【知らないと損】就活のシチュエーション別NG総集編

【知らないと損】就活のシチュエーション別NG総集編

2022年4月16日更新

はじめに

新卒の就活は”一発勝負”です。

 

そんな大切な人生の節目で

 

・就活のNGを知らなくて不合格になった

・ついつい自分の悪い癖が出てしまった

・あとでNGとわかって覆水盆に返らず

 

と悔やんでも悔やみきれない状況に陥りたくないですよね。

 

そうならないためにも初めから「コレはNG」という知識をインストールして、変な癖が出ないように予め対策を講じることが大切です。

 

本記事では就活準備編、エントリー編、ES編、面接編といった就活の要所となるシチュエーションに分けてNG例を公開していきます。

 

さらに、面接でのNGワードも編集しましたので、面接前は特に見返してくださいね。

 

コレだけおさえておけば、就活で恥をかくことも、心証を損ねることもなくなりますので、最後までジックリと読んで悪い癖が露出しないように対処しましょうね。

1. 就活準備編

それでは就活がスタートする前段階のNGについて解説しますね。

 

①3月から準備を始めようとする

 

就活生の中には3月に就活が解禁だからといって、3月から準備を始める人がいます。

 

しかし、解禁してすぐに対応できるほど就活は甘くありません。

 

業界研究や企業選び、自己分析してESを作成したり、筆記試験の対策や面接練習など、就活ではやることが目白押しです。

 

それなのに3月からスタートしてハイ本番というのは、あまりにも時間がなさ過ぎて準備不足に陥ります。

 

プロ野球でもキャンプがあって、オープン戦があって、はじめて開幕戦を迎えるわけです。

 

プロでさえそのようなステップを踏んで準備するわけですから、就活生が丸腰で選考を受ければどんな結果が待ち受けているのかは明白ですね。

 

さらに最近はインターン経由の早期内定を出す企業も多く、そのようなチャンスの波に乗り遅れることだってあります。

 

「3月から始めるのではなく、3月に終わらせるという気概で就活に臨みましょう。

 

➁1人で就活を行う

 

1人で就活を行うと、どうしても視野が狭くなります。

 

やはり、1人の情報より多数の情報を寄せ集めたほうが情報そのものの精度が上がります。

 

「いや俺(私)は1人でやってみせる!!」

 

という人は独自の道を歩めばいいですが、就活は情報戦の側面もあります。

 

ある情報があったから合格した、ある情報が欠けていたせいで内定に手が届かなかったなんてケースもよくあることです。

 

なので、もしわからないことがあれば、1人で悶々と抱え込むのではなく、知っている人から素直に聞く→取り入れる→試してみる→修正するというサイクルを繰り返し、スパイラルに成長していくことが肝心です。

 

➂ 自己分析が甘い

 

適職を発見するために自己分析が有用な側面もありますが、自己PRの材料を言語化するためにも重要な意味があります

 

要は自己分析していないと答えるための武器なくして戦うようなものなのです。

 

たとえば、

 

・あなたの強みは何ですか?

・あなたの短所は?

・あなたの就活の軸は?

・学生時代頑張ったことは?

・ゼミではどんな研究をしていますか?

・あなたは周りからどんな人だと言われますか?

 

など、就活の面接ではこのような多角的な質問が投げかけられます。

 

その際に自己分析できていないと即座に答えることができません。

 

面接で答えられないと

 

「面接なのに何も準備してきてないの?」

 

と面接官の印象が悪くなり、不合格になる確率が高まります。

 

なので、自己分析は就活を始める前に入念に行わないと、あとで痛いしっぺ返しを食らうという事態になりますので気をつけてください。

2. エントリー編

次にエントリーする際のNGについてもみていきましょう。

 

①人気業界の超有名企業だけ受ける

 

なかには人気のある大企業や知名度の高い企業ばかりエントリーする学生がいます。

 

別にエントリーしてもいいですが、人気企業なので競争率も高く、当然のことながら優秀な学生が流れ込んできて難易度が上がります。

 

そうなると内定をとるのが難しくなりますので、すべて受けたけど結果「NNT」といった事態を招く可能性も高くなります。

 

もちろん、その企業の大きさや安定感、業績の高さ、成長性、認知度、給料の高さ、福利厚生の充実度、年間休日の多さといった外見も重要ですが、

 

その会社がどのような経営理念で事業運営をおこなっており、どんな商品やサービスを扱っていて、どのような仕事ができて、どういった人材が必要とされているのかをリサーチしたうえで会社の内部、人間でいえば性格や自分との相性で企業を選ぶことのほうがもっと大切です。

 

入社してから「こんな会社だとは思わなかった…」とならないように十分に身辺調査を行ってから会社を選びましょう。

 

➁選考を受ける企業が極端に少ない

 

「ココが気に食わない」「アレもイヤ、コレもイヤ」といった理由で選考を受ける企業が極端に少ない就活生もいます。

 

これは喰わず嫌いで食べれば美味しいのに頑なに食べるのを拒絶するという行為に似ていて、自分の可能性を自ら狭めているといえます。

 

「ブラックそうだから」「キツそうだから」「面倒臭いから」という理由でエントリーしない気持ちもわかりますが、中身を見れば案外、自分に向いている会社かもしれない、本当は適性がある仕事かもしれません。

 

なので、最初は大きく枠をとって、会社説明会やOBG訪問などを活用してナマの情報を集めてから狭めていくといったスタンスをとったほうが結局は自分のためになるのでやらない手はないですね。

 

➂いきなり第1志望の企業を受ける

 

いきなり第1志望の企業を受ける友達を見たことがありませんか?

 

「オイオイ、もう第1志望の企業、受けるの?」

 

と止めたくなるような友達です。

 

やはり、就活は場数が大切です。

 

面接で色々な経験を積んで、その中でトライ&エラーを繰り返し、修正して就活の後半あたりで次第にコツをつかんでレベルアップしていくものです。

 

スポーツでもなんでも、本番前の練習試合ってありますよね。

 

それと同じでいきなり本番ではなく、徐々に慣らしていく過程が重要です。その間に調整して調子をピークに持っていく。そして、そのピークを第1志望の会社にあてこむことが極めて大切です。

 

数稽古ではないですが、量の中から質は生み出されますので、練習試合を数多くこなした上で、第1志望の企業を受けるという戦術を立てましょう。

3. ES編

ここからはESのNGについて3つに絞って解説していきます。

 

①誤字脱字

 

私が採用責任者としてESで誤字脱字を見たときに、どう感じていたかというと

 

「あまり当社が本命ではないんだな」

「大事な仕事で凡ミスする可能性も…」

「軽率な人材そう…」

 

といった悪印象を抱きました。

 

当然人間なんでミスはつきものですが、ESは企業に送るラブレターみたいなもんなんです。

 

そのラブレターで誤字脱字があると、そんなに大切にされていないんだなと感じますよね。

 

また何回も読み直してチェックしてない軽率感もぬぐえません。

 

誤字脱字で即アウトとはいかないまでも、明らかに第1印象はマイナスからのスタートになり、その印象を引っくり返すためには多大なリカバリーが必要となってきます。

 

なので、ES提出前に友達など第3者に確認してもらったり、自分で声を出して読みあげたりして誤字脱字がないかを注視しましょう。

 

➁答えが「特になし」や「空欄」

 

ESの設問欄はすべてアピール欄だと捉えてください。

 

アピール欄なのに「特になし」といった回答や「空欄」だと人事はどんな印象を抱くと思いますか?

 

「当社にあまり興味がないのかな?」

 

「志望度が低いんだろうなぁ…」

 

「前向きな印象を受けないなぁ。仕事でもこんな感じかな?」

 

と悪い印象しか出てきません。

 

就活はアイドルのオーディションと似ていて、ひしめくライバルたちとの競争に勝たなければ内定というトロフィーを授与されることはありません。

 

そのオーディションの応募で「特にありません」と書かれた書類をみて審査員はどう感じるのかを考えるとわかりやすいと思います。

 

「特になし」や「空欄」でESを提出している人は、自分はオーデイションの候補者だと自覚して何としても頭から答えをひねり出す努力が必要です。

 

➂質問に答えていない

 

 ES を見ていて「結論はどこにあるの?」と頭をかしげたくなるような文書を散見します。

 

 たとえば、「あなたの強みは?」という質問に対して

 

「ああしたこうした、こういう成績をとった」という自慢話ばかりで、「いやいや、肝心の強みがどこに書いてるの?」という文章を見かけることがあります。

 

このような文章は「相手のことが見えていない」「自分が自分がといった我が強い人物」「的外れな答えをする」など、将来のイメージがネガティブなものに映り、合格しにくい結果となります。

 

まずは設問を理解して相手が何を求めているかを咀嚼してから的外れにならないアピールを行うことが重要です。

4. 面接編

面接におけるNGを厳選し、優先度の高い5個に絞り込みました。

 

どれ1つとっても致命傷になり得ますので、注意して面接に臨みましょう。

 

①遅刻や会場を間違える

 

面接の日に遅刻したり、会場を間違えたりするのは言語道断です。

 

電車が遅延した場合も含め、いかなる理由でも遅刻はアウトです。なぜなら、そのような状況を想定して、早めの行動を心がけることがビジネスに求められるからです。

 

たとえば、出張で客先の待ち合わせ時間に遅れたりすると大切な商談が破綻になったりします。当然、人事は入社後のイメージを出しながら内定出しを行いますので、このような凡ミスを犯すようでは合格が遠のきます。

 

特に志望度の高い会社は前日に下見するなど、少なくとも30分前には会場に余裕をもって到着できるように早めの行動を心がけましょう。

 

➁スマホの電源を切り忘れる

 

スマホの電源を切り忘れて面接中に着信音がなったりするのは「もってのほか」です。

 

当然、面接官からはビジネスマナーのない子だと認識されますので、いきなりマイナス評価からのスタートになり不利な状況に追い込まれます。

 

必ず会社に入る前にスマホの電源を切り忘れないように注意しましょう。

 

➂面接の回答丸暗記

 

自分が用意した回答を一字一句漏らさずに話そうとする学生をときどき拝見します。

 

丸暗記してそのまま話すことがなぜNGかというと、思い出しながら話すので当然感情が乗らず躍動感のない話し方に終始します。

 

加えて、覚えたことを少しでも忘れると詰まったり、謎の沈黙が続いて前に進まなかったり、パニクって場の雰囲気を乱したりします。

 

面接官からすると丸暗記したものを答えている学生は手に取るようにわかります。

 

こうなると無機質なマニュアル人間にみえて、アドリブで対応しなければいけないビジネスシーンと対極的な関係になりますので、どうしても評価が厳しいものになります。

 

丸暗記ではなく、絶対に話さないといけない根幹の部分だけを覚えて、あとの枝葉の部分はアドリブで柔軟に答えられるように練習を行っておきましょう。

 

➃態度がデカい

 

さすがに足を組むような就活生はお目にかかったことがありませんが、タメ口やふてぶてしい態度の学生は少なからずいます。

 

こういう学生を見ると「あなた、お客様? 何しに来たの?」と感情のわだかまりを抑えることができず、面接の受け答えの内容よりも、その学生のふるまいにどうしても意識が向いてしまいます。

 

このような就活生は新入社員に求められるフレッシュさや若々しさ、謙虚さが微塵も感じられないので、一緒に働こうとは思いませんよね。

 

➄過度な緊張や自信のなさがあからさま

 

面接を行っているとブルブルと緊張し過ぎて喉から心臓が飛び出してきそうな学生だったり、いかにも自信なさげにオドオド、キョロキョロと落ち着きのない就活生を見かけます。

 

面接官からすると「この子、採用してもこんな感じで仕事するんだろうな…」と推察しますので評価はネガティブなものになります。

 

誰でも緊張しますし、自信を持っている学生は一握りです。

 

そして、人間は「緊張したらいけない」と思うと余計に緊張しますし、「自信を持て」と言われても自己肯定感の低い人は堂々とふるまうのが難しいです。

 

じゃ、どうすればいいか?

 

「場数」と「経験」しかないと思います。

 

ずっと就活生を見てきましたが、あれだけ自信と不安まみれだった学生が就活の後半ぐらいに差し掛かると自信がみなぎって頼もしく感じる瞬間があります。

 

それは数々の修羅場をくぐり抜けて、時にはふがいない自分と向き合い、現実を受け止めつつ、それでも前を向いて自分を高めていった結果の賜物だと思うんですね。

 

それを「不合格になるのが嫌だから」「現実を受け入れたくないから」「もう傷つくのはイヤ」といった具合に現実から目を背け、何も行動しない人は押し入れの中でお化けが出るんじゃないかとビクビクしている子供と同じだと思います。

 

実際に行動して動いて見たら「こんなもんか。なんで怯えていたんだろう」ということもあります。

 

怖いかもしれませんが、行動してみてください。

 

それが、何かが変わる瞬間です。

おわりに

それでは最後に面接でのNGワードを総集編で公開します。

 

「当社の志望理由を教えてください」

・家から近いから
・転勤がないから
・先輩からの紹介で
・年収が高いから
・福利厚生が充実しているから
・残業が少なそうだから
・安定しているから
・知名度が高いから
・周りを見返してやりたいから

 

「自己PRを2〜3分で行ってください。」

・コミュニケーション力に自信があることです

・リーダーシップ力には自信があります

・リーダーの補佐として支えるタイプです

・運がいいことです

・短所がないことです

・その他、明るい、柔軟力性ある、チャレンジ精神が ある、好奇心旺盛、協調性があるなど使い古された 誰でも使いそうな自己 PRはNG

 

 「最後に何か質問がありますか?」

・今日の評価はどうでしたか?

・企業理念や業務内容を教えてください。

・休日出勤はありますか?

・質問はありません

・年収・ボーナスはいくらですか?

・福利厚生はどんなものがありますか?

・有給休暇はすぐに取得できますか?

・新入社員でもリモートワークできますか?

・採用人数は何名ですか?

・どんな研修が受けられますか?

・ノルマはありますか?

・残業は月にどのくらいありますか?

・その他、自分で調べればすぐにわかるような質問や 抽象度の高い質問、仕事以外の自分の権利を確認するような質問はNG


【NGな口癖】

・あの〜、えーと、あっ!

・うん、うんうん

・ご存知ないかもしれませんが

・なるほどですね

・〇〇をさせられて

・〇〇っす

・その他、ため口や独り言のようなつぶやきはNG

以上、最後までお読みいただき、ありがとうございました。

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就活ハンドブック編集部

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