社内SEとは?新卒で就職はやばい?仕事内容とメリットを解説

社内SEとは?新卒で就職はやばい?仕事内容とメリットを解説

2020年4月25日更新

はじめに

「社内SEって、どんな職種なんだろう」

「新卒で社内SEに就職するのは、実際どうなのだろうか」

 

こんな風に思っている方も多いのではないでしょうか?

 

そこで本記事は、

・社内SEの仕事内容

・新卒で社内SEとして就職するメリット・デメリット

について解説します。

 

新卒で社内SEとして就職するメリット・デメリットを知りたい人や、

社内SEという職種について知りたい人には必見の記事です。

 

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1.社内SEの仕事内容3つ

まずは、

社内SEとして就職した場合の仕事内容について見ていきましょう。

 

主な業務内容は以下の3つです。

・社内で使用するシステムの企画および開発

・社内ネットワークやITリソースの保守・運用

・社内での問い合わせ対応

それぞれ解説します。

 

 

1-1. 社内で使用するシステムの企画および開発

 

まずは、社内で使用するシステムの企画および開発です。

 

現在は大手企業はもちろん、中小企業であっても

ITは利用せざるを得ないような状況にあります。

 

しかし、ITによる社内システムを構築しようとすると、

大きなコストがかかってきます。

資金力のある大手企業ならコンサルティング会社に頼めばいいかもしれませんが、そうでない企業は難しいでしょう。

 

そこで社内SEが役に立ちます。

社内SEは現状の業務を分析し、

 

・どのようなシステムが必要であるか

・どの程度労働時間を削減できるか

 

など様々な要素を計算し、システムの導入を企画します。

そして、自社もしくは外注によってシステムを開発することが

主な仕事の1つです。

 

 

1-2.社内ネットワークやITリソースの保守・運用

 

2つ目は、社内のネットワークやITリソースの保守・運用です。

例えば、OSやWindowsのアップデート

あるいはウイルス対策ソフトの管理など社内SEが行うケースがあります。

 

また、社内といえども、各部署で保持している情報を他の関係がない部署で閲覧できるのは問題です。

 

その対策として、

ネットワークの権限やアクセスできる人間を制限するといったことも社内SEの重要な仕事です。

 

 

1-3. 社内での問い合わせ対応

 

社内の様々な人からの問い合わせに対応することも、1つの仕事です。

 

というのも、

社内にはITリテラシーが高い人もいれば低い人もいます。

 

例えば、操作方法を誤ってエラーが発生したり、

PCが動かなくなるといったことも珍しくありません。

 

このようなITに関する窓口的な機能も社内SEの重要な仕事であるといえます。

 

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2.新卒で社内SEに就職するメリット

新卒で社内SEとして就職することは、

一般的に難しく、また適性が分かれるところでもあります。

 

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しかし、

自分が将来どのようなSEになりたいのか」

によっても変わってきますので、

自分にとってメリットがあるのかどうか、見極めることが大切です。

 

自分の将来なりたい姿から逆算し、

下記のメリット・デメリットを参考に改めて考えてみましょう。

 

 

新卒で社内SEとして就職するメリットは以下の2つです。

・経営的な視点をもちシステムについて考えられること

・ユーザーとの距離が近い

それぞれ解説します。

 

 

2-1.経営的な視点をもちシステムについて考えられること

 

システム導入の判断を通して、

経営的な視点を養うことができるようになります。

 

というのも社内SEとして就職すると、

自社で使用するシステムについて長いスパンで関わるようになります。

 

そのため、システム導入や改善を検討する際、

「本当に社内で必要なのか?」

という判断が求められます。

 

そのようなシステム導入に関する判断は、

普通のSEではなかなか経験できません。

 

そのため、普通のSEと比較しても

経営的な視点を持つことができるようになり、

 

将来違う企業へ転職することになったとしても

「経営的な判断もできるSE」として

重宝されるに違いありません。

 

 

2-2.ユーザーとの距離が近い

 

社内SEとして構築したシステムのユーザーは、社員であるため

ユーザーとの距離が近いこともメリットであるといえます。

 

例えば、SIerだったりすると、

開発したシステムを利用するユーザーと接点を持たないことがほとんどです。

 

同様にweb系のエンジニアであっても、

ユーザーと直接コミュニケーションをとる機会は少ないはずです。

 

しかし、社内SEの場合は社員がユーザーなので、

システムに対する改善の意見、あるいは感謝の気持ちなど

ユーザーの声を感じ取りやすい環境にあります。

 

ユーザーの声を感じながら仕事をしたい人にとっては、

非常に魅力的な点ですね。

3.新卒で社内SEに就職するデメリット

メリットと同様に社内SEで就職するデメリットも2つあります。

・人手不足に陥りやすい

・スキルアップの機会が少ない

それぞれ解説します。

 

 

3-1.人手不足に陥りやすい

 

企業のトップや経営層にITへの理解はない場合、

人手不足に陥りやすいことがデメリットになります。

 

というのも、

社内SEが属するような部門は、経営的には利益を上げるような構造でないため、人件費を削減されやすいからです。

 

その結果、1人あたりの業務量を超えるようなタスクを抱えてしまうこともあります。

 

そのため、事前に社内SEの業務を確認しておいたり、

経営陣にITへの理解がありそうかを確認しておきましょう。

 

 

 

3-2.スキルアップの機会が少ない

 

社内SEで就職した場合、SIerやWeb系の企業と比べて

スキルアップの機会が少ないこともデメリットとして挙げられます。

 

デメリットである理由は、

SIerやWeb系の企業の案件だと、流行りの技術や新しい技術を採用することも珍しくないからです。

 

この新しい技術を採用する企業には、

企業の方針や独自性、あるいは求人対策としてアピールするような意図があります。

 

一方、社内SEの業務内容は多くが社内システムに関わるものであり、

社内システムに関する仕事はより正確で最適な仕事が求められます

 

その結果、新しい技術を採用するのはリスクでしかなくなるため、

新しい技術に触れる機会が少ないです。

そのため、スキルアップの機会も少ないといえるでしょう。

4.新卒で社内SEとして就職するのは難しい

社内SEについて解説してきましたが、

新卒で社内SEとして就職するのは一般的には難しいとされています。

 

というのも、

新卒かつ社内SEという求人が非常に少ないからです。

 

社内SEの募集というのは基本的に中途採用であったり、

経験者を優遇する傾向にあります。

 

その上、転職においても非常に人気の職業であると言われています。

 

そもそも社内SEの数が少ないため、

新卒を育成できる余裕がない企業はほとんどなのでしょう。

 

もちろん、社内SEとしてではなく、

「情報システム」のような部への配属を期待して大手企業に入社するのもアリですが、

「情報システム」のような部に配属されるかどうかは、入社して配属が決定するまでわかりません

 

どうしても社内SEとしての就職を希望する場合の選択としては、

かなりリスクが高いといえます。

 

しかし、社内SEの仕事内容をみて魅力に感じたのであれば、

社内SEを目指すべきでしょう。

確かに狭き門ではありますが、可能性は誰にでもあるといえます。

 

逆に社内SEに興味がわかない場合は一般的なSEとして就職し、

スキルアップを目指す方がいいのではないでしょうか?

 

スキルアップをした後に、

社内SEへの転職を検討するのも遅くはないはずです。

5.新卒でSEとして就職するスキルを得るには?

最後に、

社内SEではなくまずは一般的なSEとして就職するため、

学生のうちから身につけておきたいスキル獲得方法について紹介します。

 

もちろんこの限りではありませんが、

社内SEとして将来キャリアを考えているのであれば、

まずはこの方法から始めてみるのが堅実かもしれませんね。

 

 

5-1.スクールに通う

 

日本でも、小学校でプログラミングが必須となったように、

現在世界的に、ITスキルの底上げに注力されています。

 

Tech CAMPやGEEK JOBなどのスクールは、

期間とお金こそかかりますが、独学で学ぶよりも遥かに効率よく、学習が進められます。

 

詳しくは下記記事の中で紹介しているので、

参考にしてみてください。

 

エンジニアは未経験でもなれる?需要はどのくらい?

 

 

5-2.資格を獲得する

 

経験の無い新卒を採用してもらうには、

実践的なスキルを身につけていることに加え、

公的資格でアピールするのもの手です。

 

特に、最も多くのエンジニアが獲得している国家資格、

IPA(独立行政法人情報処理推進機構が実施している

基本情報技術者試験」は

SEであれば持っておきたい資格です。

 

SEの登竜門とも言われており、就職後もいずれ必要になる資格かと思いますので、

「既に一定のスキルもある」という方は、

チャレンジしてみても良いかもしれませんね。

 

まとめ

本記事は、

新卒で社内SEとして就職するのはやばいのかどうか判断するため、

メリットやデメリット、社内SEの仕事内容について解説しました。

 

皆さんの目に、社内SEはどのように映ったのでしょうか?

魅力的に感じたのであれば、

求人を探して応募するなどしてもらえればと思います。

 

しかし、大事なことは自分で判断をすることです。

答えを探すのではなく判断材料を集めて、

その情報を参考に最後は自分で決めましょう。

 

実際のところ自分で決めたのであれば後悔することもないはずです。

 

本記事が新卒で社内SEとして就職するメリット・デメリットを知りたい人や、

社内SEについて知りたい人の参考になれば幸いです。

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