【地方学生向け】東京での就活は!不安を解消する完全ガイド
2025/2/21更新
はじめに
これから就活を始める地方学生の方もいるのではないでしょうか。
地方学生は、東京や地元での就職活動において、首都圏の学生と比べて不利だと言われることがあります。
しかし、具体的にどのような点で不利なのか分からない人も多いでしょう。
そこで本記事では、地方学生が就活で不利と言われる理由や解決法を紹介します。
- 地方学生の就活について知りたい人
- 地方学生が就活で悩みやすいポイントを知りたい人
- 地方学生で、就職を成功させたい人
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東京で就活を成功させている地方学生は多い
地方出身で東京で活躍している人は多いです。
国立社会保障・人口問題研究所の調査データによれば、東京都民のうち、生まれも育ちも東京という人は54.4%にとどまり、残りの45.6%は地方出身者であることが示されています。
これは、東京に住む人のほぼ半数が地方から上京してきた人々であることを意味し、言い換えれば、東京にいる10人のうち4~5人は地方出身ということになります。
上京の理由として最も多いのは、進学と就職です。
前述のデータからも明らかなように、多くの人々が地方から東京に出てきて、就職という形で新たな生活をスタートさせています。
この事実から、地方出身であっても東京での就職は十分に可能であり、むしろ多くの人々がそれを実現していることが分かります。
したがって、「地方出身だから東京での就職は難しい」といった先入観を持つ必要はなく、安心して東京での就職活動に臨んでください。
東京の就職事情
まずは、東京という土地の特性や地方とは異なる就職事情について解説します。
東京の特徴
東京は、日本の政治、経済、文化の中心地であり、約1,400万人が暮らす世界有数の大都市です。
その歴史は1603年の江戸幕府の開府に始まり、1868年に東京と改称されました。
現在、東京は23区と39の市町村で構成され、多様な地形と豊かな自然を有しています。
ビジネスの中心地としては、大手町、丸の内、六本木、赤坂、日本橋などがあり、これらのエリアには大企業の本社や商業施設が集積し、日本の経済と行政を牽引しています。
日々多くのビジネスパーソンが行き交い、まさに世界有数のビジネス拠点となっています。
東京における業界事情
東京の就職市場は、多様な業界と職種が集まるため、求職者にとって幅広い選択肢が存在します。
特に金融機関は大手町・丸の内エリアに集中しており、営業活動に加え、投資や為替取引といった重要な業務を担っています。
また、日本支社を東京に置く外資系企業や、マスメディア関連企業も多く、情報発信の中心地となっています。
さらに、宿泊・旅行業やエンターテインメント業なども、地方と比較して求人数が多く、多様な就業機会を提供しています。
東京には、個々の能力や専門性を活かせる職種が豊富に存在し、地方都市よりもキャリアの選択肢が広いと言えるでしょう。
もし、希望する仕事や職種が東京にしかない場合、東京での就職を視野に入れた就職活動を進めてください。
東京の有効求人倍率と雇用状況
最新のデータによると、2024年12月の東京都の有効求人倍率(季節調整値)は1.76倍で、前月と同水準を維持しています。
これは、求職者1人に対して1.76件の求人があることを示しており、全国平均の1.25倍を上回る水準です。
また、2024年の平均有効求人倍率は1.25倍で、前年の1.31倍から0.06ポイント低下しました。
産業別に見ると、情報通信業や宿泊・飲食サービス業で新規求人が増加しており、特に情報通信業では前年同月比9.3%の増加が見られます。
一方、製造業や生活関連サービス業・娯楽業では新規求人が減少しています。このように、業種によって求人動向が異なるため、東京での就職活動を行う際には、希望する業界や職種の最新情報を収集し、労働市場の動向を把握することが重要です。
参照ページ
地方学生の就職の選択肢
地方学生の就職の選択肢を紹介します。
地元で企業を探して就職する
地元で企業を探して就職するという学生の方も多いでしょう。
地元にもさまざまな企業があります。
しかし、大企業が良いという地方学生の方もいるでしょうが、地方ですと選択肢が狭まってきます。
大企業の特に本社は、首都圏に集まっているからです。
しかし、地方にも地方ならではの規模の大きい会社や、安定して働ける会社は多くあります。
新卒であれば、良い条件の企業も多く存在します。
地方では中小企業が多いですが、自己分析をしっかり行い、希望の職種を選べば、納得のいく就職が可能です。
東京など地元以外の企業に就職する
東京に就職を希望する地方学生も多いです。
受けるときは、新幹線や飛行機、高速バスなどを使って面接に向かいます。
内定を得た後に東京へ引っ越す人も多いでしょう。
メリットは、選択肢が多く、名だたる有名企業への面接のチャンスがあるということです。
面接の際には交通費がかかるため、工夫して節約しましょう。
格安航空や、新幹線より高速バスのほうが安いです。
東京で募集がある企業の地方の支店に入る
東京の企業が募集している地方の支店に入社するという方法もあります。
ただし、実際には転勤を経て支店に配属されるケースも多く、希望通りになるとは限りません。
支店勤務の募集を行っている企業もありますから、よく確認しましょう。
ほかの記事もぜひご覧ください。
地方学生が就活に不利な点
地方学生が就活に不利な点を紹介します。
地方学生が就活に不利な点は次のとおりです。
地方によっては求人が少ない
地域によっては求人が少ない場合もあります。
少ない地域ですと、正社員の仕事を探すのも難しいという場合も。
これは都道府県によっても違います。
地方ですと、人口に比例して、企業が少ない場合もあります。
また、観光業が盛んな地域では、旅館などの接客業の求人は多いものの、他業種の求人が少ないという悩みもあるでしょう。
大手企業は東京に集中している
大手企業は東京に集中しているということが、地方学生のデメリットです。
名だたる大手企業の本社は東京にあることも多く、地方ですと支店や中小企業が多い場合があります。
大手企業のほうが、待遇が良いというところもありますから、地方学生にはデメリットになってしまうでしょう。
しかし地方の会社にも、待遇が良いところがあります。
近くで就職を希望する人は一度求人サイトや、ハローワークなどでも新卒向け求人を探してみると良いでしょう。
就活イベントに参加しにくい
就活イベントに参加しにくいという場合もあります。
東京では、多くのイベントが開催されています。
有名企業が出展するイベントもあるでしょう。
しかし、地方では就活イベント自体があまりなかったりする場合もあります。
そのため、就活に不利になってしまうこともあります。
上京面接だと費用が高額になる
東京の企業に面接に行く場合、費用が高額になってしまいます。
また、関東など近隣の地域は良いですが、北海道や沖縄など、東京から距離が遠い場合は交通費がかかります。
飛行機やフェリーなどを使う場合もあるでしょう。
面接にかかる交通費が高くなるため、1回の移動で複数の企業の選考を受けるなどして、出費を最小限に抑えると良いでしょう。
面接のチャレンジ回数が限られる
遠いと、面接のチャレンジ回数も限られてしまいます。
交通費がかかるうえに、移動時間も長くなるためです。
そのため、東京出身の学生が何社も受けられるのに対して、地方学生は1日3件、東京に滞在する1週間の間のみ受けられる、などあるでしょう。
地元に用事がある場合、一度帰らないといけないため、さらに受けられる件数は限られます。
限られた選考機会の中で、内定を獲得する必要があります。
ほかにも地方学生の就活についての記事がありますので、ぜひご覧ください。
面接官はどう見る?企業の地方学生に対する評価
地方学生への企業の評価を紹介します。
素直で優秀な学生が多い
地方学生は、素直で優秀な学生が多いという評価があります。
地方学生は比較的、礼儀正しい人もいて、良い印象があります。
また、勤勉で信用できるという利点もあります。
企業は、地方学生を素直で優秀な学生が多いという印象を持っている場合があります。
運転免許証の取得率が高い
運転免許証の取得率が高いというのも、地方学生を評価している点です。
地方ですと、公共交通機関の本数が少なく、車があるほうが便利な地域もあるでしょう。
そのため、運転免許証の取得率は高い傾向にあります。
車を通勤に使う際や、営業職などで車を使う際は、運転免許証があると選考の際に良い評価につながります。
地方へ再配属がしやすい
地方に再配属がしやすいというのも、地方学生を評価している部分です。
地方出身でしたら、出身地の支店にも再配置がしやすいということがあります。
地方学生の中には、地方での就職を希望している人もいます。
東京出身の人は、あまりほかの地域に行きたくないという人もいます。
東京就活をする前に考えるべきこと
地方の学生が東京で就職活動を行う際には、地方とは異なる環境や状況を考慮した準備が不可欠です。
単に「東京で働きたい」という漠然とした思いだけでは、後々後悔する可能性もあります。ここでは、地方の学生が東京での就職活動を成功させるために、具体的に考慮すべき点を解説します。
東京で働く目的を明確にする
東京での就職を考える上で最も重要なのは、「なぜ東京で働くのか」という目的を明確にすることです。
目的が曖昧なまま東京で就職してしまうと、生活していく中で不満や疑問が生じ、東京にいる意味を見失ってしまう可能性があります。
東京での就職を考える際は、以下の4点を具体的に整理しましょう。
- 東京で成し遂げたいこと(目標やキャリアプラン)
- 東京でなければならない理由(地方では実現できないこと)
- 地元や他の地方都市ではダメな理由(東京を選ぶ必然性)
- 東京での生活イメージ(住居、生活費、ライフスタイル)
東京は、利便性や多様性に富んだ魅力的な都市である一方、生活費が高く、常に多くの人で混雑しているため、ストレスを感じやすい側面もあります。
そのため、「東京で働く理由」を明確に持ち続けることが、東京での就職生活を充実させる鍵となります。
就きたい仕事・業界を絞り込む
東京には数多くの企業が集まっており、仕事の選択肢は非常に豊富です。
これは大きな魅力であると同時に、何をしたいのかが定まっていないと、かえって迷ってしまう要因にもなります。
まずは、自分がどのような仕事に興味があるのか、どのような分野で自分の強みや特技を活かせるのかをじっくりと考えてみましょう。
東京には、誰もが知る大企業だけでなく、将来有望なベンチャー企業や中小企業も数多く存在します。
自分が本当にやりたいことが東京でしか実現できないことであれば、迷わず東京での就職を目指すべきです。
そのためにも、自己分析をしっかりと行い、興味のある業界や企業を絞り込んでおいてください。
費用・時間・生活設計を具体的に把握する
東京での就職活動には、地方からの移動費や宿泊費、選考のための交通費など、さまざまな費用がかかります。
また、就職後には敷金・礼金を含む家賃、食費、光熱費、通信費、交際費などの生活費も考慮しなければなりません。
事前にこれらの費用を概算で計算しておきましょう。
さらに、東京での就職活動には時間も必要です。
複数回上京する場合は、移動時間や滞在期間を考慮し、スケジュールをしっかりと立てる必要があります。
授業やアルバイトとの兼ね合いも考慮し、無理のない計画を立てることが成功のカギとなります。
これらの費用、時間、生活設計を事前にしっかりと把握しておくことで、東京での就職活動をスムーズに進めることができるでしょう。
地方学生の就活不利を解決する方法
地方学生が東京での就活をスムーズに進めるために、お金・宿泊・交通費の節約方法をまとめました。
状況に応じた最適な選択肢を選び、効率的に就活を進めましょう。
交通費の節約方法
交通費の節約方法について3つの方法を紹介します。
最適な方法を選択して、スムーズに就活を進めていきましょう。
新幹線(快適&時間優先)
メリット | デメリット |
・移動時間が短く、体力の消耗が少ない ・座席が広く快適、荷物も持ち運びやすい | ・料金が高い(東京–大阪間:約14,000円) ・早割が少なく、急な予定には対応しづらい |
- 重要な面接の前日移動
- 短期間の就活で何社も回るとき
新幹線は費用が高いものの、最も快適な移動手段です。
大切な面接の前などに、利用を検討してみるのもありかもしれません。
飛行機(遠方&時間短縮)
メリット | デメリット |
・長距離移動に最適(北海道・九州・沖縄など) ・早期予約で割引が適用される(LCCなら5,000円以下も可能) ・マイルが貯まるため、後の移動費に活用できる | ・空港までの移動が必要 ・荷物制限があり、預けると追加料金が発生 |
- 新幹線で6時間以上かかる地域からの移動
- LCCの早割を活用し、格安で上京する場合
とにかく時間をかけず早く上京したい地方学生や、新幹線などでくるとかなり遠く時間がかかる学生にはおすすめです。
そして、早期に予約すると安くなるケースがありますし、到着する飛行場によって値段が違う場合もあります。
急に予定が入る就活では早期予約などは難しいですが、上手く活用するとかなりお得な交通手段です。
夜行バス(格安&長距離移動)
メリット | デメリット |
・最安値での移動が可能(大阪–東京:約3,000円~) ・深夜移動で宿泊費を節約できる | ・長時間の移動で体力が消耗する ・寝不足になりやすく、重要な面接の前には不向き |
- 予算を抑えたいとき(短期間の滞在向け)
- 体力に自信があり、前日夜出発で翌日午前の面接を受ける場合
安いと大阪から東京まで3,000円台から利用できます。
しかし、慣れていないとかなり疲れがたまり、休息ができないと最悪の場合体調を崩す場合もありますので、利用には注意が必要です。
最近の夜行バスは、さまざまなシートのタイプがあります。
夜行バスを利用するなら、座席の幅が広くリラックスできるタイプがおすすめです。
宿泊費の節約方法
宿泊費の節約方法について、4つの観点から解説していきます。
自分にとって、どの方法が最適か確認しておきましょう。
ビジネスホテル(快適&安全重視)
メリット | デメリット |
・4,000円台~宿泊可能(早割やカプセルホテルならさらに安い) ・駅近・清潔・Wi-Fi完備で快適に過ごせる | ・長期滞在にはコストがかかる ・都心部は早めに予約しないと高騰する |
- 面接が連日続くとき
- しっかり休息を取りたい場合
- 箇条書き3
安ければ、4,000円台から泊まることができます。
ビジネスホテルは、何より安全で体力が回復します。
また、駅から近いことが多いため、利便性にも優れています。
要注意なのは、安くなれば安くなるほど都心から離れてしまうことです。
予約の際は、場所をしっかり確認しておきましょう。
ネットカフェ(短期滞在&安さ重視)
メリット | デメリット |
・12時間3,000円台~利用可能 ・Webテスト受験・エントリーシート作成が可能 | ・完全な休息には不向き(騒音が気になる場合も) ・荷物を置くスペースが限られる |
- 終電を逃した際の一時滞在
- 東京滞在が1泊のみで、費用を抑えたい場合2
12時間で3,000円台から利用できます。
そしてネット環境が充実しているため、Webテストの受験やエントリーシートの提出なども可能になります。
しかし、体力を回復するにはあまり向いていません。
充実したネットカフェがあるというものの、どうしても人を意識してしまう空間なので、大切な面談の前などはおすすめはできません。
友人宅(費用ゼロ&リラックス可能)
メリット | デメリット |
・宿泊費無料で大幅な節約 ・現地の情報が得られる(住んでいる人の話を聞ける) | ・長期滞在は気を遣う ・立地が悪いと移動が大変 |
- 1泊程度の短期間滞在
- 友人が都内に住んでいて、お世話になれる場合
関係にもよりますが、なんといってもサービス料金はかかりません。
そして寝坊のリスクを軽減することができます。
ただし、友人宅では気を遣うこともあるため、長期間の滞在には向きません。
長期間滞在することはかなり迷惑になるので、1泊だけならおすすめです。
就活シェアハウス(長期滞在&情報交換)
メリット | デメリット |
・1泊2,000円台~とリーズナブル ・地方から上京した学生と情報交換ができる ・無料のシェアハウスも存在する(例:ジョーカツ) | ・プライベート空間が少ない(ただし、個室の場合もある) ・空き状況によっては希望のエリアに滞在できない |
- 1週間以上の長期滞在を予定している場合
- 他の就活生と交流しながら情報を得たいとき
地方の就活生限定のシェアハウスも検討してみましょう。
1泊〜数カ月滞在でき、料金も1泊2,000円台からとリーズナブルです。
1カ月滞在するとしても5万円前後なので、ホテルに宿泊するよりは断然安いです。
また、宿泊者全員が地方から上京しているので、情報交換や悩みの共有もでき、一生の友達ができるケースがあります。
安全面が不安な女性も、女性限定のシェアハウスもあるので、チェックしてみてくださいね。
東京就活のスケジュールと計画の立て方
東京での就活をスムーズに進めるためには、スケジュール管理と事前準備が鍵になります。特に地方学生の場合、東京への移動費や宿泊費の負担があるため、効率的に動くことが求められます。
ここでは、東京での就活を成功させるためのスケジュールの立て方を、時期ごとに解説していきます。
3年生の夏(6月〜8月):インターンシップへの参加
- 業界・職種研究を始める
- サマーインターンシップに参加
- 東京でのインターンに参加する場合、交通費・宿泊費の補助がある企業を狙う
- OB・OG訪問を始める(オンラインを活用)
【具体例】
Aさん(地方国立大学)
IT業界志望でサマーインターン(エンジニア職)に応募し、実際に1週間の業務体験に参加。
交通費全額支給+宿泊費補助があり、負担を抑えつつ東京でのインターンを経験し、社員交流を通じて「東京の働き方」を学び、業界理解が深まる。
Bさん(地方私立大学)
メーカー志望でサマーインターン(技術職)に参加し、開発現場を見学。
インターン後、企業の早期選考ルートに招待される。
この経験を通じて、メーカーの開発職への志望度が高まる。
ポイント
- インターン参加者を対象に本選考で優遇される場合があるため、積極的に応募
- 企業の「交通費補助制度」を活用し、東京のインターンに参加する
- 事前にOB・OG訪問を行い、業界の実情を学ぶ
3年生の秋〜冬(9月〜12月):企業研究・ES作成
【やること】
- インターンで得た経験をもとに、本格的な志望業界を決める
- 東京の企業の説明会・セミナーに参加
- エントリーシート(ES)や履歴書の準備を始める
- 地方学生向けの特別選考ルートを活用
【具体例】
Cさん(地方公立大学)
金融業界志望でオンライン説明会に参加。その後、東京本社でのOB訪問を実施し、実際の業務内容を詳しく知る。ES作成に役立つ情報を得て、11月に早期選考へエントリー。
Dさん(地方私立大学)
広告業界志望でセミナー&エージェントを通じて特別選考ルートに参加。地方学生向けの説明会があり、交通費補助制度を利用して東京での選考に進む。
ポイント
- 「オンライン説明会+東京での企業訪問」を組み合わせて企業理解を深める
- エージェントを活用し、地方学生向けの特別選考ルートを探す
- ESのブラッシュアップを行い、早期選考に備える
3年生の冬〜4年生の春(1月〜3月):本選考スタート
【やること】
- 企業エントリー開始(3月)
- 東京の企業説明会・選考が本格化する時期
- オンライン面接・グループディスカッションの対策を行う
- 東京への移動計画を立てる
【具体例】
Eさん(地方国立大学)
商社志望で大手商社にエントリー開始と同時に応募。
1月からグループディスカッション対策を始め、2月のオンライン選考を突破。
最終面接のみ東京本社で実施(交通費支給あり)。
Fさん(地方私立大学)
ベンチャー企業志望でグループワーク選考にエントリー。
3月に東京での最終面接に進み、滞在期間を活用して他の企業の面接も受ける。
ポイント
- 1回の上京で5社以上の面接を受ける計画を立てる
- 面接対策・グループディスカッションの練習をオンラインで実施
- 東京の企業の「交通費補助」を活用する
4年生の春〜夏(4月〜6月):面接ラッシュ&内定獲得
- 企業面接がピークに
- 東京での最終面接・内定者フォローが始まる
- 内定後の住居探し・引っ越し準備を開始
【具体例】
Gさん(地方国立大学)
コンサル志望で最終面接のために東京に上京。内定獲得後、企業の内定者フォローイベントに参加し、同期との交流を深める。
Hさん(地方私立大学)
ITベンチャー志望で6月まで複数の企業を受け続ける。地方学生向け就活シェアハウスを活用し、東京で効率的に就活を進め、最終的に8月に内定。
ポイント
- 内定後のフォローイベントに参加し、入社前の不安を解消
- 「5月〜7月の間に住居探し」を開始し、早めに引っ越し準備を進める
- 6月以降も選考を受ける企業をリストアップし、最後まで諦めない
5月中旬までに1つは内定を得ることが理想的です。
もしまだ内定がない場合は、6月以降の二次募集企業も検討しましょう。
地方学生向けスケジュールの工夫
東京で就活をする際は、工夫することでスムーズに動けるようになります。
特に地方学生の場合は、電車の乗り換えや土地に慣れていないことも考慮して、事前に準備を整えておくことが重要です。
東京に行く回数を最小限にする
東京への移動には費用がかかるため、1回の上京で複数の企業をまとめて受ける計画を立てることが重要です。
【実践例】
「説明会・一次面接をオンラインで済ませ、最終面接だけ東京で受ける」
「1回の上京で、3〜5社の面接をまとめて受ける計画を立てる」
「上京前にスケジュールを詰めて、効率的に企業訪問を行う」
企業の交通費・宿泊補助制度を活用する
東京の企業の中には、地方学生向けに交通費や宿泊費を支援する制度を用意している企業もあります。
また、就活エージェントの中には、地方学生向けにシェアハウスを提供しているところもあります。
【活用例】
「○○会社の交通費補助制度を使い、新幹線代を節約」
「無料で利用できる就活生向け宿泊施設(就活シェアハウス)を活用」
「企業によっては、最終面接時の宿泊費を負担してくれる場合も」
オンライン就活ツールを活用する
東京での就活では、地方学生が不利にならないようにオンラインツールを最大限活用することが重要です。
近年は、多くの企業でオンライン面接を活用しています。
- Googleカレンダー:面接スケジュール管理
- Zoom / Teams:オンライン面接
- Suicaアプリ:東京の移動をスムーズに
地方学生のWeb面接については、下記の記事もぜひぜひご覧ください。
さいごに
地方学生は就活において、関東の学生よりも不利な点があるのは事実です。
しかし、歓迎してくれる企業はたくさんありますし、情報で不利な面をカバーすることが可能です!
近年、地方学生の評価は上昇しています。
なぜなら東京の就活生と比べて、素直だからです。
スキルのない新卒ほど吸収が早く、成長スピードが速いと言われています。
そのため、柔軟に学べる素直な学生が近年求められています。
地方就活生に追い風が吹いている今、情報格差に負けず、都内の友達を作るなどして積極的に情報を取りに行きましょう!