【元人事が解説】集団面接(グループ面接)を変幻自在にコントロールする方法

【元人事が解説】集団面接(グループ面接)を変幻自在にコントロールする方法

2023年5月19日更新

はじめに

選考で集団面接があると聞いて、

 

「集団面接って、比較されているようで緊張する」

「他の就活生の回答が気になって集中できない…」

「個人面接と何が違うの?」

 

など、集団内で評価されるので、何だか胸がザワザワしますよね。

 

でも、大丈夫です。

 

集団面接はコツさえつかめば、他のライバルを圧倒できますし、その場をコントロールすることも可能です。

 

本記事では集団面接を行う人事の意図を詳らかにしたうえで、例文を引用しながら攻略法を伝授していきます。

 

最後まで読んでいただければ、集団面接での”必殺技”を再現できるように構成していますので、一気に読み上げてくださいね。

人事が集団面接を実施する3つの理由

人事が集団面接を実施する理由は、大きく下記の3つです。

 

①大きな母集団を絞り込みたい

➁学生の能力を相対的に比較したい

➂優秀な学生に目星を付けたい

 

1つずつ簡単に解説しましょう。

 

①大きな母集団を絞り込みたい

 

集団面接は大抵の場合、ESや適性試験を通過した学生に対して初期の選考段階で実施します。

 

つまり、まだ母集団が大きく、会ったことのない学生ばかりです。

 

それを個別面接で丁寧に対応していくとなると、工数も限られているので時間がいくらあっても足りないのが本音です。

 

したがって、集団面接で一定レベルの学生だけに絞り込みたいという採用選考の効率化が目的の1つです。

 

➁学生の能力を相対的に比較したい

 

人間はヒトを評価するときに、AとBと言うように比較対象がいないと評価しにくいといった側面があります。

 

M1グランプリなんかを見ているとよくわかりますが、最初の演者の採点を基準に次の候補者の採点を行っていますよね。

 

あれと同じです。

 

いきなりの個別面接では絶対評価しかできず、その学生の能力が高いのがどうか見分けにくいといった性質があります。

 

したがって、集団面接で相対比較することにより、言い方がは悪いですが、母集団をザルにかけ、学生の粒度を揃えるといった目的があります。

 

➂優秀な学生に目星を付けたい

 

集団面接を行うと、やはり飛び抜けたレベルの学生がいます。

 

数人の学生がいる中で、求める能力が際立っていますので、すぐに目に留まります。

 

そのような優秀な学生はどの企業にも需要があるので、企業側としては接触頻度を高めたり、別ルートの選考へ誘導する場合があります。

 

したがって、集団面接の目的の1つとして、優秀な学生を初期選考の段階から目星を付けておいて囲い込みするといった側面もあるということですね。

 

集団面接とは

「なるほど、人事が集団面接を行う理由はわかりました。それでは集団面接って、実際はどんな面接なんですか?」

 

ここからは集団面接の概要と個人面接やグループディスカッションとの違いなどを説明していきますね。

 

①受けるタイミング

 

集団面接で学生の粒を揃えておいて、個別面接でジックリ見ていくほうが企業側としては選考の実効性が高くなります。

 

そういう意味では、ESや適性検査通過後の第1次選考など、選考初期の段階で実施されるケースが多いです。

 

➁面接官と就活生の人数

 

就活生2〜6人に対して、面接官が2〜3人のケースがほとんどです。

 

面接官が質問するごとに、それぞれが答えていく形式です。

 

学生の人数が多くなればなるほど、当然のごとく個々の印象は薄まりやすくなります。

 

したがって、マイナスの印象を残さない「守備力」とプラスの印象を面接官の脳に焼き付ける「攻撃力」の両方のスキルがモノを言います。

 

③集団面接と個人面接、グループディスカッション(GD)との違い

 

まずは集団面接と個別面接との違いですが、大きな違いは被面接者数が多いので、各人の発言の持ち時間が少ないことです。

 

加えて、必ず相対評価になりますので、受け答えはいかにコンパクトに、インパクトを残せるかが鍵となります。

 

次に集団面接とグループディスカッションの大きな違いは、目的が異なることです。

 

集団面接では、「1つひとつの質問を通じて、学生が自分を売り込むこと」が目的です。

 

一方で、グルディスは「与えられた議題に対して、グループで討議し、協働して一定の結論を導き出すこと」が目的ですね。

 

要は、集団面接で他の学生の発言にうなづくことは歓迎されますが、意見を挟むことはご法度です。

 

加えて、進行やタイムキーパー役は面接官がすべて取り仕切りますので、グルディスのように学生がファシリテーションする必要は一切ありません。

 

したがって、集団面接では自分の主張をハッキリ述べたうえで、周囲に配慮することがポイントですね。

グループディスカッションについては、以下の記事で詳しく解説しているのでぜひ参考にしてください。

グループディスカッションは難しい!?概要と進め方のポイント

 

➃集団面接の流れ

 

それでは最後に集団面接の流れについて押さえておきましょう。

 

基本的に集団面接当日の流れは、下記のとおりです。

 

①受付→➁控室待機→➂入室→➃面接→➄逆質問→➄退室

 

この流れを見ると、さして個別面接と変わりませんが、集団面接ならではのマナーがありますので、次のセクションで解説しておきましょうね。

 

知らないと恥をかく集団面接のマナー

集団面接では他の学生との行動差が見えやすく、マナーを知らないと醜態をさらす羽目になります。

 

このセクションでは集団面接で大切なマナーを紹介しますので、シッカリと行動ベースで体現できるようにリハーサルを行っておきましょう。

 

入室時のマナー

 

入室時は入室が先頭か、2番目以降か、最後尾かでマナーが変わってきます。

 

あなたがどの順番になっても大丈夫なように、それぞれのマナーを押さえておきましょう。

 

①入室が先頭のケース

 

ドアを3回ノックし、室内から「お入りください」という声がかかったら、扉を開けます。

 

「失礼します」とお辞儀をしてから、入室しましょう。

 

入室後は、1番目に入室した応募者から順に奥の椅子の前に立ちます。

 

➁入室が2番目以降のケース

 

開いているドアから先頭に続いて入るのではなく、ドアの前で一旦静止しましょう。

 

そのあとに、「失礼します」と一礼した後に入室しましょう。

 

➂入室が最後尾のケース

 

最後尾の場合は、ドア前で立ち止まって「失礼します」と頭を下げた後に、面接官に背中を見せないように注意してドアを静かに締めましょう。

 

どの学生も入室してすぐさま着席するのではなく、椅子の前に立ち、最後尾の学生を待ちます。

 

面接官から「それでは、お座りください」と促されてから、着席するようにしましょう。

 

退室時のマナー

 

退室時は、入室とは逆の順番でドア側に近い学生から退出します。

 

ドアの前で「本日はありがとうございました。失礼します」と深々と一礼してから退室するようにしましょう。

 

特に面接終了後は緊張感が抜け、ウッカリして挨拶するのを忘れがちです。

 

面接官は緊張感が抜けた時の行動に人間の本質が出ることを分かっていますので、特に退出時は注視しています。

以下のページに入退室時のポイントをまとめていますので、ぜひ見てみてください。

【裏事情公開】元人事が教える面接の入退室方法(虎の巻)

他の学生の質疑応答時のマナー

 

個別面接と異なり、集団面接では他の学生の受け答えを聞く時間があります。

 

実は、その時にどのような態度や姿勢でいるかを面接官は意外とチェックしています。

 

「自分の発言が終わったからいいや」と気を抜いて、他の学生の意見を聞いていないぞんざいな態度は面接官からするとどのように映るでしょう?

 

協調性がないとか、独善的といった印象を免れないですよね。

 

私自身も人事責任者として、発言者以外の学生の態度を横目でチラ見していましたが、他の学生の発言にうなずいたり、相槌を打つ学生に好印象を持ちましたね。

 

意地悪な面接官だったら、聞いていない素振りの学生に対してわざと「今の意見に対してどう思いますか?」といった困らせる質問を振るケースもありますので、最後まで気を抜かず、他の学生の回答に耳を傾けるようにしましょう。

 

【人事視点】集団面接の状況別攻略法

ここからは集団面接の攻略法を人事目線で公開していきます。

 

攻略法は他の学生の発言を聞いている時と、自分が発言している時の2つのシチュエーションに分けて解説していきます。

 

他の学生の発言を聞いている時の3つの攻略法

 

まずは他の学生が発言しているときの3つの攻略法を解説していきます。

 

①他の人の発言にうなづく

 

他の就活生が発言している時にボーっとしていたり、自分の意見をまとめるのに頭の中が必死になっていてはいけません。

 

なぜなら、面接官側から見ると、他の人の意見を聞いていないのが表情から丸見えですし、他の人の発言に被せた質問を振られた場合、対応できませんよね。

 

特に、他の人の発言にうなづく動作は好意的に映りますので、相手の発言に同意したり、好感を持つ場合は積極的に相槌を打ってください。

 

➁他の人の発言に対する意見をまとめる

 

他の学生が発言しているときは、その人の意見を頭の中で整理しておいてください。

 

なぜなら、被せた質問を振られたときに有効だからです。

 

相手が発言し終わった際に「要は…」とまとめておくと、瞬時に対応できますよね。

 

➂他の人の良い意見に便乗する or 反面教師にする

 

集団面接に参加すると、「コイツはすごいな」という学生が1人や2人必ず現れます。

 

そんな時は対抗心を抱くのも悪くはないですが、敵わないと思ったら、便乗するというのも一手です。

 

たとえば、

 

「私も同じような回答を準備していたのですが、…」

 

というような前置きを置いたうえで、多少なりとも自分の意見を挟みながら、すんなり踏み台にしてしまいましょう。

 

また、中には「この発言はマズいだろう…」といった学生も散見します。

 

その場合は反面教師にして、あなたは対極的なポジションで映えを良くするという戦法をとってください。

 

このように当日の状況に応じて変幻自在に場をコントロールする術も集団面接では必要になってきますので、練習や実践でコツを早めに掴みましょう。

 

自分が回答している時の3つ攻略法

 

次に自分が受け答えするときの3つの攻略法を公開していきましょう。

 

①30秒以内を意識して簡潔に回答する

 

集団面接は1人当たりの持ち時間が少ないと意識してください。

 

1人の発言だけで3分も4分もアピールされると、

 

「空気が読めない」

「状況把握ができない」

「仕事でもこんな感じだろうな」

 

といった烙印を押されます。

 

個人面接以上に簡潔にポイントを押さえて、一発で面接官の脳にインプットできるようにしましょう。

 

1分以内と書いている就活記事も散見しますが、現場感覚では1分では長く、30秒以内でコンパクトにまとめることをおすすめします。

 

➁周囲を配慮した姿勢を示す

 

好戦的な人ほどライバルを蹴落としてやろうとして、どうしても戦闘態勢むき出し感がにじみ出てしまいます。

 

そのような学生を見て人事はどう感じるか?

 

独善性が強くて、協調性のない学生だと見透かされますね。

 

会社が組織で動いている以上、このような人材は避けられます。

 

✓他者の発言を遮ったり、被せることはないか?

✓他社の発言の時には、うなずきながら聞けているか?

✓挙手の際は主体的に手を挙げつつも、譲り合いの精神を持っているか?

 

などがチェックされていますので、注意してくださいね。

 

➂選ばれる魅力を演出する

 

たとえば、集団面接で5人の学生が参加している場合、その中で選ばれる人はせいぜい1〜2名です。

 

要は、あなたは数人の学生の中から選ばれなければいけないわけです。

 

ということは、普通のことをしていては選ばれませんね。

 

無色透明は無難ですが選ばれませんので、オリジナル性を持たせて個性的なカラーを打ち出さなければいけません。

 

その時にどんなカラーでも良いというわけではなく、相手の求める人物像に近い色でアピールし、面接官の記憶に色濃く残す必要があります。

 

集団面接では、

 

「コンパクトに発言して、インパクトを残す」

 

ことを意識してくださいね。

 

集団面接の頻出質問と回答例

 

集団面接の質問は下記のとおり5パターンあります。

 

  1. 前に述べた人の話に被せる質問
  2. 「前の人と同じ質問です」という質問方法
  3. よく似た質問だが少しずつ変えて尋ねる質問
  4. 順番や指名がない質問
  5. 最後に逆質問などを促す質問

 

いずれにしても、どの質問にも適応できるように準備しておくことが重要です。

 

ここでは集団面接で定番の頻出質問に対する例文とコツを公開していきます。

 

①自己紹介

 

集団面接の冒頭は、

 

「一番右の方から順に、『お名前』『学校名』『学部名』をお願いします」

 

とか、

 

「自己紹介を30秒以内でお願いします」

 

といった形で始まります。

 

前者のパターンでは「〇〇大学△△学部の上活太郎と申します。本日はよろしくお願いします」と聞かれたことをそのままダイレクトに伝えていきます。

 

これ以上の情報は面接官も求めていないので、余計な文言は付け加えないようにしましょう。

 

ここでは「自己紹介を30秒以内でお願いします」の例文をお示ししますね。

 

【例 文】

〇〇大学△△学部の上活太郎と申します。

大学ではマーケティングを学んでおり、現在はマーケティングを研究するゼミでゼミ長を努めています。

ゼミ活動では〇〇と××の2つの活動を行い、△△という点で苦労しましたが、いずれも当初設定した目標を達成しています。

また、学外では長期インターンに参加し、コンサルティングの問題解決手法を学んでまいりました。

本日は私の「快活さ」と「行動力」をお見せしたいと思っております。

かなり緊張していますが、よろしくお願いします。

 

コツとしては、自己PRではないので、簡単な概略を伝え、ネタを仕込んでおくレベルで結構です。

 

また緊張している姿を隠すのではなく、惜しげもなく披露するワザは、誠実さや実直さが伝わり好感を持たれますので、案外使えますよ。

 

➁自己PR

 

自己PRをのんべんダラリと2分も、3分もかけてアピールされると、

 

「場の空気が読めない子なのかなぁ?」

 

「簡潔に物事を伝える能力が低いのかなぁ…」

 

といったマイナスの印象を与えてしまいます。

 

なので、ポイントを押さえて要領よく相手にインプットしていくことがコツです。

 

たとえば、このような例文です。

 

【例文】

私の強みは、スピード感を持って変幻自在に対応できる力です。

この強みは野球の捕手というポジションで培ってまいりました。

打者の心理を先読みした配球や味方の守備のフォーメーションの最適解を状況に応じて瞬時に見出す強みが功を奏し、初の学内リーグ準優勝に貢献しました。

また、飲食店のアルバイトではお客様のニーズを先回りし接客することで、感謝の声を頂くなどリピーターが増える結果となって返ってきました。

御社ではこの強みを活かして、業績拡大とお客様満足向上に貢献したいと考えています。

 

ここでのポイントは、

 

「誰も使わないような表現を使うこと」と「求める人物像に寄せること」の2点です。

 

この掛け算で強い自己PRが出来上がりますので、例文を参考にしながらオリジナルな自己PR文を考えてくださいね。

 

➂志望動機

 

私の志望理由は、御社の経営理念に心底共感したからです。

私は大学3年時に御社の創業者の「〇〇」という書籍に出会いました。

特に、その本の中の「道なき道を行く」や「不安定を楽しむ知恵」の言葉の数々が、当時ラグビー部の練習で大腿部骨折という怪我を負い、試合に出場できず不安定だった私の精神状態に希望の光を与えてくれました。

おかげさまで、その名言がリハビリを精力的に行う原動力となり、通常では完治までに6カ月かかるところを3カ月で回復でき、晴れてフィールドに復帰することができました。

そのように私を支えてくれた経営理念が浸透している御社で粉骨砕身し、業容拡大に邁進したいと考えています。

 

志望動機のポイントは、「御社でなければダメな理由」にあなたのエピソードを掛け合わせることがカギになります。

 

例文の場合、経営理念はその御社しかなく、社員が日々それを社是として仕事に従事していますので、絶対に否定できないわけです。

 

加えて、その経営理念との関わりをエピソードとうまく絡めているので、志望動機としてオリジナルで説得力のあるものになっていますね。

 

コツとしては、「特に、御社では」という言葉が使えるかどうかですね。

 

志望動機が見つからない人は、「特に御社では…」と脳に投げかけて、その理由を拾ってみてください。

 

➃ガクチカ

 

【例文】

私が学生時代に最も力を入れたことは、ブログ作りです。

後輩に私の就活経験を伝承していこうと考え、ブログでは就活で私自身が考えた事、感じた事、選考を突破するコツなどを記事として投稿しています。

現在100記事まで投稿していますが、53記事がグーグルの上位表示を獲得しています。

ブログ記事の作成を通じて、他の記事をリサーチするなど、読者の視点や心理、書いて欲しい内容などを逆算できるようになりました。

おかげさまで、現在は月間PV数も1万を突破し、有益な記事を提供できていると自負しています。

御社ではこの強みを駆使し、相手のニーズや思いを先読みし、適切な対応をはかることにより、また来たくなる店舗づくりの運営に力点を置きたいと考えています。

 

ガクチカのポイントはいかに相手の求める人物像に寄せたエピソードを繰り出せるかです。

 

「相手の求める人物像=御社が採用したい人物像」です。

 

要は、「私は御社が求める人物像に近い人物ですよ」というアピールに成功すれば、内定の2文字が近寄ってくるわけです。

 

したがって、あらかじめ御社の求める人物像を把握しておいて、逆算してエピソードをアピールできるようにしましょう。

 

➄逆質問

 

集団面接では大概の学生が、

 

「御社の社風はどんな感じですか?」

 

「仕事の中でのやりがいはどんな時に感じますか?」

 

といった抽象的で当たり障りのないフワッとした逆質問をしてきます。

 

あるいは、

 

「毎月残業は何時間してますか?」

 

「福利厚生について教えてください」

 

など、自分の権利に関わる質問をしてきます。

 

このような質問をされると面接官は冷めますし、集団面接の場でなくて会社説明会やOB訪問で、そのような質問はクリアにしといてくれよといった気分になります。

 

そんな場で、下記の例文のような逆質問を行うと、どんな反応になるでしょう?

 

【例文】

会社説明会やOB訪問で、御社の教育体系が職種別、階層別にきめ細かく整備されていることに驚かされました。

特に、御社の海外トレーニー制度は私にとって魅力的で、他社にはない稀有な教育制度だと感じています。

私自身は、5年後には海外赴任して御社のサービスを世界中に拡大したいと考えていますが、実際に海外トレーニー制度ではどのような教育が施され、早くて何年後を目処に海外赴任できるのでしょうか?

 

どうでしょうか?

 

「志望度」や「やる気」がこの逆質問から伝わってきたでしょうか?

 

それが伝わっていれば、この逆質問は目を引き、面接官の記憶に留まります。

 

コツとしては、「御社のことを深くリサーチしていなければ絶対に分からない具体的な質問」を投げかけることです。

 

そして、前段で褒めてください。

 

人間誰しも褒められると嬉しいものです。

 

そのうえ、

 

「それだけ当社のことを調べてくれてるんだ」

「当社に入社してからのイメージも出てる」

 

となれば、自然と「志望度」や「やる気」が伝わっていきます。

 

ぜひ参考にしてみてください。

 

WEB集団面接で気を付けること

コロナ禍の就活以降、オンラインによる集団面接も増えてきました。

 

最後にオンライン特有の集団面接の注意点に言及して本記事を締めくくりたいと思います。

 

オンラインはパソコンやスマホなどの機器とインターネット回線を使って参加することになります。

 

画面越しの参加となりますので、事前に下記のチェック項目を点検しておいてください。

 

✓Web面接ツールの使い方を事前に把握しておく

✓機器やインターネット回線の安定性を確認しておく

✓明るさや声の音質もチェックしておく

✓誰にも邪魔されない静かな場所を確保しておく

✓オンラインであっても入室時はきちんと笑顔で挨拶する

✓他の参加者が話すときはマイクをオフにする

✓反応がわかりやすいように表情や動作を大きくする

✓カメラから目線を外さない

✓1回の発言を長くし過ぎない

✓大きな声でハキハキと話す

✓「服装自由」の場合でもカジュアルすぎる服装は避ける

おわりに

以上、本記事では集団面接を実施する人事の意図やマナーに加えて、例文を引用しながら攻略法を解説してきました。

 

集団面接は選考の初期段階で行われることが多く、選ばれなければ、そこで敗退です。

 

また、他の学生の発言を聞きながら、戦術を適宜組み立てる柔軟性も必要になってきます。

 

本記事で説明したとおり、他の受け答えに便乗してさらに上位概念を打ち出したり、まったく違う角度から伝えるなど、その場の風を適切に捉えてアドリブで対応することで、その場を支配することは可能です。

 

また、あなたが余りにも立派な発言を行って、しり込みしてしまう学生を続出させるなど戦闘意欲を失わせるような駆け引きも可能です。

 

ぜひ今回の攻略法をマスターして、自由自在に集団面接をコントロールできるようにガンバってください。

 

本記事が集団面接の成功に繋がれば嬉しいです。

 

今回も最後までお読みいただき、ありがとうございました。

 

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