【25年卒向け】就活を始める前にスケジュールを把握するべし!

【25年卒向け】就活を始める前にスケジュールを把握するべし!

2023年12月20日更新

2025年卒のスケジュールはどうなったの??

2025年卒の就活スケジュールは、基本的に3月1日に選考情報が解禁されスタートします。

6月1日には選考・面接が行われます。経団連主導から政府主導に切り替わったとはいえ、就活スケジュール自体は踏襲されています。

2525年卒の就活市場は、学生有利といわれています。コロナ禍で採用を控えていた企業も多く、少子化、転職による人材流出など人手不足が慢性化しているからです。しかし、売り手市場だからといって就活スケジュールを立てずにいると乗り遅れる可能性もあります。



独自の選考スケジュールを行う企業が増加

就活は3月からとのんびりしていると、周りからは「内々定」の声がちらほら聞こえてきます。なぜなら、採用手法や採用時期の多様化が広がっているからです。

企業側からすれば、優秀な人材を一人でも多く採用したいので、早めに企業情報を発信し、内定で囲い込みします。実際、2023年卒採用では、6月1日の時点で、すでに7割の学生が内々定を得ています。

とくに経団連に所属しないベンチャー企業や外資系企業は、採用スケジュールを早めに設定する傾向があります。



「就活ルール」はほぼ効力を失っている?

2025年卒の就活ルールは、企業の本音と建て前が錯綜しているとみていいでしょう。新たなインターンシップの定義の移行期でもあり、就活生にとっては従来通りの就活スケジュールでは志望企業の選考スケジュールに乗り遅れ、準備不足となる可能性があります。

ここでは、基本的な就活スケジュールとスケジュールに合わせた就活準備ポイントを解説していきましょう。

【2025年卒】の一般的な就活準備スケジュール

経団連に所属している多くの企業は3月1日から採用情報を解禁するため、その前から就活準備を始める必要があります。

2024年2月までの準備

就活前の準備です。まずは、自分というものを客観的に分析し、何に興味を持っているのか、どのような仕事に向いているのかなど深く考えてみることです。自己分析、業界や企業研究を行うとともにインターンシップに積極的に参加しましょう。

採用のオンライン化が進んでおり、会社説明会のアーカイブ動画を配信している企業も多くなりました。インターンシップの開催時期などの情報も発信しているので、興味のある企業をチェックしておきましょう。

2024年3月~

3月1日の解禁とともに、企業説明会やOB・OG訪問などが活発化します。この時期は、興味を持った企業の情報収集に力を入れます。

最近では、オンラインで企業説明会を行う企業も多くなり、スケジュール調整がしやすい環境になりました。とはいえ学業も同時進行しており、時間的な余裕もなくなってくる時期です。

また、ベンチャー企業や外資系企業など、すでに面接や筆記試験などが始まるところもあります。エントリーシート、筆記試験、面接などの対応にも追われるので、早めに準備をしておきましょう。

2024年6月~

6月1日は、いよいよ選考が解禁になります。政府主導である今の就活ルールでは、この頃には、内々定が出る企業もあります。

しかし、内定は就活の目的ではありません。あくまでも自分に本当に合った企業を見つけることが目的です。企業側も自社にマッチした人材を常に探し続けており、「通年採用」や夏休み以降に採用活動を行う「秋採用」の企業もあります。

就活スケジュールは一般的なもので、あくまでも目安でしかありません。本当に自分らしく過ごせる企業なのか納得できるまで就活に取り組むことが大切です。

 独自の選考スケジュールを行う企業・業界も

6月1日の解禁と同時に内々定を取得している学生が7割もいます。このことから独自の選考スケジュールで採用を行っている企業があるということです。

早期の採用スケジュールを行っているのは、IT系企業、マスコミ、外資系、スタートアップ企業などが多い傾向にあります。

このような独自の選考スケジュールを行う企業の選考スケジュールは、どのように把握すればよいのでしょう。まず過去の選考スケジュールを把握しておきましょう。時期が近くなったら、企業の採用サイトをチェックします。

また、春から夏頃になると、各企業でインターンシップの募集があります。興味を持った企業のインターンシップに参加すると、希望者には選考スケジュールの案内が送られてくることもあります。



具体的には何をすればいい?成功に導く就活スケジュールとは

就活の準備は必要なのはわかっていても、何から手を付けていいのかわからないという人も多いでしょう。効率よく就活の準備をするためには、就活スケジュールを立て、着実に準備を進めることが大切です。ここでは、就活に必要な準備を順を追って解説します。

一般的に以下のようなスケジュールで就活の準備をするとよいでしょう。

①自己分析

②業界・企業研究

③仕事研究

④インターンシップへの参加

⑤合同説明会への参加

⑥OB・OG訪問

⑦エントリー

⑧会社説明会に参加

⑨エントリーシート提出

⑩筆記試験の準備

⑪面接選考の準備

就活スケジュール上でやっておくべき事①自己分析

自己分析とは、「自身の強み・弱み等の特徴を理解するために、幼少期から現在までの経験や思考方法を振り返り、整理して一貫性を見つけること」です。自己分析を行うことで自身を客観的に知ることができます。

自己分析によって、仕事に対する自分の適性を見抜くことができるようになります。ベンチャーなのか、大企業なのかといった会社の規模や仕事の職種などを自らの軸で取捨選択し、業界や企業、仕事選びを行うことで、入社後のギャップが少なく、自らの活躍にもつながります。

選考における企業側の質問の意図は「あなた自身について知ろうと思っている」ことが根底にあります。つまり、自己分析を通じて自身の特徴を把握しておくことは、企業側の意図にしっかりと対応ができることにつながります。

就活スケジュール上でやっておくべき事②業界・企業研究

業界・企業研究をすれば、自分に合う業界・企業を見極めることができます。自己分析によって浮彫になった自身の強み・弱みと、企業が求める人材の共通点を見出すことができます。

お互いの共通項を探すためには、新聞等を用いて業界・企業の理解を深めることが大切です。主に業界の状況・企業の事業・規模・カルチャーなどについて研究することになります。

自分自身のパフォーマンスを発揮することができる環境なのかを知っておくことは、長い目で見た時に大きな差を生みます。

就活スケジュール上でやっておくべき事③仕事研究

大企業になればなるほど、仕事の内容は多岐に渡ります。仕事研究は、自分の強みや勉強してきたことなどを企業で生かせるか見極めるために必要です。仕事の内容はもちろんの事、働き方、職種に求められる資質などについて研究することがミスマッチを防ぐことになります。

新卒採用では、経験者採用のように入社後の職種を選ぶジョブ採用は少ないでしょう。入社後の配属先がわからないということもあります。しかし、面接時に「御社の〇〇部門で働きたい」といった意欲と根拠を示すことができれば、配属されるチャンスも生まれます。

就活スケジュール上でやっておくべき事④インターンシップへの参加

2025年卒から、インターンシップの定義が変わるので注意が必要です。産学協議会により、特定の要件を満たしたインターンシップのみが採用選考活動に活かしてよいことになりました。

そのため「オープン・カンパニー」や「キャリア教育」といったタイプは選考情報として活用することができなくなります。「汎用的能力・専門活用型インターンシップ」や「高度専門型インターンシップ」が選考情報として活用できます。

インターンシップは、移行期であるため多少の混乱が生じる可能性があります。しかし、自身の適正を見極めるためにも「オープン・カンパニー」などの手軽なインターンシップへの積極的な参加は大切です。

会社の規模や仕事の職種などを自らの軸で取捨選択し、業界や企業、仕事選びを行うことで、入社後のギャップが少なく、自らの活躍にもつながります。何より現場の雰囲気や社風を体感できることが大きなメリットといえます。

就活スケジュール上でやっておくべき事⑤合同説明会への参加

合同説明会は、同じ会場に複数の企業が集まって説明会を行うイベントだと考えていいでしょう。合同説明会は、就活ルールにとらわれず、通年を通して開催されています。

企業や業界の研究、さまざまな企業の情報を収集することができます。同業他社の比較検討などができるので、志望企業が決まっていない人にはおすすめです。

就活スケジュール上でやっておくべき事⑥OB・OGへの訪問

OB・OG訪問を通じてHPや一般公開されていない情報、つまり「生の声」を直接聞くことができます。また、就活の悩みを相談して協力者になってもらうことも可能です。

OB・OG訪問はいつからでも行えることが魅力の一つです。しかし、就活が本格化する3月以降は、エントリーシートの提出や説明会への参加などで時間を割けなくなっていきます。OB・OGも毎日暇なわけではないですし、早めに動いておきましょう。

就活スケジュール上でやっておくべき事⑦エントリー

3月1日には情報解禁されることがほとんどです。このとき、募集要項や選考の流れなどの情報も公開されます。

エントリーというのは「その企業に興味がある」という意思表示と同じです。選考への応募とは違って、エントリーしたからといって必ずしも選考へと進む必要はありません。

情報が解禁されたら、できるだけ早い段階で気になる企業の情報を収集し、エントリーしましょう。

就活スケジュール上でやっておくべき事⑧会社説明会に参加

合同説明会と違って、企業が単独で行う会社説明会には、選考を目的とした学生が多く集まります。HPなどでは伝わりにくい現場を見学する時間も確保されている会社説明会もあります。

会社説明会は、選考に関わる情報も公開されることが多いので、選考に応募したい場合には欠かすことができません。

就活スケジュール上でやっておくべき事⑨エントリーシート&履歴書

エントリーシートや履歴書を提出することで、企業の本選考に応募したとみなされます。エントリーシートでは「志望動機」「自己PR」「学生時代に力を入れたこと」の3点は必ず聞かれる質問ですから、十分な準備をしておきましょう。

自分の強み、企業との共通項などをしっかりと洗い出しておく必要があります。相手の頭に光景が浮かぶように、具体的なエピソード、事実を書きましょう。

また、先生や先輩などに読んでもらい、修正を繰り返していきましょう。採用担当者はあなたの盲点をつく質問をしてくることがあります。その時にどう対処するかをきちんと考えておきましょう。

就活スケジュール上でやっておくべき事⑩筆記試験の準備

筆記試験の中で代表的なものが「SPI」です。SPIには、応募者の「働く上で必要となる基礎的な能力」を見る「能力検査」と、人柄、仕事への適性、どんな組織が合っているのかを見る「性格検査」の2種類があります。

性格検査はあなたの行動特性を知るためのもので事前の準備は必要ありません。能力検査には、言語分野(言葉の意味や話の要旨を的確にとらえ、理解ができているかどうか)を見る設問、非言語分野(数的な処理ができるのか、論理的思考力を持っているのかどうか)を見る設問があり、英語の問題が出る企業もあります。

能力検査は付け焼き刃で対策をしても、得点結果はさほど変わらないことが実証されています。とはいっても本番で自分の実力をきちんと出せるように、受検方法や形式に慣れておくことは重要です。対策本を購入して反復練習をしましょう。

就活スケジュール上でやっておくべき事⑪面接選考の準備

書類選考に通過したら、次に面接選考が待っています。企業によって面接の回数や形態はさまざまです。多くの企業では1次、2次、最終面接と3回行います。

面接では採用担当者や企業の役員などと直接コミュニケーションを取ります。言葉使いや立ち居振る舞い、身だしなみなどもチェックされるので、事前にリハーサルをしておくと安心です。



まとめ

2025年卒の就活は卒業の前年の3月から始まりますが、最近では前倒しのスケジュールを組む企業も増えています。そのため、3月以前に就活の準備をしなければ乗り遅れる可能性もあります。

就活スケジュールを見てみると、意外とタイトであることがわかるはずです。その上学生はゼミや部活、バイトなどほかにやることがたくさんあります。

時間を有効に使うためには、綿密な就活スケジュールを組み立てる必要があります。志望企業や業界が決まっているなら、徹底的に研究する時間を作りましょう。

まだ志望する企業が決まっていない場合には、インターンシップや合同会社説明会などに積極的に参加し、目標を絞ることです。

自分の志望業界や企業の選考にも遅れないようなスケジュール構成をしていきましょう!

 

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就活ハンドブック編集部

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