職場体験でのおすすめ質問例30選!好印象を与えるコツやNG質問、マナーも解説
2024/7/23更新
はじめに
就活生の中には、職場体験を通じて企業理解を深めて選考対策をしている方も多いはず。
特に職場体験で質問できる機会は非常に貴重です。
ここで質問する内容が選考対策の一環となり、ライバルよりも一歩先を行った志望動機をつくるきっかけにもなります。
本記事は、以下のような悩みをもつ学生におすすめです。
- 職場体験でどのような内容を質問すればいいのか分からない
- 職場体験の質問を通じて就職活動を有利に進めたい
職場体験で今後の就活に役立つ質問をしたい学生は、是非参考にしてください。
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企業が職場体験を実施している理由
企業がなぜ職場体験を実施しているのか、その理由を知ることで「何を質問すべきか」が見えてくることがあります。
以下では職場体験を実施する2つの理由について解説するので、質問を考える前にチェックしておきましょう。
学生に企業理解を深めてもらうため
企業が職場体験を実施するのは、学生に「当社はこんな理念やビジョンを持つ会社である」ということを肌で実感してもらいたいからです。
たしかにコーポレートサイトや説明会などでも企業情報を得ること自体は可能です。
しかし、実際に会社での業務経験を積まないと見えてこない部分も多くあります。
現場で社員と交流し業務を体験することで「この企業は自分の働き方に合いそうだ」とマッチ度を図ることもできるはずです。
選考だけでは分からない部分を見るため
面接や筆記試験だけでは、学生の知識やスキル、入社への意欲などが正しく評価できない可能性があります。
職場体験で実際の業務を経験することで、企業側は学生のスキルや実務能力、チームワークなどより多面的な評価が可能になります。
学生が現場でどんな風に課題に取り組めるのかを実際に見られるので、企業はより自社にマッチした人材を見極められるでしょう。
職場見学の1日の流れ
職業見学当日の流れの一例は、以下のとおりです。
- ロビーや電話での受付
- 企業説明会
- オフィス見学
- 実務体験
- 質疑応答
まずは受付から始まり、企業説明会が開催されるのが一般的です。
会社に到着したらまずは受付で担当者に氏名と大学名、職業見学に参加する旨を伝えましょう。
詳しいマナーについてはこの後詳細を解説しているので、ぜひ参考にしてください。
説明会に関するマナーが知りたい方は、以下の記事も合わせてチェックしておきましょう。
職場体験で聞いておきたい!おすすめの質問例まとめ
それでは早速、職場体験で今後の選考にも役立つおすすめの質問30選を紹介します。
5つの分野別の質問となっているので、特に自分が聞きたいと思うものをピックアップしてみてください。
①企業・社員・ルールに関する質問例
- 貴社の企業理念は日々のどんな業務でどのように実践していますか?
- 社員同士のコミュニケーションはどのように行われていますか?
- 会社の中で特に重視している価値観や文化は何ですか?
- 新入社員に期待される役割や責任はどのようなものですか?
- 研修やスキルアップのための制度はありますか?
- 社内イベントや交流の機会はどのように設けられていますか?
- 貴社の強みや他社と差別化されているポイントは何ですか?
- チームワークを重視する場面や方法を教えてください。
- 社内のルールやガイドラインで特に重要なものは何ですか?
- 社員の評価やフィードバックの仕組みはどのようになっていますか?
②仕事内容に関する質問例
- 一日の業務の流れを教えていただけますか?
- 担当するプロジェクトやタスクの例を教えてください。
- どのようなスキルが求められますか?
- 仕事の中で直面する主な課題は何ですか?
- 新しいアイデアや提案はどのように受け入れられますか?
- チームでの仕事と個人での仕事の割合はどのくらいですか?
- 使用するツールやソフトウェアは何ですか?
- どのようにして効率的に仕事を進めていますか?
- 他部署との連携はどのように行われていますか?
- 仕事を通じて学べることや成長できるポイントは何ですか?
③仕事のやりがいやつらさに関する質問例
- 仕事で最もやりがいを感じる瞬間はいつですか?
- 仕事をする上で大変な点は何ですか?
- どのようにしてモチベーションを維持していますか?
- 成功体験や達成感を感じるエピソードを教えてください。
- 仕事が忙しい時期はどのように乗り越えていますか?
- お客様やクライアントからのフィードバックで嬉しかったことはありますか?
- 難しい課題や問題に直面したときの対処法を教えてください。
- チームメンバーと助け合うエピソードを教えてください。
- 長く働くためのコツや工夫は何ですか?
- どのようにして仕事とプライベートを両立していますか?
職場体験では絶対NGな質問
職場体験では何でもかんでも質問するのはNGです。
逆に質問することで相手にマイナスな印象を与えてしまう可能性もあります。
ここでは職場体験では絶対NGな質問について解説するので、これらの質問は控えるようにしましょう。
調べればわかる質問
設立年や主要な事業内容、企業理念といった基本情報はサイトや公開されている資料で簡単に調べられます。
つまりこのような情報を質問すると「この学生は事前に当社について調べていない」と思われて、企業に対する関心が低いと受け取られる可能性があります。
調べれば分かる質問をしてしまい低評価につながることもあるので、その場にいる社員だからこそ答えられる内容を掘り下げてみましょう。
給与など待遇についての質問
職場体験はあくまで社風や業務内容について理解を深めるための場です。
そのため、給与や待遇について質問するのは避けるべきでしょう。
「初任給はどのくらいですか?」や「どんな福利厚生がありますか?」などの質問は失礼にあたるだけでなく、自身のマナー不足をアピールしてしまうことにもなります。
企業が答えにくい質問
企業の内部問題や、社員に関する個人的な評価といった企業が答えにくい質問もNGです。
「最近の業績不振の原因は何ですか?」や「○○部長の評価はどうですか?」といった質問は答えにくいだけでなく、企業側に不信感を抱かせる可能性があります。
また、非公開情報や機密事項に関わる質問も避けるべきです。
ビジネスマナーやプライバシーへの配慮に欠ける印象を与えてしまうので、十分注意しましょう。
職場体験で質問する際のマナー
ビジネスマナーを身につけて職場体験に臨むことで、相手にも好印象を与えられるでしょう。
以下では職場体験で注意すべき、質問する際の5つのマナーについて解説します。
1.質問前にかならず大学名と氏名を伝える
職場体験で質問をする際には、まず自分の大学名と氏名を伝えることが基本です。
これによって企業の担当者は誰が質問しているのかを明確に把握でき、コミュニケーションがスムーズに進みます。
例えば「○○大学の○○と申しますが、質問させていただいてもよろしいでしょうか?」といった形で自己紹介をすれば礼儀正しく、かつ丁寧な印象を与えられます。
また自己紹介を通じて自分がどのような背景を持っているのかを簡単に伝えることで、企業側も適切な回答をしやすくなりますよ。
2.質問は簡潔に伝える
冗長な説明や前置きは避けて要点を明確に伝えることで、企業側も的確に回答しやすくなります。
「御社での新入社員の研修プログラムについて詳しく教えていただけますか?」といったシンプルで具体的な質問が望ましいです。
簡潔な質問は限られた時間内で多くの情報を得るためにも有効な手段です。
さらに明確な質問ができれば、企業側に対して自分の理解力や問題解決能力をアピールしやすいでしょう。
3.すでに聞いた質問をしない
ほかの参加者が既にした質問と同じ内容を聞くのは避けましょう。
もし同じ質問を繰り返すと、注意力やリスニングスキルに欠けていると受け取られる可能性があります。
自分だけのオリジナルな質問を考えるためには事前に質問リストを作成して、職場体験の中で新たに浮かんだ疑問をメモすることも有効です。
4.質問は1回につきひとつ
質問は1回につきひとつに絞ることが望ましいです。
複数の質問を一度にすると相手に負担をかけてしまうだけでなく、回答が分散してしまうこともあります。
そのため、ひとつの質問だけ質問をしてその内容を深掘りしてもらう方が望ましいです。
例えば「御社のチームワークの取り組みについて教えていただけますか?」と質問した場合、回答内容を聞いてさらに興味がある場合は次の機会に追加の質問をすると良いでしょう。
5.回答してもらったらお礼を言う
質問に対する回答をもらったら、必ずお礼を述べることを忘れないようにしましょう。
最後に感謝の気持ちを示すことで、礼儀正しい印象を相手に与えられます。
「ご回答いただき、ありがとうございました。とても参考になりました。」といった一言を添えるだけで、対話を円滑に締めくくることができるはずです。
回答をもらって一間おいたら、必ずお礼を言うようにしましょう。
職場体験で質問する前にやっておきたい準備
職場体験で質問する前に以下の準備をしておくと、職場体験をより有意義な時間を過ごせます。
自分が心から行きたいと思える企業を探すためにも必要な工程なので、ぜひ実践してみてください。
1.自己分析
職場体験で質問をするためには、まず自己分析を行いましょう。
自己分析とは自分の強みや特徴を理解するために、これまでの経験や思考を振り返る作業です。
もし自分の強みや弱みを把握しておけば、具体的かつ就活に役立てられる質問ができるはずです。
もしコミュニケーションスキルに自信があるなら「御社ではどのようにしてコミュニケーションツールを取っていますか?」といった質問をしてみましょう。
自己分析の詳しいやり方については以下の記事を参考にしてください。
2.業界・企業研究
次に、業界や企業の研究を徹底的に行いましょう。
業界研究は業界の種類や特徴を調査することで、業界全体の将来性や仕組みを理解することにもつながります。
企業分析は入社を希望する企業の情報や競合他社との違いについて調べ、自分の志向やキャリアビジョンと比較することです。
これらの研究が深掘りされていればいるほど、自分にマッチした企業を選びやすくなります。
同時に、その企業についてより理解を深めるためにはどのような質問をすればいいのかについても明確になるでしょう。
企業研究を簡単2STEPで実践する方法を以下の記事で紹介しているので、あわせてチェックしましょう。
職場体験でのチェックポイント
職場体験に行ったら必ず見ておきたいポイントを6つ解説します。
ここで得た情報は今後の就活や選考対策にも役立つので、本当に自分にマッチした企業かどうかチェックしてみましょう。
社風
職場体験では、社風を確認することが重要です。
コーポレートサイトや新卒採用サイトに記載されているような社風が本当にあるかどうかをチェックしてみてください。
具体的には社員同士が円滑なコミュニケーションを取れているか、休憩時間とのメリハリがついているか、相談しやすそうな上司がいるかどうかがポイントです。
職場環境
オフィスの設備などの職場環境をみて、働きやすさを確認します。
清潔感のある職場かどうか、またオフィス周辺にコンビニなどのお店があるかなどもチェック項目に入ります。
自分が実際に働くことになった際にモチベーションを維持しながら働ける環境があるかどうか見極めておきましょう。
立地環境
職場の立地が自宅から通勤しやすい場所にあるか、周囲の環境が働きやすいかを確認しましょう。
公共交通機関のアクセスの良さだけでなく、女性の場合は夜に歩いても防犯上心配ないエリアかどうかも調べておくと良いでしょう。
上司になる社員の人柄
上司になる可能性のある社員も重要なチェックポイントです。
その人が部下にどのように話しかけているか、部下の様子や上司の雰囲気なども含めて様子を伺っておきましょう。
上司になる社員について理解が深まれば、自分がその人の下で安心して働けるかどうかの判断材料になります。
社員のはたらく様子や姿勢
上司だけでなく、社員全員がどのように働いているかも確認すべきポイントです。
チーム全体がまとまりがなかったり怒号が飛び交っていたりすれば、そこで働きたいとは思わないはず。
困っていることがあれば助け合えたり分からないことは質問しやすい環境があるかどうかを見極めるのは大切です。
「自分がもしここで働くとしたら」と想像しながら様子を見てみましょう。
職場体験に参加する際のマナー
職場体験では、さまざまなマナーやルールが存在します。
これから職場体験に行く前におさえておきたい最低限のマナーを5つ紹介するので、しっかり頭に入れて本番に臨みましょう。
1.服装や身だしなみに気をつける
職場体験に参加する際には、適切な服装と身だしなみに気を配ることが重要です。
男性はヒゲや髪型を整えて、女性は派手になりすぎないメイクを心がけましょう。
職場見学の服装についてより詳しい内容が知りたい方は以下の記事も参考にしてみてください。
2.10分前行動を心がける
指定された時間の10分前には到着するように心掛けましょう。
早めに到着しておけば、心の準備ができるだけでなく企業に対して誠実な態度もアピールできます。
会社までの道順なども事前に調べておき、電車のダイヤも当日に遅延がないかどうかもチェックしておきましょう。
3.スマートフォンの電源は切っておく
職場体験中はスマートフォンの電源を切るか、サイレントモードに設定しておきましょう。
業務中の通知音や着信音が鳴ると、社員や一緒に参加している学生にも迷惑をかけてしまいます。
そのため、スマートフォンの扱いには十分注意しましょう。
4.挨拶する
職場体験では、お世話になる社員の方に対して積極的に挨拶しましょう。
初めて会う人々に対して明るく挨拶をすることで、若々しく元気でフレッシュな印象を与えられます。
そのほか就活で気をつけたい基本的なマナーについては、以下の記事で紹介しています。
職場体験後に気をつけたい3つのマナー
職場体験を終えた後も気を抜くことはできません。
最後に職場体験直後に気をつけたい3つのマナーを解説するので、会社を出るまで気を抜かずにマナーを徹底しましょう。
1.体験が終わったら担当者にお礼の言葉を伝える
職場体験が終了したら、担当者に必ずお礼の挨拶をしましょう。
感謝の気持ちを伝えるとともに、職場体験を通じて学んだことや感じたことを簡潔に伝えてあげると、良い印象が残せます。
例えば「本日は貴重なお時間をいただき、ありがとうございました。とても有意義な体験をさせていただきました」と一言お礼の言葉を伝えるようにしてください。
2.終了後はすみやかに会社から離れる
職場体験が終了したら、すみやかに会社から離れることも重要です。
職場体験の時間が終了している場合、長居は避けるべきです。
担当者や社員が他の業務に戻りやすいように配慮し、速やかに退室することが礼儀です。
先ほどのお礼の言葉を添えてすぐに退室することで、企業側への配慮を示せるでしょう。
3.当日中にお礼のメールを送る
職場体験後は、当日中にお礼のメールを送付することが大切です。
「本日の職場体験で多くの学びを得ることができました。改めてお礼申し上げます」といった具体的な感謝の言葉をメールに記載できるとベターです。
企業に対して好印象を与えられるだけでなく、自分自身の社会人としての基本的なマナーも磨けますよ。
まとめ
今回は職場体験でどんな質問をすれば良いか分からない就活生に向けて、今後の就活や選考対策に役立つ質問例を紹介しました。
職場体験ですべき質問は仕事内容ややりがい、働き方などさまざまです。
企業とのマッチ度を図るためにも、なるべくその場でしか分からない掘り下げた内容を質問するようにしましょう。
自己分析や業界・企業研究を徹底すれば、おのずとどんなことを質問すれば良いかが分かってきます。
ネットで調べれば分かるようなことや給与・待遇面の質問は印象を悪くするおそれがあるので避けてください。
職場体験前・後のマナーにも気をつけつつ、事前対策を徹底して有意義な時間を過ごせるようにしましょう。