就活生が8月にやるべきこと8選!8月からでも内定を獲得するためにできること
2024/7/7更新
はじめに
この記事では、4年生の8月に就活生がやるべきことを8つご紹介しています。
4年生の8月といえば、内定を獲得している人が多い時期です。
そのため、この時期に内定がないととても不安になってしまうものです。
ましてや、「まだなにも始めていない」という人は、強い不安を抱えているでしょう。
そこで今回は、そんな方に向けて、4年生の8月に就活生がやるべきことを解説します。
この記事は、次のような方に特にオススメです。
- 8月なのにまだ就活を始めていない
- 8月になっても内定がなく、どうすればいいかわからない
- 4年生の8月からでも内定獲得を目指せる方法を知りたい
この記事を最後まで読めば、8月から就活を始める人が今すぐやるべき8つのことがわかります。
また、8月になっても内定がない人がやるべき4つのことについてもご紹介しています。
まだ何もしていなくて焦っている人や、まだ内定がなくて不安を抱えている人は、ぜひ最後までお読みください。
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この記事の結論
結論から言うと、8月からでも、内定獲得を目指すことは可能です。
しかし、8月になってもまだ就活を始めていない場合、タイミングとしてはかなり遅いといえます。
そのため、今すぐ行動を始めることが重要です。
それに加えて、しっかりと綿密な計画を立て、戦略的に就活を進めることが大切です。
就活はしていたもののまだ内定がないという方は、エントリーシートをほかの人に読んでもらったり、面接練習を改めて重ねてみたりすることで、現状を打破してみましょう。
この記事では、具体的な行動を解説しています。
また、上記以外のやるべきことについても多数ご紹介していますので、ぜひ参考にしてください。
【結論】8月からの就活はかなり遅い
結論から言うと、4年生の8月から就活を始めるのはかなり遅いです。
就活には、7〜8月に選考が行われる「夏採用」があります。
8月からはこの夏採用を狙うことになりますが、夏採用のエントリー時期は多くの場合、6月下旬〜7月上旬です。
そのため、8月からだと募集はかなり少なくなっているでしょう。
そのため、8月から就活を始める場合は、戦略的に進めていくことが非常に重要です。
8月から狙いたい「夏採用」とは?
ここではまず、「夏採用」について解説します。
夏採用とは
「夏採用」とは、7〜8月ごろに行われる選考のことです。
3〜5月に行われる「春採用」に対してこのように呼ばれています。
夏採用の目的
企業が夏採用を行う目的は、春採用で確保できなかった採用枠を埋めることです。
各社は毎年、採用予定人数を決めて採用活動を行っていますが、春採用だけでは予定人数が埋まらないことがあります。
そのため、採用予定人数が埋まらなかった企業は夏採用を行い、採用活動を継続するのです。
夏採用のエントリー時期
夏採用のエントリー時期は、多くの場合、6月下旬~7月上旬ごろです。
そのため、5月ごろにはリサーチを始めておくといいでしょう。
夏採用が多い企業
夏採用を実施していることが多いのは、中小企業やベンチャー企業、知名度の低い企業などです。
【8月から就活を始める人向け】8月にやるべきこと8選!
8月から就活を始める人が、8月にやるべきことを8つご紹介します。
ステップ①就活の軸を定める
まずは就活の軸を決めましょう。
就活の軸とは、就活において大切にしたい条件のことです。
たとえば次のようなものがよくある就活の軸です。
- 接客業がよい
- チームで働きたい
- 成果主義の企業がよい
- 風通しのよい社風がよい
- 小規模な企業で働きたい
- 理念に共感できるところで働きたい
- 知識やスキルが身につく仕事が良い
- 人の成長を応援できるような仕事がしたい
就活の軸を決めると、「自分がどんな企業で働きたいと思っているのか」が明確になるため、その後の就活がスムーズに進みます。
効率的な就活のためには、就活の軸を決めることが必須です。
自分はどんな企業で働きたいのか、しっかり考えてみましょう。
ステップ②志望業界を1~3つに絞る
就活の軸を決めたら、志望業界を絞りましょう。
理想は1つの業界に絞ることですが、就活の軸に沿っているのであれば、2~3つの業界を志望しても構いません。
ただし、志望業界をあまりにも広くとりすぎると、候補企業が多くなりすぎてしまいます。
そのため、志望業界は3つ程度に絞っておきましょう。
ステップ③決めた業界の中で「イヤではない」企業をピックアップする
志望業界を決めたら、次は志望企業を決めていきます。
しかし、4年生の8月からだと選べる企業の数がかなり少なくなってしまいます。
そのため、「ここで働きたい!」と積極的に志望できる企業だけでなく、「少なくともイヤではない」程度の企業も候補に入れておくとよいでしょう。
志望企業の数は、10~20程度を目安に決めてると良いです。
ステップ④すぐにエントリーする
志望企業を決めたら、すぐにエントリー作業に移ります。
4年生の8月から就活を始める場合、夏採用のエントリー締切がかなり差し迫っている場合が多いです。
そのため、締切が近い企業からエントリーしていきましょう。
8月から就活を始める場合、スケジュール管理が非常に重要です。
締切のギリギリではなく、できれば締切の2~3日前にはエントリーを完了しておいてください。
時間が限られているため、「完璧なエントリーシートを作る」ことよりも、「ある程度の完成度で早めに仕上げ、締切までに余裕があれば改善する」という方法をおすすめします。
エントリーシートの書き方や自己分析については、こちらの記事を参照してください。
ステップ⑤面接練習をする
エントリー作業が終わったら、面接へ向けて面接練習をしましょう。
面接練習の前に、面接でよくされる質問を調べ、それに対する回答を簡単に作成してみてください。
オススメの方法は、回答を丸暗記するのではなく、要点を整理して頭に入れておく方法です。
こうすると、面接でも柔軟に対応できるようになります。
予想質問への回答をある程度用意できたら、面接練習に挑みましょう。
大学の就職支援センターなどが面接練習を実施しているなら、ぜひ申し込んでください。
就職支援センターなどが実施していなければ、先生やOB・OGなど信頼できる社会人に頼むとよいでしょう。
面接練習をすると、面接に相応しい言葉遣いや受け答えのしかたを身につけることができます。
面接本番までに2~3回練習しておけると良いです。
また、ビジネスマナーや身だしなみについても学んでおきましょう。
就活の基本的なマナーについては、こちらの記事をチェックしてください。
ステップ⑥開始が遅れた理由を説明できるようにしておく
エントリー作業や面接練習の合間をぬって、就活の開始が遅れた理由についても上手く説明できるよう答えを用意しておいてください。
面接で就活を始めた時期を聞かれることは、あまりありません。
しかし、もし聞かれた場合、上手く答えられなければ印象が悪くなってしまいます。
そのため、就活が遅れた理由を聞かれた場合、どのように答えるかについてしっかり考えておきましょう。
ステップ⑦面接までに業界研究・企業研究を進める
最初の面接までに、業界研究と企業研究を進めておくのも重要です。
なぜなら、面接においては入社意欲や誠実さ、勤勉さを測るための指標として重要視されるからです。
たとえば、就活生が「御社が第一志望です」と述べたとしても、その企業の事業内容や企業理念についての理解が不十分だった場合、その言葉は信頼されない可能性があります。
このように、「業界や企業に対する理解度」は、入社意欲や誠実さ、勤勉さなどの評価に密接に関連しているのです。
そのため、遅くとも面接日までには、業界研究と企業研究を進めておきましょう。
ただし、8月から就活を始める場合、時間はかなり限られていますから、最低限の内容をしっかり押さえてください。
業界研究については、業界の現状や動向、トレンド、課題、将来性について、インターネットや書籍でリサーチしておきましょう。
それらに対する自分の考えも持っておくとベストです。
企業研究については企業の公式ホームページや採用サイトを見て、企業理念、事業内容、求める人材像、採用情報については最低限チェックしておきましょう。
ステップ⑧面接後は振り返りを行う
選考スケジュールをこなしていく中で、面接後の振り返りは必ずしてください。
面接の内容を振り返って記録しておくことで、次回以降に活かせるからです。
面接の振り返りをする時は、次のような内容を記録しておくとよいでしょう。
- 面接日時
- 企業名
- 担当者の名前(覚えていれば)
- 質問された内容とそれに対する自分の答え
- 所感・反省・次回に向けての改善点
面接の内容を振り返り、実践と反省を繰り返すと、面接のクオリティが少しずつ上がっていくため、内定獲得につながりやすくなります。
【これまでも就活をしていた人向け】8月にやるべきこと4選!
これまでも就活をしていたものの、8月にまだ内定がない人へ向けて、8月にやるべきことを4つご紹介します。
①自己分析をやり直す
まず、自己分析をやり直してみるのがオススメです。
なぜなら、自分の個性と志望企業がマッチしていない恐れがあるからです。
たとえば、チームワークは得意なものの、1人で黙々と作業を行うのは苦手な人がいたとします。
この人が個人作業の多い個人主義的な企業の面接を受けても、恐らくエントリーシートの内容や受け答えから不採用になってしまうでしょう。
なぜなら、企業の業務内容や社風に合わないからです。
自己分析が実際の人柄とズレてしまっている場合も、残念ながら内定は獲得しづらいでしょう。
自分では「1人で作業するのが得意だ」と分析していたとしても、「恐らく違うのではないか」と面接中にバレてしまうことがあるからです。
そのため、一度自己分析をやり直してみるのは有効な手段です。
自己分析の結果、自分が抱くイメージと実際の自分との間にギャップが生じていないか、再度確認しましょう。
自己分析をやり直す際には、以下のポイントを考慮することがおすすめです。
- 素直な気持ちと本音を大切にする
- 「こう見られたい」といった見栄をなくす
- 「長所と短所は紙一重」だと捉え、短所の分析を恐れない
- 家族や友人など、自分のことをよく知っている人にも相談してみる
上記のポイントを押さえてやり直せば、自己分析の精度は上がります。
②就活の軸を考え直す
内定がなくて焦っているのであれば、就活の軸を考え直すのもよいでしょう。
就活の軸とは、就活を進めるうえで自分が大切にしたい「基準」のことです。
就活の軸がしっかりしていないと、常に迷いながら就活を進めることになってしまいます。
常に迷っていると非常に大きなエネルギーを消費してしまうため、就活がスムーズに進まなくなります。
また、一貫した行動をとりづらくなるため、就活スケジュールに無駄が生じてしまうでしょう。
そのため、就活の軸を一度考え直してみると良いのです。
就活の軸を見直すときには、次のような観点から考えてみましょう。
- 自分の本音で決めているか
- ほかの人の言葉や世間の風潮で軸を決めていないか
- 具体的に考えられているか
上記のような観点から就活の軸を見直してみると自分の気持ちや考えが定まり、就活がスムーズに進みます。
③エントリーシートを人に読んでもらう
書類審査から通過できないという場合は、エントリーシートに課題があると考えられます。
エントリーシートでよくある問題点は、次のようなものです。
- 内容に矛盾がある
- 文章がわかりづらい
- 論理的に書けていない
- 誤字脱字や日本語の誤用がある
- 手書きの場合、字が雑で読みづらい
- エントリーシートを使い回している
- 設問に対して適切に答えられていない
上記のような問題点は、自分でなかなか気づけない場合があります。
そんな時、自分以外の人に読んでもらうと、エントリーシートの改善点がわかるのです。
大学の就職支援センタースタッフや先生、OB・OGなど、信頼出来る社会人に、ぜひ一度読んでもらいましょう。
④面接練習をする
就活を頑張っているのになかなか内定が出ない場合、面接練習をすると状況を改善できる場合があります。
- しっかり準備しているのに、面接になると上手く話せない
- 自己分析や企業研究をしっかりしたはずなのに、なぜか面接で落とされる
上記の内容に心当たりがある人は、面接練習が足りていない可能性があるのです。
面接の練習では面接官役の人を立て、実際の面接を想定した形で質疑応答や会話を行います。
面接練習をすると、次のようなメリットが期待できるでしょう。
- 面接の形式に慣れて、本番で緊張しにくくなる
- 社会人として適切な言葉遣いや話し方が身につく
- 自分の気持ちや考えをしっかり伝えられるようになる
反対に、面接練習を怠ってしまうと、自分の魅力を十分に発揮することが難しくなります。
面接に苦手意識がある人だけでなく、「面接練習もしっかりやってきた!」という自負がある人も、もう一度面接練習をしっかり重ねてみるのがオススメです。
面接練習をすることで、自分が抱えている思わぬ課題に気づける場合もあります。
8月にやってはいけないNG行動
8月にやってはいけないNG行動を3つご紹介します。
①手当たり次第にエントリーする
1つ目のNG行動は、手当たり次第にエントリーすることです。
8月の時点で内定が出ていないと、「とにかくたくさんエントリーしなきゃ」と焦ってしまう方もいるでしょう。
しかし、焦りは禁物です。
焦って手当たり次第にエントリーしても、1社1社の準備にかけられる時間が短くなり、結果として上手くいかなくなる危険性が高いからです。
8月に内定がない場合にするべきことは、がむしゃらにエントリーすることではなく、冷静に計画を立てて戦略的に就活を進めることです。
焦らず落ち着いてしっかりと計画を立てましょう。
②まったく興味のない業界・企業を受ける
NG行動の2つ目は、まったく興味のない業界・企業を受けることです。
なかなか内定が出ないと焦りや不安に襲われ、まったく興味のない業界や企業へエントリーしてしまう人がいます。
しかし、まったく興味のないところへエントリーしても、内定はもらえないことが多いのです。
なぜなら、そもそも興味がないため、企業研究や業界研究といった事前準備が疎かになる傾向にあるからです。
また、面接担当者も採用のプロですから、自社に興味をもっていない学生のことは見抜けてしまいます。
そのため、焦って興味のない企業を受けても内定は出ず、時間の無駄になってしまう危険性が高いのです。
少しでもいいので、「ここへ就職してみたい」という興味を持てる企業を受けましょう。
③無計画に就活を進める
NG行動の3つ目は、無計画に就活を進めることです。
内定がない状態が続くと、多くの人は強い焦りを覚えます。
そして何も行動していないと不安になってしまい、「とにかく行動しよう」と考えてしまうでしょう。
その結果、きちんと計画を立てずに、その場しのぎの思いつきで行動してしまうのです。
しかし、無計画に行動するのはオススメできません。
計画を立てず思い込みで行動すると、エントリーシートの作成や面接練習に苦労します。
計画的な行動をしないと、さまざまな企業に無秩序に応募することになり、結果として準備が非効率的になってしまう可能性があるのです。
1社1社、1から準備せざるを得なくなってしまうでしょう。
その点、計画を立てて一貫性のある就活をしていれば、業界研究やエントリーシートの作成は内容が重なるところもあるため、準備を効率化できます。
したがって、無計画に行動するのではなく、しっかりと計画を立てて戦略的に就活を進めることが非常に重要です。
まとめ
ここまで、就活生が8月にするべきことを解説してきました。
8月に内定がないと焦ってしまう人は多いですが、8月からでもまだ内定獲得は目指せます。
しかし、周囲と比較して、かなりスタートが遅れてしまっているのもまた事実です。
そのため、今すぐ行動に移すことがまず大切です。
就活の軸や志望業界、志望企業を早急に決め、夏採用での内定獲得を目指しましょう。
自己分析や面接練習は、選考への参加と並行して進めてください。
それに加え、焦らず落ち着いて行動することも重要です。
しっかりと計画を立てて戦略的に就活を進めましょう。
ぜひ、この記事を参考にして、諦めず就活を続けてみてくださいね。