【企業分析】東芝インフラシステムズの就職難易度・採用大学・選考対策を徹底解説
2024/6/20更新
はじめに
東芝インフラシステムズ株式会社は、神奈川県川崎市に本社を置く社会インフラ事業を担う企業です。
大手企業「東芝」の完全子会社で、主な事業は社会システム、電波システム、セキュリティ・自動化システム、鉄道システム、産業システム、ビル・施設ソリューションの開発・製造・販売です。
今回は、そんな東芝インフラシステムズの企業研究をするための基礎知識や社風、選考対策などをご紹介していきます。
東芝インフラシステムズへの就職に興味がある、以下のような就活生を対象に企業分析をしているので、ぜひ最後までご覧ください。
- 東芝インフラシステムズの仕事内容が気になる
- 東芝インフラシステムズの就職難易度が知りたい
- 東芝インフラシステムズの選考対策として何をすればいいのかわからない
インフラ以外の業界については、以下の記事で概観していますので、ぜひご覧ください。
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この記事の結論
先に本記事の結論からお伝えすると、東芝インフラシステムズの就職難易度はある程度高いといえます。
給与面や求人倍率、福利厚生は高水準だからです。
採用大学は公表されていませんが、ある程度の学歴フィルターは存在するでしょう。
ですが、まずは本記事を参考に選考対策をすれば、より多くの就活生に内定のチャンスがあります。
募集している職種は「技術系総合職」「事務系総合職」の2つです。
次からは、各事業の詳しい内容や就活に役立つ情報を紹介しますので、ぜひ最後まで読んでみてください。
東芝インフラシステムズ株式会社について
会社概要
東芝インフラシステムズは、2017年に設立された社会インフラ事業関連の製造メーカーです。
東芝インフラシステムズの事業内容は、社会システム、電波システム、セキュリティ・自動化システム、鉄道システム、産業システム、ビル・施設ソリューションなど、多岐にわたるインフラシステムの開発・製造・販売です。
本社は神奈川県川崎市にあり、全国に39箇所の支社、支店、営業所、生産・加工施設を展開しています。
また、IoTやAI技術を取り入れ、より安全で快適な社会インフラシステムの構築を目指している企業です。
同社は東芝グループの一員として、長年にわたり培ってきた技術力と経験を活かし、公共性の高い顧客に対して信頼性の高い製品・システム・サービスを提供しています。
特に、鉄道システムや防衛省向けのミサイル・レーダーなどの電波システム事業においても高い評価を得ているのです。
ISO 45001やISO 14001などの国際規格の認証を取得しており、品質管理や環境保護にも積極的です。
主要子会社として東芝テリーや西芝電機などがあり、これらの子会社と連携して事業を展開しています。
このように、東芝インフラシステムズは社会インフラの発展に貢献するために、技術革新と品質向上を追求し続けています。
各事業別の売上規模
東芝インフラシステムズの2023年第一四半期の総売上高は、1,380億円でした。2022年3月期の売上高は1,338億円で、前年同期比で+2.8%の増加となりました。
営業損益は39億円で、前年同期比よりわずかに増加しています。
増収の要因は、産業システム事業の増収や、為替による増収でしょう。
東芝インフラシステムズの2023年の主要事業内訳は、以下の通りです。
- 公共インフラ事業:売上高は社会システムや電波システム事業の減収によって、675億円でした。
前年同期比で-41億円の減益です。 - 鉄道・産業システム事業:売上高は産業システムや為替の影響によって、794億円となりました。前年同期比で+76億円の増加です。
このように、東芝インフラシステムズ株式会社は国内外のエネルギー事業の拡大と多角化戦略により、2023年3月期において増収を達成しました。
エネルギー市場の変動に対応しつつ効率的な経営を進めることで、今後も安定した成長が期待されるでしょう。
各事業セグメントの解説
事業名 | 活動内容 |
社会システム事業 | 鉄道システム、交通システム、空港システム、エレベーター・エスカレーター、ビル・施設ソリューションの開発・製造・販売 |
電波システム事業 | 防衛省向けミサイル・レーダー、航空管制システム、気象レーダー、海上保安庁向けシステムの開発・製造・販売 |
セキュリティ・自動化システム事業 | 監視カメラシステム、入退室管理システム、工場自動化システム、物流自動化システムの開発・製造・販売 |
鉄道システム事業 | 鉄道車両用電機品、信号システム、運行管理システム、駅務機器の開発・製造・販売 |
産業システム事業 | 産業用ロボット、工作機械、産業用電機品、エネルギー管理システムの開発・製造・販売 |
ビル・施設ソリューション事業 | ビル管理システム、エネルギー管理システム、空調設備、照明設備の開発・製造・販売 |
東芝インフラシステムズは、上記のように多岐にわたる事業部門を展開し、社会インフラの発展に貢献している企業です。
各事業部門は、それぞれの専門分野で高度な技術と経験を活かし、信頼性の高い製品・システムを提供しています。
東芝インフラシステムズの詳細な事業内容は、以下参照ページで確認してみてください。
東芝インフラシステムズで働いている社員は?
平均勤続年数は?
東芝インフラシステムズの平均勤続年数は、およそ17.2年です。
この数値は国内の他の企業と比較しても非常に高く、社員の定着率が良いことを示しています。
平均年収は?
東芝インフラシステムズの平均年収は、672万円です。
国内の平均年収と比較しても高く、業界内でも好待遇と言えるでしょう。
平均残業時間は?
東芝インフラシステムズの平均残業時間は、月あたりおよそ31.4時間です。
日本の企業全体の月平均残業時間とほぼ同等であり、労働環境は標準的と言えます。
平均ボーナス額は?
インターネット上の情報だけでは分かりませんでした。
しかし、東芝インフラシステムズの平均年収から、平均ボーナス額は108万円程度と推測できます。
理由は、国税庁の民間給与実態統計調査によると、平均給与に占める賞与額の割合は約16%だからです。
あくまで参考程度にしておいてください。
どんな社風なの?
東芝インフラシステムズは、社員一人ひとりがその能力を最大限に発揮し、いきいきと働ける環境です。
法令順守意識が高く、社員の相互尊重や風通しの良さも一定の評価を得ています。また、育児や介護を支援する制度も充実しており、社員の生活と仕事の調和を図る取り組みも行われているのです。
福利厚生についても、住宅費補助や通勤手当(全額支給)、次世代育成手当などの諸手当が充実しています。
また、年次有給休暇やライフサポート休暇、看護・介護休暇など、多様な休暇制度も整備されています。
このように、東芝インフラシステムズは社員が安心して働ける環境を提供し、長期的なキャリア形成を支援する企業です。
就職偏差値・難易度および業界での立ち位置
東芝インフラシステムズ株式会社の業界における立ち位置を紹介します。
社会インフラ事業は、国内外で競争が激しい分野です。
しかし、東芝インフラシステムズは以下の要因により、業界内で独自の強みを持っています。
高い技術力とブランド力
東芝インフラシステムズは、長年にわたり培ってきた高い技術力と強いブランド力を誇ります。
特に、鉄道システムや電波システムなどの分野でトップシェアを持ち、信頼性の高い製品・システムを提供しているのです。
公共性の高い顧客基盤
同社は、社会の重要なライフラインを支える公共性の高い顧客に向けて製品・システムを提供しています。
これにより、安定した需要と長期的な顧客関係を築いています。
分社体制による迅速な意思決定
2017年に分社化されたことにより、経営に関わる決定をスピードアップし、迅速に市場のニーズに対応できる体制を整えています。
これにより、競争力を高めているのです。
多様な事業ポートフォリオ
東芝インフラシステムズは、社会システム、電波システム、セキュリティ・自動化システム、鉄道システム、産業システム、ビル・施設ソリューションなど、多岐にわたる事業を展開しています。
この多様性が、経済環境の変動に対するリスク分散を可能にしているのです。
強固な顧客との結びつき
歴史に裏打ちされた顧客との強い結びつきがあり、それぞれの顧客に応じた独自の営業スキル・技術を持っています。
これにより、顧客のニーズに的確に応えることができるのが強みです。
環境問題への貢献
インフラ設備の提供を通じて、環境問題の解決にも積極的に取り組んでいます。
再生可能エネルギーシステムやエネルギー管理システムの開発・提供により、持続可能な社会の実現に貢献しているのです。
以上の理由により、東芝インフラシステムズは、競合他社にはない独自の強みを持ち、業界内で確固たる立ち位置を築いているといえるでしょう。
会社名 | 売上高 | 平均年収 | 就職難易度・偏差値 | 社風 |
東芝インフラシステムズ | 6,932億円 | 672万円 | 59 | 技術力を重視、社会インフラ事業に特化した専門性の高い企業 |
三菱電機 | 4兆7,195億円 | 650万円 | 58 | 技術志向が強く、社員の働きぶりも堅実 |
日立製作所 | 8兆9,776億円 | 650万円 | 60 | グローバル展開が盛んで社員の国際性が高い |
富士電機 | 9,653億円 | 600万円 | 56 | 電機メーカーらしい堅実な社風 |
主な競合は、三菱電機や日立製作所、富士電機などの大手総合電機メーカーです。
これらの企業は売上規模が大きく、グローバル展開が盛んで技術力が高いのが特徴です。
一方、東芝インフラシステムズは社会インフラ事業に特化した専門性の高い企業であり、公共性の高い顧客基盤を強みとしています。
東芝インフラシステムズの新卒募集要項について
東芝インフラシステムズは、エネルギー業界のリーダーとして、次世代のエネルギーソリューションを提供するために優秀な人材を募集しています。
新卒採用においては、充実した研修制度や福利厚生が整っており、社員の成長と働きやすさを重視しています。
大学、大学院卒の初年度月収は、250,000円〜です。
交通費や各種手当も別途支給されます。
各種保険完備、交通費全額支給、住宅手当、家族手当、通勤手当など、充実した福利厚生が整っています。
また、育児・介護休業制度も完備されています。
さらに、フレックスタイム制度も導入されており、ワークライフバランスを重視した働き方が可能です。
東芝インフラシステムズは社員一人ひとりの成長と働きやすさを重視し、人々の生活に欠かせない製品を提供するために、優秀な人材を積極的に募集しています。
事業内容 | 社会インフラ事業関連の製品・システムの開発、製造、販売、サービス |
支社・支店・営業所 | 札幌、仙台、富山、名古屋、大阪、高松、広島、福岡など |
初任給 | 学部卒 250,000円 修士卒 275,000円 博士卒 324,500円 / 昇給年1回、賞与年2回(2024年度4月実績) |
諸手当 | 住宅費補助、通勤手当(全額支給)、次世代育成手当 等 |
勤務時間 | 本社8:30~17:15 標準労働時間7時間45分 ※フレックス制 ※勤務時間は事業所毎に定める。 |
休日休暇 | 休日:完全週休2日制(土曜・日曜)、祝日 休暇:年末年始休暇、年次有給休暇、赴任休暇、看護休暇、介護休暇、ライフサポート休暇、特別休暇(ステップアップ休暇)等 |
福利厚生 | 社宅・寮 / 独身寮、家族社宅 諸制度 / カフェテリアプラン(選択型福祉制度)、積立年金等 |
求める人材
東芝インフラシステムズが公表している「求める人材」について解説します。
東芝インフラシステムズは、インフラ業界のリーディングカンパニーとして優秀な人材を求めています。
東芝インフラシステムズが求める人材像は以下の通りです。
1.「アタリマエ」を共に創って行ける人材
東芝インフラシステムズは、社会インフラを支える企業として、時代と共に変遷する「アタリマエ」を常にアップデートし続けることを重視する会社です。
そのため、既成概念に捉われない発想と技術で新しい価値を創造し続ける挑戦心とグローバルな視野を持ち、地道で根気強い取り組みを共に進めていける人材が求められるでしょう。
2.誠実で倫理観のある人材
社会インフラに関わる企業として、東芝インフラシステムズは社会に対して誠実であることが大前提です。
社会に暮らす人々に真摯に寄り添い、お客様やパートナー企業と共に社会・産業インフラをより身近で豊かなものに変革していくためにも、強い倫理観を持つ人材が求められます。
3.仲間とのコミュニケーションを大切にする人材
東芝インフラシステムズの製品・サービスは、社内の仲間だけでなく、お客様やパートナー企業とのコラボレーションによって創造されています。
そのため、コミュニケーション能力が高く、チームワークを大切にし、多種多様な職種の人と協力して仕事を進められる人材が必要です。
以上の3つの要素は、東芝インフラシステムズが求める人物像の重要なポイントです。
エントリーシートや面接では、これらの要素を意識して選考に臨んでください。
新卒採用の選考フロー
東芝インフラシステムズの新卒採用の選考フローについて解説します。
①新卒エントリー
東芝インフラシステムズの公式サイトから、新卒エントリーをしましょう。
必要事項を入力し、マイページ登録をすれば完了です。
②エントリーシート
東芝インフラシステムズのエントリーシートの代表的な質問内容は、下記の通りです。
- ガクチカ
- 入社してやりたいこと
- 東芝インフラシステムズを選んだ理由
提出したエントリーシートをもとに選考が実施されます。
記載する内容をしっかりと突き詰め、まずは書類選考の通過を目指しましょう。
書類選考の通過率がアップするエントリーシートの書き方については、以下の記事を参考にしてください。
③適性検査の受検
東芝インフラシステムズの社員として、必要な学力や適性があるかを確認するためのテストです。
性格診断などもあるので、取り繕わずにありのまま記入しましょう。
適性検査後は、テストの結果やエントリーシートをもとにした書類選考があります。
以下のページもぜひ参考にしてください。
④一次面接
東芝インフラシステムズは、適性検査・エントリーシートの合格者を対象に面接を行います。
質問内容は、基本的にエントリーシートに書かれている内容の深掘りです。
「なぜ」「どうして」と深く追及されることを想定しておきましょう。
東芝インフラシステムズは学ぶ意志のある人材を求めているので、就活生の考えの深さや一貫性を見ています。
しっかりと選考対策をして面接に臨んでください。
採用担当者に好印象を与える面接のコツは、以下の記事を参考にしてみましょう。
⑤最終面接
最後は役員との面接です。
一次面接よりも掘り下げた質問がされるでしょう。
これは、東芝インフラシステムズの志望度や勤務意欲を確認するためです。
東芝インフラシステムズへの熱い思いをぶつけて、ぜひ内定を勝ち取ってください。
⑥内定
最終面接を通過すれば内定が出ます。
採用大学
東芝インフラシステムズの採用大学に関する情報は、ネット上に存在しませんでした。
しかし、とても高い求人倍率や給与水準を鑑みると、学歴フィルターはある程度存在するでしょう。
東芝インフラシステムズの内定を得るためには、エントリーシートをはじめとする選考対策が重要です。
就職偏差値・難易度
東芝インフラシステムズの就職偏差値・難易度はある程度高い水準といえます。
その理由は次の3つです。
- 大手インフラ企業で求人倍率が高いから
- 平均年収が業界全体で見ても高水準だから
- 福利厚生や待遇も業界全体で見ても高水準だから
基本的な質問である「ガクチカ」「志望動機」に的確に答えられれば、採用の確率はグッと高まります。
本記事を参考に選考対策をして、ぜひとも内定を勝ち取りましょう。
就職偏差値・難易度については、以下の記事も参考にしてみてください。
まとめ
東芝インフラシステムズは、神奈川県川崎市に本社を置く社会インフラ事業を担う企業です。
主な事業は、社会システム、電波システム、セキュリティ・自動化システム、鉄道システム、産業システム、ビル・施設ソリューションの開発・製造・販売です。
長年にわたり培ってきた高い技術力と信頼をもとに、公共性の高い顧客に対して製品・システム・サービスを提供しています。
また、IoTやAI技術を取り入れ、より安全で快適な社会インフラシステムの構築を目指している会社です。
就職難易度は比較的高く、技術力や専門知識が求められるため、しっかりとした準備が必要です。
特に、社会インフラの発展に貢献したいという強い意志を持つ人材が求められています。
まずは東芝インフラシステムズが求める人材像をしっかり理解した上で、採用担当者の目に留まるエントリーシート作成から始めてください。
本記事を参考に選考対策をして、ぜひ東芝インフラシステムズの内定を目指しましょう。