
地方学生って就活では不利過ぎる?よくある悩みと解決策!
1.地方学生が就活で抱える悩みとは?
「東京にまた行かないといけないのか…交通費も宿泊費もかさむなぁ…」
「地方だと、インターンや選考の機会が全然ない」
地方生学生なら一度は悩んだことがあるのではないでしょうか?
また、地方と東京の情報格差もよく言われますよね。
ですが、本記事で考えてみたいのは、
「地方学生は就活で、本当に不利なのか?」
ということです。
今回はこのトピックについて、地方学生が抱える就活の悩みと共に紐解いて行きましょう!
地方学生の悩みは次の3つがあります。
1-1.お金
まず地方学生が最も悩むもの、それはお金ではないでしょうか?
上京した地方学生の就活費用平均は、約20万といわれています。
(関東の学生は13万)
ではどこにお金がかかってくるのでしょうか?
〇交通費
上京したい地方学生が避けて通れない出費は「交通費」です。
東京まで行く交通費に追え、東京に到着してからも説明会や面接会場まで行くため、現地での電車賃もかかります。
しかしながら安くすればするほど、時間や体力に関係してきます。
お金と時間、体力のバランスはどうすればよいのでしょうか…
〇宿泊費
上京学生が交通費の次にかかる費用。それは「宿泊費」です。
東京に親族がいるのなら心配はしなくても良いかもしれませんが、親族がいるなんて人はなかなかいないのではないでしょうか。
そして毎回友達に頼むのも少し気が引ける…
土地勘のない東京でどのようにして決めればよいのでしょうか…
〇飲食代
地味に地方の就活生の財布を圧迫するもの、それは「飲食代」です。
カフェに入った時に払わなければならないカフェ代であったり、昼飯代、そして宿泊するときに必要となる夜飯代。なかなか自炊もできません…
東京で過ごすとなると一回1000円、
3食分で少なくとも1日3000円はかかってくるのではないでしょうか?
1-2.時間
地方の就活生がお金の次に悩むこと、それは「時間の確保」です。
上京して就活するためには、ある程度まとまった時間が必要になります。
特に都市部の学生と比べると、就活にかけられる時間が全く違います。
面接の予定を詰め込まなければならないことも、地方学生はしばしば..
.また企業によっては、毎回の面接で東京に一回一回いかないと行けないケースも多いです。
関東の学生と比べてかなり不利になってきます…
上手くスケジュールをたて、計画的に就職活動をすることが必須となってくると言えます。
1-3.評価
そして案外地方学生が気づかない悩み、それは「関東の学生と比べ評価が劣る場合がある」ということです。
どういったことか説明していきます。
〇情報格差
東京では頻繁に企業説明会や就活生のためのイベントが開催されています。
そして気になる企業があればOB・OG訪問もしやすいです。
東京で就活している学生であれば当たり前に知っている情報でも、地方では知る人が少ないということもよくあります。
情報面で不利なケースは多いです。
〇経験格差
東京の学生と比べて地方学生は面接の経験が浅くなります。
東京での面接が多い以上、東京の学生は何社も企業を受けられますが、地方学生だと時間的制約があるためそういったわけにもいきません。
また就職活動に対するアンテナも全く違います。
就活を1,2年から意識している学生も東京ではいますが、地方だとなかなか考えるきっかけもありません。
そしてインターンシップなどの機会も少ないため、どうしても評価の点で劣ってしまうケースがあります。
人によりますが、これは地方学生であることのデメリットであると言えるかもしれません。
2.どうやって悩みを解決すれば?
では、実際に出た悩みをどのようにして解決していけばよいのでしょうか。
解決策としては次のようなものが挙げられます。
2-1.お金
お金については節約すればするほど、肉体がきつくなってきます。
では、どの選択肢をどの状況で取るべきなのか。一緒に見ていきましょう。
〇交通費
・新幹線
選択肢の第一候補ではないでしょうか?
新幹線は最も高価ではありますが、最も楽な移動手段です。
大切な面接の前などに、利用を検討してみるのもありかもしれませんね。
具体的な時間と費用は以下に記しておきます。
・飛行機
とにかく時間をかけず早く上京したい地方学生や、
そもそも新幹線などで来るとかなり遠く時間がかかる学生にはおすすめです。
そして早期に予約するとかなり安くなるケースがありますし、到着する飛行場によって値段が違う場合もあります。
また飛行機はマイルがたまる場合があります。
急に予定が入る就活では早期予約などは難しいですが、上手く使用するとかなりお得な交通手段です。
・夜行バス
金欠の学生にはもってこいです。
安いと大阪から東京まで2000円ほどで行けてしまいます。
しかし、慣れていないとかなり疲れがたまり、休息ができないと最悪の場合体調を崩す場合もありますので、利用にあたり注意が必要です。
最近は夜行バスは様々なシートのタイプがあります。
夜行バスを利用するなら、座席の幅が広いリラックスできるタイプがおすすめです。
交通費を節約するなら夜行バスが最もおすすめですが、戦略的に交通手段は選択しましょう。
〇宿泊費
・ビジネスホテル
選択肢の第一候補ではないでしょうか?
安ければ3500円ほどで泊まることが出来ます。
私もビジネスホテルを使ったことがありますが、何より安全で体力が回復します。そして駅から近いケースが多いため利便性も高いです。
一つ要注意なのは、安くなれば安くなるほど都心から離れてしまいます。
土地勘がないと思いますので、しっかりと場所は確認しておきましょう。
・ネットカフェ
とにかく安いです。
2000円程で泊まることができます。
そしてネット環境が充実しているためwebテストの受験やエントリーシートの提出なども可能になります。
しかし体力を回復するにはあまり向いていません。
充実したネカフェが出来ているとは言うものの、どうしても人を意識してしまう空間なのです。
大切な面談の前などはおすすめはできません。
・友人宅
なんといっても料金がかかりません、無料です。
そして寝坊のリスクを軽減することが出来ます。
しかしながら、友人とはいってもどうしても気を遣ってしまいます。
長期間滞在することはかなり迷惑になるので、一泊だけならおすすめです。
・就活シェアハウス
最近よく耳にする地方の就活生限定のシェアハウスです。
1泊~数か月滞在でき、料金も1泊2,500円からとリーズナブルです。
1ヶ月滞在するとしても5万円前後なので、ホテルに宿泊するよりは断然安いです。
中には無料のシェアハウスもあるそうですよ。
また、宿泊者全員が地方から上京しているので、情報交換や悩みの共有もできたり、一生の友達ができるケースがあります。
安全面が不安な女性も、女性限定のシェアハウスもあるので、チェックしてみてくださいね。
〇飲食代
土地勘のない東京では、とにかく予め事前に調べておくことが大切です。
また無料で使える学生カフェなども出来ているので、調べましょう。
2-2.時間
次に、2番目に地方学生が悩むであろう時間についてです。
確かにこれは全国の就活生が悩むものですが、地方学生は特に日にちを何日かまとめなければなりません。
どうしていけば良いのか見ていきましょう。
〇講義・ゼミ
いくら就活中とはいえ単位を取らなければ、卒業できません。
そこで重要なのが、就活が始まる前に、ある程度単位を取得した状態にしておくことです。
単位を事前に取っておくことで、出席しなければならない授業がなくなります。
もし、就活前に、まだたくさんの単位が残っていればどうでしょうか。
講義を受けるために、東京での就活中何度も地元へ戻ってしまえば、時間もお金もかかります。
単位は計画的に取得しておきましょう。
〇試験
試験やレポート、あるいは小テストなども成績や卒業に関わってきます。
事前に就職活動が被りそうといった理由を伝えておけば、考慮してもらえる場合があります。
選考の日程とテストの日程は把握しておきましょう。
2-3.評価
では東京の学生と地方学生の格差を埋めるためには、どうしたらよいのでしょうか?
一緒に考えていきましょう。
〇地元で開催される説明会や就職セミナーに積極的に参加
またわざわざ地方まで採用にきているということは、
「それでも熱意を持って地方から就活をしに来る地方学生」
を積極的に採用したいと考える企業もあります。
地方で開催される企業が開催するセミナーなどには、積極的に参加しましょう!
そうすることで相場観が養われますし、
情報を得ることは地方学生にとって非常に大切です。
〇1dayインターンシップに参加する
早い段階から東京での就活を視野に入れているなら、1dayインターンシップへの参加を考えてみましょう!
1dayインターンシップは一日だけではありますが、WEBでは得ることのできないリアルな経験を積める場です。
またどんな学生が参加しているのかもわかります。
社風や社員の質などを確認することは非常に重要ですので、申し込んでみましょう。
まとめ
地方就活生よ、諦めないで!!
いかがでしたでしょうか?
地方学生は就活において、確かに関東学生よりも不利なのは残念ながら事実です。
しかし歓迎してくれる企業は沢山ありますし、情報で不利な面をカバーすることが可能です!
また近年、地方学生の評価は実は高まっているのです。
なぜなら東京の就活生と比べて、素直だからです。
何もスキルのない新卒は吸収が早く、成長スピードも非常に早いと言われています。そのため、なんでも吸収できる素直な学生が近年求められているのです。
地方就活生に追い風が吹いている今、情報格差に負けず、都内の友達を作るなどして積極的に情報を取りに行きましょう!
夢を、お金や時間の面で諦めることはもったいないです。
悔いのない就活を目指して、内定を勝ち取りましょう!