就活の荷物リストまとめ!好印象を与える取り扱い方も解説
2024/10/12更新
はじめに
面接のときに荷物をどう扱えばいいのか、またどんな荷物を持っていけばいいのか分からず悩んでいる学生も多いのではないでしょうか。
大学生が今まで持ってきた持ち物と就活中の面接で必要なものは全く違うため、このような悩みや不安を抱えるのは当然です。
実際に持っている荷物、荷物の扱い方で面接官の印象も180度変わってくるでしょう。
そこで本記事では、面接官の印象を良くするコートの持ち方、鞄の置き場所、持つべき荷物を解説します。
以下のようなお悩みのある学生は必見ですので、ぜひ最後までチェックしてみてください。
- 面接の際にどうやって荷物を扱えば良いか知りたい
- 面接の際に持っておくべきものがわからない
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面接時には荷物の取り扱い方も見られる?
面接時は、身だしなみや発言に加えて、荷物の扱い方も重要です。
企業は荷物の扱い方を見ることで、就活生の価値観やビジネスマナーを身につけているかを判断します。
不適切な振る舞いをすると、面接官にいい印象を与えることはできず、扱い方や持っている荷物によっては悪い印象を与えてしまうでしょう。
極端な例をあげますが、持ち物が汚れていたり、カバンがものでパンパンだったりしたらあなたはどんな印象を受けますか?
少なくともいい印象にはならないはずです。
面接官は、就活生と話す前から「この人は整理整頓が苦手な人なんだな」という印象を持ってしまい、その後の会話でもそれを挽回するのが難しくなります。
そのため、基本的な荷物の扱い方を抑えておくことは大切なのです。
【場面別】好印象を与える荷物の取り扱い方
スマートに荷物を扱うためにシーン別に解説していきます。
以下の場面を解説するので、実際の面接を想像しながら読んでください。
- 到着時
- 入室時
- 集団面接
面接には基本的なマナーがあります。
就活を行っている時期や状況によっては、持ち物や服装などが変わってきますので状況に合わせた扱い方を抑えておきましょう。
到着時
冬の時期などになるとコートを着ることも多くなると思いますが、オフィスに入る前にコートは脱いでください。
脱いだコートは手でつかむようには持たずに、畳んで片方の腕にかけるようにして扱いましょう。
片手でコートを下げている際の手提げのビジネスバッグの扱い方ですが、コートを持っていない方の手で持ちましょう。
これが、基本的な社会人の荷物の扱い方です。
大学生のうちからしっかりとできていると、面接官への印象もすごく良くなります。
社会でも通用するスキルですのでしっかりと確認をしておきましょう。
入室時
コートとバッグの持ち方は先ほど説明したように、片方にバッグを下げて、片方の腕でコートを持つような形です。
入室した際に挨拶を済ませ、椅子の横に立ちます。
面接官から「おかけください」と声をかけられますので、その際に荷物を椅子の横に立てておくようにしてから着席をしましょう。
またその際に、コートはバッグの上に畳んで置いておくのがいいでしょう。
面接はすごく緊張してしまい、荷物の扱い方がおざなりになりがちです。
しっかりと練習をしておくことで、緊張している場合であっても良い印象を与える行動ができます。
集団面接
個人面接の場合には、上記で説明したような形が望ましいです。
集団面接の際にはその都度、企業や運営している会社によって荷物の扱い方が異なってきます。
たとえば、企業が一括して荷物を管理している場合もあれば、荷物置き場が設けられていて「そこに置いてください」と面接の前に言われるでしょう。
集団面接の場合は会場の様子を見ながら、合わせていくといいでしょう。
就活生はみな同じような荷物を持っているので、ほかの就活生と荷物が混ざらないように注意してください。
就活の荷物の適切な量とは?
荷物量は、面接官にどのような印象を与えるかに関わってきます。
荷物が多くなってしまった際にどうしたらいいのかを、下記にまとめましたのでぜひ参考にしてみてください。
荷物は最小限に
面接に行く日の荷物は、最小限にしましょう。
とくに地方から東京に上京して面接を受ける場合は注意してください。
大きな荷物を抱えたままの移動は意外と体力を使います。
東京は、人混みが多く電車移動も一苦労です。
面接で最高のパフォーマンスを発揮するために、できるだけ体力を温存しておきましょう。
以下で、必要な荷物を解説しているので参考にしてください。
スーツケースは持ち込みを控える
キャリーケースは、面接会場にはできるだけ持ち込まない方がいいでしょう。
企業の中には、キャリーケースを持ってくることを想定しておらず、置き場所がないということがよくあります。
ほとんどの就活生は荷物としてキャリーケースを持ってきていないため、そこで気持ち的にも疎外感があるでしょう。
筆者も、就活をしている際にキャリーバッグを面接会場に仕方なく持ち込んだ経験がありますが、一人だけで恥ずかしい思いをしました。
企業側も事前に確認なく持ってこられたので、置く場所に困っている様子でした。
もし、どうしても持っていかなければ行けない場合などは、先に電話やメールなどでキャリーケースの持ち込みの確認をしておくといいでしょう。
お金に余裕があればロッカーを一時的に利用する選択肢もあります。
駅近くは人気があり、埋まっている可能性があるので注意してください。
ホテルに宿泊する方は、フロントで荷物を預かってもらうのも有効です。
ホテルに預ける場合は、移動分の時間を考慮して、余裕を持って行動しましょう。
以下でスーツケースの持ち込みに関して詳しく解説しているので、ぜひ参考にしてください。
面接に必要な荷物リスト
ここからは面接の日に基本的に持っていくべき荷物と、あったらいいものを紹介していきます。
どの荷物を持っていくべきか迷っている方は参考にしてください。
基本的に持ち歩きたい物
基本的に持ち歩きたい物は、以下の9点です。
- 履歴書+予備
- 証明写真の予備
- スマートフォン
- 筆記用具(ボールペン、鉛筆、消しゴム、のり)
- メモ帳
- 印鑑
- ファイル
- ハンカチ
- 現金
面接の際には必ずこれらの荷物の中に入れておいたほうがいいでしょう。
トラブルに遭った際に慌てないためにも参考にしてください。
履歴書+予備
履歴書を当日提出する場合は必ず用意しましょう。
履歴書をもとに面接が行われるため、最優先の持ち物です。
また、履歴書が汚れたり、水にぬれたりすることを想定して、予備も持参しておいてください。
事前にデータで提出した場合でも、確認のために面接前に履歴書を見直したいという人は印刷して持っておくと安心でしょう。
証明写真の予備
履歴書を持参する場合は、証明写真の予備も用意してください。
提出する履歴書に写真を事前に添付していると思いますが、写真がはがれ落ちる場合があります。
履歴書に写真がないと、本人確認ができないため注意してください。
写真の裏には自分の名前を記入しておくと、面接官が写真を落としてしまった時でも、誰の写真であるかわかるため助かります。
必ずしも必要というわけではありませんが、面接官への気遣いとして準備しておくとよいでしょう。
スマートフォン
スマートフォンがあれば企業にすぐ連絡できるため、必ず持参するようにしましょう。
悪天候による電車の遅延や、初めての場所であれば道を間違えて遅れてしまう可能性があります。
連絡をしないまま遅刻すると、選考に大きな悪影響を与えるため絶対に連絡手段は確保しておいてください。
筆記用具(ボールペン、鉛筆、消しゴム、のり)
企業によっては、面接前に専用の用紙に自己紹介を記入したり、書類にサインしたりする場合があります。
企業側で用意していることもありますが、持参しておくことで企業の手間を取らせなくて済むでしょう。
メモ帳
面接後には企業から次の面接情報や、選考フローについて説明があります。
忘れると再度企業に問い合わせる必要があり、手間になるので持参するようにしましょう。
また、質問内容をメモしておくことで、次の選考準備が可能です。
選考を通して同じ質問をされる場合があります。
質問の度に違う回答をしないためにも、面接前にメモを見返すようにしましょう。
印鑑
交通費の清算などで印鑑を使用することがあります。
サインでも問題ない企業もありますが、念のため持ち歩くようにしましょう。
また、印鑑はシャチハタではなく、朱肉を使う認め印を持っていくことをおすすめします。
ファイル
履歴書や証明写真を持ち運ぶために、A4サイズのファイルを持つようにしてください。
ほかにも企業から資料を渡される場合もあるのであると安心です。
ハンカチ
身だしなみを整えるために持参しましょう。
夏場は大量に汗をかきます。
そのままにしておくと印象が悪いためハンカチを利用しましょう。
もちろん、トイレから出た後に手を拭くのにも必要です。
なくても他の物で代用できますが、社会人であれば持参していないと印象が悪くなるでしょう。
現金
公共交通機関を使用する方は必要です。
スマートフォンや定期券を忘れた場合や、交通系ICカードが使えなかった場合などに面接会場まで移動できなくなるため、必ず現金も用意しておきましょう。
持っているといい物
持っているといい物は、以下の7つです。
- 持っているといい物
- 学生証
- 折り畳み傘
- 薬(頭痛、腹痛用)
- 名刺
- 予備の充電器
- 鏡
- メガネ
これらは必ずしも必要なものではないですが、持っておくと便利で安心できる物になります。
鞄のスペースに余裕がある人は、用意しておきましょう。
学生証
学生証は身分証になります。
提出を指示されるかは企業次第ですが、場所は取らないので財布などに入れておきましょう。
折り畳み傘
天候が怪しい日は用意しておきましょう。
傘がないとスーツがぬれて身だしなみに影響します。
面接日の突然の雨に慌てないためにも、折り畳み傘を1本鞄に入れておきましょう。
薬(頭痛、腹痛用)
突然、体調不良になることもあるので、痛み止めなどの薬を準備しておきましょう。
面接前は何が起こるかわかりません。
急に体調を崩し、本来のパフォーマンスが発揮できない可能性があります。
持っておくと安心できるお守りとしての効果もあるため、鞄に入れておきましょう。
名刺
学生証があれば必要ありません。
就活生のうちは名刺を交換する場面も基本的にはないため、持っている方のみで問題ないでしょう。
予備の充電器
スマートフォンの充電がなくなると不安な気持ちになるため、用意してください。
最近ではコンビニでレンタルサービスも行っているため、必要に応じて利用しましょう。
鏡
身だしなみを確認するために使用します。
トイレでも確認できますが、面接の直前に髪形やスーツの汚れなどを確認したい人は鏡を持っておきましょう。
メガネ
コンタクトを利用している人は、破損したときにかわりに使えるようにメガネを持っておきましょう。
視界が悪くなることで面接に影響が出るため、念のために持っておくと安心です。
面接直前で荷物以外に準備したいポイント
面接に挑む際には、荷物だけでなく質問に回答するための対策などさまざまな準備が必要になります。
そこでここからは、面接直前で荷物の準備以外にチェックしておきたい2つのポイントについて解説します。
面接会場までのアクセスを再確認する
社会人となれば、時間厳守は絶対です。
面接に遅刻すればそれだけで選考の対象外になる可能性もあるので、時間に余裕をもって行動するだけでなく駅から会社までのアクセスも再確認しておきましょう。
バスや電車のダイヤを調べて道順を詳細に調べておくのがおすすめです。
頻出質問の回答内容を考えておく
頻出質問を想定して回答内容を考えておくことも大切です。
企業からよく聞かれる質問の一例はこちらです。
- 自己紹介
- 自己PR
- 志望動機
- ガクチカ
- 長所・短所
解答内容をすべて暗記するのではなく、あくまで自分なりに回答できるようにポイントをおさえて覚えておくことが大切です。
もし頻出質問以外の質問に答える練習がしたい場合は、こちらの記事も参考にしてください。
就活の荷物に関するよくある質問
就活における荷物に関するよくある質問をまとめました。
持ち物に関するビジネスマナーを理解しておくことで、面接官に悪い印象を与えてしまうことを避けられるため、ぜひ参考にしてください。
リュックはOK?
面接に行く際は、リュックの使用は避けましょう。
ビジネスシーンでは、片手で持てるビジネスバッグが一般的です。
リュックを使っても問題ない企業もありますが、使用してよいかどうかを事前に把握するのは難しいので、迷った際はリュックはやめておきましょう。
持ち物の指定がなかったときは?
企業から特別な指示がない場合でも、履歴書や証明写真、現金などは鞄に入れるようにしましょう。
移動中や待ち時間で何があるかわかりません。
落ち着いて面接会場に向かうために用意しておきましょう。
手ぶらで行くのはあり?
手ぶらで行くのは避けましょう。
念のために準備しておく意味でも鞄は持っていきましょう。
帰り際に資料を渡されることもあるので、こちらから持参する物がなかったとしても鞄は持参してください。
さいごに
就活中は、荷物の扱いも面接官に見られています。
到着時、入室時などでも常に丁寧に扱うように心がけてください。
もちろん、物の扱い方が面接の全てではありません。
しかし、面接官は物の扱いから就活生の価値観や性格を推測しています。
いかに面接中の発言が素晴らしくても、コートの脱ぎ方や鞄の置き方が悪いと人柄に悪い印象を与えてしまうでしょう。
1人の社会人として、ビジネスマナーを持ち合わせていることをアピールをするためにも、最後まで気を抜かずに対応してください。
面接で1番良いパフォーマンスを発揮するためにも、必要な荷物は事前に準備しておきましょう。