日本たばこ産業が行っているインターン内容とは?参加メリットや26卒向け選考対策も紹介
2024/4/22更新
はじめに
本記事では、日本たばこ産業のインターンシップや選考対策のポイントなどを詳細に解説しています。
結論から言うと、日本たばこ産業はインターンシップに参加しても選考に有利になることはありません。
事実、内定者の半数以上がインターンに参加していないですし、新卒採用担当者から選考に影響しないと断言されています。
早期内定や選考のステップが省略されないにも関わらず、参加した多くのインターン生から高い満足度を得ているのです。
特に以下のような就活生に向けて記事を執筆しています。
- 日本たばこ産業の選考に参加したいけど、なにから初めていいか分からない
- 日本たばこ産業の選考対策を知りたい
- 日本たばこ産業のインターンが学生から高い人気を獲得している理由は?
そんな就活生に向けて執筆しているので、ぜひ最後までご覧ください。
また日本たばこ産業の企業研究は以下の記事から飛べるので、ぜひ併せてお読みいただければ幸いです。
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日本たばこ産業株式会社の基本情報
出典元:JT |公式ホームページ
社名 | 日本たばこ産業株式会社 |
本社所在地 | 東京都港区虎ノ門4-1-1 神谷町トラストタワー |
主な事業内容 | たばこ製品、医薬品、加工食品の製造・販売 |
主要取引先 | 消費者、商社など |
1949年に、JTの前身となる「日本専売公社」が設立されました。
国産初のフィルター付き製造たばこを販売し、日本のたばこ産業の土台を構築した団体です。
1985年に民営化が進み、日本たばこ産業株式会社(JT)が設立されました。
医薬事業や食品事業など新しい分野にも事業を展開し、1992年には海外にも事業を進出しています。
イギリスやロシア、アメリカなどの会社を買収し、「MILD SEVEN」や「Ploom TECH」などの新商品を発売してきました。
JTグループは、国内外のたばこ事業を統合し、グローバルな市場にも積極的に参入するとともに、顧客の要望に応え、将来に向けた課題解決に取り組んできました。
半世紀以上も安定した経営を行えてきた秘訣は、「ひと」を最も価値のある資産として捉えてきたことです。
学生でもどんな人に対してもフラットに接し、親身に聞くことで、JTのビジョンやミッションに共感してもらい、一緒に働く仲間を増やすことに成功しています。
入社後は飲食、食品、経営、新規事業など様々な分野で仕事ができるでしょう。
一つの会社で新しい分野に挑戦することができ、飽きることなく成長できるのが魅力の一つです。
経営理念に沿ってお客様、従業員、社会、株主に関わる全ての人に高い満足度を与えています。
日本たばこ産業に必要とされる人材像
日本たばこ産業の新卒採用情報や採用メッセージ、人事部長のメッセージには、頻繁に出てくるワードや日本たばこ産業が大切にしている考えや価値観が記載されています。
頻出される文言を以下にまとめてみました。
- 誰かのために頑張れる
- 心の豊かさ
- ありのままの自分
- ありたい未来
- 社風が合う
- 変化を楽しむ
- グローバル
たばこを取り巻く環境は社会は、厳しい状況です。
しかし、そんな厳しい状況でも変化を楽しみながら新しい市場や事業を展開してきました。
海外の企業を買収することで、グローバル化を図ることで販路を拡大することにも成功したのです。
国内だけでなく、グローバルな市場で仲間と協力しながら働きたいと考えている人に向いているでしょう。
また、日本たばこ産業では、働く人の価値観や社風が合っているかを重視しています。
たばこという嗜好品を取り扱っているため、人々の心の豊かさを満たし、一人ひとりの「ありのままの自分」でいられることを大切にしているのです。
「ありのままの自分」で働くことができるためには、人のバックグラウンドを理解・尊重し人のために役立てるようにするという考えを大切にしています。
人々のあらゆるルーツや想い、多様性を受け入れることを重視する企業文化を作りあげることで、「ありたい未来」を追求しています。
日本たばこ産業のビジョンを共有しながら、これからの社会や企業の未来を担うという気運を持っているメンバーが求められるでしょう。
日本たばこ産業のインターンに参加するメリット
面接に向けての対策が立てられる
JTは求職者と社風が合うかを大切にしています。
JTは、自分らしさを大切にし、自然な状態で働ける人材を求めているのです。
給与や業務内容だけでなく、働く環境も重視しています。
楽しく前向きに働くことで、スキルや能力を伸ばせると信じているからこそ、JTのインターンは自己理解を深めたり、論理的思考力や問題解決力を鍛えたりすることが目的ではないのです。
JTの社風や価値観に共感するかどうかを確認するために、インターンを実施しています。
JTは、嗜好品を通じて人々の心の豊かさを育むことを目指しており、その想いに共感する人材が内定を得やすいでしょう。
インターン生の満足度がとても高い
日本たばこ産業のインターンは、選考に一切関係ないと言われています。
それにも関わらずインターン生の満足度は高く、参加したインターンの中で最も面白いと絶賛されているのです。
具体的なインターンシップの内容は、他社とは異なり、幼少期からの自己の歴史や、好みや興味を1枚の紙に表現することや、粘土を使って感情を表現することなどが含まれています。
参加者は徹底的に自己を掘り下げ、幼少期からの行動や興味、そして将来の希望や理想像を明らかにします。
自分がワクワクすることを明確にし、その感情を満たすためにどのような製品を作れば良いかを考え、そのアイデアをプレゼンテーションしましょう。
日本たばこ産業の社員は、事業の成果よりも参加者のワクワク感を重視し、学生を評価することを避ける方針でインターンシップを開催しています。
その結果、学生は斬新な体験を通じて楽しみながら、思考力や想像力、自己理解を深めることができるのです。
たばこビジネスの深い知識が得られる
普段、私生活を送る上で知ることのできないたばこ販売のルールや、たばこ業界の動向を知ることができるでしょう。
例えば、たばこの税負担率は6割以上が商品であり、販売するのにあたって財務省の許可が必要になります。
また、たばこの味や香りが収穫する時期によって変わるため、一定の品質を担保するのが難しいのも特徴です。
たばこ業界の動向として、加熱式たばこの注目度が高まっていることが挙げられます。2020年12月末時点では、日本国内では紙巻たばこがシェアを占めていますが、加熱式たばこの売上も伸びつつあり、同年ではシェアを占めている割合は3番目です。
これは顧客のニーズが変わっている証拠であり、こうした社会の動向や顧客がどんな商品を求めているのかを察知することが必要でしょう。
たばこ業界は他業界と違い、特殊なルールが存在し、商材が特殊なため新規の参入障壁が高いです。
たばこが好きな人や嗜好品を取り扱うことで、人々の人生に彩りを与えたいと考えている方におすすめと言えます。
参照:
成長できる
参加しても、日本たばこ産業から直接内定を得ることには有利ではありません。
しかし、現役社員からのフィードバックやアドバイスを受けられます。
これにより、日本たばこ産業の課題や働き方、事業の方向性を理解し、面接対策に役立てることができるのです。
さらに、真剣な学生との議論を通じて、新たな視点や矛盾点に気付くことができます。
これにより、成長につながる多角的な視点を身につけることができるでしょう。
また、日本たばこ産業が扱うのは生活必需品ではなく、嗜好品であるため、社員は遊び心や小さな幸せを重視しています。
このことからも、同じ価値観を共有する仲間との共同作業により、短い期間でも効果的な成長を遂げられるでしょう。
日本たばこ産業が行っているインターン内容
日本たばこ産業で行われているインターンについて、概要を紹介します。
過去のインターン実績をみると、早期インターンや地域密着型インターンも行われているためご紹介させていただきます。
JT Summer Workshop インターン
2024年4月現在、公式ホームページからはサマーインターンの募集要項は出ていませんでした。しかし、マイナビのホームページからは申し込むことができます。
サマーインターン
開催時期 | 8月7日(水)〜8月8日(金) |
開催時間 | 時間不明 |
場所 | 東京都港区虎ノ門4-1-1 神谷町トラストタワー |
人数 | 30〜50人ほど |
報酬 | なし |
交通費・宿泊費 | 支給なし |
マイナビよりエントリーをした後、2024年5月26日までにエントリーシートを提出する必要があります。
内容はJTが扱う商材の「嗜好品」への説明や想いを聞き、それを踏まえた上で新商品の企画立案を行う個人ワークやグループワークに取り組みます。
インターン中はメンターによるフィードバックがあるため、JTの社員による考え方や仕事への取り組み方がわかるでしょう。JTに入社してどんなことを叶えたいのか、どんな商品を作りたいのかなどを固めて選考対策をしてください。
早期インターン
開催時期 | 1st 6月中旬から下旬の3日間(1日だけ参加すればOK) 2nd 8月頃開催 |
開催時間 | 時間不明 |
場所 | オンライン |
人数 | 約30名/日 |
報酬 | なし |
交通費・宿泊費 | 支給なし |
インターンの内容は、主にディスカッションや個人ワーク/グループワークを中心に行われます。
JTのインターンシップへ参加するにあたって、就活生が大切にしていることやワクワクしていることを明確にしましょう。
インターンシップへ参加すればJTの社風がわかり、入社後も安心して働けるかを肌で感じることができます。
自分と合っているのかがわかれば、早期退職のリスクも減らせるはずです。
また、早期インターンに参加することで雰囲気や流れを把握することができるでしょう。
日本たばこ産業の企業の理解が深まるだけでなく、他の会社の選考やインターンに参加することに役立ちます。
早いタイミングで現役の社会人と接することができれば、学生生活では得られない経験を貴重な経験を積めるでしょう。
地域密着型総合営業インターン
開催時期 | 前半10月末〜11月頭 後半11月中旬2日間 |
開催時間 | 時間不明 |
場所 | 前半:各地域にあるJT支社(北海道、東北、四国、中国) 後半:東京都港区虎ノ門4-1-1 神谷町トラストタワー |
人数 | 50人ほど |
報酬 | なし |
交通費・宿泊費 | 一部対象者には支給 |
特典 | メンター社員によるキャリア検討の支援(一部の方対象) |
地域密着型総合営業インターンでは、前半3日間と後半2日間の合計5日間を通して行われます。
原則、5日間全て参加する必要があるのでご注意ください。
募集期間は8月〜9月あたりで、公式ホームページからエントリーすることができます。
選考方法は、エントリーシートと自己PR動画の提出です。
動画は1〜2分ほどの短い動画で、インターンに参加するにあたっての熱意や意気込みを伝える内容になっています。
地域社会や地域経済と関わることで、より深く課題を理解することができるはずです。
現場の状況を把握することで具体的な対策を考えられたり、地域の特色や強みを活かした課題解決の策を立案したりできるでしょう。
また、地元の住民と信頼関係を築くことで、変化に柔軟に対応でき新しい商品や作物の製造・販売、サービスの向上に繋がります。
参加者の一部は、JTの社員からキャリアアドバイスを受ける機会があります。
先輩社員からは、就職活動の悩みやJTの課題、働く環境についての生の声を直接聞くことができるでしょう。
これは非常に貴重な機会であり、多くの学びと洞察を得ることができます。
日本たばこ産業のインターン選考対策
概要
日本たばこ産業は直接選考に影響をしないにも関わらず、就活生から根強い人気を得ています。
そのためインターンの倍率は高くて難関ですが、3回に分けてインターンを実施しているため、チャンスはあるでしょう。
早期インターンにしたい方は3月、就活生からの人気が高いインターンに参加したい方は5月、地域に密着したインターンに参加したい方は8月ごろから申し込むといいです。
参加するインターンによっては提出物が異なりますが、基本的に行う対策は変わりません。
自身の強みや弱み、困難を乗り越えた経験や工夫、その時にどんなことを考えたのかをまとめておきましょう。
目標の設定や志望動機、将来したい仕事を考えるのに役立つからです。
選考フローごとの選考対策
自己分析
日本たばこ産業では、就活生の能力や過去の経験よりも、価値観が企業の社風と一致しているかどうか、そしてどのようなことに興味を持ち、何を重視しているかを具体的に把握することが重要です。
そのためには、大学生や高校だけでなく、子どもの頃まで遡って振り返りましょう。
自分が好きだったことや夢中になってしまうこと、今までで得た経験で印象に強く残っていることを振り返ることで、自分への理解を深めることができます。
自分がどのような働き方や活動をしたいのか、日本国内だけでなくグローバルな市場での活躍を望んでいるのか、そして嗜好品を取り扱う企業として、どのように社会や顧客、会社に貢献できるのかを熱意を持って伝えましょう。
就活生の本質に近い部分にある考えや想いを伝えることがポイントです。
業界研究・企業分析
たばこ業界の業界研究は、競合分析が難しい特殊な分野です。
技術企業は数は少ないですが、他にも存在しています。
注意点として、日本たばこ産業の子会社も存在するので、それらを含めないようにしましょう。
また、紙巻きたばこから加熱式たばこへの需要変化や、たばこ以外の事業も把握しておいてください。
医薬事業や加工食品事業など、健康や食を通じて顧客の心の豊かさを提供しており、国内だけでなく海外にも進出し、130以上の国と地域で製品を販売しています。
そして、最大の武器は海外でも安定した高品質の製品を提供することです。
収穫時期によって味や香りを調整したり、顧客ごとの好みに合わせて製品をローカライズすることで、多様なニーズに応えているのです。
安定した製品提供により、日本たばこ産業のブランドを育て、維持しています。
エントリーシート作成
エントリーシートでは、日本たばこ業界に応募する意義や、就活生の価値観や情熱を伝えることが重要です。
自分の好きなことや価値観、感情が動く瞬間などを具体的に記述し、過去の経験を交えることで説得力を高めることができるでしょう。
また、将来のビジョンや自己像を明確にすることで、自己PRや学チカを一貫させることが重要です。
たばこ業界で働くことの意義や、従業員や顧客、社会、株主など関係者全体が豊かになることを経営理念として掲げる企業だと理解し、その理念に共感する自己PRや学チカを記述しましょう。
エントリーシートの基本的な書き方については、以下の記事を参考にしてください。
【例文あり】エントリーシート(ES)長所・短所の見つけ方一覧とポイント4選
面接
面接では、学生の根本的な部分について掘り下げて質問がきます。
なぜなら、将来のキャリア選択をする上では、就活生の本質が大きく影響するからです。
挫折した経験や大事にしている価値観、なぜその会社を選んだのかを明確にし、企業の社風と就活生の価値観がマッチした方が、キャリアの重ね方や幅に大きく影響してくるからです。
また、グローバル事業にも取り組んでいるため、海外で働きたい人にもおすすめです。
たばこに対して厳しい状況になってはいますが、変化を恐れず楽しみながら乗り越えられる人材を求められています。
熱意を採用担当者に効果的に伝えるためには、逆質問を抑える必要があります。
以下のリンクを参考にしてみてください!
日本たばこ産業のインターン選考の流れ
日本たばこ産業のインターン選考の流れは以下の通りです。
コースによっては、エントリーシートだけでなく、短い動画を提出することもあるため、応募するインターンの内容と募集要項を確認し、間違えないようにしましょう。
- プレエントリー(マイページ登録)
- エントリーシート提出
- 書類選考
- 個人面接
- インターンシップ合否通知
さいごに
たばこは国内では禁煙意識の高まりや厳しい規制により、マイナスなイメージを持っている人も多いでしょう。
しかし、日本たばこ産業は海外にも進出しており、ブランドイメージを与えることで事業を伸ばしています。
また、医薬品や食品、スポーツの分野でも事業を展開することで、安定した経営基盤を形成しています。
嗜好品や食品、健康を通して、時代が変わっても、人々がより豊かに人生を過ごすことに貢献しています。
人々を幸せにする手助けがしたい、海外でも活躍したい、変化を楽しみながら仲間と協力して仕事をしたい人は、ぜひ日本たばこ産業のインターンに参加してみてください。