【企業分析】トヨタ車体の就職難易度・採用大学・選考対策を徹底解説

【企業分析】トヨタ車体の就職難易度・採用大学・選考対策を徹底解説

2024/5/24更新

はじめに

トヨタ車体株式会社は、愛知県刈谷市に本社を置く自動車メーカーです。

乗用車や商用車、特装車などの企画・開発〜生産を主な事業としています。

今回は、そんなトヨタ車体の企業研究をするための基礎知識や社風、選考対策などをご紹介していきます。

以下のようなトヨタ車体への就職に興味がある就活生を対象に企業分析をしていますので、ぜひ最後までご覧ください。

  • トヨタ車体の仕事内容が気になる
  • トヨタ車体の就職難易度が知りたい
  • トヨタ車体の選考対策として何をすればいいのかわからない

自動車以外の業界については、以下の記事で概観しています。

ぜひご覧ください。

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この記事の結論

桜

先に本記事の結論からお伝えすると、トヨタ車体の就職難易度は高くはありません。

採用大学の実績を見る限りでは「学歴フィルター」がないからです。

2023年までに、高難度の大学から標準的なレベルの大学出身者を採用している実績があります。

本記事を参考に選考対策をすれば、すべての就活生に内定のチャンスがあるといえるでしょう。

募集している職種は「技術系総合職」「事務系総合職」の2つです。

仕事内容は、自動車の製造企画立案から工場のマシンオペレータなど多岐にわたります。

次からは、各事業の詳しい内容や就活に役立つ情報を紹介しますので、ぜひ最後まで読んでみてください。

トヨタ車体株式会社について

トヨタ車体株式会社 企業ロゴ

出典元:トヨタ車体株式会社 公式ホームページ

会社概要

トヨタ車体株式会社は、1945年に設立された自動車メーカーで、愛知県刈谷市に本社を置く、自動車業界に属しています。
資本金は103.7億円で、トヨタ自動車株式会社の100%出資により運営されています。
2023年3月末現在の従業員数は18,609名で、売上高は単独で19,916億円(2023年3月期)、売上台数は638千台です。
豊田車体工業株式会社の自動車部品製造としてスタートしたトヨタ車体は、現在グループ全体で国内外で19社もの事業所を持つ企業へと成長しました。
主な事業は、自社のミニバン・商用車・SUVの企画や開発、製造です。
ほかにも自動車関連の製品やメンテナンスサービスの提供などがあります。
世界で愛される車づくりに挑戦し続けるトヨタ車体は、2017年時点で国内での自動車生産累計台数が3,000万台を突破しました。
自動車製造に留まらず、自動車関連サービスの提供など事業の幅を多方面に広げています。
たとえば、自動車関連施設の運営、自動車の保守・修理サービスなど多岐にわたります。
多様化する自動車市場のニーズに応えるべく、トヨタ車体では自社の技術開発にも積極的です。
環境負荷を低減する技術の開発や安全性向上のための研究など、自動車産業の未来に貢献する取り組みを行っている企業です。
具体的には「脱炭素社会の構築」「循環型社会の構築」「自然共生社会の構築」の3本柱で取り組んでおり、これらの活動はSDGsへの貢献にも繋がっていると言えるでしょう。
また、技術者の育成を重視し、研修プログラムや教育制度の充実に努めています。
トヨタ車体では会社の成長に貢献する人材を募集すべく、技術系・事務系総合職の新入社員を積極採用しています。

 

各事業セグメントの解説

トヨタ車体株式会社の主な事業セグメントは以下の通りです。

事業名活動内容
ミニバン事業アルファードやヴォクシー、ノア、グランエースをはじめとするミニバンの製造・開発。
商用車事業ハイエースやコースターなどの商用車・コースターの製造・開発
SUV事業ランドクルーザー300やレクサスLX600などSUVの製造開発。
福祉車両事業介護施設などで利用される福祉車両の製造・開発
特装車事業トラックや装甲車など特殊な車両の製造・開発
コムス事業ヤクルト車のような一人乗り小型車両の製造・開発

 

トヨタ車体は、ミニバンやSUVなど、日常生活で馴染のあるクルマから装甲車といったニッチな車両まで幅広く取り扱ってきました。

車を通じて各業界のニーズを満たすことで、利益拡大やリスク分散を図っているのです。

さらに詳しい事業内容は、以下のページから参照してみてください。

 

トヨタ車体で働いている社員は?

平均勤続年数は?

トヨタ車体の平均勤続年数は、およそ21年でした。

自動車業界全体の平均勤続年数は11年なので、平均よりも社員が定着しやすい会社と言えます。

平均年収は?

2023年のトヨタ車体の平均年収は、633万円でした。

自動車業界の平均年収は631万円なので、業界全体で見ると平均的な給与水準です。

ただし、全国平均年収は461万円であることから、日本全体で考えればとても高い水準と言えるでしょう。

平均残業時間は?

トヨタ車体の平均残業時間は、一ヶ月あたりおよそ21.2時間です。

日本の企業全体の月平均残業時間は21時間ほどであることから、標準的な労働環境であることがうかがえます。

なお、自動車業界の月平均残業は15.4時間でした。

平均ボーナス額は?

トヨタ車体の平均ボーナス支給額に関する情報は、詳しく載っていませんでした。

しかし、トヨタ車体の平均年収から割り出すと、平均ボーナス額は101万円程度と推測できます。

国税庁の民間給与実態統計調査によると、平均給与に占める賞与額の割合は約16%だからです。

ただし、業績や個人のパフォーマンスによって賞与額は増減するので、あくまで目安として認識しておきましょう。

どんな文化なの?

トヨタ車体は、お客様のニーズに応える高品質な製品を提供することを重視しています。

技術力の向上と品質管理の徹底が特徴です。

従業員の働きやすい環境づくりを重視し、チームワークやコミュニケーションも促進しています。

また、地域社会との連携や環境保全活動にも積極的に取り組んでいると言えるでしょう。

トヨタ車体では、社員一人ひとりが成長し、自己実現を図ることができるような環境を築いているのです。

「チームワークを大切にしている」「地域社会にも貢献したい」という人は、トヨタ車体に向いているでしょう。

 

就職偏差値・難易度および業界での立ち位置

自動車業界におけるトヨタ車体の立ち位置を紹介します。

トヨタ車体は、世界的に競争が激化している自動車業界に属しています。

しかし、競合他社と売上高を比べてみると、トヨタ車体はトップクラスの企業だとわかります。

理由として次の要因が考えられるでしょう。

  1. トヨタグループの中核ボデーメーカー:トヨタ車体は、トヨタグループの中核ボデーメーカーとして、製品の開発・生産に取り組んでいます。
  2. 究極のトヨタ生産方式:トヨタ車体の強みの一つは、“誰かのために”の想いから生まれる究極のトヨタ生産方式です。トヨタ生産方式 (TPS:Toyota Production System)とは、「自働化」と「ジャスト・イン・タイム」を2本柱とする徹底的なムダの排除と生産の合理化からなる、トヨタが生み出した生産管理システムのことです。
  3. 世界をリードする電動化技術:トヨタの強みのつめは、世界をリードする圧倒的な電動化技術です。トヨタは、自動車業界の大きなトレンドであるCASE (ケース)の中でも特に「電動化」を意味するE:Electric に関して、世界をリードする技術力を持っていることが大きな強みです。
  4. ミニバン・商用車・SUVの専門メーカー:ミニバン・商用車・SUVを知り抜いている専門メーカーとして、品質の高さはもちろん、よりリーズナブルなコストも追求しています。

 

以上の理由により、トヨタ車体は業界トップクラスの立ち位置を得ています。

競合他社の情報もまとめてみたので、ぜひ参考にしてみてください。

会社名売上高(2023年)平均年収就職偏差値・難易度社風
トヨタ車体1兆9,916円633万円57お客様第一な社風
ダイハツ工業1兆3,640円638万円55感謝と謙虚な気持ちを大事にする社風
三菱ふそうトラック・バス6993億円564万円54風通しがいい社風
日野自動車1兆4984億円638万円56若手社員が積極的に挑戦できる社風

トヨタ車体の新卒募集要項について

トヨタ車体の新卒募集要項について解説します。

トヨタ車体は給与がおよそ23万円と、新卒の平均と同じくらいの給与水準です。

厚生労働省の調査によると、大卒の平均初任給は22万5400円です。

研修制度には以下のようなものがあります。

  • 新入社員サポート:社会人としての基本から、技能教育、製造ライン体験など、入社から時間をかけて各部門についてじっくり学ぶことができます。
  • 海外育成出向制度:現地での実務を通じて能力・資質を磨きます。また、現地メンバーとのコミュニケーションを通じて語学力向上、異文化・現地商慣習を理解することも狙いです。
  • 階層別教育:社員の階層にあわせて異なる研修を受講することで、それぞれに必要なスキルや姿勢を身に付けることができるでしょう。
  • 専門教育:配属された部門に必要な知識やスキルを得るための教育制度です。業務によって必要とされる知識が異なるため、部門別に開講。講義内容はキャリアに合わせてステップアップします。
  • 自己啓発支援:学びたい・学び続けたいと考える社員を支援するために、WEBラーニングの費用補助を行っています。受講できるカテゴリーは幅広く、ビジネスはもちろんプライベートに役立つメニューも用意されています。

勤務地は本社がある愛知県のほか、全国各地の工場です。

転勤の可能性は入社時点ではないでしょう。

ですが、年次や役職によっては海外へ転勤になる場合があります。

転勤の有無が気になる人は、面接や会社説明会で事前に確認してみてください。

職種技術系・事務系総合職
勤務地愛知県、三重県、海外
初年度月収(2023年実績)高専・大学卒:228,000円(月給)
大学院卒:250,000円(月給)※時間外手当、通勤費補助あり
賞与年2回(7・12月) ※会社業績に応じて支給
研修制度新入社員サポート研修、海外育成出向制度、階層別研修、専門教育、自己啓発支援ほか
福利厚生年間休日121日、週休二日制、社会保険完備、独身寮、託児所、保養施設、社内預金、財形貯蓄制度、社員持ち株制、トレーニングジム完備

求める人材

トヨタ車体株式会社の求める人材

トヨタ車体株式会社が公表している「求める人材」について解説します。

以下の3つの要素をもち合わせている人材を、トヨタ車体は求めています。

1.明るくてコミュニケーションが取れる人

チームで働くためには、明るく、他のメンバーと良好なコミュニケーションを取ることが重要です。

2.自分のことばで、自分の意見を言える人

自分の考えをしっかりと持ち、それを自分の言葉で表現できる人を求めています。

3.チャレンジ意欲の強い人

新しいことに挑戦する意欲が強い人を求めています。

自動車業界は大きな変革期を迎えています。

この中で、トヨタ車体が存在感を示し、車を通じたより良い未来を築くためには、新たな挑戦を恐れない人が必要です。

4.前向きな姿勢を持つ人

新たな可能性を開くためには、従来の価値観にとらわれず、自由な発想と行動力が求められます。

以上の4つの要素は、トヨタ車体の基本理念である「豊かな社会づくり」「お客様第一よい商品」「想像力と活力」「共存共栄」に繋がってきます。

面接では、これらの要素を持っている人材かどうかが重視されるでしょう。

ぜひ意識して選考に臨んでください。

新卒採用の選考フロー

トヨタ車体の新卒採用の選考フローについて解説します。

最初のステップとして、エントリーシートの提出があります。

「志望動機」「ガクチカ」「トヨタ車体でやりたいこと」といった基本的な質問が中心です。

次のステップとして、適性検査があります。

最後に複数回にわたる面接を終えると、晴れてトヨタ車体に内定となるでしょう。

面接では「志望動機」「ガクチカ」「トヨタ車体でやりたいこと」といった基本的な質問が中心です。

事前に面接対策をしておき、本番で返答に詰まったり、的外れな回答をしたりしないように気を付けましょう。

①新卒エントリー

公式ホームページより、新卒エントリーをしてください。

必要事項を入力し、マイページ登録をすれば完了です。

②エントリーシート

トヨタ車体のエントリーシートの代表的な質問内容は、下記の通りです。

  • ガクチカ
  • 長所・短所
  • 入社してやりたいこと
  • トヨタ車体を選んだ理由

提出したエントリーシートをもとに選考が実施されます。

記載する内容をしっかりと突き詰め、まずは書類選考の通過を目指しましょう。

書類選考の通過率がアップするエントリーシートの書き方については、以下の記事を参考にしてください。

③適性検査

トヨタ車体の社員や技術者としての適性や必要な学力レベル、知識などを見極めるためのテストです。

適性検査は、あくまで就活生の考え方や仕事の向き・不向きを確かめるために行われます。

良い印象を与えようと取り繕うと、思考に一貫性がないことが見抜かれてしまうでしょう。

あなたが思った通りの考えで記入することが大事です。

適性検査については、以下の記事もぜひ参考にしてください。

④複数回面接

適性検査の通過者を対象に、採用担当者、役員の方と複数回にわたって面接があります。

質問内容は、基本的にエントリーシートに書かれている内容の深掘りです。

「なぜ」「どうして」と同じ質問に対して、深く追及されるでしょう。

トヨタ車体は主体性やチャレンジ精神のある人材を求めているので、就活生の考えの深さや一貫性を見ているのです。

しっかりと選考対策をして面接に臨みましょう。

採用担当者に好印象を与える面接のコツは、以下の記事を参考にしてみてください。

⑤内定

最終面接を通過すれば内定が出ます。

採用大学

トヨタ車体の過去の採用大学の実績は以下の通りです。

<大学>

愛知教育大学、愛知県立大学、青山学院大学、秋田県立大学、大阪大学、大阪市立大学、大阪府立大学、岡山大学、金沢大学、関西大学、関西学院大学、九州大学、九州工業大学、京都大学、岐阜大学、神戸大学、埼玉大学、静岡大学、静岡県立大学、千葉大学、中央大学、筑波大学、東京大学、東京工業大学、東京理科大学、東北大学、富山大学、明治大学、名城大学、山口大学、山梨大学、横浜国立大学、立教大学、立命館大学、早稲田大学

<短大・高専・専門学校>

HAL名古屋、HAL東京、HAL大阪

 

採用学校を見る限り、トヨタ車体にはいわゆる「学歴フィルター」はないと考えられます。

東京大学やMARCHなど難関大学もありますが、標準的なレベルの大学・専門学校からも採用しているからです。

選考対策をしっかりすれば、すべての就活生に内容のチャンスがあると言えます。

本記事を参考に、トヨタ車体の選考対策をして内定を目指しましょう。

就職偏差値・難易度

トヨタ車体の就職偏差値・難易度はさほど高くないでしょう。

世界が誇るトヨタグループではあるものの、福利厚生や給与、求人倍率はともに標準的だからです。

採用大学を見た限りでは、学歴フィルターもありません。

まずは、採用担当者の目に留まるエントリーシート対策・面接対策から始めましょう。

基本的な質問である「ガクチカ」「志望動機」に的確に答えることができれば、採用の確率はグッと高まります。

本記事を参考に選考対策をして、ぜひとも内定を勝ち取りましょう。

就職偏差値・難易度については、以下の記事も参考にしてみてください。

まとめ

トヨタ車体は、1976年に設立された愛知県刈谷市に本拠を置く自動車メーカーです。

乗用車や商用車、特装車などの企画・開発〜製造をメインとしています。

世界でもトップのトヨタのグループ会社ですが、就職難易度はそれほど高くはないと言えるでしょう。

まずは採用担当者に好印象を与える面接対策から始めてください。

本記事を参考に選考対策をして、ぜひトヨタ車体の内定を目指しましょう。

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