【企業分析】プローバグループの就職難易度・採用大学・選考対策を徹底解説
2024/03/20更新
はじめに
株式会社プローバホールディングスは、広島県広島市に本社を置くパチンコ事業やアミューズメント事業を基幹とした、さまざまな事業を展開している企業です。
日本全国に各事業の店舗を構えており、パチンコ事業は17店舗、ゲームセンターおよびボウリング場の経営で21店舗、さらにはグランピング施設やフィットネスクラブの経営店舗なども展開しています。
今回はそんなプローバグループの企業研究を行うための基礎知識や社風、選考対策などをご紹介しますので、プローバグループへの就職を希望している就活生は自分にあった対策を考えながらみていきましょう。
この記事ではプローバグループへの就職に興味がある以下のような就活生を対象に、企業分析を行っています。
- プローバグループの仕事内容が気になる
- プローバグループの就職難易度を知りたい
- プローバグループの選考対策として何をすれば良いかわからない
また、プローバグループが展開している事業以外の業界については、以下の記事で概観しているので、ぜひご覧ください。
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この記事の結論
先にこの記事の結論からお伝えすると、プローバグループの就職難易度は、平均的な難易度と考えています。
以下の参照記事で詳しく解説している就職偏差値を参考にすると、標準難易度といえるでしょう。
採用大学に関しては九州地方の大学採用が多いですが、さまざまな偏差値帯や種類の学校の実績があるので、選考対策をしっかり行えば内定を獲得できる可能性は十分にあります。
選考対策として、一般的な適性検査や筆記試験の対策をしておきましょう。
SPI検査や適性検査は難易度を明確に表せないので、対策としては一般常識や最低限必要な計算スキルを身に着け、企業が求める人物像の理解を深めておきましょう。
また、職種としては総合職となっており、研修期間を終えたのちに接客がメインとなる営業や経営陣側として立ち回る商品開発など、さまざまな業務に従事できる環境です。
事業によって業務内容が異なりますが、基本的には各事業の企画・運営に携わる業務がメインとなります。
次の章から各内容や、その他就活に役立つ情報を紹介しますので、ぜひ最後まで読んでください。
プローバグループについて
会社概要
プローバグループは、パチンコ事業やアミューズメント事業を基幹とした、幅広い世代に笑顔と楽しさを届けるためにさまざまな事業展開をしている企業です。
「人のつどい」「こころのふれあい」「楽しさの共有」をモットーに、幅広い事業を手がけています。
高齢者の笑顔を増やしたいという願いから実現した介護施設支援事業や、こころと体の健康に寄り添うウェルネス事業、主に主婦をターゲットとした幸せな家庭づくりに貢献するベーカリー事業など、企画運営している事業は多岐にわたります。
生活の中のあらゆる場面に、それぞれの場面に必要な形や情報として溶け込むことで、人々の暮らしをより豊かにしたいという企業理念が原動力となっています。
メインとなっているパチンコ事業やアミューズメント事業はもちろん、時代の流れとともに変化する生活様式に合わせて、時代に適応する事業に常にチャレンジしている企業です。
より多くの事業を展開することは、それだけ企業としての生き残れる道を作っているということにも直結しているので、就職を考えるには比較的安定した将来を期待できる企業と言えるでしょう。
また、地域社会を回していくためにはお客様の存在が必要不可欠です。
お客様の存在がプローバグループの存在意義でもあるため、地域貢献活動などにも力を入れています。
顧客と企業との距離感が近く、地域密着型の企業だということが分かります。
これらの事業は、顧客の多様なニーズに応えるための多角化戦略の一環として展開されており、国内市場における競争力をさらに高めています。
参照ページ
各事業別の売上規模
プローバグループの2023年の8月期の総売上高は、前期比4.7％増の347億3300万円で、経常利益は前期比1％減の3億1800万円でした。
この売上はメインとなるパチンコ事業を含め、アミューズメント事業、ベーカリー事業、ウェルネス事業、その他展開している事業の収益によって構成されています。
それぞれの事業分野での売上高は以下の通りです。
- パチンコ事業 売上高：291億600万円
- アミューズメント事業 売上高：30億2100万円
- ベーカリー事業 売上高：19億2400万円
- ウェルネス事業 売上高：4億4100万円
- その他の事業 売上高：約2億円
参照ページ
プローバグループが取引先と交流会 中期方針および2023年8月期決算報告 | 【遊技通信web】パチンコ・パチスロ業界の専門情報を配信
各事業セグメントの解説
プローバグループの主な事業セグメントは以下の通りです。
| 事業部門 | 活動内容 |
| パチンコ事業 | パチンコホールの経営。 パチンコをただの娯楽として捉えるのではなく、楽しさや癒しを提供する事業と定義し、おもてなしの心をもって現場の声に寄り添った経営を心がけている。 |
| アミューズメント事業 | ゲームセンターやボウリング場などの経営。 コロナ渦の影響もあり、人との繋がりが弱くなる世の中で、世代関係なく楽しめる空間の提供を目的として経営している。 |
| ベーカリー、飲食事業 | パン屋の経営。 お客様のニーズに合わせ、安心・安全をモットーに、あらゆる人に満足してもらえるような商品開発を心がけている。 |
| ウェルネス事業 | 介護福祉支援事業、ジムの経営。 老若男女、あらゆる世代のこころと体の健康づくりに寄り添った事業を心がけている。 |
| その他事業 | 不動産、保険代理店等の経営。 |
メインとして展開しているパチンコ事業からは、一見共通点がないような事業が多く展開されていますが、日々の生活の中での笑顔や楽しさの共有を目的として事業展開していることを考えると、「人々の生活を豊かにします」という企業理念にそった目的を掲げて、事業を進めていることがわかります。
また、当時全体の約95％を締めていたパチンコ事業ですが、23年8月期の決算ではパチンコ事業以外の事業が全体の約40％を占めるなど、パチンコ事業の成長に合わせて他の事業にも力を入れていることが伝わってきます。
人々の生活を豊かにするために常に新しい事業を展開しつづけるプローバグループ。
現在展開している事業の成長と合わせ、新たな事業展開にも注目していきましょう。
以下参照ページを紹介するので是非確認してみてください。
参照ページ:
プローバグループで働いている社員は？
平均勤続年数は？
プローバグループの平均勤続年数について明確な数字は分かりませんでしたが、就職後の定着率が約90％という情報から、離職率も低く勤続年数も長いのではないかと推測できます。
平均年収は？
プローバグループの平均年収は、口コミが少なく細かい数字までは分かりませんでしたが、約500万〜600万円の口コミが多く寄せられていました。
全国平均の年収が458万円であることを考えると、 全国平均よりも高い水準となっています。
平均残業時間は？
プローバグループの平均残業時間は、2022年実績で1ヵ月あたり6時間でした。
日本の労働者の平均残業時間は9.4時間のため、平均よりも少ない残業時間といえます。
平均ボーナス額は？
インターネット上の情報だけでは分かりませんでした。
賞与支給は年に2回、6月と12月の合計2回ボーナスが支給されます。
初年度の冬の賞与から満額の支給となりますが、支給の有無は会社の業績によって決まるので、支給が保障されているわけではありません。
どんな文化なの？
求めている人物像として「自分のありたい姿を持ち、考えて行動できる人材」を掲げていることからも分かるように、これまでにさまざまな事業を展開している社風に合わせた、常に新しいことに挑戦し続ける人材を求めているのが分かります。
一つの分野に囚われることなく、あくまでも「人々の生活を豊かにする」という目的に合わせた事業展開をしているので、広い視野で物事を捉えられる人物が望ましいです。
社会にに貢献するためには、まずは自分の成長が必要不可欠となるので、新たなアイデアを発案するのはもちろん、常に自分のあるべき姿を思い描きながら仕事をしていくことが重要となります。
一つの企業でさまざまな職種に携われる貴重な職場ですので、仕事をしながらスキルアップやキャリアアップを目指している就活生にはおすすめの企業です。
参照ページ
株式会社プローバホールディングスの採用情報(初任給/従業員/福利厚生)｜リクナビ2025
プローバホールディングスの社員クチコミ・会社の評判｜就職・転職に役立つ企業リサーチはYahoo!しごとカタログ
平均残業時間はどれくらい？残業に関する法律も確認しておこう | Indeed (インディード)
就職偏差値・難易度および業界での立ち位置
ここからはプローバグループの就職偏差値および難易度、業界での立ち位置について解説します。
今回はプローバグループの立ち位置の基準として、さまざまな事業の先駆けであるパチンコ業界における立ち位置についてみていきましょう。
パチンコ業界では、マルハンやダイナムなどの大手企業が業界トップクラスとして君臨しており、同時に売上ランキングの上位を占めています。
その中でのプローバグループの立ち位置は、総合的な評価としてトップクラスに食い込むことはできずとも、そこそこ名の知れた大手企業と言えるのではないでしょうか。
理由は、プローバグループの中でパチンコ業界が一番の売上を誇り、展開している事業の要であっても、他の事業展開による相乗効果で毎年の売上・利益を着実に伸ばしているからです。
各業界に幅広く進出しているのが影響しているのか、それぞれの業界における立ち位置を詳しく調べることはできませんでしたが、これだけ幅広く事業展開をしているということは、長い目で見ても安定している企業とも言えます。
事業の数だけ強みがあるのは、就活生にとっても魅力的なポイントの一つではないでしょうか。
プローバグループの強みの要点をまとめましたので、ぜひ参考にご覧ください。
- 多角的な事業展開：メインとなるパチンコ業界をはじめ、人々の生活を豊かにしたいという思いを原動力に、アミューズメント事業やベーカリー事業などのさまざまな事業を展開しています。一つの分野にこだわらず事業展開を進めることで、各業界での立ち位置を着実に構築していき、あらゆる角度から人々に笑顔を届けることを目標としている企業です。
- プローバグループのサステナビリティ：地域密着型かつ、多くの人から愛される企業を目指すため、さまざまな地域貢献活動をしています。例としては、プローバグループが主催となるフットサル大会や、パチンコやゲームに馴染みのない人を招待し、遊びを通じて交流を図るふれあいフェスティバルの実施などです。地域から確実な信頼を得ることで、企業の存在意義をより明確にすることを目標としています。
以上の理由により、プローバグループはあらゆる業界を網羅しながら安定した売上高を生み出していると考えられます。
プローバグループの新卒募集要項について
以下にプローバグループの新卒募集要項についてまとめました。
福利厚生や休日・休暇制度がかなり整っている点は非常に嬉しい点です。
また、部署によってはリモートワークやフレックス勤務が可能であるため、自分にあったライフワークバランスが考えられます。
研修制度については、社会におけるマナーや報連相に関する教育はもちろん、新人同士の交流を深める研修期間などもあり、社員同士の繋がりを大切にしているのが分かります。
転勤については、新卒に関していえば可能性は低いですが、勤務地として山口県や島根県、福岡県などがあげられているため、九州地方での転勤を覚悟しておいた方がいいかもしれません。
拠点としている広島県の近隣県とはいえ、県外へ転勤するには覚悟がいるものです。
転勤の可能性が気になる方は面接や説明会などの際に確認をしましょう。
| 職種 | 総合職 約5カ月の研修を終えたのち、本人の適性および希望を踏まえ、 本所属がきまります。 |
| 給与(2021年4月支給実績) | 専門・短大卒業見込み：180,000円 大学・大学院卒業見込み：195,000円 備考：住宅手当2万円 |
| 賞与 | 年2回（6月、12月） その年の業績により支給の有無が決定。 冬の賞与より、満額支給。 |
| 研修制度 | 入社してから約5カ月間、内定者研修や新入社員スタートアップ研修の実施、合わせて企画運営や営業などの幅広い業務の研修をしていただきます。 |
| 福利厚生 | 社会保険完備（健康・厚生年金・労災）、副業制度、自己啓発支援制度、在宅ワークおよびフレックス勤務が可能など |
求める人材
プローバグループでは、求める人材として下記の内容をグループ代表が提唱しています。プローバグループの代表メッセージであることから、展開している事業全てに共通して求めている内容だと考えられます。
プローバグループ代表メッセージ
「『挑戦する歓びを忘れるな、失敗を恐れるな。』
多く事業を展開していく中で地域との繋がりを大切にしている弊社は、地域貢献活動をはじめとした地域の人々とのコミュニケーションの場をたくさん設けています。それらの積み重ねが、お客様からの支持に繋がっていると感じています。
時代の流れとともに変化する生活様式に合わせ、お客様の選ぶ目もシビアになってきているため、既存の事業の研鑽を積むのはもちろん、新しい価値やライフスタイルの提案をし続けなければなりません。
私たちが求めるのは『自分のありたい姿を持ち、考えて行動できる人材』です。社会にでると、自らの意見や個性を出していくのは難しいことかもしれませんが、だからこそ自ら行動を起こし、挑戦し続けることは何よりの原動力になります。
あなたもプローバグループで終わりなき挑戦を始めてみませんか。」
引用：代表メッセージ｜プローバグループ [Prova GROUP]
以上の内容は、今までに幅広い事業を展開してきたプローバグループの根幹となる部分や企業理念につながります。
エントリーシートや面接中にこれらの意識を持っている人材かどうかを見られるので、ぜひ意識して選考に臨むといいでしょう。
新卒採用のフロー
プローバグループの選考は、下記選考フローとなります。
個別面接と役員面接の2種類で構成されていますので、それぞれの面接パターンについてしっかり練習をしておくことをおすすめします。
選考対策として、口コミなどの情報が少ないため、一般的に聞かれる可能性の高い志望動機や、企業に対する熱意が伝えられるように企業分析で得た情報を整理しておきましょう。
①新卒エントリー
リクナビサイトよりエントリーをしてください。
プローバグループの採用ページにもエントリーページのリンクがありますので、確認しておきましょう。
②会社説明会(Webまたは対面)
プローバグループをしっかり理解するための会社説明会です。
事前に企業分析などをしておくことにより、自分の持つ情報とのすり合わせおよび認識合わせができますので、企業説明会の前に自ら企業分析をしておくことをおすすめします。
③面接：会社説明会後1回、適性検査後の計2回
面接内容についての口コミが少なく詳しい対策が分かりませんでしたが、一般的な個別面談の対策をしておいて間違いはないでしょう。
また、企業の求める人物像についての理解を深めておくことにより、より選考に有効的な回答ができるはずです。
自己分析と企業分析を同時に行うことにより、自分のどんな特性が企業に貢献できるのかという点が明確になりますので、企業分析と合わせて自己分析も忘れずに行いましょう。
④適性検査、筆記試験
本選考前に行う適性検査と筆記試験です。
幅広い事業を展開している企業に見合う人材となるには、必然的に幅広い知識や視野を持った人材が求められます。
一般常識がメインとなる筆記試験の対策はもちろん、物事を広く捉える視野や臨機応変に対応できるスキルを少しでも磨いておきましょう。
⑤内々定
①～④の手順を終えて、本選考に向けた内々定がもらえます。
ここからは本選考のフローになります。
①一次選考：個別面接
個別面接では、一般的に就活生個人について深堀りされることが多いので、自己分析をしっかりしておくことが対策になります。
過去の経験や元々持ち合わせている特性などを整理し、より有効的なアピールができるように文章を作成していきましょう。
②二次選考：SPIテスト、適性検査
一般常識が試される選考です。
幅広い事業を展開している企業に見合う人材になるには、広い視野を持つとともに、どんなことにも順応できるスキルが必要となります。
面接の段階でも失敗を恐れず、質問に対して素直に答えることが選考を有利に進めてくれるきっかけになるかもしれません。
以下のリンクもぜひ参考にしてください。
【徹底解説】就活のSPI試験対策マニュアル～おすすめの参考書も紹介～
③三次選考：役員面接
企業に対する理解度を試される選考です。
一般的な面接官が行う面接と違い、役員により行われる面接は企業に関する細かい質問がされる可能性があります。
企業理念や求める人物像の理解はもちろんのこと、幅広く展開している各事業についても、全ての事業内容を簡単に説明できる程度には理解を深めておいた方がよいでしょう。
企業についての理解が深いことは企業に対する熱意があるというアピールにもなりますので、事業内容についてしっかりと整理しておくことをおすすめします。
採用大学
プローバグループの採用大学の実績を以下に掲載しますが、最難関大学から標準的なレベルの大学まで幅広く採用されており、所謂学歴フィルターはないと考えます。
| ＜大学院＞ 広島国際大学大学院、鹿児島大学、九州共立大学 ＜大学＞大阪市立大学、近畿大学、駒澤大学、諏訪東京理科大学、日本大学、 広島工業大学、明治大学、安田女子大学、山口大学 |
中には偏差値の高い採用大学もありますが、難易度の偏りなどもないため、多様な学生を多く採用していると考えられます。
対策をすれば必ずチャンスは巡ってきますので、しっかりとエントリーシートや面接対策をして、内定を獲得できるようにしましょう。
就職偏差値・難易度
それでは、ここまでの内容を踏まえて、プローバグループの就職偏差値・難易度を見てみましょう。
結論としては、偏差値・難易度は標準的といえます。その理由として以下の3点が挙げられます。
・採用フローとして特別なステップがない
・採用大学を見る範囲では学歴フィルターがあまりない
・給与や福利厚生が特筆して良いという訳ではない
よって、頻出質問である「志望動機」や「将来のビジョン」、企業分析の徹底など基本的な事項をしっかりと対策をしていれば、難しすぎることはないでしょう。
しっかりと対策を行い内定を獲得してください！
就職偏差値・難易度については、以下の記事も参考にしてみてください。
参照ページ
まとめ
プローバグループは、一つの業界に囚われることなく、人々の生活を豊かにすることを目的とした事業を幅広く展開している企業です。
現在、メインとなるパチンコ事業が一番の売上を誇っていますが、年々他の事業の売上も伸びていると聞きます。
近い将来、パチンコ業界以外の業界でプローバグループの名前をよく耳にする時代がくるかもしれません。
時代の流れに合わせて挑戦し続ける企業というのは、長い目で見たときにとても安定した企業と言えます。
企業の成長とともに、自分の成長やキャリアアップができる貴重な環境となっていますので、チャレンジ精神が旺盛な就活生や、自分の可能性を広げてみたい就活生にはおすすめの企業です。
就職難易度が高くはないとはいえ、幅広い事業展開をしているからこそ、より多くのスキルを求められる可能性がありますので、対策をしっかり行って選考に望んでください。
ぜひこの記事を参考にして励んでくださいね。
