【企業分析】東京貿易ホールディングスの就職難易度・採用大学・選考対策を徹底解説
2024/4/18更新
はじめに
東京貿易ホールディングス株式会社(以下東京貿易ホールディングス)は東京都中央区京橋に本社を置く卸売業界に属する企業です。
東京貿易グループは、現在国内外に17社、総従業員約1,000名を超える独立系企業グループです。
東京貿易ホールディングスでは、それらグループ各社のサポートを行っています。
今回はそんな東京貿易ホールディングスの企業研究を行うための基礎知識や社風、選考対策などをご紹介していきます。
この記事を読めば東京貿易ホールディングスについて理解度を深めることができます。
主に東京貿易ホールディングスへの就職に興味がある以下のような就活生を対象に、企業分析を行っていますので、ぜひ最後までご覧ください。
- 東京貿易ホールディングスではどんな仕事をしているか知りたい
- 東京貿易ホールディングスの就職難易度を知りたい
- 東京貿易ホールディングスの選考対策は何をすれば良いかわからない
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この記事の結論
先にこの記事の結論からお伝えすると、東京貿易ホールディングスの就職難易度は、平均よりもやや難関であると考えています。
ですのでしっかりとした選考対策をしておく必要があります。
東京貿易ホールディングスの選考はグループ企業も併願できることが特徴です。
そのため東京貿易グループへの志望度の高い学生は併願することをおすすめします。
次の章から各内容や、その他就活に役立つ情報を紹介しますので、ぜひ最後まで読んでください。
東京貿易ホールディングス株式会社について
会社概要
東京貿易ホールディングスは、卸売業界に属する東京貿易グループ各社を統括している純粋持株会社です。
かつては一般的な商社スタイルでしたが、近年ではメーカー的な製造機能を強化しつつ、従来の商社機能を活かした活動を行っています。
完全独立系の企業であり、オリジナル路線を進む珍しい体系と商材を持つ会社です。
ニッチ産業に強みを持ち、各々の製品の多くが業界トップシェアを誇っています。
東京貿易グループの事業目的は「持続可能な社会に貢献すること」であり、さまざまな産業を支える優れたサービスや製品を提供しています。
主な事業内容は、エネルギー関係、鉄鋼、金属、レンガ、機械、化学品、情報、医療機器、セキュリティ、情報通信機器部品などの製造、輸出入です。
新型コロナウイルス感染症の流行をきっかけに、目まぐるしく変化した人々の暮らしや働き方ですが、そうした社会情勢にも対応し、既存の事業だけでなく新たな事業も展開させるしっかりとした経営戦略のもとに手堅くにビジネスを成長させています。
直近7年間の純利益成長率は15.4%であり、将来性に期待できる企業と言えるでしょう。
各事業別の売上規模
東京貿易ホールディングスの2023年度の3月期の総売上高は3億5888万円で、純利益は3億395万円でした。
それぞれの事業分野での売上高は以下の通りです。
- エネルギー機械:売上高は138億1,400万円でした。
- 技術・自動車・情報:売上高は67億6,100万円でした。
- 医療・生活・科学:売上高は143億5,600万円でした。
- 資材・資源・鉄鋼:10億4,900万円でした。
参照ページ:
各事業セグメントの解説
東京貿易ホールディングスの主な事業セグメントは以下の通りです。
事業部門 | 事業内容 |
エネルギー機械 | 安定したエネルギーの供給と安全確保をすることにより、豊かな生活の基盤づくりに貢献しています。 |
技術・自動車・情報 | 自動車メーカーをはじめとし、多彩な業界の製品開発やコスト低減に貢献しています。 |
医療・生活・科学 | 多種多様な商品とトータルサービスの提供を通し、人々の穏やかな暮らしを支えています。 |
資材・資源・鉄鋼 | 主な業務内容は多彩な資材・資源・鉄鋼製品を産業界に供給することです。 さらに素材を生かした新商品の開発・用途の拡大にも取り組んでいます。 |
上記した通り、東京貿易ホールディングスはグループ全体で幅広い事業を展開しています。
各社ごとに高い専門性で社会貢献している企業です。
以下参照ページを紹介するので是非確認してみてください。
参照ページ:
東京貿易ホールディングス株式会社で働いている社員は?
平均勤続年数は?
東京貿易ホールディングスの平均勤続年数は約8.6年でした。
卸売業の平均勤続年数は13.5年と言われているため、比較的人員の入れ替わりが多い職場であると言えるでしょう。
平均年収は?
東京貿易ホールディングスの平均年収は752万円でした。
東京貿易ホールディングスが属する卸売業界の上場企業の平均年収は626万円です。
そのため、東京貿易ホールディングスの平均年収は業界平均よりも126万円高く、業界内ランキングでは369社中64位と比較的上位です。
平均残業時間は?
東京貿易ホールディングスの平均残業時間は30.4時間でした。
卸売業の平均残業時間は11.2時間と言われているため、平均よりもかなり長いことが分かります。
一般的なホワイト企業の一つの目安は25時間とされています。
このことから業務は非常に多忙であると言えるでしょう。
平均ボーナス額は?
東京貿易ホールディングスの平均ボーナスは121万円でした。
卸売業の平均ボーナス額は100万円と言われているため、21万円高い金額になっています。
どんな文化なの?
現在東京貿易ホールディングスは、グループ全体が変革期であると考えており、社員全員が挑戦できる環境が用意されています。
実際の仕事では、東京貿易ホールディングス単体に留まることなく、グループ会社の社員とも交流しながら業務を進めていきます。
また、東京貿易グループが掲げている経営軸の存在意義に「東京貿易グループ社員の物心両面での幸せを追求すること」をあげているため、社員を大切にする企業であると言えるでしょう。
参照ページ:
就職偏差値・難易度および業界での立ち位置
就活生からの人気も高い卸売業界の中での東京貿易ホールディングスの立ち位置をご紹介します。
会社名 | 売上高(2023年) 単位:百万円 | 平均年収 単位:万円 | 就職偏差値・難易度 | 社風 |
三菱商事 | 20,424,100 | 1,558 | 78 | 「組織の三菱」人と人との結びつきに重きをおいている社風 |
三井物産 | 13,424,400 | 1,549 | 76 | 「人の三井」「個」を尊重する社風 |
伊藤忠商事 | 13,995,200 | 1,579 | 74 | 「三方よし(売り手よし、買い手よし、世間よし)の精神」 自由闊達に仕事をする文化があり、持続可能な社会に貢献しようとする社風 |
豊田通商 | 10,438,225 | 1,114 | 68 | 「Be the Right One) 上下関係もフラットで風通しの良い社風 |
東京貿易ホールディングス | 35,883 | 752 | ー | 新たなことに挑戦できる社風 |
同じく卸売業を行っている企業と比較してみると、東京貿易ホールディングスは中堅程度のレベルであることが分かります。
事業規模などを考慮すると年収は高いです。全国の水準から見ても高く、卸売業の中でも上位に位置しています。
また、採用人数が上記の企業と比べると少ないです。
このことから、東京貿易ホールディングスへの就職難易度はやや難しいと言えるでしょう。
東京貿易ホールディングス株式会社の新卒募集要項について
以下に東京貿易ホールディングスの新卒募集要項についてまとめました。
各項目 | 詳細 |
---|---|
職種 | 総合職 |
給与(2023年4月入社 初任給実績) | 修士了:(基本給)265,000円 大学卒:(基本給)240,000円 ※残業代は別途支給 ※固定残業制度なし |
賞与 | 年2回(6月・12月) |
年間休日数 | 123日 |
諸手当 | 交通費全額支給 時間外勤務手当 休日勤務手当 深夜勤務手当 社員持株会 退職金制度(企業型DC) 職制手当 資格等級手当 |
研修制度 | 新入社員研修 フォローアップ研修(入社1~3年目) 管理職研修 コンプライアンス研修 外部講師を招いてのセミナー |
福利厚生 | 社会保険完備(雇用・労災・健康・厚生年金) 食事補助あり(昼食費半額補助/弁当システム注文の場合) 資格取得支援制度(自己啓発による資格取得時に奨励金支給) 自社保有の保養所あり(軽井沢) 健康保険組合提携保養所 コーヒーメーカー・ウォーターサーバー ファミリーバースデイギフト ベネフィット・ワン(福利厚生サービス)等 |
参照ページ:
求める人材
東京貿易ホールディングスでは求める人材として下記のものを公表しています。グループ企業であるため、他のグループ会社でも共通になっている可能性が高いです。
- 将来経営者になることを志している人
- チームワークを重視する人
- 自ら考えて積極的に行動できる方
- 柔軟性があり、臨機応変に対応できる方
- 何事にも意欲的に取り組める方
- 組織や制度の改革を主体的に行いたい方
東京貿易グループでは、創業者である松宮康夫氏が唱えた”全員経営の精神”を核心的価値観であると考えています。
この”全員経営の精神”とは、グループの全社員が企業・グループを愛しそれぞれがそれぞれの立ち回りで経営に参画するという意識を持ち、持続可能な社会の発展に貢献し、企業と共に自己成長させていくということを意味しています。
このことから、グループで協力するコミュニケーション能力やリーダーとなって行動できる方、自ら道を切り拓いていけるような人が向いていると言えるでしょう。
参照ページ:東京貿易グループ ジョブボード
新卒採用のフロー
貿易ホールディングスの選考は、下記の通りの選考フローとなっています。
東京貿易ホールディングスの選考フローは、グループ企業各社と併願できます。
適性検査まではグループ共通で行われており、グループ会社と併願した場合でも各ステップの参加は1回のみであることが特徴です。
適性検査後の選考フローは各社異なるため、グループ会社も併願したい方はそちらも確かめるようにしてください。
1.マイナビよりエントリー/会社説明会 (対面・webにて実施)
マイナビよりエントリー後、説明会動画の案内があります。
また、より詳細を知りたい方に向けて『グループ合同の質問会』も開催しています。
2.エントリーシート提出
説明会を視聴後、エントリーシートを提出します。
東京貿易ホールディングス株式会社で過去に頻出していた質問は下記のようなモノがありました。
- 志望動機
- ゼミのテーマ
- 自己PR
このように基本的なことを聞かれるようです。
ESは必ず提出するものなので、早めの段階から準備しておくとよいでしょう。
熟考することにより、本番に完璧なESを提出できるようになります。
以下に参考になる記事を紹介します。
自分史の書き方は下記に記載した参照ページを確認してください。
3.適性検査
東京貿易ホールディングスで行われている適性検査について、詳細は明かされていませんでした。
しかしながらその他の選考フローが一般的なものであることが多いため、特殊な適性検査ではないでしょう。
以下のページでは適性検査について詳しく解説しています。
こちらもぜひ参考にしてください!
【徹底解説】就活のSPI試験対策マニュアル~おすすめの参考書も紹介~
4.グループディスカッション
グループディスカッションでは他の就活生とグループになり、与えられたテーマについて制限時間内で結論を導く選考です。
面接官が見ているポイントは「コミュニケーション能力」「臨機応変さ」「積極性」「思考力」です。
必ずしもリーダーになることが正解とは限りません。
ご自身がグループに貢献できる役割を選ぶようにしましょう。
5.面接(個別) ※2回実施予定
東京貿易ホールディングスでは、個別の面接が2度行われます。
見ているポイントは、今後の意気込みや熱意です。そのため自信を持って前向きな姿勢で挑むようにするとよいでしょう。
面接では以下のような質問がありました。
- ゼミ活動
- 志望動機
- 趣味や特技
- 自己PR
- 将来やりたいこと
- 資格
- 東京貿易ホールディングス株式会社の持株会社という企業形態をどれだけ理解できているか
基本的に1次面接と2次面接の内容は似ていると言われています。
過去に東京貿易ホールディングスの選考を受けた方が、難しかった質問として「東京貿易ホールディングス株式会社の持株会社という企業形態をどれだけ理解できているか」を挙げていました。
商社ではありますが、事業を行わない持株会社であるということを踏まえて話す必要があります。
東京貿易ホールディングスだけでなく、持株会社という企業形態について理解して面接に望むようにしてください。
以下のページでは面接の対策について紹介しています。
確認してぜひ内定を勝ち取りましょう。
6.内々定
※一部選考内容を変更する可能性あり
採用大学
東京貿易ホールディングスの採用大学の実績を以下に掲載します。
全国各地のやや難関から難関まで幅広い大学の採用実績がありますが、最低でも日東駒専レベルであることが求められているため、多少の学歴フィルターはあるでしょう。
<大学> 青山学院大学、秋田大学、亜細亜大学、神奈川大学、関西学院大学、学習院大学、駒澤大学、上智大学、高崎経済大学、千葉大学、中央大学、中京大学、筑波大学、東京外国語大学、東京電機大学、東京都市大学、東京理科大学、東洋大学、長岡技術科学大学、新潟大学、日本大学、法政大学、明治大学、明治学院大学、山口大学、早稲田大学 |
※業種により、上記他にも多数採用実績ありの専門学生・高校卒業見込みの方の募集をしている場合があります
東京貿易ホールディングスでは、偏差値が高い大学も採用されていますが、全国各地から多様な学生層からの応募者を積極的に採用している印象です。
大卒以上であることが必須条件であり、採用実績のある大学のほとんどが日東駒専レベル以上であることから、多少の学歴フィルターがあると考えられます。
しかし大手企業と比較すれば、最難関の大学は少ないため対策次第では内定を獲得できるでしょう。
そのためしっかりとした自己・企業・業界分析を行い、ESや面接の対策をすることが欠かせません。
就職偏差値・難易度
それでは、ここまでの内容を踏まえて、東京貿易ホールディングスの就職偏差値・難易度を見てみましょう。
結論としては、偏差値・就職難易度は標準的よりやや難関といえるでしょう。
その理由として以下の3点が挙げられます。
- ほとんどの職種の応募必須条件が大卒である
- 採用実績のある大学が中堅レベル以上
- 採用人数が少ない
これらのことから、就職偏差値などは明確に出ていないものの、一定水準以上のレベルが求められていると考えられます。
頻出質問である「ガクチカ」や「志望動機」など基本的な事項をしっかりと対策しておくことが欠かせません。
加えて採用人数が少ないことから他の学生と差をつける必要があるため、企業・業界を研究しておくとよいでしょう。
しっかりと対策を行い内定を獲得してください!
就職偏差値・難易度については、以下の記事も参考にしてみてください。
参照ページ:
まとめ
東京貿易ホールディングス株式会社は、卸売業界に属する企業で、採用人数の少なさや採用実績のある大学を見ると、卸売業界の中でもやや難関であると考えられます。
しかしながら対策次第で、就活での結果を大きく変えることができます。
中堅レベル以上の大学の採用が多く、四大卒であることが必須な企業ではありますが、大手企業に比べれば難易度は低いでしょう。
自己分析や企業研究、業界研究を行うことは、他の企業を受ける際にも役立ちます。
しっかりと対策をして選考に望めば、明るい未来がやってきます。
ぜひこの記事を参考にして励んでくださいね。