【企業分析】東和産業の就職難易度・採用大学・選考対策を徹底解説
2024/3/22更新
はじめに
東和産業株式会社(以下、東和産業)は東京都港区に本社を置くアミューズメント・レジャー業界、サービス業界に属する企業です。
「UNO(ウノ)」・「DUO(デュオ)」・「ZoRoN(ゾロン)」などのパチンコホールを中心とした総合アミューズメント施設を、首都圏に30店舗展開しています。
今回はそんな東和産業の企業研究を行うための基礎知識や社風、選考対策などをご紹介していきます。
ぜひ参考にしてみてください。
この記事では東和産業への就職に興味がある以下のような就活生を対象に、企業分析を行っています。ぜひ最後までご覧ください。
- 東和産業の仕事内容が気になる
- 東和産業の就職難易度を知りたい
- 東和産業の選考対策として何をすれば良いかわからない
また、その他の業界については、以下の記事でご紹介しているので、ぜひご覧ください。
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この記事の結論
先にこの記事の結論からお伝えすると、東和産業の就職難易度は、そこまで難しくないと考えられます。
以下の参照記事で詳しく解説している就職偏差値を参考にすると、標準難易度といえるでしょう。
また、大学だけでなく短大や専門学校など、様々な偏差値帯や種類の学校からの採用実績があるため、選考対策をしっかり行えば内定を獲得できる可能性は十分に有り得ます。
ただし、選考フローでは筆記試験や適性検査があり、ある程度の試験対策は必要です。
入社後は、総合職としてキャリアをスタートさせ、業務内容としては主に店舗での接客業務に従事することになります。
将来的には店舗のマネージャーへのキャリアアップや、営業企画など他部署へのキャリアチェンジも可能です。
次の章から各内容や、その他就活に役立つ情報を紹介しますので、ぜひ最後まで読んでください。
東和産業株式会社について
会社概要
東和産業株式会社は、総合アミューズメント企業として、主にパチンコホール・パーラーの店舗運営を行っています。
創業以来、「人々の人生に健全な活力を与えたい」という想いを掲げ、ワクワク・ドキドキするような刺激を与える場所を提供し続けています。
チェーン展開をしながらも、「来店するだけでワクワクする」ような店舗づくりを行うべく、各店舗に大きな裁量を与え、それぞれのカラーをもたせています。
また、グループ会社である「東和フードサービス株式会社」は、「椿屋珈琲店」、「ダッキーダック」などの有名外食チェーンを117店舗展開する上場企業です。
こうしたグループ会社の協業プロジェクトとして、2007年には「有楽町イトシア」をオープン。
パチンコホールと飲食店3店舗を組み合わせた、エリアを代表するランドマークとして多くのお客様に愛されています。
参照ページ
各事業別の売上規模
東和産業株式会社の2023年4月度の売上高は811億円です。
純利益に関しては非上場企業のため、インターネット上に正確な情報はありませんでした。
しかし、2021年4月度の売上高が761億円であることを考えると、業績は右肩上がりに成長していることが分かります。
この売上はパーラー(パチンコ・スロットホール)、カラオケ、ゲームセンター、ホットヨガ運営事業の30店舗合計の売上と見られています。
特にパーラー事業では1カ月あたりの売上が数億円規模に上ることもあるようです。
その背景にあるのは、東和産業独自の「東京圏50km以内」かつ「駅前一等地」にこだわった堅実な出店計画と言われています。
少子高齢化による将来的なユーザーの減少を見据え、強固な収益基盤を築き上げているため、安定した黒字経営を続けることができているようです。
こうした戦略の甲斐もあり、東和産業の自己資本比率は90.6%という圧倒的な数字を誇ります。
自己資本比率とは、返済する必要がない資本の割合のことです。
この数字が高ければ高いほど、経営が安定しているという指針になります。
一般的には40%以上あれば優良企業とされる中で、90%以上の数字を誇る東和産業は、非常に健全性の高い経営を実現していると言えるでしょう。
参照ページ
東和産業(株)【UNO・DUO・ZoRoN】の新卒採用・会社概要 | マイナビ2024
メッセージ | 東和産業株式会社 採用特設サイト | 東和産業株式会社
各事業セグメントの解説
東和産業株式会社の主な事業セグメントは「パーラー(パチンコ・スロット店)」やカラオケルーム、ゲームセンター、ヨガスタジオの運営です。
主要ブランド・店舗数は以下の通りです。
セグメント | 主要ブランド |
パーラー(パチンコ店・スロット店)の店舗運営 | ・UNO(ウノ) ・FRESCO(フレスコ) ・DUO(デュオ) ・合計店舗数:26店舗 |
カラオケルームの店舗運営 | ・カラオケUNO(ウノ) ・合計店舗数:2店舗 |
ゲームセンターの店舗運営 | ・ゲームUNO(ウノ) ・合計店舗数:1店舗 |
ヨガスタジオの店舗運営 | ・ルキナ三ノ輪 ・合計店舗数:1店舗 |
東和産業で働いている社員は?
平均勤続年数は?
東和産業の平均勤続年数は12.8年です。(※2022年時点)
サービス業界全体の平均勤続年数が10.5年であることを考えると、比較的社員の出入りが少ない企業であるといえるでしょう。
平均年収は?
インターネット上では正確な情報は見つかりませんでしたが、企業の口コミサイト「ライトハウス」で回答した27人の平均年収は470万円でした。
サービス業界全体の平均年収が271.6万円であることを考えると、 平均よりも高い水準となっています。
平均残業時間は?
東和産業の社員の平均残業時間は、1ヵ月あたり10.0時間でした。
販売・サービス業として働く従業員の平均残業時間は13.9時間のため、平均よりも少ない残業時間といえるでしょう。
平均ボーナス額は?
東和産業の平均ボーナス額は、インターネット上の情報だけでは分かりませんでした。
しかし、東和産業の平均年収から換算すると、平均ボーナス額は75万円程度と推測できます。
理由は、国税庁の民間給与実態統計調査によると、平均給与に占める賞与額の割合は約16%だからです。
あくまで参考程度にしておいてください。
また、東和産業は年に2回、6月と12月にボーナスが支給されます。
どんな文化なの?
東和産業は、「社員の“満足度”を大切にする」というモットーを掲げています。
数字としての業績だけでなく、社員がやりがいを持って働けるよう、働く環境を整えているのです。
また、東和産業は「教育・研修制度の充実」も謳っており、入社時に行われる導入研修のほか、キャリアに合わせた段階的な研修を定期的に行っています。
さらに、多くの店舗を展開してきたノウハウをマニュアルに落とし込み、誰もが一定レベル以上の知識・スキルを習得できるような体制を作り上げてます。
一方で「日本一の接客」を掲げ、毎年接客グランプリを開催するなど、接客スキル向上のためのモチベーションを維持しやすい仕組みも整えています。
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就職偏差値・難易度および業界での立ち位置
サービス業界の中での東和産業の立ち位置をご紹介します。
東和産業や、競合他社の就職難易度を調べたところ、いずれもインターネット上のデータでは断定できませんでした。
待遇面の満足度や、社員の相互尊重、法令順守意識、人事評価の適正感が、他社よりも上回っていることがわかります。
このような評価になっているのは、以下のような理由が考えられます。
- 業界内でも平均年収が高く、住宅手当などの福利厚生も充実している。
- チェーンブランドではあるが、”個店経営”を掲げ、各店舗に大きな裁量を与えている。
- 創業以来50期にわたり、黒字経営を実現している。
良質な環境で、自らのアイデアを活かしてお店づくりをしたい人には、ぜひ応募してほしい会社と言えます。
参照ページ
東和産業の新卒募集要項について
以下に東和産業の新卒募集要項についてまとめました。
特に注目すべきは、勤務する店舗の近くに社宅を用意し、家賃の50%を補助する手厚い住宅手当です。
引越しにかかる費用は会社が全額負担するため、お金の心配なく新生活がスタートできるのは嬉しい点と言えるでしょう。
さらに、入社後は社会人マナーや会社の理念などを学べる研修制度が用意されています。
現場配属後も、専属の先輩社員がメンターとしてサポートに入るため、安心してキャリアを形成していけます。
また、年に2回はキャリアに合わせた集合研修を実施し、継続的な成長やノウハウの共有を推進しています。
転勤に関しては将来的に店舗異動はありえますが、出店店舗が1都3県に限られているため、遠方に異動する可能性は低いと言えるでしょう。
各項目 | 詳細 |
---|---|
職種 | 総合職(マネジメント・管理職候補) 業務内容:店舗運営スタッフとしてお客様対応、 |
基本給 (2022年4月実績) | (1)短大/専門卒 月給:233,900円 (2)大学/大学院卒 月給:250,000円 |
昇給 | 年1回(5月) |
賞与 | 年2回(5月、12月) |
勤務時間 | (1)早番 8:00~17:00(実働8時間) (2)遅番 15:00~24:00(実働8時間) |
勤務地 | 東京、埼玉、千葉、神奈川いずれかの駅前一等地・繁華街の店舗 |
研修制度 | 新入社員研修(入社後2週間)、本社集合研修(年に2回、役職ごとに実施)、パチンコ・スロットアカデミー、マネジメント研修、接客スキル習得研修、SNS研修、AED講習、カウンター・カフェ研修、メイクアップ研修、接客グランプリ |
福利厚生 | 各種保険完備(雇用・労災・健康・厚生年金)、住宅手当(50%支給)、家族手当、残業手当、交通費支給、役職手当、転居時の引越し費用負担、財形貯蓄制度、社員住宅ローン制度、寮・社宅完備(家族寮・独身寮)、自己啓発支援(資格試験費用一部補助)、メンター制度、キャリアコンサルティング制度、食事補助(5,500円/月でお弁当支給)、育児時短制度、定期健康診断、慶弔見舞金制度、保養施設、社内レクリエーション(年2回、スポーツ観戦やミュージカル鑑賞など)、サークル活動(野球、ボウリング、フットサルなど)、社員割引(グループ店舗のレストラン、カフェ、カラオケなど)、制服支給、永年勤続表彰、退職金制度 |
休日休暇 | ローテーション制(月9日休み) 年次有給休暇(入社6ヵ月で年10日)、慶弔休暇、結婚休暇、忌引休暇、アニバーサリー休暇、育児休暇、介護休暇、産前産後休暇、永年勤続休暇、母性健康管理休暇 など |
求める人材
出典元:東和産業株式会社 | 東和産業株式会社 採用特設サイト
東和産業株式会社は、以下のような人材を採用したいと公表しています。
- 接客が好き、上質な接客を極めたい方
- 楽しく仕事がしたい方
- お店づくりを通した街づくりに興味がある方
東和産業では、各地域のニーズ・客層に合わせた店舗づくりを推進しています。
「地域に愛されるお店」を目指し、自由な発想やアイデアを取り入れる社風のため、こうした能力を発揮したいという方にはピッタリの会社と言えるでしょう。
新卒採用のフロー
東和産業の選考は、下記の通りの選考フローとなっています。
新卒採用選考はガクチカなど過去の体験の深堀と自己PR、志望動機という基本的な質問がメインのようです。
また、なぜ他社ではなく東和産業なのか、なぜこの業界なのかという質問も多いため、しっかりと事前対策をする必要があります。
①会社説明会
まずは定期的に開催される会社説明会に参加します。
WEBで開催されるものや、本社(港区新橋)で行われるものがあります。
WEB説明会は私服でOKのため、気軽に参加できるのがメリットです。
②エントリー
東和産業の新卒採用サイトから必要事項を入力し登録を行います。
申し込みの際の記入事項は、氏名や住所といった個人情報のみで、履歴書は添付可能ですが必須項目ではありません。
③一次選考(面接)※オンライン可
東和産業では、グループ面接などではなく個別の面接が行われます。
一次面接は人事担当者が行い、会社の説明や提出した履歴書に沿って質問されるようです。
面接では自己紹介や志望動機、ガクチカなどの基本的な質問が行われます。
雰囲気は面接というよりは良い意味で雑談に近く、和やかな雰囲気で進むため、緊張せずにリラックスして挑みましょう。
今までに確認できた質問事項を紹介します。
- 自己紹介(自己PR)
- ガクチカ
- なぜこの会社を選んだか(志望動機)
④二次選考(筆記試験、適性検査)
二次選考は人事部長との面接になります。
一次選考同様に和やかな雰囲気で、基本的な質問をメインに繰り返されるようです。
ただし、面接とは別に作文のテストと適性検査が行われます。
これまでに確認できた質問事項を紹介します。
- 志望動機
- なぜこの業界なのか
- ガクチカ
- (パチンコが好きな場合)最高いくら出したことがあるか
- 入社後にどんな風に貢献できるか
志望動機などの基本的な質問に加え、自分の能力や得意なことをどう仕事に活かせるかなど、深堀りするような質問も増えてきます。
実際に店舗にいくなどして、将来自分がそこで働いているイメージを膨らませておくと良いかもしれません。
以下のページもぜひ参考にしてください!
【徹底解説】就活のSPI試験対策マニュアル~おすすめの参考書も紹介~
⑤三次選考(役員面接)
最終選考である役員面接では、約1時間に渡って行われます。
さらに、入社意欲を見極めるためか「入社したら成し遂げたいこと」「それを実現するには、どうすればいいか」などの質問もされるようです。
以下のページも確認して、ぜひ内定を勝ち取ってください。
⑥内定
役員面接を突破したら、内定が決まります。
参照ページ
採用大学
東和産業の採用大学の実績を以下に掲載しますが、難関大学から標準的なレベルの大学まで幅広く採用されており、所謂学歴フィルターはないと考えます。
<大学> 青山学院大学、麻布大学、足利工業大学、亜細亜大学、茨城大学、浦和大学、桜美林大学、大阪工業大学、大阪体育大学、沖縄大学、神奈川大学、神奈川工科大学、高知大学、神戸大学、神戸学院大学、國學院大學、駒澤大学、埼玉大学、産業能率大学、芝浦工業大学、昭和女子大学、専修大学、拓殖大学、千葉大学、東海大学、東洋大学、獨協大学、日本体育大学、福岡大学、法政大学、武蔵大学 <短大・高専・専門学校> 大妻女子大学短期大学部、専門学校デジタルアーツ東京、東京商科・法科学院専門学校、日本工学院専門学校 ほか |
上記には偏差値が高い大学も採用大学にありますが、東和産業は多様な学生層からの応募者を積極的に採用しています。
よって学歴が原因で不採用になることは考えにくいです。
しっかりと面接対策をして、内定を獲得できるようにしましょう。
就職偏差値・難易度
それでは、ここまでの内容を踏まえて、東和産業の就職偏差値・難易度を見てみましょう。
結論としては、偏差値・難易度は比較的容易といえるでしょう。その理由として以下の3点が挙げられます。
- 採用フローに特別なステップがない
- 採用大学を見る範囲では学歴フィルターがあまりない
- 最初のうちは店舗勤務のため、土日祝日休みが取りづらい
よって、頻出質問である「ガクチカ」や「志望動機」など基本的な事項をしっかりと対策をしていれば、難しすぎることはないでしょう。
しっかりと対策を行い内定を獲得してください!
就職偏差値・難易度については、以下の記事も参考にしてみてください。
参照ページ
まとめ
東和産業は、パチンコ・スロットやゲームセンターなどのアミューズメント施設を首都圏に展開する総合アミューズメント企業です。
通常、40%程度あれば優良企業であるとされる自己資本比率は90.6%と驚異的な数字を誇り、安定した経営基盤を確立しています。
また、グループ会社である「東和フードサービス株式会社」は「椿屋珈琲店」や「ダッキーダック」など、首都圏を中心に114店舗を展開する上場企業です。
駅前などの一等地に限定した出店を行っており、立地の強みから強固な収益基盤を築いています。
企業研究を行う上で大切なのは、「他の企業ではなく、なぜ東和産業を選んだのか」という点を明確にすることです。
とはいえ、パチンコに関する知識はなくとも問題はなく、学歴も重視しないため、対策さえしっかりと行えば誰にでもチャンスのある企業と言えるでしょう。
本記事を参考にしながら、ぜひ対策をしっかり行った上で選考に望んでください。