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就活で短所が「せっかち」はNG? ポジティブに言い換える方法や伝える際のポイントを公開!

就活で短所が「せっかち」はNG? ポジティブに言い換える方法や伝える際のポイントを公開!

2024年2月21日更新

はじめに

就活では、自己PRや面接で必ず短所を聞かれます。その際、皆さんは何を短所としてるでしょうか?

 

「緊張してしまいやすい」「心配性」などいろいろありますが、その中でも「せっかち」であることを短所としている人も少なからずいるのではないでしょうか?

 

しかし、「せっかち」を短所とした場合に、「人事からネガティブな印象を与えるのではないか?」、「せっかちは仕事をする上でNGな短所?」など、さまざまな疑問や不安を持つ人も多いでしょう。

 

そこで本記事では、そもそも「せっかち」を就活の場で短所とすることはOKなのかという疑問に答え、さらには「ポジティブな印象を与えるにはそのように言い換えると良いのか」をご紹介します。

 

短所を「せっかち」として選択しようとしている人はもちろん、どのようなポイントで短所を伝えるべきか悩んでいる人も、ぜひ最後までお読みくださいね。

伝え方を工夫すれば「せっかち」が短所は問題ない

結論からお伝えすると、就活において短所として「せっかち」を挙げることは何の問題でもありません。「せっかち」に限らず、どのようなことが短所であっても問題ありません。

 

人事は短所によって、面接の合否を決めているわけではありません。

あくまでも大切なのは、自分が自覚している短所とどのように向き合っているのかということです。

 

その上で、「せっかち」という短所が人事にどのような印象を与えるのかといった点や、伝える際のポイントなどを詳しく見ていきましょう。

人事が就活で短所を聞く理由

「せっかち」を伝える際のポイントを確認する前に、人事はなぜ就活という場で短所を確認するのかという理由を見ていきましょう。

 

①自分のことを客観的に見れているか確認するため

②短所の改善策を考えているか確認するため

③自社との相性を見るため

 

今回はポイントとなる3点をご紹介します。

 

①自分のことを客観的に見れているか確認するため

自分自身の短所を挙げる際は、自分を客観的に見つめる必要が生じます。

そのため人事は短所を確認する質問を通じて、目の前の就活生がどれだけ自分自身を客観的に見れているのか確認しているのです。

 

自分を客観的に見つめることができているということは、言い換えれば自己分析がきちんとできているとも言えます。短所だけではなく、長所も十分に理解しているでしょう。

 

社会人として仕事を進める上で、自分自身の特性を把握しておくことは非常に重要です。

そのため人事は、客観性を確認するための質問として短所を聞いているのです。

 

②短所の改善策を考えているか確認するため

短所を自覚した上で、今後の改善策をどのように考えているのかということも短所を尋ねる質問で確認しています。

 

短所は、ただ自覚しているだけでは意味がありません。自覚することができたら、次なるステップはどのように改善していくかを考えることです。そのため、ただ短所を質問するのではなく、改善策を合わせて聞かれることは多々あります。

 

短所の改善策を通じて、目の前の就活生のキャラクターをはじめ、向上心やチャレンジ意欲なども垣間見えることから、就活では短所がよく質問されるのです。

 

③自社との相性を見るため

短所を通じて、自社との相性を確認しているという理由もあります。

 

どれだけ優秀な人でも、企業の文化や風土が合わなければ順当に成長していくことができないかもしれません。最短スピードでの成長には、企業との相性が重要です。

 

短所によっては、企業と致命的に相性が合わない場合があります。例えば、とにかくスピード感を求める会社に入社したいとする人の短所が、「マイペース」「ゆっくり進めたい」である場合などです。

 

このようなミスマッチは企業・就活生、双方にとって何のメリットもありません。

そのため人事は短所に関する質問を通じて、自社との相性を確認しているのです。

短所「せっかち」が人事に与える印象とは?

では、人事がなぜ短所を聞くのかという理由が分かったところで、「せっかち」が与える印象をご紹介します。

 

「せっかち」という言葉から、

 

①一つの作業が完結する前に他の作業を行ってしまう

②作業が雑になってしまう

③協調性が無い

 

といった印象を与える可能性があります。

 

一見するとばらばらに感じる①から③ですが、実は共通している点があります。それは、周囲を優先するのではなく、あくまでも自分のペースを優先してしまうということです。

 

このような印象を与えてしまうことを前提に、伝え方には十分注意する必要があります。

 

「せっかち」を短所として伝える際のポイント

先にご紹介したように、ただ「せっかち」を短所として伝えるだけではポジティブな印象を抱いてもらうことができません。

では、どのような点に注意して伝えるとポジティブな印象を与えることができるのでしょうか。

 

①具体的な例を挙げて伝える

②なぜ「せっかち」が短所だと感じるのかを伝える

③短所ではなく長所として伝える

 

 以下でこの特に重要な3点をご紹介します。

 

①具体的な言葉で「せっかち」を伝える

最も大切なのは、自分なりに「せっかち」を具体化して相手に伝えることです。

 

ただ「せっかち」と聞くと、短所ではなく性格の一部に留まっているような感覚を受けます。なぜ自分が短所だと思っているのかということに説得力を持たせるためにも、自分なりの言葉で「せっかち」を具体化してみましょう。

 

例えば、「何事もスピード感を持って終わらせないと気が済まない」ということかもしれません。もしくは、「スピード感を持って終わらせるために、何事も計画を立ててからではないと動けない」ということもあるでしょう。

 

このように、「せっかち」という言葉を一つ取っても、さまざまな形で言い換えることが可能です。ぜひ自分なりの「せっかち」を見つけてみてくださいね。

 

②なぜ「せっかち」が短所だと感じるのかを伝える

①でご紹介したように、「せっかち」はさまざまな言葉で言い換えることが可能です。言い換えた結果、あまり短所のように聞こえない場合もあるでしょう。

 

しかし、自分が「せっかち」を短所として捉えているのは、何らか理由があるはずです。そのため、なぜ自分が「せっかち」を短所だと思うのか、自分なりの理由を合わせて伝えることが重要です。

 

「せっかち」だからこそ失敗してしまったエピソードなどがあると、聞き手はより理解を深めることができます。自分なりの理由を伝えることで、短所に対して納得感を持ってもらいやすくしましょう。

 

③短所ではなく長所として伝える

「せっかち」に限った話ではありませんが、短所と長所は表裏一体です。そのため、短所として「せっかち」を捉えているのであれば、言い方次第では長所にすることも難しくありません。

 

例えば、「とにかくスピード感を重視して作業を進めたい」という「せっかち」だったとしましょう。この場合、短所として捉えると「作業に丁寧さがない」「人とスピードを合わせられない」などの言い回しが考えられますが、長所として捉えると「様々な作業をスピード感を持ってこなせる」「誰よりも早い納期で仕事ができる」などと言うことができます。

 

ただの短所ではなく、長所と表裏一体としてアピールすることで、短所であることの印象を薄くすることが可能です。

「せっかち」を短所とする場合の例文

では、実際に短所を「せっかち」とする場合には、どのように伝えるのが良いでしょうか。

具体例をご紹介します。

 

例①:スピードを重視してしまう「せっかち」の例

まずは、とにかくスピードを重視してしまう「せっかち」の例をご紹介しましょう。

 

短所として捉えると、スピードを重視するあまり作業の質が良くないといったことがあるかもしれません。しかし長所であることを織り交ぜて伝えることができれば、ただの短所ではなく長所を兼ね備えることができます。

 

<例>

「私の短所はせっかちであることです。私が考えるせっかちとは、質よりスピードを重視して作業を進めてしまうことです。

アルバイト先ではよく、作業が早いことを褒めていただきますが、同時にケアレスミスが多いという指摘もいただきます。ちょっとした汚れが残っていたり、数円の数え間違いがあるなどです。

アルバイトを始めた当初は、少しであれば作業の質が落ちても問題ない、それよりもスピードを重視するべきだと考えていました。しかし最近は、お金をいただいて働くプロとして、スピードと質の双方を重視するべきだと感じています」

 

アルバイト先のエピソードを入れることで、「なぜ短所だと思っているのか」を分かりやすく伝えることができています。このように、自然にエピソードを交えて伝えるのがおすすめです。

 

例②:決断に時間をかけない「せっかち」の例

次にご紹介する「せっかち」は、何事も早く決断してしまうという例です。

 

一見すると即決即断で問題なさそうですが、決断には早さを求められるシーンと、慎重さを求められるシーンがあります。そのことを意識した上で、就活では伝えることがおすすめです。例を見ていきましょう。

 

「私の短所はせっかちなことです。せっかちであるために、何事もすぐに決断しないと気が済まないという面があります。

これまで高校や大学選び、部活動やアルバイト選びも、直感のままに即決してきました。そのことが大きな問題になったことはなかったのですが、年齢を重ねるにつれてもっと下調べをしていたら、違う未来があったのではないかと思うことが増えました。

社会人になっても、チャンスを逃さないという意味で即決するべき場面はあると思います。しかし、それだけではなく長い目で見たときに、事前準備や下調べを十分に行って決断することの重要性にも気付きました。

社会人になってからは、せっかちであることを活かす場面と、活かさない場面のバランスを取っていきたいです」

 

「せっかち」という短所を伝えるだけではなく、長所と合わせて話しているため、短所の印象を薄くすることができています。このように、伝え方次第で十分に印象が変化することを理解しておきましょう。

 

よくある質問

では、最後によくある質問にお答えします。

気になっている点があれば、ぜひこちらの質問を参考にしてくださいね。

 

Q.「せっかち」はありがちな短所ではない?

短所として「せっかち」は思い浮かべやすいことから、「他の就活生と被ってしまって良くないのでは?」と考える人がいます。

もちろん、「せっかち」自体を短所として挙げる人は多くいますが、他の就活生と比較する必要はありません。

 

また、「せっかち」を自分の言葉で具体化した際に、他の人と全く同じ内容になることはほぼありません。

周囲のことは気にせずに、自分の意思で短所を選ぶようにしましょう。

 

Q.「仕事ができない」と思われない?

「せっかち」という短所が、人事からするとネガティブになりすぎるのではないかと懸念する人がいます。しかし、そのようなことはありません。

 

前提として、人間であれば誰もが短所を持っています。短所がない人など存在しません。

そのため、「せっかち」だからと言って「仕事ができない」という印象には全くならないでしょう。

 

大切なのは、自分が短所を自覚し、減らしたり、活かしたりする方法を検討し続けることです。短所を自覚しているのに何の手段も講じない人に対しては「仕事ができない」と思うかもしれませんが、「せっかち」だからと言って仕事ができないに直結するわけではないことは十分に理解しておきましょう。

 

まとめ:「せっかち」を上手く伝えて好印象を獲得しよう!

いかがでしたか?

今回は、そもそも「せっかち」を就活の場で短所とすることはOKなのかということをはじめ、「せっかち」を伝える際のポイントをご紹介してきました。

 

「人事からの印象は悪くないか?」「せっかちは仕事をする上でNGな短所?」「他の短所を選ぶべき?」といった不安や懸念を払拭することはできたでしょうか?

 

日常生活の会話の中で、自分の短所を取り上げることは多くありません。そのため、就活という場で短所を聞かれることに抵抗感を持つ人もいるでしょう。

 

しかし、人事は短所を通じてあなたを批判するつもりはありません。

このことを十分に理解して、ぜひ「せっかち」という短所も上手く言い換えて伝えてみてくださいね。

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監修者情報

岩本美帆

キャリアアドバイザー リーダー

株式会社ネオキャリアに新卒入社。
法人営業や採用コンサルティング業務を中心に、転職支援業務のプロジェクトにアサイン。 2年後に自己成長と新しい挑戦を求めてナイモノに転職。 現在は入社3年目のキャリアアドバイザーのリーダーとして、 「人の挑戦を言葉で支援することで成長し続ける」をモットーに活躍している。