【就職難易度】池田泉州銀行の就職難易度・選考対策を徹底解説
2024/7/23更新
はじめに
池田泉州銀行は、大阪市北区に本社を置く地方銀行です。
関西を中心とした地域に根ざした銀行として、関西の経済を支えています。
地元企業や地域の活性化に向けた取り組みとして、人材紹介事業を行っています。
また、加速するデジタル化にも対応すべく、デジタル化戦略に関する共同会社にも出資を行っている会社です。
今回は、そんな池田泉州銀行の企業研究を行うための基礎知識や社風、選考対策などをご紹介していきます。
池田泉州銀行の就職に興味がある以下のような就活生を対象に、企業分析を行っていますので、ぜひ最後までご覧ください。
- 池田泉州銀行の仕事内容が気になる
- 池田泉州銀行の就職難易度を知りたい
- 池田泉州銀行の選考対策として何をすれば良いかわからない
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この記事の結論
先にこの記事の結論からお伝えすると、池田泉州銀行の就職難易度は標準的です。
以下の参照記事で詳しく解説している就職偏差値を参考にすると、標準的な偏差値と言えます。
また、採用大学も様々な偏差値帯の実績があるので、選考対策をしっかり行えば、内定を獲得できる可能性は十分にあります。
次の章から各内容や、その他就活に役立つ情報を紹介しますので、ぜひ最後まで読んでください。
池田泉州銀行について
出典元:採用情報|池田泉州銀行
会社概要
池田泉州銀行は、大阪市北区に本社を置き、グループの傘下に入っていない独立型の地方銀行です。
大阪北部を基盤とする池田銀行と、大阪南部を基盤とする泉州銀行が合併し、2010年から池田泉州銀行として創業しました。
大阪を中心とした兵庫、京都、和歌山の関西地域に根ざし、徹底したソリューションの提供を行っています。
地方銀行でありながらも、全国的にも市場の規模が大きい大都市の一つである大阪に根付いていることから、都市型の事業を展開できる点が強みです。
普通銀行業務に加え、アジアチャイナビジネスのサポートにも注力し、人材紹介サービスも行っています。
関西の企業や産業のニーズに応え、地域や経済の活性化を図っているのです。
DX推進にも取り組む同社は、窓口業務の80%以上をタブレットで対応しています。
関西経済や産業の活性化に貢献したい方には、マッチしているでしょう。
就職偏差値・難易度および業界での立ち位置
関西において、池田泉州銀行が拠点を置く地域の地方銀行と比較し、その立ち位置をご紹介します。
売上高を参照し他社と比較してみると、メガバンクグループを親会社に持つ関西みらい銀行に、大きな差を付けられています。
ですが、関西の地銀として名高い京都銀行を追いかけているような状況です。
その理由には以下の要因が考えられます。
グループに頼らない独立型
メガバンクや大手地方銀行の多くは、グループの傘下です。 高い資本力とグループ会社を持つ企業は、信託銀行や証券などの分野で強みを発揮し、売上を伸ばしているのです。
一方で、池田泉州銀行では、企業のグループに属さないことで、独自に基盤を作り上げ、信頼と実績を積んできた経験があります。
本社との連携が取りやすい
本社と各支店が行き来しやすい距離に位置しているため、最適な提案に向けてスピーディーに決断できます。地域に根ざし、拠点も大阪に近い地域に集約されていることが強みです。
同社は以上の要素により、メガバンクが多く競合の激しい関西の中でも、安定した売上高を生み出していると考えられます。
参考までに競合4社の情報もまとめてみたので、ご紹介します。
会社名 | 売上高 | 平均年収 | 就職偏差値・難易度 | 社風 |
池田泉州銀行 | 85,219百万円 (池田泉州ホールディングス) | 653万円 | 52 | やる気と元気のある人が多く、協調性を大切にする |
関西みらい銀行 | 941,663百万円 (りそなホールディングス) | 441万円 | 52 | 個性豊かな社員が多い |
京都銀行 | 137,691百万円 (京都フィナンシャルグループ) | 788万円 | 61 | 堅実さと積極性を持った環境 |
紀陽銀行 | 84,782百万円 | 566万円 | 53 | 若手からチャレンジできる環境 |
次に、池田泉州銀行の就職偏差値・難易度を見てみましょう。
結論としては、偏差値・難易度は標準的といえます。
その理由として以下の3点が挙げられます。
- 偏差値が標準的だから
- 採用実績もさまざまなランク層の大学が含まれるから
- 関西の中でも限定された地域での採用となるから
よって、頻出質問である「ガクチカ」や「志望動機」など、基本的な事項をしっかりと対策をしていれば、難しすぎることはないでしょう。
入念な対策を行い内定を獲得してください!
就職偏差値・難易度については、以下の記事も参考にしてみてください。
求める人材
池田泉州銀行では、求める人材として下記のものを公表しています。
協調性を発揮し、互いを思い合い業務に取り組める人材
お客様の希望に合わせたサービス提供を行うためにも、顧客ニーズを正確に理解して、希望に添ったサポートを行います。
向上心を持ち、最適なソリューション提供に向け知見を広げられる人材
銀行業務では、窓口業務からスタートし、さまざまなキャリアを積むことが可能です。
個人への資産運用の提案から、法人への融資や事業提案まで、それぞれにあった最適なソリューションを提供するには、成長すべく向上心を持って、努力できる人材が求められます。
池田泉州銀行では、大学・大学院卒業見込み者または卒業後3年以内の方が応募可能です。
池田泉州銀行の新卒募集要項について
以下に、池田泉州銀行の新卒募集要項についてまとめました。
2025年4月から、初任給は総合職で35,000円アップし、月給260,000円となります。
基本給に加え、通勤手当や時間外手当の支給、賞与は年2回(6月・12月)、昇給は年1回(7月)です。
将来のキャリアビジョンに応じて、総合職か特定職のどちらかを選択できるのも特徴的です。
勤務地は東京を除き、関西圏にある拠点となるため、関西での就職や地域の活性化に貢献したい方にマッチしています。
各項目 | 詳細 |
職種 | 総合職:幅広い業務を経験し、幹部・管理職を目指すことができる 特定職:特定の業務に特化したエキスパートを目指すことができる |
給与 | 勤務地:本社(大阪市北区)ほか、大阪、兵庫、京都、和歌山、東京の支店 総合職:260,000円 特定職:240,000円 |
賞与 | 年2回(6月・12月) |
諸手当 | 社会保険完備、企業年金、財形貯蓄、持株会、住宅融資ほか |
勤務時間 | 8:40~17:40(内休憩1時間) |
新卒採用のフロー
池田泉州銀行の選考は、下記の通りの選考フローです。
面接回数が約4回と多いため、時間を要する選考となることを覚悟しておきましょう。
回数を重ねるごとに面接官の役職が上がっていきますが、基本的に問われる質問はほとんど同じです。
銀行や銀行員にとって、お客様から信頼される人材であることが必須です。
真面目さや誠実さ、信頼がおける人材であることに加え、自己の強みが伝わるようアピールしてください。
①新卒エントリー
まずは、池田泉州銀行の新卒採用ページまたはリクルートサイトより、エントリーを行い、マイページの登録を行います。
②説明会参加
エントリー後説明会に参加します。
説明会は対面またはWEBでの参加です。
③エントリーシート提出
エントリーシートの提出を行います。
一般的な質問内容ですが、ここでの記載内容が最終面接まで響いてきます。
自己分析と企業分析をしっかり行い、入念な対策を行ってから臨んでください。
エントリーシートにおいては、過去の口コミで下記のような質問が見られました。
- ガクチカ(中学・高校・大学1つずつ)
- 志望職種
- 志望動機
- 入社後にやってみたい業務
④適性検査(WEBテスト)
言語・非言語・性格のテストであり、内容は一般的なSPIとなるでしょう。
SPIの対策を行い、苦手な分野の克服をしておくと良いです。
適性検査では簡単な診断が行われますので、素直に質問に答えましょう。
SPIの対策には、以下のページもぜひ参考にしてください!
⑤一次面接
一次面接では、基本的な質問と、エントリーシートに記載した内容から質問されます。
人事部や若手社員の方とのオンライン面談です。
こちらの面接では、下記のような質問が行われる傾向にあります。
- 自己紹介
- 志望動機
- なぜ、この業界なのか
- なぜ、この企業なのか
- ガクチカ
- ガクチカに対する深堀(苦労した点、工夫した点など)
- 就職活動を始めたのはいつ頃か
- 趣味
- サークル活動
- アルバイト
- 池田泉州銀行を知ったきっかけ
- 大学を選んだ理由
志望動機よりも、学生時代を振り返って頑張ったことや、現在頑張っている事に関して聞かれる傾向にあるため、準備しておくと良いでしょう。
⑥二次面接
二次面接では、一次面接の内容と同様の質問がされます。
人事部や若手社員の方との対面での面談になるでしょう。
一次面接とほぼ同じ質問であり、担当者によって掘り下げる部分がやや異なる可能性があります。
このタイミングで、他社の選考状況を確認されるでしょう。
⑦筆記試験
筆記試験では、クレペリン検査が実施されます。
見慣れない形式なので企業独自の試験と考えられますが、検査内容はクレペリン検査に非常に近いです。
クレペリン検査は、官公庁や警察、教員など公務員を対象とした試験で、導入実績が多い試験です。
簡単な計算を繰り返すことで、学生の能力や性格を測っています。
事前に概要を確認し、対策を行いましょう。
クレペリン検査の概要や対策については、下記も参照してみてください。
⑧三次面接
年次の高い社員2名による対面での面接です。
これまでと同様の内容が実施されますので、今までの自身の回答をしっかりと思い起こしておいてください。
特に、下記のような質問がみられました。
- ガクチカ
- ガクチカに対する深堀
- 志望動機
- チームで何か成し遂げた経験
- 入社後に成し遂げたいこと
- 高校時代に取り組んでいた部活動
- インターンシップの参加経験
⑨役員面接
最終面接では、役員面接が行われます。
一次面接から一貫して同じような質問が繰り返されています。
同じ質問でも、面接官によってニュアンスが異なることもありますので、回答がブレてしまう可能性も考えられます。
何を問われているのかきちんと把握し、適切な回答をしてください。
最終的な入社意欲や将来性などもチェックされます。
下記のような質問が見られました。
これまでの内容と重複するものも含めて記載していますので、選考開始前にしっかりと準備しておいてください。
- 自己紹介
- 志望動機深堀(なぜ、この業界・企業なのか)
- なぜ、地方銀行なのか
- 池田泉州銀行のどのような部分に魅力を感じたか
- ガクチカ
- ガクチカに対する深堀
- なぜそのことに取り組んだのか(動機)
- 自分の強みと弱み
- 他社選考状況の確認
- 入社後に経験してみたいこと
- 入社後の志望職種と理由
- ゼミまたは卒業論文の研究やテーマ
- 挫折した経験
- 将来のビジョン
- どのような銀行員になりたいか
面接対策には、以下のページも確認してぜひ内定を勝ち取ってください。
⑩内々定
複数回の面接を突破して内定が決まります。
池田泉州銀行に入社するためにやるべきこと
池田泉州銀行に入るための対策を紹介します。
- 学生時代を遡って自己分析を行う
- 業界・企業研究を徹底する
- 一問一答形式での面接練習
学生時代を遡って自己分析を行う
池田泉州銀行に入社する方法の1つ目は、「学生時代を遡って、自己分析を行うこと」です。
池田泉州銀行の選考では、エントリーシートの内容に中学・高校・大学それぞれのガクチカを記載する必要があります。
その中から1つ選んで詳細を記述し、その内容を基にその後の面接が展開されます。
ガクチカについては、エントリーシートから最終面接までの、約4回の面接すべてで問われる傾向がありました。
よって、ここで記載する内容が後に大きく影響しますので、深掘りされても自信を持って話せるエピソードを選択してください。
詳細を記述するなら、比較的新しい大学または高校のエピソードにすることをおすすめします。
中学生時代のエピソードは、当時の価値観や考え、取り組み方や気持ちを詳細に思い出せれば選んでも良いでしょう。
それぞれのエピソードについていくつかの項目を設定し、最も詳しく埋められるエピソードだと対処しやすいです。
下記のような内容を参考に、分析を行ってみてください。
- それぞれの学校で力を入れていたこと(例:〇〇部の活動、〇〇のアルバイトなど)
- 始めたきっかけや動機
- 苦労した点や工夫した点
- 継続できた理由
- 目標や目的
- 達成したこと、成し遂げたこと
- その経験から何を得たか
- 今後どのように何に活かしたいか
上記の質問を中心に、回答に対して「なぜ」を繰り返し問いかけ、項目を増やしていくと、あらゆる深掘りに対処できるようになるでしょう。
業界・企業研究を徹底する
池田泉州銀行に入社する方法の2つ目は、業界・企業研究を徹底することです。
就職活動において、業界・企業研究は非常に重要な意味を持ちますが、特に銀行では、なぜこの業界なのかを繰り返し問われる傾向にあります。
また、志望する銀行ならではの強みや魅力を、他行とどれだけ差別化できるかもポイントです。
例えば、地域に根ざしているという理由であれば、ほとんどの地方銀行に当てはまります。
なぜその地域なのか、そのことがなぜ自分にとって魅力なのかということを、他の理由と組み合わせて差別化してください。
以下の問いに対する回答を準備することが重要です。
- なぜ、銀行なのか
- なぜ、当行を選んだのか
- 他の銀行との違いは何か
業界・企業分析を行い、上記の3つの質問に回答できるよう準備をしてください。
一問一答形式での面接練習
池田泉州銀行に入社する方法の3つ目は、一問一答形式での面接練習を行うことです。
実際には、一問一答形式で面接が実施されるわけではないので、実践的な面接練習を行うことも必要です。
その前に面接対策の一つとして、単語カードやノート、パワーポイントなどに質問を用意しておき、端的に回答する練習を繰り返してみてください。
何度質問されても同じ回答ができるようにしておくことが目的です。
自己分析の際は、項目ごとのエピソードを箇条書きでまとめると良いですが、その内容を考えなくても自然に出てくるようにしておくと良いです。
マニュアル化してしまうと、想定外の質問に慌ててしまうので、あくまでも核となる答えを一言だけ覚えておきましょう。
全4回の面接で担当者は違っても、ほとんど同じことを繰り返し質問されます。
その時々で考えたり、思い起こしたりしながら回答すると、どこかで矛盾が生じる恐れがあります。
そのため、この内容を問われたらこの回答をするといったように、ある程度準備しておきましょう。
就活(就職)偏差値とは?
就活(就職)偏差値は、企業の就職難易度や人気度を数値で表したものです。
内定者の学歴や保有資格、企業の知名度、社員の定着率、またその年の応募倍率などによって判定されています。
ただし、この情報源となっているのはWeb上の就活掲示板によるもので、一般ユーザーの発信した内容がもととなっています。
加えて、対象企業は日本国内の中でもほんの一握りでしかなく、ネットユーザーの主観や、偏った情報で成り立っていることも否めないでしょう。
企業選びに就活偏差値を活用する際も、公的なデータではないことを念頭に置いて、参考程度に留めておくことをおすすめします。
銀行業界の就職難易度別企業
銀行業界の偏差値別の企業を紹介しますので、参考にしてください。
偏差値70以上の企業
三菱UFJ(偏差値78)
出典元:三菱UFJ銀行
三菱UFJ銀行は、都市圏を中心に展開している大手メガバンクの一つです。
三菱フィナンシャルグループの中核銀行として国内外に拠点を持っています。
従業員数は31,756名です。
インターネットバンキングサービスや、他行とATMを共同利用できるサービスも導入しています。
世の中の変化にも対応しつつ、持続可能な未来に向けて、顧客の課題解決に取り組んでいます。
偏差値60以上の企業
三井住友銀行(偏差値68)
出典元:三井住友銀行
三井住友銀行は大手メガバンクの一つであり、大手企業の主要取引銀行として、日本の経済に大きく貢献しています。
三井住友フィナンシャルグループの中核銀行であり、国内外に拠点を持つ銀行です。
従業員数は27,808名です。
特に、成長が著しいアジアでの地域に根ざしたビジネス展開に力を入れています。
日本の経済を動かすような大きな案件に携わりたい、海外でも活躍したいと考える人には魅力的な銀行です。
偏差値50以上の企業
福岡銀行(偏差値59)
出典元:会社概要 | 福岡銀行
福岡銀行は、地方銀行の中でも高い売上高を誇る福岡フィナンシャルグループの中核銀行であり、大都市の一つである福岡を拠点にしています。
九州初の銀行として創業したことから、九州地区の経済と産業に大きく貢献してきた銀行の一つです。
アジアの玄関口としての機能を持つ同地区特有の産業や、経済の活性化に興味がある方には、マッチしている銀行です。
まとめ
池田泉州銀行は、大阪を拠点に関西の地域経済の活性化や、雇用の促進を図っている銀行です。
地方銀行ではあるものの、日本有数の大きな産業と経済の拠点である大阪を中心として、関西地域で事業を展開しています。
そのため、都市型の特性も持ち、規模の大きな案件に携わることが可能です。
難易度は標準的ですので、面接に向けて自己分析と業界分析を入念に行えば、難しすぎることはありません。
対策を行って選考に臨みましょう。
ぜひこの記事を参考にして励んでくださいね。