就活エージェントの実態と口コミとは!選び方やポイントを解説
2025/2/5更新
はじめに
- 就活エージェントは使ったほうがいいのか?
- 就活エージェントの口コミは?
- 就活エージェントの選び方は?
こんな疑問を持った就活生は多いのではないでしょうか。
一言に就活エージェントと言っても多くのサービスが存在しています。
さらにエージェントによって、対応している内容や特徴も様々なので、そこから自分に合ったエージェントを選ぶのは一苦労です。
本記事では、各エージェントの口コミ評価や選び方などこれからの就活において役立つ情報を解説していきます。
ぜひ、最後まで読んで今後の就活の参考にしてください。
就活エージェントの基本情報と役割
はじめに就活エージェントの基本情報やその役割について解説しています。
そもそも就活エージェントについてしっかりと理解できている人はあまり多くないかもしれません。
今回は、以下の3つについて紹介しています。
就活エージェントとは何か
就活エージェントとは、「利用者(就職先を探す学生)」と「人を雇いたい企業」をマッチングさせるサービスです。
エージェント会社は企業から求人を預かり、希望条件に合う学生に求人を案内します。
学生側も「選考に進みたい」と同意が取れたら選考をスタートし、面接~内定~承諾~入社までを一貫してサポートします。
さらに、ほとんどの就活エージェントは、利用者側が無料でサービスを利用することができます。
こうした、手厚いサポートを無料で利用できる点に怪しさを感じる人も多いかもしれません。
まずは、なぜ無料で利用できるのかを、エージェントの仕組みから解説していきます。
紹介した就活生の企業への入社が決定した時点で、就活エージェントは採用企業から収益を得ています。
言い換えれば、就活エージェントの料金は、採用企業が負担しているわけです。
就活生が企業に内定しないと売上はゼロになるので、就活エージェントは就活生を内定までしっかりサポートしてくれます。
結論、就活エージェントは就活生からではなく、採用企業からお金をもらうので無料で利用できます。
後から料金が発生することはないので、学生は安心して利用できます。
就活エージェントの主な役割
就活エージェントは、学生の就活をサポートするサービスで、以下のような役割があります。
- 学生にマッチした企業の紹介
- エントリーシートの添削や面接対策
- キャリアに関する相談
- 自己分析のサポート
- 業界・職種研究や企業研究のサポート
就活エージェントでは、専任のキャリアアドバイザーが学生一人ひとりの強みや適性を把握し、希望に合った企業を紹介してくれます。
また、企業の公式サイトや就職情報サイトでは一般公開されていない「非公開求人」を取り扱っているところも多く、自分では出会えない企業に出会える可能性があります。
就活エージェントを利用することで、効率的に就活を行うことができ、自分だけで対策するよりも選考通過率を高められます。
ただし、紹介される求人が「希望に沿ったものではない」と感じる場合もあるかもしれません。
その場合は、しっかりと自分の希望をアドバイザーに伝えましょう。
新卒エージェントと転職エージェントの違い
新卒エージェントと転職エージェントの違いは、主に対象とする年齢層です。
新卒エージェントは、新卒採用を対象とする人材紹介会社です。
企業の採用ターゲットに合った学生を紹介したり、会社説明会への参加を促したりして、採用をサポートします。
一方の転職エージェントは、中途採用者を対象とする人材紹介会社です。
求職者と企業のマッチングを行い、求人の紹介や面談の調整などを通じて、内定・入社までサポートします。
転職エージェントでは、キャリアアドバイザーが求職者と企業の間に立ち、仲介役としてさまざまなフェーズのサポートを行います。たとえば、中長期的なキャリアアドバイス、書類添削、面接対策などです。
この二つはほとんど似ているサービスではありますが、社会人経験のない新卒と社会経験のある中途採用者では、そもそものスタートが異なります。
就活エージェントの口コミまとめ
この章では、就活エージェントの良い口コミと悪い口コミをまとめています。
エージェント選びの参考にもなりますので、全てチェックしてみましょう。
良い口コミ一覧
ここでは、就活エージェントの良い口コミついて紹介していきます。
今後、就活エージェントの利用を検討している方は、参考にしてみてください。
アドバイザーが親身になって話を聞いてくれた
キャリアチケットの人が一番親身になって話聞いてくれるやん
— ぱーこ (@kopolk_55) July 8, 2021
求人数が多くいい企業が豊富
私は新卒の時にマイナビ新卒紹介、doda新卒エージェント、就職エージェントneo、キャリタス就活エージェントを利用していました。
この中ならdodaを使ったらいいよ。
求人多いし、いい企業があるよ。
後、私は使っていないけどリクナビ就職エージェントはいいよ。— 1000社以上プレエントリーした男(社会人、21卒、猫好き) (@nankoporttown) July 7, 2021
無事に内定を獲得できた
25卒の就活にて利用させていただきました。
3月から就活をはじめ、周りより少し遅いスタートになりましたが、無事内定を獲得できました。
最初は業界も定まりきっていない状態だったにも関わらず直接細かなお話をしていきながら、将来自分がやりたいこと・興味があること・今の自分が出来ることが明確にすることができた。
また、そこから自分の希望に近しい企業様をたくさん紹介してくださり、その中で第一志望とはっきり言える企業様に出会うことができました。
面接対策等も丁寧にしてくださり、サポートのおかげで内定を得ることができました。
ありがとうございます。
キャリアパークエージェント Google口コミ
面接対策のおかげ
私は就職活動序盤、全く意欲が見いだせず自分の夢が現実にできないことを実感した。建前で話、興味のあるようによそおう。とても辛い、甘い考えで就活をしていた。
しかし、同期卒の内定率が7割を超えたニュースを見、焦りを感じました。そこでジョブスプリングに登録したわけですが…
一番、印象的だったことは面接対策。建前で話さなくても良いということ、自分をだすための表現をつかむきっかけとなりました。建前ではなく本音で自分を表現できたので、より企業に自分が見てもらえていると実感しました。
最後に…エージェントの方々、本当にありがとうございました!
JobSpring Google口コミ
話しやすかった
とても話しやすく色んな企業を紹介してもらいました。就活にやる気がなかった僕ですが、無事納得する企業から内定をいただきました。
東京の方に赴いた際、無料のシェアハウスの提供もありがたいです。寝る、シャワー、料理、洗濯が一通りできるのに無料は助かる。しかも綺麗だった。
ジョーカツ Google口コミ
悪い口コミ一覧
続いて就活エージェントの悪い口コミついて紹介していきます。
就活エージェントには、必ずメリットとデメリットが存在します。
デメリットを把握しておくことで、自分に合ったサービスを見つける材料となるでしょう。
連絡がしつこい
doda新卒エージェントのメールしつこい&うるさい
— ふみたそのsub ( ´灬` )フォ… (@huminyannyan4) July 8, 2021
上から目線だった
サイト自体は何も文句がないです。
担当になったエージェントの方(若い女性の方でした)の言葉がキツくて苦手になりカウンセリング後すぐにサイトごと退会しました。
現実を突きつけるのもエージェントの仕事だと思いますが、言い方は選ぶべきだと思います。
連絡が来なくなった…
希望してないところを受けさせられ、挙句エージェント側から突如連絡来なくなりました。
就職エージェントneo Google口コミ
電話したが…
リクナビ就職エージェント、全然紹介してくれる企業ないし不安に思ってることあれば〜とか電話面談の前のメールに記載してたのにそんなこと聞かれる間もなく電話切られた、リクナビは21卒を見捨てて22卒のみんな!これからの見通しつかなくても大丈夫!とか抜かすしもうだいきらい死ね死ね死ね
— 愛罠死 (@I_wanna_shi) June 3, 2020
連絡がなく不審に思った
25卒で12月頃から3月まで利用させていただきました。
面談の予定の30分前に都合が合わなくなったと連絡が来ました。他企業の説明会がある中、就活生の時間を奪うような変更と、その後の日程調整など、連絡が2週間ほどなかった対応に不満を覚えて利用を終了致しました。
また、その際に内定頂いていた企業への辞退する提案の連絡が来ました。なぜ、貴方たちとの関係が悪くなったら辞退しなければならないのかが分かりません。
担当者が変わる前は非常に有難い存在だったため非常に残念です。
新たに利用する方は担当者ガチャですので合わなければすぐに変更の意を伝えることをおすすめします。
キャリアチケット Google口コミ
新卒におすすめの就活エージェントを紹介
新卒におすすめの就活エージェントを紹介しています。
それぞれのエージェントの特徴を押さえて選ぶ際の参考にしてみてください。
ジョーカツ
出典:ジョーカツ
おすすめポイント
- 就活アドバイザーを自分で選べるので安心して相談できる
- 首都圏の成長企業・優良企業700社の中から志向や適正に合った企業をご紹介
- 1社ずつES添削や面接対策を徹底的にサポート
ジョーカツがおすすめの就活生
- マンツーマンでES添削、面接対策をしてほしい就活生
- 自分に合った就活アドバイザーに相談したい就活生
- 短期間で納得の内定がほしい就活生
ジョーカツを運営するのは 株式会社ナイモノです。
他のエージェントと比較して、使ったことがある先輩就活生から大好評の声が多いサービスとなっています。
また、スタキャリ×ジョーカツを使うと、あなたに合った優良企業を紹介してもらえます。
ジョーカツの特徴として、地方の学生が上京して就活をするためのサポートに徹していることです。
JobSpring
出典:JobSpring
おすすめポイント
- 自分では気づけない「自分の内面」を引き出すカウンセリング
- あなたが活躍できる企業を紹介・丁寧な選考サポート
- セミナー/イベント参加のみ・面接対策だけ・軽く相談だけもOK!
「就活の教科書」編集部がおすすめする就活エージェントは、「JobSpring(ジョブスプリング)」です。
JobSpringは、就活情報サイトの他、企業イベント・就活セミナーのサポートで効率良く内定を目指せるサービスです。
また、JobSpringを使うと、徹底的なカウンセリングを経て「あなたが活躍できる企業を紹介」してもらえます。
キャリアチケット就職エージェント
出典:キャリアチケット
おすすめポイント
- ブラック企業を限りなく避けられる
- 最短2週間でスピード内定できる(※2022年度実績)
- 地方都市でも面談できる
それぞれの企業に合わせた選考対策もしてくれて、2022年度のキャリアチケットご利用者で選考対策の実施有無を比較したところ、対策後の内定率が93%UPしています。
そのため、ブラック企業を避けられ、利用した就活生の内定率も高いため、就活エージェントの中でも特に人気があります。
ちなみに3,000人以上の利用者が回答した総合ランキングでは10位を獲得しています。
参照ページ
doda新卒エージェント
出典:doda新卒エージェント
おすすめポイント
- 契約企業6,000社以上と多い
- 一人ひとりに合わせた就活支援が可能
- 年間実績で14万人以上が利用
doda新卒エージェントは、教育のベネッセと人材のパーソルキャリアの合弁会社(株式会社ベネッセ i-キャリア)が運営する、圧倒的な契約企業数と、就活支援実績を持つ、最大手の就活エージェントです。
人材業界大手だからこその契約企業数の多さや、各種大学との提携しているレベルの高いサポート品質で、総じて満足度が高いことが特徴です。魅力的な企業を取り逃がさないためにも、早めの登録をおすすめします。
国家資格キャリアコンサルタントを持つアドバイザーが複数おり、ES添削や面接対策を受けられるので、積極的に活用しましょう。
キャリアパーク就職エージェント
おすすめポイント
- 就活生ごとに平均5回の面談サポート
- 最短3日のスピード内定、就職率98%
- あまり学歴は関係ない
キャリアパーク就職エージェントは、一人ひとりに時間をかけて就活支援していることから、内定率が高い傾向にある就活エージェントです。
利用者の学歴も高くなく、書類選考が通りにくい方でも、内定を得ることができます。
就活初心者向けサポート(ES添削から面接対策など)が充実しているので、書類選考や一次面接で苦戦しているようなら、ぜひ相談してみてください。
内定辞退はできるので、まずは内定をとりにいきましょう。
UZUZ新卒
出典:UZUZ新卒
おすすめポイント
- 個性に合わせたサポート
- 豊富なメディア掲載数
- 定着率は業界トップクラス
ZUZ新卒を運営するのは、人材事業に特化している株式会社UZUZです。
UZUZ新卒は、就活に出遅れた「後期の新卒就活生」のサポートに特化しており、就活支援サポートの満足度1位のサービスを誇っています。
UZUZのサービスは、毎日新聞や日本経済新聞などの大手メディアに掲載されているため、信頼できる就活支援サービス1位の実績があります。
そのため「就活が上手くいかない…」「就活に出遅れてしまった…」という方におすすめできます。
就職エージェントneo
出典:就職エージェントneo
おすすめポイント
- 相談実績25万人以上
- 最短1日で内定を獲得できる
- 履歴書1枚で複数社に応募可能
「就職エージェントneo」は業界のパイオニアといえる存在で、就活エージェントの中で最も歴史のある就活エージェントです。
求人紹介を行うに留まらず10年後を見据えた企業探しを行ってくれる手厚さが魅力で、Googleの口コミ評価は4.5と高水準となっています。
就職エージェントneoは東証プライム上場企業や大手グループの求人を保有しており、累計紹介企業数10,000社、内定支援実績45,000件を誇ります。
担当アドバイザーとLINEでスムーズなやり取りが行えるよう配慮してくれているほか、選考フェーズに合わせた面接対策・練習、面接後の個別フィードバックもしてくれ、非常に手厚いサポートを受けられるようになっています。
リクナビ就職エージェント
出典:リクナビ就職エージェント
おすすめポイント
- マンツーマンによる徹底したサポート
- 非公開求人を含めた企業を紹介
- 面接アドバイスや履歴書添削が何度でも可能
リクナビ就職エージェントは、就活生の選考対策から内定獲得までをサポートしてくれます。
はじめに専属のキャリアアドバイザーが面談をおこない、就活生の希望や適性を考慮して、応募すべき企業を紹介します。
リクナビ就職エージェントは、「どんな人材を採用したいのか」という企業の声を意識しており、選考ポイントを熟知しています。
キャリアアドバイザーのサポートも手厚く、書類のための文章力や面接力を効率的にアップさせるのにも有効です。また、完全無料で使えるため、経済的な負担もかかりません。
キャリセン就活エージェント
おすすめポイント
- 内定まで最短2週間
- Googleの口コミは4.7以上
- 1,000社以上の紹介実績
キャリセン就活エージェント は、シンクエージェント株式会社が運営する就活エージェントサービスです。
累計60,000人以上の就活生が利用する人気サービスで、首都圏・関西圏を中心にオンライン面談で企業を紹介。
最短2週間の短期内定も実現できるサービスで、初回面談の満足度は驚異の88%!多くの学生がキャリセン就活エージェントを活用しています。
面談を通して自己分析を手伝ってくれるのはもちろん、自分の価値観や志向性にあわせた優良企業を複数提案してくれます。
担当アドバイザーは、企業の採用基準を細かく把握しているため、書類選考(エントリーシート)や面接の攻略ポイントも教えてくれます。
キャリタス就活エージェント
おすすめポイント
- 安心できる企業のみを紹介
- 専任アドバイザーが効率的な就活を支援
- グローバル・外資系企業の募集が豊富
キャリタス就活エージェントは一人ひとり専任のキャリアアドバイザーがつき、就職活動をトータルでサポートしてくれる就活エージェントです。
キャリタス就活エージェントは、大手や優良企業に関する求人が多く、大手企業で働きたい方におすすめの就活サイトです。
就活エージェントを使うべき3つの理由
就活生が就活エージェントを使うべき理由を解説しています。
まだ、エージェントを利用していない方は、ぜひ参考にしてください。
- 無料で利用できる
- 面接対策と添削サービスの充実
- 自力では見つけられない求人もある
無料で利用できる
就活エージェントは、基本的に無料で利用できます。
登録料などもかからないので、安心して納得いくまで活用できるのもメリットです。
中には、就活エージェントに似たサービスとして、就活塾やオンラインサロンも存在しています。
ただし、こちらは有料であることがほとんどなので、利用する際には注意が必要です。
面接対策と添削サービスの充実
選考の際に必要な書類作成や面接対策などもサポートしてもらうことができます。
例えば、自分の強みを深掘りしたり、ガクチカ・自己PRの作成なども一緒に進めることが可能です。
面接の基本的なマナーについてもイチから教えてもらえるので、不安の多い就職活動において、とても心強い存在となります。
自力では見つけられない求人もある
就活エージェントでは企業の公式サイトや就職情報サイトなどで一般公開されていない「非公開求人」を取り扱っているところが多くあります。
そのため、就活エージェントを利用することで自分で調べるだけでは出会えなかったはずの求人に出会える可能性があるのです。
良い人材を効率的に採用したい、応募が殺到するのを避けたいといった理由で求人を非公開にしている企業も多く、思いもよらなかった優良企業に応募できるかもしれません。
就活エージェントを利用するべき人の特徴
就活エージェントを利用するべき人の3つの特徴を紹介していきます。
自分がそれぞれの特徴に当てはまっているかを確認してみましょう。
- 就活の進め方が分からない人
- 自分に合う企業が分からない人
- 面接対策などをサポートしてほしい人
就活の進め方が分からない人
何からしたら始めたらいいのか分からない、という方に就活エージェントはおすすめです。
就活のプロであるキャリアアドバイザーが内定・入社に向けて最後まで並走してくれるので、心強いパートナーとなります。
「まずは悩み相談だけしたい」という方も無料で利用できるので、気軽に利用してみましょう。
自分に合う企業が分からない人
特徴
- 自分の強みが分からない
- どんな仕事が合うのか分からない
- どんな仕事が世の中にあるのか分からない
という人にも就活エージェントはおすすめです。
キャリアアドバイザーがプロの視点から、あなたの強みを一緒に深掘りをし、強みを活かせる仕事を探してくれます。
また、その仕事がどんな内容なのかを詳しく教えてもらえるのも魅力のひとつです。
面接対策などをサポートしてほしい人
初めての就職活動・転職活動は不安が付きものです。
特に、採用面接は実際に面接官と話すことになるため、対策ができていないと思うように話せないこともあります。
エージェントを利用することで、面接前までに基本的なマナーや話し方、質問の受け答えなどの練習ができるだけでなく、模擬面接によって選考する企業に合わせた面接対策をすることができます。
面接対策について詳しく知りたい方は、以下の2つの記事もチェックしてみましょう。
面接におけるポイントを詳しく解説しています。
就活エージェントの3つのデメリット
就活エージェントのデメリットを紹介していきますので、ぜひチェックしてみましょう。
デメリットを把握しておくことで、就活エージェントを選ぶ際の参考となるはずです。
- エージェントによって当たりはずれもある
- 連絡が頻繁にくる
- 内定承諾を急かされる場合もある
エージェントによって当たりはずれもある
「当たりはずれが大きい」と言われる理由は、エージェントは就活生を企業に入社させることで利益を得ているためです。
就活エージェントは、エージェント経由で就活生が企業に入社しなければ利益を得ることができません。
そのため、就活エージェントの担当者によっては、自分のノルマのために就活生に合っていない企業を紹介される場合もあるのです。
しかし、優良就活エージェントの良い担当者にサポートして貰えば、あなたに合った企業に内定できる素晴らしいサービスです。
なので、就活エージェントを選ぶ際はしっかりと吟味し、担当者が合わなければ変えてもらうことも検討しましょう。
連絡が頻繁にくる
就活エージェントを利用した就活生の中には、頻繁に連絡が来たという声もあります。
こういった状況を防ぐためには、
「平日の18時まではメールだけの対応にしてほしい」「早朝の電話はやめてほしい」などと、前もってエージェントに伝えておくことで配慮してもらえるでしょう。
このようなデメリットを知ったうえで就活エージェントと上手く付き合えば、デメリットは最低限に抑えられます。
内定承諾を急かされる場合もある
就活エージェントを利用するデメリットはオワハラがあることです。
オワハラとは、紹介した企業で内定が出た場合、入社承諾を迫られることです。
この場合、就活生は就活のサポートをしてくれたエージェントだから断りづらいという人もいるでしょう。
しかし、上記の理由で自分のキャリアを選択することはのちに後悔にも繋がるので、おすすめはできません。
内定承諾に迷っている方は、以下の記事も参考にしてみましょう。
判断基準や迷った時の対策法について紹介しています。
就活エージェントの選び方
数ある就活エージェントの中から自分に合ったサービスを選ぶにはどうすれば良いのでしょうか?
ここでは就活生が押さえるべき4つのポイントを紹介していきます。
- 口コミ評価の内容が良いか
- 求人数が充実しているか
- サポートが充実しているか
- 複数のエージェントを試してみる
- タイプから選ぶ
口コミ評価の内容が良いか
就活エージェントを選ぶ際には、検索エンジンでサービス名を調べ、どういった口コミが寄せられているかをチェックするのもおすすめです。
口コミの評価が低い場合には期待しているようなサービスを受けられない可能性があり、時間を無駄にしてしまいかねません。
ちなみに、口コミ評価の平均値だけを見て判断するのではなく、直近の口コミ内容に注目するのが重要です。
口コミ評価の平均値があまり高くない場合には直近の口コミもチェックすることで自分に合ったエージェントと出会う可能性を広げられることに繋がるため、覚えておくと良いでしょう。
合わせてXなどのSNS上で実際にそのサービスを利用した就活生の感想を見れることもありますので、そちらを参考にするのも効果的です。
求人数が充実しているか
就活生の中には、多くの選択肢から就職先を選びたいと考える方も多いでしょう。
求人保有数が多い就活エージェントであれば選択肢の幅が広がるため、自分に合った企業に出会える可能性が必然的に高まります。
ただし、求人数が多いことはプラスではありますが、紹介企業は多くて10社ほどのため、求人数のみで判断すると希望条件で探せない可能性があります。
そのため、登録後の面談で希望条件をしっかりと伝えたうえで、紹介してもらえるのかを確認することが重要です。
就活エージェントを選ぶ際には、自分が求める求人を多く保有しているかどうかに着目してみましょう。
サポートが充実しているか
サポート内容が充実しているかどうかも、就活エージェント選びにおいては大切です。
エージェントのなかには「面接対策に回数制限がある」「ES添削は対応しない」など、一部の就活サポートに対応していない場合もあります。
ただ一次面接を免除してもらえたり、いきなり社長と面接をさせてもらえるような特別選考ルートを用意しているエージェントもありますので、どんなサポート内容かをチェックしてください。
サイトや口コミでサービス内容を確認し、自己分析などの就活準備から内定までをサポートしてもらえるエージェントを選ぶようにしましょう。
複数のエージェントを試してみる
就活エージェントには非公開求人と呼ばれる、そのエージェントでしか紹介されない求人があります。
1社だけ利用していると、優良企業に巡り合えない可能性があるため、複数のエージェントを利用し比較することもおすすめです。
タイプから選ぶ
4つ目の選び方は、就活エージェントのタイプから選ぶことです。
タイプは主に2種類存在しており、総合型と特化型に分けられます。
例えば、本記事でも紹介しているキャリアチケットは、総合型に分類でき、幅広い業界から企業を紹介してもらえたり、サービスなどが充実しているのが特徴です。
一方の特化型は、ジョーカツなどです。
そもそもジョーカツは、地方の学生を対象としており、さらに首都圏の企業に強いことが特徴です。
それぞれのメリットを把握して、自分に合う就活エージェントはどれなのか見極めて選択するようにしましょう。
就活エージェントを利用する際のポイント
就活エージェントを利用する際にはあらかじめ押さえておきたいポイントがあります。
ここでは特にチェックしておきたいポイントを紹介します。
- 自分の希望をしっかりと伝える
- はっきりと断ることも必要
- 利用する「時期」を意識する
- 自分の弱点を補完するために利用する
自分の希望をしっかりと伝える
就活エージェントを利用する際には、具体的にどういったサポートを希望しているのかを伝えるのも重要です。
そもそもエージェントを利用する目的もそれぞれで違います。
例えば、選考対策に時間をかけて欲しいと考える就活生もいれば、とにかく短期間で内定が出るように調整して欲しいと考える就活生もいます。
あらかじめ、キャリアアドバイザーに伝えておけば的外れな対応をされにくくなりますので、こちらもぜひ念頭に置いておきましょう。
はっきりと断ることも必要
キャリアアドバイザーから希望に合わない求人を紹介された場合ははっきりと断ることも必要です。
就活エージェントを利用するなかで、希望に合う求人ばかりを紹介してもらえるとは限りません。
求人の詳細を確認して、応募したくないと感じた場合は断ることが大切です。
キャリアアドバイザーへ、応募しないと判断した理由と断りたいことを伝えてください。
理由を伝えることで、今後の求人紹介の際に意識してくれるでしょう。
利用する「時期」を意識する
利用する前にはぜひ、どのタイミングでどのエージェントを利用するのかを細かく吟味するようにしましょう。
早期に内定を獲得したいと考えている学生は、大学3年生の夏頃から利用し始めるのがおすすめです。
なぜなら、この時期は一つ上の代の就活が切り替わるタイミングであるため、より細かい対応を受けやすくなるからです。
これよりも早い時期に利用を開始してしまうと、一つ上の代の対応に追われることからキャリアアドバイザーから質の高い対応を受けにくくなってしまう可能性がありますので、早期内定を狙う学生は留意しておきましょう。
また、就活の後半といえる大学4年生の6月頃から利用を開始するのも一つです。
この時期は就活がある程度落ち着いてくるタイミングということで、こちらもキャリアアドバイザーから丁寧な対応を受けやすい時期といえます。
就活前半よりも内定後に入社する可能性が高いこの時期は、キャリアアドバイザーの対応に力が入りやすい傾向があるのです。
自分の弱点を補完するために利用する
4つ目のポイントは、自分の弱点を補完するために使うことです。
周りが登録しているから自分も登録しようという気持ちでは、上手く活用できないでしょう。
面接が苦手だと感じているなら、そこを重点的にサポートしてもらうことも可能です。
漠然と利用するよりも明確な目的を持っておくとスムーズに就活を進められるでしょう。
ただし、全てを就活エージェント任せにするのではなく、
自分でも調べつつ、進めていく中で生じた疑問や不安を解消するために活用するのがおすすめです。
就活エージェントの使い方・利用するときの流れ
利用するときの流れに従って、就活エージェントのよくある使い方を解説していきます。
使い方がよく分かっていないという方は、ぜひ参考にしてください。
エージェント登録
就活エージェントを利用するには、まずは登録することから始まります。
個人情報の取扱いの同意、各種の個人情報やスキル、希望の業界や職種などをサイト上で入力すれば登録できます。
面談
就活エージェントへの登録が終わると、エージェントと面談ができます。
面談では今までどのように就活を進めてきたかなどを話します。
「面接」ではないので、自分の気持ちを気軽に伝えましょう。
本当の自分を理解してもらえて、企業紹介のミスマッチを防ぐことにもつながります。
企業紹介
面談の内容を踏まえて、就活エージェントが就活生にマッチした企業を紹介してくれます。
エージェント経由でないと参加できない非公開求人やホワイト企業を紹介してもらえることもあります。
「なぜこの企業を紹介されたのか、理由が分からない」場合は、理由も確認してみるのもありです。
自分では気づいていない視点や、その企業との親和性が見つかることもあるでしょう。
エントリーシート添削・面接準備
求人を探しつつ、書類添削や面接対策で選考の準備をしましょう。
キャリアアドバイザーからの具体的なアドバイスを活かして、書類をブラッシュアップしたり面接での受け答えを想定してください。
キャリアアドバイザーは就活サポートの経験が豊富で、採用担当者へ効果的に伝える方法を把握しています。
効果的なアピール方法もチェックして選考の通過率を高めましょう。
以下の記事では、エントリーシートの書き方や作成のポイントを解説していますので、
併せてチェックしてみてください。
選考を受ける
応募する求人が決まれば選考を受けていきます。
公式サイトやマイページから、ボタンを押すだけで簡単に求人に応募できることがほとんどです。
書類選考に通過したら面接に進みます。
企業によって選考の進め方は異なるため、求人ページやキャリアアドバイザーの案内に従って面接を受けるようにしましょう。
内定
紹介先の企業から内定を受けとり、入社承諾すると、晴れて「入社」となります。
内定を獲得できたからといって必ず入社を強制されるなどは一切ありません。
ただし、内定承諾後の一方的な内定辞退も、企業やエージェントに対して大変失礼な行為になります。
迷ったり、分からないことがあれば、その都度エージェントに相談しましょう。
利用する際の注意点
ここまでは就活エージェントのメリットや利用方法を紹介してきましたが、注意すべきポイントもあります。
対応方法についても紹介するので、ぜひ参考にしてみてください。
サポートの質が違う場合もある
注意点の一つ目は、キャリアアドバイザーによって就活サポートの質が違う可能性があることです。
就職サポートが丁寧と言われている就活エージェントでも、人によって対応が良くない場合もあります。
そのような場合は、担当者の変更を検討することもおすすめです。
それでも解決しない場合はほかの就活エージェントに変更することも考えておきましょう。
応募・内定受諾を急かされる場合もある
就活エージェントによって、キャリアアドバイザーから応募や内定受諾を急かされる場合もあるのが実情です。
人気の求人は早めに募集が終了する場合もあるため、応募を急かす連絡が入ることも。
また、内定が出た後に保留している場合には、企業とのやり取りが必要なため早めに意思を伝えてほしいといわれることもあるでしょう。
就活エージェントの事情もありますが、最終的に選択するのは自分です。
急かされたとしてもきちんと希望を伝えて、納得のいく選択をしてください。
頻繁に連絡が来る場合もある
口コミでも紹介しましたが、エージェントからの連絡がしつこいと感じる場合もあるかもしれません。
特に普段から電話に慣れていない学生だとストレスに感じることもあるでしょう。
しかし、こういった連絡は重要な連絡であることも多々あります。
さらに複数のエージェントに登録していると、その分連絡が来る可能性も増すので、エージェントを絞るのもひとつの手です。
スムーズな就職活動をするためにやり取りするようにしましょう。
就活エージェントに関するよくある質問
記事の最後に就活エージェントに関するよくある質問を紹介します。
多くの就活生にとって疑問に思うことをピックアップしていますので、ぜひ参考にしてください。
無料で利用できるのか?
結論、学生は無料で利用できます。
その理由としては、就活エージェントが成果報酬というかたちで起業から報酬を得ているためです。
面接対策やエントリーシートの添削など一人ではできないサポートが受けられます。
サポートの回数制限や登録後に費用を請求されることもないため、就職活動に行き詰った学生は積極的に利用を検討してみましょう。
大手企業やホワイト企業も紹介してくれるのか?
どんな大手企業やホワイト企業が登録しているかはエージェントにより異なりますが、紹介してもらうことは十分に可能です。
大手企業やホワイト企業への就職を目指す場合は、積極的に利用しましょう。
さらに、エージェントによって特徴が違うため、どんな業界に強いのかを事前に把握しておくこともおすすめです。
エージェントを経由することでしか応募できない非公開求人も存在するので、利用するメリットは十分にあります。
エージェントを活用するなら、まずは自分に合う働き方を見つけましょう。
しっかりと方向性が決まれば、スムーズに就活を進められるはずです。
業界別の大手企業について、知りたい方は以下の記事もおすすめです。
大手企業に向いている人の特徴も解説していますので、大手企業への就職を目指している方は、最後まで読んでみましょう。
面談時の服装は?
企業の面接ではありませんので、どのエージェントでも服装は自由です。
ただし、あまりに常識外れの奇抜な服装だと、「紹介してから、面接でも常識外れな態度をしそう・・・」と思われてしまい、良い求人を紹介してくれなくなる可能性は大いにあります。
カジュアルでも良いですが、身綺麗な格好をしていきましょう。
ファッションセンスに自信がなかったり、少しでも悩む方は、スーツやジャケットを着用するのが無難でしょう。
服装については、以下の記事で詳しく紹介していますので、気になる方はそちらも読んで参考にしてください。
選考・内定辞退はできるか?
就活エージェントを活用して応募した求人は、選考や内定を辞退することも可能です。
基本的にキャリアアドバイザーが企業とのやり取りを代行してくれ、選考・内定の辞退も同様に対応してくれます。
選考に進んだものの途中でキャンセルしたい場合は、選考を辞退したい旨を伝えましょう。
また、複数内定が出て保留にしている場合も、それぞれの企業へ連絡を代わりにしてくれます。
自分では伝えづらい内容でも代わりにやり取りしてくれるため、心理的な負担を減らせることもメリットです。
いつから登録するのがおすすめか
利用できる年度になったら早めに登録しておくのがおすすめです。
一般的に選考が始まるのは卒業1年前の3月からになります。
ただ、選考が始まるまでに、自己分析や業界・企業研究など準備しておくことはたくさんあります。
順調に就職活動をスタートさせるために、できる限り早い時期からエージェントに登録して準備を始めましょう。
就活エージェントとリクルーターの違いは?
就活エージェントとリクルーターは、似たような意味合いで使われますが明確な違いがあります。
就活エージェントは、就活生を内定まで個別サポートしてくれる無料サービスのことで、一方のリクルーターは就活生を採用に繋げようとする社員のことを指します。
就職活動をサポートしてくれる点では同じですが、役割が異なります。
さいごに
今回は就職活動に役立つ就活エージェントの口コミや選び方などを解説してきました。
就活エージェントは、就活に関する様々なサポートを受けられるのが特徴で、就活生は無料で利用できます。
ただし、ひとことに就活エージェントといっても、特徴や口コミも様々なのでしっかりとチェックしておくことが必要です。
内定をもらうためにも、自分にマッチしたエージェントを選ぶようにしましょう。
納得した内定をGETしたり、充実した就活を進めるためにも、上手にエージェントを活用するようにしましょう。
これから就活を本格的に進めていきたい方は、ぜひ本記事を参考に就活エージェントを選択してください。