【新卒就活生におすすめ】安定した職業に就くためのコツを紹介
2024/5/15更新
はじめに
新卒就活生は、初めて会社に入社することになるので、安定した職業に就きたいと思うのではないでしょうか。
もちろん職種によって安定性は異なります。
少しでも同じ会社で長く働きたい場合は、安定した職業に就きましょう。
そこで本記事では、「新卒就活生におすすめの安定した職業」についてわかりやすく解説していきます。
- 安定した職業を知りたい
- 安定した職業に就くためのコツを教えてほしい
上記のような疑問を抱く学生を対象に有益な情報をまとめていますので、ぜひ参考にしてください。
また、業界一覧については以下の記事で概観しているので、ぜひご覧ください。
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安定した職業10選
まずは安定した職業とは、どのような職業があるのか見ていきましょう。
公務員
1つ目の安定した職業は、公務員です。
安定した職業を思い浮かべたときに、公務員をイメージする人は多いです。
公務員は、民間会社と違い、利益や売上などを考える必要がありません。
もちろん営業やノルマといった言葉とも無関係です。
また公務員は国が管理しているので倒産やリストラのリスクも極めて低いです。
公務員の具体的な種類は以下の通りです。
役所勤務 警察官 消防士 公立学校の先生など |
国家公務員は全国転勤がありますが、地方公務員であれば転勤がほとんどありません。
給与が安定していることも安心ですが、退職金が他の職種に比べて高いことも魅力のひとつです。
公務員について詳しく知りたい人は、以下の記事を参考にしてください。
インフラ系
2つ目の安定した職業は、インフラ系です。
インフラ系企業とは、ガス・電気・水道・鉄道といったライフラインの運営に携わる企業です。
インフラ系は、私たちの日常生活において必要不可欠なサービスを提供しています。
例えば、ガスや電気の値段が上がったから明日から使用せずに生活する、といった行動を取る人はまずいません。
そのため、景気に左右されることがなく安定した収益を得られます。
ただし、すべての企業にあてはまるわけではないので注意しましょう。
鉄道会社はインフラ系企業に当てはまりますが、新型コロナウイルスによる影響で大打撃を受けました。
インフラに関わる業界研究については、以下の記事を参考にしてください。
自動車メーカー
3つ目の安定した職業は、自動車メーカーです。
自動車メーカーは、国の基幹産業とも言われており、労働組合が強く良好な職場環境や待遇が保たれやすいです。
電気自動車やAIなど将来的にも発展していく見込みがあります。
また自動車メーカーの売上の高い企業は顔ぶれが変わりません。
新規参入に脅かされることなく、安定した地位にいるため経営面でも心配ありません。
自動車メーカーについて詳しく知りたい人は、以下の記事を参考にしてください。
食品メーカー
4つ目の安定した職業は、食品メーカーです。
食品メーカーもインフラ系と同様に、私たちの生活に必要不可欠な商品を提供しています。
景気や社会、時代がどれだけ変わろうとも私たちの生活に「食」は欠かせません。
また新規参入が難しいことも安定している理由のひとつです。
新しく事業を立ち上げる場合、工場の建設や従業員の手配など、莫大な資金を要します。
食品メーカーについて詳しく知りたい人は、以下の記事を参考にしてください。
ITエンジニア
5つ目の安定した職業は、ITエンジニアです。
あらゆる場所でIoTが浸透したことにより、ITエンジニアの需要がうなぎ登りに増えています。
2030年までにIT人材が79万人不足するといわれているほど、多くの企業が求めています。
ITエンジニアといってもシステムエンジニアやサーバーエンジニア、Webエンジニア、セキュリティエンジニアなど、さまざまです。
状況に応じて応用の聞きやすい職業でもあるため、安定性が高いといえます。
IT業界について詳しく知りたい人は、以下の記事を参考にしてください。
プログラマー
6つ目の安定した職業は、プログラマーです。
プログラマーは、システムエンジニアが設計したシステムをプログラミングする職業です。
プログラミング言語と呼ばれるコンピューターを動かす言語を用いて、システムを開発します。
プログラマーもITエンジニアと同様に、人手不足であるため需要が高いです。
スキルさえ身につけておけば、幅広いジャンルで活躍できます。
医療・製薬系
7つ目の安定した職業は、医療・製薬系です。
医療・製薬系会社は新規参入が難しいことが安定している理由のひとつです。
研究開発は、莫大な資金・時間を要するためすぐに始められるわけではありません。
また製品を販売する場合、国からの許可が必要です。
競争がなく安定した経営を営むことができるため、安定しています。
また製造した製品を売り込んだり、広告費用をかけたりする必要もなく、利益が大きいのが特徴です。
給与も高く、土日休みが多いことも安定しているポイントです。
さらに将来性も十分にあります。
日本は少子高齢化社会が加速し、現在も将来も需要があります。
これらの理由から医療・製薬系は安定した職業といえるのです。
医療・製薬系について詳しく知りたい人は、以下の記事を参考にしてください。
損害保険会社
8つ目の安定した職業は、損害保険会社です。
損害保険会社は、自動車・火災・事故などの保険を取り扱い、損害が発生した場合に保険金を支払う会社です。
自動車事故や自然災害などのリスクを懸念する人は多く、需要が高まっています。
また給与が高いことも魅力的です。
損害保険について詳しく知りたい人は、以下の記事を参考にしてください。
政府系金融機関
9つ目の安定した職業は、政府系金融機関です。
政府系金融機関は、出資金を政府が出しており、公共性の高い事業を多く手がけています。
銀行といえばメガバンク(三菱UFJ銀行・三井住友銀行・みずほ銀行など)を思い浮かべるかもしれませんが、メガバンクと引けを取らない安定感があります。
代表的な政府系金融機関といえば「日本政策金融公庫(JFC)」「日本政策投資銀行(DBJ)」「国際協力銀行(JBIC)」などです。
旧財閥系企業
10個目の安定した職業は、旧財閥系企業です。
かつて日本には、政府と関わりを持つほどの影響力のある巨大な企業グループがありました。
日本の四大財閥は、「三井財閥」「住友財閥」「三菱財閥」「安田財閥」です。
どれも馴染みのある名前ばかりで、ブランド力の高さや業績の高さ、給与の高さなど、どれを見ても安定感があります。
100%倒産しないとは言い切れませんが、他の企業に比べても安心感は別格です。
旧財閥系企業について詳しく知りたい人は、以下の記事を参考にしてください。
安定した職業とは
安定した職業の一例を紹介してきましたが、そもそも安定した職業とはどのような職業なのか説明します。
安定した職業に就きたいと思う人が増えている
新型コロナウイルスの影響を受けて、就活生の意識が変化しています。
以下の図は「paiza株式会社によるコロナ禍における就職活動に関するアンケート」の結果です。
33.3%の人が「安定した企業に就職したくなった」と答えています。
就職に対する意識が変わり、安定を求める人が増えている時代です。
競争率も激化することが予想されるため、しっかりと対策をしておきましょう。
時代とともに「安定」の基準が変わる
結論から言うと安定した職業に定義はないため、何を持って「安定」とするかは人それぞれです。
ひと昔前では「終身雇用制度・年功序列制度」といった制度がある企業は安定している、という考え方を持っていた人も少なくありません。
ただし、これらの制度は崩壊しつつあり、現在の安定にはつながりません。
現在は、実力主義へと転換している傾向があります。
スキルを身につけ、そのスキルを還元しつつ自分でも稼ぐことが必要です。
副業を解禁する企業も増えており、会社に頼らず自分で安定を求める人も増えています。
「安定」の基準が変わりつつある現在において、何を安定とするか自分なりに考えてみましょう。
安定した職業の特徴
安定した職業に定義はありませんが、ある一定の特徴があります。
その特徴に当てはまる数が多いほど安定した企業ともいえます。
どのような特徴があるか見ていきましょう。
一定額以上の給与を得られる
生活していく上でお金は重要です。
不規則に変動する給与ではなく、一定額以上の給与が得られる状態は安定しているといえます。
給与形態には「固定給制度」と「歩合制」の2つがあり、安定を求めるなら固定給制度を選びましょう。
歩合制は、成果に応じて給与が変動するシステムです。
給与が増える可能性もありますが、もちろん減るリスクもあります。
固定給制度は、毎月一定の給与を取得できるので安定感があります。
職業を選ぶ際には、給与形態も確認しておきましょう。
経営が落ち着いている
経営が落ちいている(安定している)職業は、基本的に景気に左右されない職業です。
例えば、先に述べたインフラ系・食品メーカーなどが当てはまります。
また規模の大きい会社は、安定しやすい傾向があります。
必ずしも大手=安定とは限りませんが、規模が大きい企業は経営基盤が安定している証拠なので安定感があるといえるでしょう。
取得したスキルを転職時に生かせる
最初に就職した会社で長く働くことが理想ですが、転職する可能性もあります。
就職した会社でスキルを身につけ、そのスキルを次に生かせられる職業も安定しています。
例えば、エンジニア職は多少業務内容が変わったとしても、幅広くスキルを活用することが可能です。
時代の流れとともに、増える仕事もあれば減る仕事もあり、価値観や社会の在り方なども変わります。
こうした状況に左右されることないスキルを身につけられる職業は、安定した仕事だといえます。
ワークライフバランスを考慮している
ワークライフバランスは、仕事もプライベートも両立しながら働く仕事スタイルです。
結婚や育児、介護などに応じて、ワークライフバランスが取りやすければ、ワークライフバランスを柔軟に取れるほど経営にゆとりがあるため安定しているといえます。
高収入であっても残業が多く、プライベートの時間が取れない仕事は好ましくありません。
職業選びに置いて、給与・会社の規模などに目が行きがちですが、プライベートの安定性も重要です。
業界が成長している
安定を求めるときに、職業・企業だけでなく、その業界にも着目することが大切です。
業界として成長している場合、企業も周りの勢いに後押しされ成長していきます。
需要が高まっている業界は、市場規模が拡大するにあたって企業も業績が良くなるため将来的にも安定した収入が見込めます。
例えば、IT業界は将来的にも需要が見込まれる業界です。
近年、あらゆる企業がデジタル技術を駆使して、業務の効率化を図っています。
IT業界は、デジタルトランスフォーメーションの中核を担っており、さまざまな業界とつながりがあることから、需要が高くなっています。
女性も働きやすい環境
安定した職業とは、男女関係なく働きやすい環境が整っていることです。
女性は、結婚や出産、育児などのライフイベントがある中、働いている人もいます。
安定した職業であれば、福利厚生も整っており、男性だけでなく女性の立場を考えた職場環境を整えています。
ひと昔前では、「結婚・出産=退職」といった考え方が当たり前になっており、こうした考え方は安定とはほど遠いです。
女性だけでなく男性も育児休暇が取りやすい、マタニティハラスメントなどのハラスメント対策が整っている、といった企業こそ安定しているといえます。
倒産する企業が少ない
帝国データバンクの調査によると、2023年に倒産した会社は8,497件です。
業種別で見ると、サービス業が最も多く2,099件、次いで小売業が1,783件、小売業の中でも飲食業が768件となっています。
当たり前のことですが、倒産する可能性の低い業種ほど安定しているといえます。
倒産しやすい業種や入れ替わりの激しい業種などは、倒産のリスクが高いので避けましょう。
安定した職業に就職するコツ
結論から言えば、安定した職業に就職するためには事前準備が大切です。
自己分析や企業研究、業界研究など事前準備を整えましょう。
自己分析を徹底する
まずは自己分析して、自分の強みや弱みを知りましょう。
自分の得意なジャンルの方が、働きやすく早期退職のリスクも軽減できます。
業界や企業に関係なく、自己分析することでエントリーシートや面接時に役立ちます。
どのタイミングであっても自己分析で、自分について振り返ることはメリットになるので、就職活動が苦戦しているときや行き詰ったときなどは、自己分析から始めましょう。
自己分析のやり方については、以下の記事を参考にしてください。
就きたい職業について学ぶ
安定した職業について調べることも大切ですが、自分の就きたい職業や業界についても学ぶことも大切です。
例えば自分の就きたい職種に属している業界について学ぶことで、立ち位置を把握したり、他の職種と比較したりできます。
また魅力的な職種、そうでない職種などの比較や共通点を洗い出し、自分はその職種のどこに惹かれたのかなどをまとめましょう。
就職に有利になるスキルや資格を身につける
企業によって求めるスキルや資格は異なりますが、取得していることで選考を有利に進められます。
例えば、IT系であればプログラミングの資格、外資系であればTOEICなど、取得困難な資格であればあるほど、有利です。
資格やスキルを取得していれば、企業も即戦力として扱えるため採用率が上がります。
自分の就きたい職種に必要な資格を調べ、取得に励みましょう。
インターンシップに参加する
企業の情報は、ホームページや口コミ、就職サイトなどで得られます。
しかし、ネット上の情報だけではわからないこともあります。
そんな時は、実際に職場の様子を見て、業務を体験できるインターンシップがおすすめです。
実際に働いている社員の声や職場の雰囲気がわかるため、より濃厚な情報を得られます。
また、インターンシップに参加することで、早期選考や待遇を得られるケースも少なくありません。
自分のアピールや企業研究の深堀などメリットが多くありますので、ぜひ参加してみてください。
まとめ
新卒就活生は、初めての入社ということもあり「安定した職業に就きたい」と思う人も少なくありません。
また新型コロナウイルスをきっかけに、安定した職業に就きたいと思う人も増えています。
安定した職業の定義はないため、何を安定とするか自分の中で決めておきましょう。
本記事で紹介した安定した職業を参考に企業研究を深めてください。