【企業分析】ベストホスピタリティーネットワークの就職難易度・採用大学・選考対策を徹底解説
2024/3/21更新
はじめに
株式会社ベストホスピタリティーネットワークは、東京都港区に本社を置くブライダル業界に属する企業です。
創業は1995年で、従業員数は単体115名、ツカダ・グローバルホールディングス全体で2,298名を要する日本のブライダル業界を牽引する企業です。
ホテル業やレストラン業も展開しているほか、ブライダル事業、ウェルネスリラクゼーション事業など幅広い事業を展開しています。
今回は、そんなベストホスピタリティーネットワークの企業研究を行うための基礎知識や社風、選考対策などをご紹介していきます。
株式会社ベストホスピタリティーネットワークへの就職に興味がある以下のような就活生を対象に企業分析を行っています。
ぜひ最後までご覧ください。
- ベストホスピタリティーネットワークの仕事内容が気になる
- ベストホスピタリティーネットワークの就職難易度を知りたい
- ベストホスピタリティーネットワークの選考対策として何をすれば良いかわからない
またブライダル、ホテル以外の業界については、以下の記事で概観しているので、ぜひご覧ください。
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この記事の結論
ベストホスピタリティーネットワークの就職難易度は、平均的な難易度です。
以下の参照記事で詳しく解説している就職偏差値を参考にすると、標準難易度といえるでしょう。
採用大学は国内外に広がっており、様々な偏差値帯や種類の学校の実績があるので、選考対策をしっかり行えば内定を獲得できる可能性は十分にあるでしょう。
選考対策として、独特なものが「ワークショップ」と「会社説明会の場で記述するエントリーシート」になります。
特にワークショップに関しては他の企業でメジャーなものではないので、事前に情報収集を進めたうえで選考会に参加しましょう。
ワークショップはあくまで任意参加となっており、選考ではないですが、選考に組み込まれている以上はできる限り参加するようにスケジュール調整してください。
次の章から各内容や、その他就活に役立つ情報を紹介しますので、ぜひ最後まで読んでください。
株式会社ベストホスピタリティーネットワークについて
参照:株式会社ベストホスピタリティーネットワーク | Minato Tokyo | Facebook
会社概要
株式会社ベストホスピタリティーネットワークは、ブライダル事業・ホテル業を主な事業内容としている企業です。
ベストホスピタリティーネットワークは、日本を代表するブライダル事業会社であるツカダ・グローバルホールディングスのグループ会社であり、婚礼受託やホテルインターコンチネンタル東京ベイの運営を手軽など、顧客のニーズに合わせたラグジュアリーな企画・提案を実施しています。
ブライダル事業もホテル事業も企画、広報、マーケティングが会社の核となる部分を司っており、あらゆる部署のスタッフが協力し、施設に一丸となって取り組む体制を構築しています。
多様化する顧客のニーズに応えるため、「お客様に喜んでいただく為の取り組み」を日々目指しています。
ベストホスピタリティーネットワークのビジネスモデルは、営業部門、婚礼部門、宿泊部門、料飲部門から構成されており、部門の垣根を超えた取り組みや商品開発にも携わることがあります。
1つの会社でありながら異なるジャンルの業務を経験し、その中から挑戦した分野からキャリアパスを描ける環境が整備されています。
さらに、ツカダ・グローバルホールディングスのグループ会社としてビジョンを共有し、時代と共に変化する価値観に対応しながら、「心の豊かさ」に真摯に向き合う経営を目指しています。
参照ページ
各事業別の売上規模
株式会社ベストホスピタリティーネットワークの2021年12月時点の総売上高は、71億円でした。
この売上は、ホテルインターコンチネンタル東京ベイの経営・運営、ザ ストリングス 表参道の経営・運営、ストリングスホテル東京インターコンチネンタル 婚礼受託、キンプトン新宿東京 婚礼受託、ANAインターコンチネンタルホテル東京 婚礼受託、ツキ シュール ラメール 婚礼受託によって構成されています。
参照ページ
各事業セグメントの解説
株式会社ベストホスピタリティーネットワークの主な事業セグメントは、以下の通りです。
事業部門 | 活動内容 |
ホテルインターコンチネンタル東京ベイの経営・運営 | チャペル、宴会場、客室、オープン以来一貫したラグジュアリー空間を快適な設備を要したサービスを提供。 |
ザ ストリングス 表参道の経営・運営 | レストラン、宴会、チャペル、パーティーなど非日常感溢れるロビーとラウンジでお客様をおもてなし。 |
ストリングスホテル東京インターコンチネンタル 婚礼受託 | 限定されたゲストが利用できるラウンジ、多彩な美食体験、レストランやバーなどワンランク上のホテルステイを提供。 |
キンプトン新宿東京 婚礼受託 | モーニングキックスタートやイブニングソーシャルアワー、ペット連れのステイ、ヨガクラスなどのサービスを提供。 |
ANAインターコンチネンタルホテル東京 婚礼受託 | ミシュラン三ツ星シェフによるレストラン&バー、宴会場など各国からのお客様をお迎え。 |
ツキ シュール ラメール 婚礼受託 | 洋食料理、 |
普段イメージするブライダルおよびホテル業界の中でも、ひと際きらびやかで洗練された環境と、ホスピタリティの精神によるあふれるおもてなしを反映した優れたサービスを展開しています。
また、ホテルインターコンチネンタル東京ベイやANAインターコンチネンタルホテル東京など、各ホテルの特色と差別化を図った事業展開は、様々なお客様のニーズへの適応能力を示しています。
多角的な事業戦略とグループ会社としてのネットワークを活かした取り組みにより、幅広い分野にわたる事業で高い評価を獲得しています。
以下参照ページを紹介するので是非確認してみてください。
参照ページ:
ベストホスピタリティーネットワークで働いている社員は?
平均勤続年数は?
ベストホスピタリティーネットワークの平均勤続年数は、8年です。
小売業の平均勤続年数は11. 4年であることから、業界平均よりも社員の出入りが多い職場といえるでしょう。
平均年収は?
2022年度のベストホスピタリティーネットワークの平均年収は、378万円でした。
全国平均の年収が458万円であることを考えると、 全国平均よりも低い水準です。
同じ「ブライダル業」の上場企業平均年収は432万円でした。
平均残業時間は?
ベストホスピタリティーネットワークの従業員の平均残業時間は、1ヵ月あたり32.1時間でした。
ホテル業で働く従業員の平均残業時間は30時間のため、業界内では平均的な残業時間といえます。
ただ、ホテル業界は総じて平均残業時間が長い傾向にあることを事前に認識しておきましょう。
平均ボーナス額は?
ベストホスピタリティーネットワークの従業員の平均ボーナス額は、94万円でした。
また、ベストホスピタリティーネットワークは年に7月と12の合計2回ボーナスが支給されます。
どんな文化なの?
ベストホスピタリティーネットワークは、その独自の社風は「人と人とのつながり」「感動を守り」新たな価値創造に取組むことです。
常に変化するニーズへの調和と付加価値を大切にした取り組みに挑戦する中で、ベストホスピタリティーネットワークは個人の成長を会社の発展と捉え、一見難しそうな仕事でも、適性と意欲があれば新入社員でも任せる文化が根付いています。
自分が主役となり、限界なく成長できる環境が整っているので、主体的に仕事を進めたい人に向いているでしょう。
参照ページ
就職偏差値・難易度および業界での立ち位置
競争が激しい小売業界の中でのベストホスピタリティーネットワークの立ち位置をご紹介します。
売上高を参照し他社と比較してみても、ベストホスピタリティーネットワークが加盟するツカダ・グローバルHDは日本トップクラスの企業だということがわかります。
理由として以下の要因があると考えています。
- 実行力:ベストホスピタリティーネットワークはチャレンジ力に強みのある企業であり、時代と共に変化するニーズを捉え、古い慣習にとらわれない経営スタイルにより多様なビジネスモデルを展開しています。
- グループ企業の強み:ベストホスピタリティーネットワークはツカダ・グローバルHDに属しており、ウエディングのコンテンツからホテル事業まで網羅した情報べースを活用した企画力に定評があります。特に婚礼事業では国外からのお客様招致に力をいれており、より広範な顧客基盤の構築に取組んでいます。
- 新規オープンによる事業拡大:ベストホスピタリティーネットワークは日本の主要都市だけではなく、ハワイやシンガポールなど海外進出を展開しています。これにより、新しいホテル事業における新たなシェア獲得拡大を図り、売上の増加に寄与しています。
以上の要素によりベストホスピタリティーネットワークはブライダル・ホテル業界の中でもトップクラスの売上高を生み出していると考えられます。
参考までに競合4社の情報もまとめてみたので、ご紹介します。
会社名 | 売上高(2022年) | 平均年収 | 就職偏差値・難易度 | 社風 |
ワタナベウエディング | 276億円 | 484万円 | 52 | 人間関係良好で年齢や立場に関係なく話しやすい社風 |
ツカダ・グローバルHD | 516億円 | 547万円 | 58 | 若いうちからチャレンジできる社風 |
テイクアンドギヴ・ニーズ | 455億円 | 444万円 | 56 | 縦社会による考えが残る社風 |
エスクリ | 241億円 | 384万円 | 52 | 助け合いの社風 |
ベストホスピタリティーネットワークの新卒募集要項について
以下にベストホスピタリティーネットワークの新卒募集要項についてまとめました。
23年卒の初任給は月給205,000円であり、別途通勤手当、時間外手当、深夜勤務手当などが付与されます。
福利厚生はホテル業界ならではのものが揃っている点は非常に嬉しい点です。
賞与に関しては、年2回で7月、12月に支給されます。
研修制度では内定者事前検収や新入社員研修をはじめ、職種別研修や入社後6ヶ月研修、1年後、2年後、3年後とフォローアップ研修が設けられたカリキュラムがあり、かなり充実しています。
入社後の昇格やキャリアパスについて、気になる方は面接や説明会などの際に確認しておきましょう。
各項目 | 詳細 |
---|---|
職種 | ホテル・ブライダル関連業務 |
給与(2023年4月入社 初任給実績) | 大卒:205,000円 – 備考:残業手当、通勤手当(上限あり)、深夜勤務手当 |
賞与 | 年2回(7月、12月)に支給 |
研修制度 | 内定者事前研修、新入社員研修、職種別研修、階層別研修、入社6ヵ月後、1年後、2年後、3年後のフォローアップ研修、リーダーシップ研修、OJT研修等、各フェーズでの研修を行っています。 |
福利厚生 | 社会保険完備(健康保険、厚生年金、雇用保険、労働災害補償保険(労災)) 福利厚生:共済会(契約保養所・レジャー施設優待、財形貯蓄、各種共済保険、慶弔金制度等)、インターコンチネンタルホテルズチェーン割引宿泊制度、社員食堂、ロッカー室、シャワー室、仮眠室・社員親睦会(夏・冬と年に2回開催) |
求める人材
株式会社ベストホスピタリティーネットワークでは求める人材として、下記のものを公表しています。
グループ会社の1つであるため、他のグループ会社でも共通になっている可能性が高いです。
チャレンジ
社歴に関わらず案件に応じて新入社員でも登用される社風であり、チャレンジ精神を持った姿勢で仕事に挑みます。
こころざし
こころざしを高くもち、意欲的な目標に向かって進み続けると同時に、周囲の想いを実現するための手助けをします。
チームワーク
様々な部署が協力して作り上げた企画により、時代の変化にともなうニーズに応える組織運営を行います。
主体性
他人事ではなく、常に主体性をもち、常に正しい行動かどうか考えて行動に責任をもちます。
感動
「最高のおもてなし企業」を目指して、働きがいのある職場環境作りに取り組みます。
以上の5つのベストホスピタリティーネットワークの採用メッセージは、「幸せがあふれる社会」への寄与を目指しています。
エントリーシートや面接中にこれらの意識を持っている人材かどうかを見られるので、ぜひ意識して選考に臨んでください。
新卒採用のフロー
ベストホスピタリティーネットワークの選考は、下記の通りの選考フローです。
面接はグループ面接が2回あり、志望動機などのスタンダードな質問の他、人柄や表情などチェックする質問が多いのが特徴です。
選考対策としては入社意欲が高いか、将来のキャリアパスが明確であるかどうかが重視されるでしょう。
今後のキャリアを形成していく上で必須事項なので、明確にしておきましょう。
①新卒エントリー
ベストホスピタリティーネットワーク公式サイトの新卒エントリーボタンより、マイナビから必要事項を入力し、登録しましょう。
エントリーシートでは志望動機や自己PR、長所と短所などの一般的な質問について回答し、Web上で入力して送信したら終了です。
②会社説明会、自分史ワークシート・エントリーシート
ベストホスピタリティーネットワークの会社概要や、取り組みなどを理解するための会社説明会です。
開催方法はWEBで実施されるため、ネット環境に問題がないように余裕を持って参加しましょう。
③グループ面接(対面またはWEB)
ベストホスピタリティーネットワークでは、複数の就活生を比較する中で、企業理念の理解力、自己PRの内容を精査するため、1次選考、2次選考ではグループ面接が実施されます。
面接では自己紹介や志望理由、ブライダル・ホテル業界を選んだ理由などが聞かれるため、自分の答えを見つけておきましょう。
一次面接は和やかな雰囲気の中、会社説明会に参加した感想やエントリーシートに記載した事項について回答が求められます。
以下に口コミで確認できた質問事項を紹介します。
- 会社説明会に参加してどう思ったか
- 海外経験はあるのか
- 自分はどのような性格だと思いますか
- 大学時代に取り組んだことは
以下のページもぜひ参考にしてください!
【徹底解説】就活のSPI試験対策マニュアル~おすすめの参考書も紹介~
④ワークショップ
ベストホスピタリティーネットワークでは、独自の選考フローとしてワークショップを取り入れています。
こちらは任意参加なので選考ではありません。
しかし、志望意欲が高いところをPRしたい方や、ワークショップの経験を面接のネタとして話したい方は、積極的に参加することをおすすめします。
⑤最終面接(対面)
最終面接は学生1人と人事部長の面接官1人で、40分程度の対面形式で行われます。自己PRなどの一般的な質問の他に、入社に対する理由や熱意について深く確認されるでしょう。
以下に口コミのあった質問事項を紹介します。
- 志望動機
- 他社の選考状況
- 志望度はどのくらいか
- 店舗にいったことはあるか。また各店舗の改善点があれば提案
- ガクチカ
- 入社後にどんな風に貢献できるか
- なぜこの業界、この会社なのか
最終になるにつれて質問が深堀りされ、実務に適性があるのかを確かめるような質問が増えることがわかります。
自分が実際に現場で働いている姿を想定し、面接官に働いているイメージを描いてもらえるようにしましょう。
以下のページも確認し、ぜひ内定を勝ち取ってください。
⑥内定
複数回の面接を突破して内定が決まります。
採用大学
ベストホスピタリティーネットワークの採用大学の実績を以下に掲載します。
国内外の難関大学から標準的なレベルの大学まで幅広く採用されており、所謂学歴フィルターはないと考えられます。
<海外> Swiss Hotel Management School、Sookmyung Women University、上海外国語大学、慶熙大学校 ホテル観光大学 <大学> 青山学院大学、亜細亜大学、桜美林大学、大妻女子大学、学習院女子大学、神奈川大学、関西学院大学、神田外語大学、京都外国語大学、慶應義塾大学、国際基督教大学、駒澤大学、札幌学院大学、上智大学、椙山女学園大学、駿河台大学、聖心女子大学、西武文理大学、専修大学、大東文化大学、玉川大学、中京大学、津田塾大学、東海大学、東京外国語大学、東京家政大学、東京経済大学、東京国際大学、東京女子大学、東洋大学、獨協大学、日本大学、日本体育大学、文教大学、法政大学、武蔵野美術大学、明海大学、明治学院大学、立教大学、立命館大学、武蔵野大学、麗澤大学、早稲田大学、琉球大学、島根県立大学、奈良大学、淑徳大学、清泉女子大学 |
上記には偏差値が高い大学も採用大学にありますが、ベストホスピタリティーネットワークは多様な学生層からの就活生を積極的に採用しています。
よって、学歴が原因で不採用になることは考えにくいです。
しっかりとエントリーシートや面接対策をして、内定を獲得できるようにしましょう。
就職偏差値・難易度
それでは、ベストホスピタリティーネットワークの就職偏差値・難易度を見てみましょう。
結論としては、偏差値・難易度は標準的といえます。
その理由として以下の3点が挙げられます。
- 採用フローとしてグループ面接が多いから
- 採用大学を見る範囲では学歴フィルターがあまりないから
- 給与や福利厚生が特筆して良いわけではないから
人物像を重視した選考フローが特徴なので、自己分析に徹底して取り組むとともに将来のビジョンを持ち、選考に臨みましょう。
しっかりと準備を行い、内定を獲得してください!
就職偏差値・難易度については、以下の記事も参考にしてみてください。
参照ページ
まとめ
ベストホスピタリティーネットワークはブライダル・ホテル業界に属する企業で、日本を代表するツカダ・グローバルHDのグループ会社として、企業理念を共有し「最高のおもてなし企業」を目指しています。
学歴フィルターがないので、企業研究と自己分析の深堀りができているか否かで結果は変わってきます。
全員に等しくチャンスがあるので、対策をしっかり行って選考に臨んでください。