就活生必見!「eF-1G」とは?例題と対策、採用企業を紹介
2024/9/2更新
はじめに
就活の最中に必ず通る関門として適性検査がありますが、最近では「eF-1G」と呼ばれる検査を導入している企業も増えています。
SPIや玉手箱と違って知名度は低いですが、クセのある問題も多く対策をしておかないと落とされてしまう可能性もあります。
そこで本記事ではeF-1Gの概要や例題と対策、採用企業を紹介します。
以下のようなお悩みのある学生は必見ですので、ぜひ最後までチェックしてみてください。
- eF-1Gの概要
- 最短で効率的に対策する方法
- 選考にeF-1Gを導入している企業
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就活の適性検査「eF-1G」とは?
eF-1G(エフワンジー)とは、株式会社イー・ファルコンが提供する適性検査です。
SPIや玉手箱など他の適性検査に比べると、就活生には知名度が低いので軽視されがちですが、楽天のような大手企業も採用するなど、年々その採用率は増加しています。
eF-1Gは能力テストの問題が極めて難しく、「初見では対応不可能」「対策必須」とまでいわれています。
以下の記事ではSPI・玉手箱のおすすめ対策法を紹介しているので、合わせてチェックしてみてください。
【言語/非言語/英語完全網羅】
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SPIなどの適性検査に自信がない学生は多いでしょう。
「何を勉強したらいいのか…」「どんな問題が出るか知りたい」そんな学生のためにまとめたものがSPI頻出問題集です。
SPIの出題範囲である言語/非言語/英語といった問題を完全網羅しています。
この問題集を解けば、一気に自信がつき内定へと近づくこと間違いなしです。
この機会にぜひ、問題集を解いて対策しておきましょう。
eF-1Gの試験形式
eF-1Gの試験形式は、就活生にはお馴染みのWebテスティング形式です。自宅のパソコンで気軽に受検することができます。
試験内容は以下の2種類があります。
- 性格検査
- 能力検査
それぞれ詳しく解説していきます。
性格検査
eF-1Gの性格検査は、全251問80項目、所要時間30〜40分で構成されています。
SPIに出題される性格検査と同じように「そう思う」「ややそう思う」といった選択肢から当てはまるものを回答していきます。
適性検査については以下の記事も参考にしてみてください。
能力検査
能力検査の概要について、以下2つの観点から見ていきましょう。
- 問題数、所要時間
- 診断項目
①問題数、所要時間
eF-1Gの能力検査の問題数は全114問で、19のブロックにわけられています。全体の所要時間は30分です。
ブロックごとに制限時間が設けられているため、ゆっくりと回答している時間はありません。
②診断項目
eF-1Gの能力検査では、以下の5つの能力を測定します。
そしてその5つの能力はそれぞれさらに3つの項目から構成されています。
- 応用力
- 想像力
- 数理力
- 言語力
- 基礎力
一つずつ見ていきましょう。
- 自分と環境との関連を把握し、多様な情報を概念として捉え、価値的な働きかけ方を考える力
- 状況理解力
- 概念構成力
- 対策立案力
以下のような問題が出題されます。
- 地図を読み解き、条件にあうものを選択する
- 状況に応じた対応方法を選択する
- 発想を生み出し、物事を見る角度を切り替え、また感覚的にとらえる力
- 発案力
- 視点転換力
- 直感力
以下のような問題が出題されます。
- 連想問題
- 立体図形問題(視点転換)
- 的確に数字を扱い、物事を推し量り、筋道を立てて考える力計算力
- 推理力
- 論理力
以下のような問題が出題されます。
- 四則演算・図形問題
- 対応表をもとに、各記号が示す数字を推測する
- コミュニケーションの前提となる、言葉や文章を正しく理解する力
- 読解力
- 文法力
- 言語知識
以下のような問題が出題されます。
- 例題と同じ意味合いの文章を選択する
- 四字熟語穴埋め
- 文章問題
- 特定の対象に意識を向け、適切に取り扱い、記憶に留める力
- 注意集中力
- 操作力
- 記憶力
以下のような問題が出題されます。
- 設問の指示に従って正しく処理する
- 文章を記憶し、正しいものを選択する
能力検査では、図形問題を苦手とする就活生も多いことでしょう。以下の記事ではSPIなどを参考に図形問題の対策について紹介していますので、こちらもぜひご覧ください。
能力検査の言語問題
ここでは能力検査の言語問題について、以下3つの観点から解説していきます。
- 頻出問題
- eF-1G独特の「単語の連想(マジカルバナナ)」
- eF-1G独特の「単語の列挙」
①頻出問題
eF-1Gの言語問題には、次のような問題が頻出しています。
- 四字熟語
- 長文読解
- 漢字の読み
- 単語の連想(マジカルバナナ)
- 単語の列挙
これらには、他の適性検査でも頻繁に出題される問題が含まれています。
②eF-1G独特の「単語の連想(マジカルバナナ)」
次にこのなかでeF-1G独特の問題である、「単語の連想(マジカルバナナ)」と「単語の列挙」について見ていきましょう。
「単語の連想」では、いわゆる「マジカルバナナ」のように提示された単語から、別の単語を連想して空欄を埋める問題です。
具体的には、以下のような問題が出されます。
「バナナ」→( )→( )→「職人」
「バナナ」→( )→( )→「空」
1問目なら、「バナナ」から連想し、最後に「職人」に繋がるような単語を埋める。
2問目なら、「バナナ」から連想し、最後に「空」に繋がるような単語を埋める。
当然ですが正解は一つではありません。回答例は以下のとおりです。
「バナナ」→(甘い)→(デザート)→「職人」
「バナナ」→(果物)→(農業)→「空」
なお、「単語の連想(マジカルバナナ)」は全10問で制限時間は120秒。1単語目は10問すべてに共通です。
③eF-1G独特の「単語の列挙」
「単語の列挙」は、「◯◯の代わりになるものを挙げよ」という形式で出題され、120秒という制限時間内に可能な限り列挙する問題です。
具体的には以下のような問題が出されます。
【問題】
枕の代わりになるものを挙げよ
【回答例】
- クッション
- タオル
- 丸太
- 腕
能力検査の非言語問題
ここでは能力検査の非言語問題について以下の観点から解説していきます。
- 頻出問題
- eF-1G独特の「煙突の見え方」
- eF-1G独特の「積み木の見え方」
①頻出問題
eF-1Gの非言語問題には、次のような問題が頻出しています。
- 記号の数え上げ
- 四則演算
- 数字と図形の対応表
- 地図の読み取り
- 煙突の見え方
- 積み木の見え方
以下では、eF-1G独自の「煙突の見え方」と「積み木の見え方」に関する問題をピックアップして紹介します。
②eF-1G独特の「煙突の見え方」
「煙突の見え方」では、4本並んだ煙突を上空から見た図が提示されます。
それを水平な角度から見た場合、4本の煙突はどのように見えるのか、適切な立体図を選択するという問題になっています。
問題は1問のみで制限時間はごく短い20秒です。
③eF-1G独特の「積み木の見え方」
「積み木の見え方」は、立方体の積み木を積み上げたとき、平面図として構造上ありえない選択肢を選ぶ問題となっています。
選択肢は以下のとおりです。
- 正面図
- 側面図
- 真上から見た図
消去法で答えを絞っていくのが有効です。
eF-1Gの対策方法は?
能力検査の難易度が高いeF-1Gですが、就活生はどのように対策すれば良いのでしょうか?
以下4つの観点から解説していきます。
- eF-1Gの参考書や対策本はない
- 出題される問題を知っておく
- eF-1Gを採用している企業に応募して受検する
- 問題の半数程度は他の適性検査の勉強で対応可能!
①eF-1Gの参考書や対策本はない
eF-1Gは、SPIや玉手箱など他の適性検査と比べてマイナーであることから、eF-1Gを扱う参考書や対策本は販売されていません(2024年4月現在)。
ただし、先述のとおりeF-1Gを採用する企業は増加傾向にあるため、いずれ販売される可能性はあるでしょう。
②出題される問題を知っておく
対策としては、当記事をはじめとしてウェブサイト上から出題情報を知っておくことも大切です。
eF-1Gには初見では回答が難しい問題がいくつか含まれています。
問題の傾向を知っておくだけでも、それを怠った就活生に大きな差をつけることができるでしょう。
試験前にもう一度本記事を見直してみてくださいね。
③eF-1Gを採用している企業に応募して受検する
もう一つ有効な対策として、第一志望以外でeF-1Gを採用している企業に応募して受検することが挙げられます。
eF-1Gの問題はある程度パターン化されているため、何度か受検しておけば第一志望のeF-1Gでは高得点が狙えるはずです。
模擬テスト感覚で他の企業の選考を通じて受けてみることをおすすめします。
④問題の半数程度は他の適性検査の勉強で対応可能!
eF-1Gは難解な適性検査ではありますが、実のところ問題の半数程度に関しては、SPIなど他の適性検査の勉強をしておけば対応可能です。
言語問題、非言語問題ともにSPIや玉手箱等の対策をきちんとしている就活生なら簡単に解ける問題は少なくありません。
なお、SPIや玉手箱などのウェブテストについての解説、対策法、おすすめの参考書等については、以下の記事で解説していますのでご覧ください。
Webテストが難しい、と頭を抱えてしまう就活生も毎年多くいます。実際に検査を受ける前に、どんな落とし穴や難しさがあるのかこちらの記事で確認できます。
【言語/非言語/英語完全網羅】
SPI初心者でも短期間で対策できる資料配布中!
SPIなどの適性検査に自信がない学生は多いでしょう。
「何を勉強したらいいのか…」「どんな問題が出るか知りたい」そんな学生のためにまとめたものがSPI頻出問題集です。
SPIの出題範囲である言語/非言語/英語といった問題を完全網羅しています。
この問題集を解けば、一気に自信がつき内定へと近づくこと間違いなしです。
この機会にぜひ、問題集を解いて対策しておきましょう。
eF-1Gを採用している企業は?
就活生にとっては、どの企業がeF-1Gを採用しているのかも気になるところでしょう。
以下に記載するのは、過去に適性検査としてeF-1Gを採用した実績のある企業です。
志望企業が含まれている場合は、必ず対策するようにしましょう。
- 楽天
- 博報堂
- 博報堂DYメディアパートナーズ
- 朝日新聞社
- 富士電機
- ダイドードリンコ
- 日商エレクトロニクス
- 富士フイルム
- 富士フイルムメディカル
- フジクラ
- 東ソー
- クレディセゾン
- 阪急交通社
- 伊藤忠食品
- 山田コンサルティンググループ
- カルビー
- 大日本住友製薬
eF-1Gは年々採用する企業が増えている適性検査です。
常に最新の情報を入手するよう心がけてくださいね。
eF-1Gに関するよくある質問
最後にeF-1Gに関するよくある質問をまとめたので、ここで疑問や不安なことを解消しておきましょう。
合格ラインは?
eF-1Gの合格ラインはさほど高くないことが予想されます。
SPIやテストセンターの合格ラインが7~8割と言われているので、eF-1Gのラインはおよそ5~6割と考えて良いでしょう。
おすすめの問題集はある?
現時点では、eF-1Gに特化した問題集はありません。
前述のようにeF-1GはSPIや玉手箱と出題傾向が似ているので、SPI問題集での対策をおすすめします。
SPIと玉手箱の対策方法については以下の記事でも紹介しているので、合わせてチェックしてみましょう。
さいごに
今回は就活を悩ませる適性検査eF-1Gについて解説してきました。
記事の内容を簡単にまとめます。
eF-1G(エフワンジー)とは、株式会社イー・ファルコンが提供する適性検査のこと。
SPIや玉手箱など他の適性検査に比べると、就活生の中では知名度が低いものの、楽天などの大手企業も採用するなど、年々その採用率は増加。
- eF-1Gは能力テストの問題が極めて難しく、「初見では対応不可能」「対策必須」とまでいわれている。
- eF-1GはWebテスティング方式、「性格検査」と「能力検査」が課される。
- eF-1Gの対策本は販売されていない(2024年4月現在)ため、「ウェブ上での出題情報の調査」や「第1志望以外のeF-1Gを採用している企業で受検する」などの対策が有効。
- 問題の半数程度は、SPIなど他の適性検査の勉強をしておけば対応可能。
適正検査「eF-1G」についておわかりいただけたでしょうか?
ウェブテストや適性検査はいろいろな種類や区別があります。eF-1G以外の適性検査なども参考にしてみると、より鮮明に傾向が掴めるかもしれません。
本記事が少しでもあなたの役に立てば幸いです。
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自分にマッチする優良企業をご紹介
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