【徹底解説】日東駒専から大手は難しい?実際の就職先も紹介!
2024/9/24更新
はじめに
就活をしていると「学歴フィルター」という言葉を聞いたことがありますよね。
学歴フィルターがある多くの企業は、MARCHと日東駒専で区切っている傾向が見られます。
日東駒専の学生は「大企業から内定をもらうのは無理」「学歴フィルターがあるから足切りされる」など、就活前から大企業への就職を諦めている人もいるでしょう。
しかし、実際に日東駒専から大企業へ就職した先輩もいるので、最初から諦める必要はありません。
本記事では、日東駒専の大企業への就職実態や内定を獲得するためのアプローチ法を解説していきます。
以下の対象に1つでも当てはまる就活生は必見です。
- 学歴フィルターがある企業で日東駒専は不利か知りたい
- 日東駒専から大手企業への内定を目指したい
- 学歴フィルターの有無の見分け方が気になる
学歴を理由に門前払いをしていない大企業を見極める方法も紹介するので、日東駒専の学生が効率良く就活をする方法も紹介します。
ぜひ、本記事を参考にし、不安を解消した状態で就活に取り組んでください。
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日東駒専から大手内定は無理?
まずは、日東駒専の定義から確認しておきましょう。
日東駒専とは、日本大学・東洋大学・駒沢大学・専修大学の頭文字をとって作った略称で、偏差値が50〜57レベルの関東の中堅私立大学の4大学を指しています。1つ上の大学群としては、偏差値60~65の学習院大学・明治大学・立教大学・中央大学・法政大学のGMARCHがあります。
そのような一般的な大学群の括りとして、旧帝大、早慶、地方国立大学、GMARCH、関関同立、日東駒専、大東亜帝国とよくいわれるのは多くの大学生が知っているのではないでしょうか。
就活においては、旧帝大や早慶しか採らないような企業もありますが、多くの学歴フィルターがある企業では、日東駒専までを選考するか日東駒専以下を書類選考の時点で落とすか分かれます。
それでは、実際の大企業への就職率を見ていきましょう。
下表は東洋経済オンラインの「「有名企業への就職に強い大学」トップ200校」ランキングのデータを使用した図です。
このデータは、2023年の大学別の就職実績を使用し、トヨタ自動車や日立製作所、三菱UFJ銀行など、日経平均株価指数の採用銘柄や会社規模、知名度、大学生の人気企業ランキングなどを参考に選んだ有名企業400社への実就職率です。
このデータを見る限り、日東駒専の就職率は10%弱で、10人に1人が大企業に入れるかどうかといった実績になっています。
一方で、GMARCHの就職率を見ると、就職率は日東駒専の倍以上であり、あきらかに日東駒専とGMARCHで差があるといえます。
ただ、この数値は学生の就活実力が関与している場合もあり、単なる学歴フィルターによるものだけで、このような結果が生み出されているともいえませんので注意してください。
就活において学歴フィルターは存在するの?
結論、現在でも新卒採用で学歴フィルターを設けている企業は存在します。
効率良く採用活動を進めるためには合理的な方法だと考えている企業は多く、就活生は学歴フィルターの意義を就活初期の段階に理解しておくことが重要です。
学歴フィルターの定義
まず、学歴フィルターの定義から確認しましょう。
学歴フィルターとは学歴を1つの採用基準として設定し、その基準に満たない就活生は選考をせずに不採用となるラインを指します。
たとえば、東大生は30名、京大生30名、一橋・東工大で30名、早慶で30名、それ以下の大学では10名しか採用しないといった採用枠をあらかじめ設けて、採用枠が埋まった時点で選考を終えるという方針があります。
その場合、早慶未満の就活生は10枠の内定枠を争奪するわけですから、競争倍率が極めて高くなるわけです。
あるいは、東大生は30名、京大生30名、一橋・東工大で30名、早慶で30名、それ以下の大学からは採用しないといった方針を決めた場合、いくらほかの就活生がエントリーしたとしても最初から門前払いとなります。
特に就職偏差値の高い企業では、実際に学歴フィルターを用いて、企業側の学歴基準に満たない就活生は書類選考で落としたり、企業説明会すら参加できないようにしたりする企業もあります。
企業側が学歴フィルターを設ける理由
以前に比べれば、学歴ではなく就活生自身を評価すると謳っている企業が増えているものの、日本にはまだまだ学歴社会が根付いています。
企業側が学歴を基準として、就活生を選別する2つの理由を紹介します。
毎年優秀な就活生を集めるため
毎年、就活難易度ランキングが各メディアで配信されますが、そのような就活難易度は多くの場合、何人高学歴の就活生が入社したかで順位をつけています。
毎年高学歴の学生を採用することで、次の年も優秀な学生からの人気を集める可能性が高く、企業側は活躍する人材を確保できる可能性が高まります。
学歴を基準にすることによって、高学歴で優秀な学生からのエントリーを集中させることができるのは、企業側にとって大きなメリットです。
優秀な学生が数多く入社することで、次年度以降の採用でも学歴が高く優秀な学生から人気を集められるので、やはり学歴が高い就活生を採用したほうがメリットがあると感じる社会人は多くいます。
採用活動の効率化
毎年、新卒採用を行うためには、コストと時間を要します。
限られた新卒採用担当者で数千~数万人の就活生全員のエントリーシートを評価することは、人気企業にとって大きな負担となるのが現状です。
効率良く優秀な就活生を次の選考に進めるために学歴フィルターが用いられます。
企業側としては優秀な就活生を採りたい、逃がしたくないという想いがあり、学歴で分けることで、優秀な就活生がいる可能性が高い母集団を形成することができます。
すると、企業が求める人物像とマッチする就活生を探せるので、企業にとっては理にかなった方法なのです。
しかし、学歴フィルターの基準に満たない就活生が、その企業を受けると不採用になるため、理不尽な思いをします。
学歴に自信がない就活生は、学歴フィルターの意義を理解して企業を選ぶことをおすすめします。
学歴フィルターを見分ける確実な方法
日東駒専の就活生が効率良く就活を進めるために、学歴フィルターのない企業を見分けるのに有効な方法を紹介します。
その方法とは、自身の大学の卒業生が就職した企業を確認することです。
どの大学も卒業生がどの企業に何人就職したかを公表しています。
大学のキャリアセンターで確認できるはずなので、自身の所属する学部の先輩がどのような企業に就職しているのかチェックしてみましょう。
同じ大学の卒業生が就職している企業であれば、学歴フィルターを設けていない、もしくは学歴フィルターがあっても落とされることはないことが確実です。
卒業生の就職先リストの中から受けたい企業を選んでエントリーすれば、実力次第で内定を獲得することができます。
誰もが志望するような企業で卒業生の就職先リストに名前がなかった場合、必ず学歴フィルターがあるとは言い切れませんが、入社するにはかなり難しいと心に留めてエントリーしましょう。
日東駒専の主な就職先
下記が日東駒専の主な就職先の抜粋です。
この中の企業は日東駒専の学生を学歴だけで落とすことはないので、選考対策をしっかりすれば十分に内定の可能性があり、効率良く就活が進められます。
ぜひ参考にしてみてください。
日本大学の主な就職先
大林組、ハウス食品、全日本空輸、アクセンチュア、大和ハウス工業、日本生命保険、ロッテ、ソフトバンク、マイナビ、キーエンス、リクルート、りそなグループ、PwCコンサルティング合同会社、博報堂DYメディアパートナーズ、NTTデータ、サッポロビール、バンダイ、東京ガス、日本銀行、伊藤園、星野リゾート、清水建設、TOPPAN、キユーピー など
東洋大学の主な就職先
NTTドコモ、新潮社、警視庁、りそな銀行、NTTデータ、オリエンタルランド、タカラスタンダード、富士ソフト、小田急電鉄、トレンドマイクロ、日本IBM、アマゾンジャパン、ニトリ、大和ハウス工業、一条工務店、トヨタ自動車、Mizkan、旭化成、楽天、積水ハウス、ロッテ、資生堂、厚生労働省 など
駒澤大学の主な就職先
日本航空、日本経済新聞社、全日本空輸、KDDI、帝国ホテル、アクセンチュア、日本旅行、花王、アイリスオーヤマ、ユニ・チャーム、富士通、日本郵便、キーコーヒー、三菱食品、TOPPAN、ワコール、良品計画、みずほ証券、サッポロビール、リコージャパン、サイバーエージェント、イトーキ、ライオン、ミルボン、コニカミノルタ、味の素 など
専修大学の主な就職先
マルハニチロ、アビームコンサルティング、大和ハウス工業、伊藤園、積水ハウス、日本ハム、ニトリ、オカムラ、リンナイ、楽天証券、ファンケル、キーエンス、三菱電機、クボタ、三井住友銀行、日本調剤、しまむら、Sky、マイナビ、大和証券、チームラボ、日本経済新聞社、富士通、ソフトバンク、オリックス、ゆうちょ銀行 など
日東駒専で大企業から内定を得るためのアプローチ法5つ
日東駒専の学生が戦略的に大企業から確実に内定を獲得する方法を押さえて、希望の就職先に入社できるように対策をしましょう。
①卒業生が就職している会社を受ける
先述のとおり、先輩がすでに就職している企業は実力さえあれば狙える大企業です。
リストにないからといって、受けてはいけないということではありません。
リストにない企業を受ける場合は、志望する企業の採用大学の実績を調べたり、ほかの大学の就職先一覧に名前があるかを確認することをおすすめします。
②OB・OGから情報をとる
基本的にOB・OGは出身大学の先輩なので、その先輩がどのように内定を取ったのか、コツを収集することで内定への確度が上がります。
たとえば、以下のような質問をしてみてください。
- どのようなエントリーシートを書いたのか?
- 面接ではどのような点に注意したのか?
- 本番までに準備しておくことは?
上記のような情報を収集することで、先輩が内定を獲得するまでに実際に取った行動を再現することができます。
再現することで、自身が内定する可能性も上げることができるでしょう。
OB・OG訪問では会社内部の実態を知ることも大切ですが、どのようにその先輩が内定を獲得したのか、いま自分は何をすべきかを考えることも視野に入れてください。
OB・OG訪問の方法やマナーなどをまとめた以下の記事もぜひご確認ください。
③夏インターンへ必ず参加する
夏インターンシップに参加するのは、就活を進めていく上で非常に有利にはたらきます。
インターンシップは、実際の業務内容や社風を知る機会になりますし、早期の選考ルートに乗れるチャンスもあります。
本選考のエントリーシートや面接での話題づくりにも転用できるので、内定にグッと近づくチャンスです。
さらに、実際にエントリーシートや適性検査、面接、グループディスカッションなどの本選考と全く同じ選考フローを経験することで、今の自分に足りていない部分を確認できます。
逆にインターンにまったく参加せずにいきなり本選考を迎えると、インターン先行組がすでに乗り越えた壁を本選考で経験することになります。
夏インターンの選考で早めに壁にぶつかることで課題を洗い出し、修正して本選考を迎えることをおすすめします。
④書類選考で高得点をとる
日東駒専の就活生は、適性検査やエントリーシートなどの書類選考で落ちる可能性が高いと考えて、入念な準備を行うことが重要です。
適性検査は能力検査と性格検査に分かれています。
性格検査は、設問に対して素直に答えてください。
性格検査で変にその会社の求める人物像に寄せて答えてしまうと「この回答には虚偽の可能性があります」と報告され、マイナスイメージになりますから注意しましょう。
能力検査は、市販のテキストを1冊でいいので3〜5周やり込みましょう。
エントリーシートは我流ではなく、人事採用経験のある社会人に添削してもらうことをおすすめします。
また、キャリアセンターや就活エージェントを利用するのも一手です。
いずれにしても、大企業の採用担当は忙しいので、一読でスンナリと理解ができる解像度の高い文章を書けると評価が高くなります。
適性検査にしてもエントリーシートにしても、「無視できない存在になる(=高得点をとる)」ことが、弾かれないために極めて重要です。
⑤場数を踏む
大企業から内定を獲得する最後のアプローチ法は月並みですが、場数を踏むことです。
やはり、人間は場数を踏むことで経験が蓄積されますのでコツが段々とつかめてきますし、何があっても動じないマインドが形成されていきます。
就活生を見ていると、当初は不安だらけだった表情が段々と自信に変わり、最後は確信めいた表情にまで変化します。
就活生の最初と最後をみれば、歴然とした「成長の幅」が認識できるのも数多くの修羅場をくぐり抜けてきた証です。
そのためにはやはり場数、質よりも量が大切です。
量の中から質が形成されますので、本命の企業を受ける前に多くの選考をこなしてください。
学歴フィルターの突破方法など、学歴フィルターに関して以下の記事でも解説しているのでぜひ参考にしてください。
日東駒専の就活で意識すべきポイント
就活をする上で日東駒専の就活生が注意したいことを2つ紹介します。
学歴フィルターを気にしすぎない
学歴フィルターを過度に心配し過ぎると、学歴が邪魔して本来の実力を発揮できない可能性があります。
スキルとマインドは両方大事で、たとえ十分なスキルがあっても、「学歴フィルターがあるのでは…」「学歴で落とされるのでは…」「日東駒専では大企業は無理?」といったネガティブなマインドが少しでも介在すると、十分なスキルを発揮できずに終わってしまうかもしれません。
近年では学歴にとらわれずに、就活生の人柄や能力を重視しようとする傾向が高まりつつあります。
数年前には学歴フィルターがあっても、今はないという可能性も十分にあるでしょう。
しっかりと対策をして臨めば評価される可能性があると見越して、気になる企業は積極的にエントリーしてみてください。
優良な中小企業にも目を向ける
学歴フィルターを設けていない大企業も数多くありますが、大企業だけでなく中小企業で良い企業も業界研究をしながら知っていきましょう。
就活を始める前に大学生が知っている企業は、BtoCのビジネスをしている企業がほとんどなのではないでしょうか。
就活をしていく中で、有名ではなくても高収益を出している企業や、規模は小さくても日本一のシェアを誇っているような企業もあります。
みなさんが生き生きと働ける企業は、大企業以外の場所でもあるはずです。
視野を広げることにより選択肢が増え、余裕を持って就活を進められるので、ぜひ選択肢に入れてみてください。
【言語/非言語/英語完全網羅】SPI初心者でも対策できる資料配布中!
SPIなどに自信がない。
SPIが原因で選考に進められない。
そんな学生のためにまとめたものがSPI頻出問題集です。
SPIの出題範囲である言語/非言語/英語といった問題を完全網羅しています。
丁寧な解説付きなので、今から勉強する人でも安心して取り組めます!
さいごに
本記事では、学歴フィルターの定義や日東駒専の卒業生の就職先、日東駒専の就活生が大手企業に内定する方法などを詳しく解説してきました。
大企業への就職を目指すとなると、どうしても学歴がないと難しいのではと思いますが、なかには学歴に関係なく就職できる企業もあります。
本記事で、日東駒専も学生でも十分に大企業への就職は可能であることがわかったのではないでしょうか。
自身の志望する企業に内定するためには、効率良く就活を進められるように戦略的に取り組むことが重要です。
ぜひ、本記事で紹介した内容を踏まえて日々の就活に向き合ってください。
大企業に限らず、読者のみなさんが社会人として活き活きと日々を過ごせる企業に入社できることを願っております。