【企業分析】第一三共の就職難易度・採用大学・選考対策を徹底解説

【企業分析】第一三共の就職難易度・採用大学・選考対策を徹底解説

2024/5/25更新

はじめに

第一三共株式会社は、東京都中央区に本社を置き新薬・後発医薬品を開発する製薬業界に属する企業です。

今回はそんな第一三共の企業研究するための基礎知識や社風、選考対策などをご紹介します。

第一三共への就職に興味がある以下のような就活生を対象に、企業分析しています。

対象
  • 第一三共の仕事内容が気になる
  • 第一三共の就職難易度を知りたい
  • 第一三共の選考対策として何をすれば良いかわからない

 

また、医薬品業界については、以下の記事で概観しているので、ぜひご覧ください。

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この記事の結論

第一三共の就職難易度

先にこの記事の結論からお伝えすると、第一三共の就職難易度はかなり高いです。

しかし、採用大学はさまざまな偏差値帯や種類の学校の実績があるので、選考対策をしっかり行えば、内定を獲得できる可能性は十分にあるでしょう。

一方で、選考条件に文理系や卒業した学位によって応募できる職種は異なるため、注意してください。

さらに、TOEICスコアが730以上や非喫煙者が望ましいなど、推奨される項目もあるため事前に確認しましょう。

職種としては、研究、開発、安全性情報管理担当など多岐にわたります。

次の章から各内容や、その他就活に役立つ情報を紹介しますので、ぜひ最後まで読んでください。

 

第一三共について

第一三共とは

出典元

ブランドロゴ|第一三共株式会社

会社概要

第一三共は、革新的医薬品を継続的に創出し、多様な医療ニーズに応える医薬品を提供することをミッションに掲げている企業です。

事業は国内医薬品事業、グローバル医薬品事業に分かれています。

日本国内外で、新薬や後発医薬品の開発に注力し、治療満足度が不十分な分野や治療法が確立されていない分野に対応しています。

これらの事業は、顧客の多様なニーズに応えるための多角化戦略の一環として進められているのです。

この背景から、第一三共はアメリカやヨーロッパを中心に、アジアを含む広範な地域で海外展開を進めていると言えるでしょう。

 

各事業別の売上規模

第一三共の各事業別の売上規模

第一三共の2023年度の総売上高は1兆6017億円で、純利益は2,116億円でした。

この売上は、日本、北米、欧州、その他の地域からの収益によって構成されています。

それぞれの事業分野での売上高は以下の通りです。

売上高
  • 日本: 売上高は7,177億万円で、前年同期比34.53%増
  • 北米:売上高は4,406億円で、11.09%増
  • 欧州:売上高は2,867億円で、40.06%増
  • その他の地域: 売上高は1,566億円で、8.98%増

 

各事業セグメントの解説

第一三共の主な事業セグメントは以下の通りです。

事業部門活動内容
イノベーティブ医薬品血栓塞栓症予防に有効なリクシアナ、末梢性神経障害性疼痛治療剤のターリジェなど未充足の医療分野へのニーズに応えるための開発。
ワクチン感染症の制圧・根絶を目標に社会全体を守るために、ワクチンを開発。

必要なワクチンの安定供給にも努めている。

OTC医薬品総合感冒剤のルル、鎮痛効果のあるロキソニン、胃痛・胸焼けに効くガスター10など普段の生活を支える医薬品の開発。

 

OTC医薬品は感冒症状、鎮痛剤などコンビニやドラッグストアで身近に販売されている商品が多いです。

一方、医療分野で活躍する医薬品の開発を進めており、まだ十分な治療ができない病気や医薬品が足りていない地域への供給に努めています。

 

第一三共で働いている社員は?

第一三共で働いている社員像

平均勤続年数は?

第一三共の平均勤続年数は20.3年です。

業界動向サーチの調査によると、「製薬業界勤続年数ランキング」で2位にランクインしています。

3位以降は19年以下であることを考えると、業界内でも上位の勤続年数といえるでしょう。

平均年収は?

2023年度の第一三共の平均年収は、1,100万円でした。

全国平均の年収が458万円であることを考えると、全国平均よりも高い水準です。

また、同じ製薬業界の上場企業平均年収は771万円でした。

営業職や開発食でも大きく異なるため、希望する職種の給与は事前に確認しておきましょう。

平均残業時間は?

第一三共の従業員の平均残業時間は、1ヵ月あたり8.1時間でした。

直接残業時間を公開しているわけではありませんが、総労働時間1,880時間との発表はあったのでそこから逆算しています。

年間休日120日、有休15日、1日7時間45分勤務する場合の計算結果です。

厚生労働省の調査では医療・福祉業界が5時間のため、業界平均よりは長い可能性があります。

平均ボーナス額は?

インターネット上の情報だけでは分かりませんでした。

しかし、第一三共の平均年収から、平均ボーナス額は176万円程度と推測できます。

理由は、国税庁の民間給与実態統計調査によると、平均給与に占める賞与額の割合は約16%だからです。

あくまで参考程度にしておいてください。

また、第一三共は年に7月と12月の合計2回ボーナスが支給されます。

どんな文化なの?

第一三共は「One DS Culture」という社風を掲げています。

これは、一人ひとりの社員がさまざまな課題を乗り越えながらいきいきと働ける企業文化を目指したものです。

具体的には、日本国内外問わず、社員全員が協力して企業理念を実現できる環境を整えているのです。

これには、社員同士が連携できる仕組みや、失敗を歓迎し、成長の機会と捉える風土が含まれています。

 

就職偏差値・難易度および業界での立ち位置

製薬業界の中での第一三共の立ち位置

競争が激しい製薬業界の中での第一三共の立ち位置をご紹介します。

売上高を参照し、他社と比較してみても、兆を超えるトップ企業だということがわかります。

理由として以下の要因が考えられるでしょう。

  1. サイエンス&テクノロジー:100年以上続く創薬会社として、製薬技術のノウハウが蓄積されています。
    その知識と経験を生かした医薬品開発が可能です。
  2. グローバル組織と人材:年齢、国籍などは問わず適性ある人材がリーダーに抜擢される環境があります。
    さらに、リーダー候補生には海外留学や多岐にわたる研修を受け、グローバルな視点を獲得してもらいます。
  3. 日本でのプレゼンス:第一三共は、医薬品の開発以外にも営業に力を入れています。

 

その結果、医療現場から高い評価を獲得し、強固な信頼関係を築いています。

以上の要素により、第一三共は製薬業界の中でもトップクラスの売上高を生み出していると考えられるでしょう。

参考までに競合4社の情報もまとめてみたので、ご紹介します。

会社名売上高(2023年)平均年収就職偏差値・難易度社風
第一三共1兆6017億円1,100万円65One DS Culture
武田製薬4兆2637億円1,097万円66タケダイズム
アステラス製薬1兆5186億円1,061万円64One Astellas
大塚製薬2兆186億円1,045万円65失敗や挑戦を歓迎

第一三共の新卒募集要項について

以下に第一三共の新卒募集要項についてまとめました。

文理系や卒業・修了した学位により、応募できる職種が異なるため注意してください。

また、健康関連産業として非喫煙者の採用を推進しているため、採用に多少の影響はあるでしょう。

各項目詳細
職種研究職

開発職

ファーマコビジランス職

MR

コーポレートスタッフ

給与(2025年初任給)学士(4年制):255,000円

修士・学士(6年制):279,000円

博士(3年制):313,000円

博士(4年制):319,500円

賞与年2回(7月、12月)
研修制度階層別研修、マネージャー育成研修、選抜リーダー研修、ビジネス通信講座、公開セミナー、スキルアップ研修、英語力強化
福利厚生事業所内保育施設、医療関連支援、各種社会保険完備、社宅制度、財産形成支援制度、自己啓発支援(ビジネス通信教育支援、ビジネススキルアップ研修、語学力強化支援等)

求める人材

第一三共が求める人材

第一三共では、求める人材として下記のものを公表しています。

グループ会社の1つであるため、他のグループ会社でも共通になっている可能性が高いです。

全体最適の視点

課題に対して広い視点で全体を把握し、組織としての成果を第一として行動できる人材を求めています。

自己満足感や目先の利益を優先するのではなく、企業や社会としての利益を重要視しましょう。

さらに、年齢、国籍、宗教など価値観が異なる人材とでも積極的にコミュニケーションを取り、課題解決に向けて前進できる人材は評価されやすいです。

自分の考えにこだわるのではなく、同僚や上司などの意見も柔軟に取り入れながら業務に携わりましょう。

プロフェッショナル人材

高い専門性を持ち、成果を継続して出し続けられる人材が求められています。

そのため、自分の成長のために少し届かない位置に目標を設定し、達成に向けてPDCAサイクルをしっかり回せる人材が評価されます。

製薬業界は、たった1つのミスで患者様の健康被害や社会からの信用消失につながります。

自分の仕事にどれだけプロ意識を持てるのかや、成長のために日々勉強を続けられるかなど意識しましょう。

 

以上の2つは、第一三共の採用メッセージの「どんな願いからも目をそらさない」につながっていきます。

さらに成長していきたい人は、自己成長申告制度や自己啓発研修、職種別研修などさまざまな研修を受けられるでしょう。

うまく活用し、より評価される人材に成長していくことが可能です。

エントリーシートや面接中にこれらの意識を持っている人材かどうかが見られるので、ぜひ意識して選考に臨むといいでしょう。

新卒採用のフロー

第一三共の選考は、下記の通りの選考フローです。

面接では志望動機などのスタンダードな質問の他、人柄をチェックする質問も多いのが特徴です。

選考対策として、入社意欲や将来のプランが明確であるかどうかが重視されます。

今後のキャリアを形成していく上で必須事項なので、明確にしておきましょう。

①新卒エントリー

第一三共公式サイトの新卒エントリーボタンより、必要事項を入力して登録します。

②会社説明会、エントリーシート、筆記試験

第一三共のイメージを具体的に理解するための会社説明会です。

会社説明会に参加した人のみ、エントリーシートの記入と筆記試験に参加できます。

全員がエントリーシートと筆記試験が受けられるわけではないため注意しましょう。

以下は口コミで見られたエントリーシートの記入事項です。

記入事項
  • 志望動機
  • 入社後に挑戦したいこと
  • 学生時代に力を入れたこと

このように、基本的なことが聞かれるでしょう。

会社説明会で書くことになりますので、参加する前に準備して臨んでください。

 

以下に参考になる記事を紹介します。

③一次面接

一次面接はオンラインで行われ、学生1人に対して面接官1〜3名で実施されるでしょう。

所要時間は30分程度です。

面接の最初は10分程度で、学生時代の研究内容をプレゼンテーションします。

その後は自己紹介や志望理由、製薬業界を選んだ理由などが聞かれますので、自分の答えを見つけておきましょう。

以下に口コミで確認できた質問事項を紹介します。

質問
  • 志望理由
  • 研究で苦労した点、またどうやって乗り越えたか
  • 学生時代に力を入れたこと
  • 第一三共に対するイメージ

④二次面接

二次面接は、オンラインかつ学生1人対して面接官1〜3名で実施されます。

時間は30〜60分程度です。

一次面接に続き、自己PRなどの一般的な質問の他、入社に対する理由や熱意について確認されます。

一次面接よりは回答を深掘りされるため、矛盾しないように注意しましょう。

以下に口コミのあった質問事項を紹介します。

質問
  • 志望動機
  • 自己PR
  • 希望部署
  • 他社の選考状況
  • 入社後に挑戦したこと
  • 医薬品に関わりたいと思ったきっかけ

質問数も増え、内容も深堀されるため、事前に準備しておきましょう。

また、入社後にどういう人材になりたいかについて考える際は、第一三共が求める人材と合致するか意識してください。

 

以下のページも確認してぜひ内定を勝ち取ってください。

⑤最終面接

最終面接は、東京オフィスで対面で実施されます。

学生1人に対して面接官2〜5名程度です。

時間は20〜30分程度です。

最終面接のため、入社したいという熱意や志望理由の確認に多くの時間が割かれるでしょう。

自分がなぜ第一三共を志望するのかを論理的に説明できるように、改めて準備しておきましょう。

以下に口コミのあった質問事項を紹介します。

質問
  • 志望動機
  • 自己PR
  • 希望部署
  • 他社の選考状況
  • 入社後に挑戦したこと
  • キャリアプラン
  • 第一三共の良さ

⑥内定

複数回の面接を突破して内定が決まります。

採用大学

第一三共の採用大学の実績を以下に掲載します。

最難関大学から標準的なレベルの大学まで幅広く採用されており、いわゆる学歴フィルターはないと考えられるでしょう。

<大学>

青山学院大学、大阪大学、大阪教育大学、大阪市立大学、大阪府立大学、大阪薬科大学、関西大学、関西学院大学、学習院大学、北里大学、九州大学、京都大学、近畿大学、慶應義塾大学、甲南大学、神戸大学、神戸学院大学、神戸薬科大学、駒澤大学、静岡県立大学、昭和大学、昭和薬科大学、上智大学、千葉大学、中央大学、東京大学、東京薬科大学、富山大学、同志社大学、名古屋大学、名古屋市立大学、日本大学、日本女子大学、広島大学、福岡大学、法政大学、明治学院大学、立命館大学、和歌山大学、早稲田大学

 

上記には偏差値が高い大学も採用大学にありますが、第一三共は多様な学生層から積極的に採用しています。

よって、学歴のみが原因で不採用になることは考えにくいです。
しっかりとエントリーシートや面接を対策して、内定を獲得できるようにしましょう。

就職偏差値・難易度

それでは、ここまでの内容を踏まえて、第一三共の就職偏差値・難易度を見てみましょう。

結論として、偏差値・難易度はかなり高いです。

その理由として以下の3点が挙げられます。

理由
  • 応募希望者の偏差値が高いから
  • 平均給与が1,000万円を超えているから
  • 応募条件が細かく設定されているから

よって、頻出質問である「学生時代に力を入れたこと」や「志望動機」など基本的な事項をしっかりと対策しましょう。

さらに、ほかの就活生と差別化するために、自己PRや入社後に挑戦したいことなどを明確にしておくといいです。

就活生の偏差値が高い、応募条件が細かいなど、自分にはハードルが高いと感じても、全国の就活生も同じことを考えています。

第一三共に魅力を感じたのであれば、その気持ちを面接官にぶつけましょう。

学歴のみを見て選考しているわけではないので、チャンスはあります。

 

就職偏差値・難易度については、以下の記事も参考にしてみてください。

まとめ

第一三共は、医療用医薬品やワクチンなどを製造する製薬業界に属する企業です。感冒症状を抑える薬や、胃腸薬と日々の生活を支える医薬品も扱っています。

このことから、多様化する医療ニーズを叶えたいという気持ちが伺えるでしょう。

第一三共は製薬業界の中でもレベルが高い企業なので、企業研究しているか否かで就活での結果は変わってきます。

しかし、学歴のみを重視する企業ではないので、全員に等しくチャンスがあります。

対策をしっかり行って選考に臨みましょう。

ぜひこの記事を参考にして励んでくださいね。

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