすると良いです。シンプルなものであれば、リュックサックでも良いでしょう。