【企業分析】国際航業の就職難易度・採用大学・選考対策を徹底解説
2024/7/24更新
はじめに
国際航業株式会社は東京に本社を置き、総従業員数は約2,000人です。
地理空間情報技術を中心として、防災・減災・行政マネジメント、インフラマネジメント、脱炭素・環境の分野での技術コンサルティング事業を展開しています。
この記事では、そんな国際航業の就職難易度や選考での対策を解説いたします。
対象は以下の通りです。
- 国際航業の仕事内容が気になる
- 国際航業の就職難易度を知りたい
- 国際航業の選考対策として何をすれば良いかわからない
また、建築業界以外の業界については、以下の記事で概観しているので、ぜひご覧ください。
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この記事の結論
先にこの記事の結論から述べますと、国際航業株式会社の就職難易度はやや高いと考えられます。
その理由としては、資格等で選考には影響しないと明言されているものの、必要な技術や知識が必要な仕事があることです。
また、持っていると働いてから役に立つ資格やスキルも公開されていますので、やはり技術や知識を持っている人の方が選考の際にアピールしやすいでしょう。
選考には特別なプロセスはありません。
しかし、特別なプロセスがない分、他の就活生とどのように差をつけるかが大切になってます。
選考の際の面接では、研究内容や大学での専門分野から深掘りする質問が目立ちます。
ここから、いかに自分が企業にマッチしていて貢献できる人間であるかを伝えることが大切だと考えます。
職種も多様にあり、研修内容等も充実していますし、企業全体で同じ目標に向かって貢献しようとする一体感があります。
次の章から各内容や、その他就活に役立つ情報を紹介しますので、ぜひ最後まで読んでください。
国際航業について
出典元:国際航業
会社概要
国際航業株式会社は、空間情報で未来に引き継ぐ世界をつくることを掲げています。
データ取得、解析、分析などの空間計測とデータの利活用と計画、設計などのコンサルティングの2つを軸にして70年以上に渡って技術を進化させています。
常に地球規模での問題解決をすることを目標にしており、地球の一員として主体的に取り組むことが求められています。
持続可能な地球と社会、暮らしを未来に引き継ぐことを一番に考えているようです。
企業での活動と事業での活動において、積極的に新しい取り組みをして、技術を次世代にまで繋げていくことを使命としています。
この会社には理念体系が存在し、根底には行動指針(大切にすべき共通の価値観)があります。
次には2023ビジョンという中長期的に目指す将来像があり、その次にはミッションとして会社の使命・存在意義があるとしています。
大切にすべき共通の価値観とは、具体的には「技術で世の中をよくする」「つながりを大切にする」「情報を正しく使う」「誠実にことにあたる」「地球をまもる」「人々を幸せにする」「自ら進んで行動する」ということです。
上記を自分の役割と自覚して仕事にあたっているといいます。
先に2023ビジョンがあることを説明しましたが、具体的には「情報をつなげる力で、人・社会・地球の未来をデザインする」ということです。
自ら未来を描き、実現しようと、持続可能な未来をつくる使命を果たすことに力をいれています。
もっと詳しく国際航業について知りたい方は以下を参照してください。
各事業セグメントの解説
各事業 | 詳細 |
センシング | 宇宙から地上、水中、地中まで国際航業の「はかる」技術で様々な空間情報を取得しています。 |
建設コンサルティング | 行政業務支援の豊富な実績を生かし、気候変動や防災、減災対策、インフラ維持管理などSDGs達成に向けた持続可能なまちづくりやDXへの取り組みをサポートします。 |
システムソリューション | 空間情報のパイオニアとして培った経験や情報をもとにしたシステムと様々な情報をつなぎ合わせて最適なソリューションを提供します。 |
地球規模での事業にとどまらず、地域のまちづくりまで、国際航業の技術を生かしたものになっています。
それぞれの事業に対して細かい事業課題解決に向けたソリューションを設け、詳しい情報を元に課題解決に向けて取り組んでいます。
国際航業の技術は、法人に対してだけでなく、行政に対しても提供され、それぞれに合ったサポートを提供しています。
国際航業株式会社の各事業についてもっと詳しく知りたい方は、以下を参照してください。
国際航業で働いている社員は?
平均勤続年数は?
国際航業株式会社の平均勤続年数は14.0年です。
同じく建築業界の平均勤続年数は14.8年であり、国際航業は概ね平均くらい長く働く人が多いようです。
また建築業界自体は他の業界と比べても長めで、全産業の平均勤続年数は12.4年です。
平均年収は?
国際航業株式会社の平均年収は、業種によって平均金額には違いがあるようですが、620万~650万円です。
全国平均の年収が458万円であることを考えると、 全国平均よりも高い水準となっています。
また建築業界の平均年収は約510万円であり、他より多く給与がもらえるようです。
平均残業時間は?
国際航業株式会社の平均残業時間は17.9時間です。
同じ建築業界の平均残業時間は51.3時間となっており、国際航業自体は残業時間は少ないようです。
平均ボーナス額は?
調査しましたが、平均ボーナス額はわかりませんでした。
平均年収から考えると、賞与が年2回とのことですので、大体60万円程もらえるのではないかと推測できます。
あくまでも推測ですので、参考程度にしてください。
どんな文化なの?
国際航業株式会社は、空間情報で未来に引き継ぐ世界をつくることを目標にしています。
そして、社員すべてが共通の目標を元に主体的に行動することが求められます。
また、自分が地球の一員という考えで未来のために仕事をすることも求められます。
近い未来だけではなく、遠い未来も見据えた行動や考えができ、自分たちの知識や技術が未来にも繋がるように働きかけることを考えていく必要があります。
就職偏差値・難易度および業界での立ち位置
企業ごとに様々な強みをもつ建設業界の中での国際航業株式会社の立ち位置をご紹介します。
売上高は競合他社と比べるとまずまずの売上高と考えます。
理由として以下が挙げられると考えます。
- 専門的な技術・スキルを用いた事業展開
企業内で培った膨大な情報を武器に事業展開をすることが強みです。 - 地球規模から地域の待ちづくりまで考えている
地域に根ざした事業まで、様々な分野での事業を展開しています。 - 事業に明確な目標が定められている
企業全体で同じ目標に向かって事業を進めているのが特徴的です。
以上の要素によって、国際航業は大きな売上高を出すことができていると考えます。
参考までに競合他社の情報もまとめましたので、ご覧ください。
企業名 | 売上高 (2023) | 平均年収 | 就職偏差値・難易度 | 社風 |
国際航業 | 420億9,300万円 | 620~650万円 | ー | 主体性重視 |
アジア航測 | 373億円 | 793万円 | ー | 人材を大切にする |
パスコ | 620億1,600万円 | 680万円 | ー | 真面目 |
国際航業の新卒募集要項について
各項目 | 詳細 |
職種 | 【技術職】 お客様が抱える課題に対して自身の技術専門知識とノウハウを活かし、問題解決をサポートします。 ■空間情報・センシング分野(システムソリューション分野を含む) 空間情報計測・解析(人工衛星・リモートセンシング、航空写真、レーザー計測、ドローン、車両・地上計測及び取得空間情報解析) リモートセンシングを用いた情報解析 GISを用いた行政支援(固定資産業務、道路管理業務、上下水道管理業務、都市計画業務など) システムの導入コンサルティング システム設計・開発 システム運用保守 ■インフラマネジメント分野 橋梁・トンネル・その他構造物の計画・設計・維持管理 道路の計画・設計・維持管理 交通計画 都市計画・地方計画 スマートシティ計画 PFI/PPP等の事業運営 【営業職】 官公庁、地方自治体、民間企業等の顧客に対して、それぞれが抱えている課題やニーズを調査・把握し、社内の技術をコーディネートすることで、ソリューションを提供しています。 官公庁・地方自治体への提案型営業(地域の課題に対しての技術提案) 国内外の民間企業向けコンサルティング営業 市場のニーズに合わせたBtoB、BtoC向けの新商品の企画・開発、マーケティング 新プロジェクトのマネージメント、新規顧客開拓 【事務職】 事業部門をサポートするコーポレート業務を行います。 経理・総務・人事系 |
給与 | 【高専卒】225,000円 【学部卒】237,000円 【修士了】249,000円 ※東京勤務・社宅適用外の場合 |
賞与 | 年2回(6月・12月) |
研修制度 | 国際航業では、空間情報コンサルティング技術をコアとした付加価値の高いサービスを世界に提供するために、プロフェッショナルでグローバルな人材を開発することを目指しています。現場での仕事を通じての人材教育とあわせ、特に若手社員の育成では新入社員研修以降も育成環境を整備し、国際航業の一員として技術・知識を身につける支援をしています。 |
福利厚生 | リフレッシュ休暇、夏期休暇、積み立て有給休暇、特別休暇、自己研磨休暇、育児休業者復職支援制度、ベビーシッター補助、カフェテリアプラン、健康管理支援など |
特に特徴的なのは、充実した研修制度です。
新卒者だけでなく、新卒以降にも研修を受けることができ、スキルアップをはかることができます。
社員同士でも仕事の成果を発表しあって、専門技術を吸収することができます。
また外部への学会出席などにも積極的なようです。
仕事のモチベーションを周りと切磋琢磨しながら上げられる環境なのが魅力的です。
また職種が多いことも特徴で、様々な技術や情報を持った人材を求めていることがわかります。
技術職に関しては、プログラミング、土木、電子電気などの専門知識がある方が有利なようです。
国際航業株式会社の新卒募集要項の詳細は以下を参照してください。
求める人材
国際航業株式会社のホームページ等には、求める人材ははっきりと記載はありませんでしたが、以下のような人材を求めるというものがありましたので、ご紹介いたします。
また、会社の理念に共感、賛同し同じ目標に向かって仕事をしてくことが求められます。
- 社会に貢献できる人材
- 社会に貢献したいという気持ちを持っている人材
- 主体的に仕事ができる人材
国際航業の社風は、主体性が求められるものです。
自己研磨しつつ、いかに社会に貢献できるか積極的に考えられる人材が求められると考えられます。
新卒採用のフロー
国際航業株式会社の新卒採用のフローは以下の通りです。
職種や年度によって違いがある可能性もありますので、参考までにしてください。
①説明会・セミナー
会社説明会が開催され、企業について詳しく知ることができます。
②エントリーシート
- 現在の専門分野や学んでいること(200字以内)
- 自己PR
- 志望理由
- 卒論や修論の内容について
- 学生時代頑張ったこと
- 選択した分野、職種について何をどのように取り組みたいか
③Webテスト
国語、数学、性格テストが行われます。
難易度は高いものではないそうですので、そこまで緊張しなくても良さそうです。
④面接(2~3回)
面接は複数回行われます。
過去の質問例は以下の通りです。
- 志望理由
- 大学での研究内容
- 他職種の可否について
- 入社後にやりたいこと
- 社会人になるにあたって現在努力していること
- インターンについて
⑤内定
上記のフローを経て内定を獲得できるでしょう。
以下のページも参考にしてみてくださいね。
採用大学
<大学院> 岡山大学、金沢大学、関西大学、九州大学、京都大学、岐阜大学、東京大学、鳥取大学、北海道大学、三重大学、立命館大学、早稲田大学 <大学> 茨城大学、京都大学、慶應義塾大学、高知大学、神戸大学、國學院大學、、国士舘大学、駒澤大学、埼玉大学、静岡大学、島根大学、上智大学、信州大学、千葉大学、東京大学、名古屋大学、和歌山大学、早稲田大学 <短大・高専・専門学校> 大阪公立大学工業高等専門学校、福島工業高等専門学校 <海外大学> スタンフォード大学、ドレスデン工科大学、マサチューセッツ工科大学 |
国内だけでなく、国外の大学からも積極的に採用しています。
海外の有名大学からも採用はありますが、国内の大学では専門学校からも採用しており、採用大学のレベルの幅も広いため、学歴フィルターはないと考えます。
つまり、大学のレベルによって採用に不利になることはないと考えられます。
しっかりとエントリーシートや面接対策をして、内定を獲得できるようにしましょう。
採用大学のランクに関しては以下の記事を参考にしてください。
就職偏差値・難易度
ここまでの内容から、国際航業株式会社の就職難易度は、やや高いと考えられます。
その理由としては以下のものが考えられます。
- 専門的な技術や知識が必要になる職種が多い
- 専門的な技術や知識をもつ人が優遇される可能性がある
- 選考に特別なプロセスがない
国際航業で働くにあたって、選考には影響しないとありますが、職種によっては持っておいた方がよいスキルがあります。
そのため、必要なスキルを持っていると選考にも有利になりやすいと考えられます。
また、選考には特別なプロセスがないため他の就活生と差が付きにくいと考えられます。
エントリーシートや面接では研究内容や入社してからやりたいことについて深く質問されるようですので、自分が持つ能力や魅力が企業側に伝わるようにアピールするとよいでしょう。
まとめ
国際航業株式会社は、地理空間情報技術を中心として、防災・減災・行政マネジメント、インフラマネジメント、脱炭素・環境の分野での技術コンサルティング事業を展開しています。
行っている事業は、地球規模での事業にとどまらず、地域のまちづくりまで、国際航業の技術を生かしたものになっています。
エントリーシートや面接では大学での研究内容や専門分野について、入社してからやりたいことについて深掘りされますので、他の就活生と差をつけるためにも、いかに自分が企業にマッチしているかをアピールする必要があるでしょう。
レベルの高い大学からも採用していますが、レベルの幅は広いので、しっかり対策をして選考に臨めばチャンスはあると思います。
この記事を参考にして、国際航業の選考で皆さんの就職活動が上手くいくことを心から願っています。