JALデジタル株式会社(旧JALインフォテック)の就職難易度・採用大学・選考対策を徹底解説

2026/07/26更新

JAL(日本航空)グループのITを一手に引き受ける中核企業として、2025年4月に株式会社JALインフォテックからJALデジタル株式会社へと生まれ変わったこの企業は、日本の航空インフラを裏側から支えて40年以上の実績を持つ存在です。座席予約システムから空港チェックイン機・マイレージ管理まで、航空旅行が「安全・快適・時間通り」に機能するための基幹システムを設計・開発・保守運用し続けています。

就活生にとってJALデジタルが特別な意味を持つのは、「航空業界に関わりたい」という志望と「ITで社会に貢献したい」という志向を同時に実現できる希少な職場環境だからです。JALグループという安定した事業基盤と、DX推進という明確なビジョンを同時に持つ企業に、毎年多くの学生が目を向けます。

就活ハンドブックに寄せられた実際に選考を受けた学生の声を分析すると、「ESの段階から航空業界への理解の深さとITへの具体的な関心が問われる」という傾向が共通して見られます。技術知識の披露だけで突破できる選考ではなく、JALフィロソフィへの共鳴と具体的な経験の語り方が評価の核心を担います。この記事では、就活ハンドブックの調査データ・公式採用情報・実際に選考を受けた学生の声を総合的に整理し、JALデジタルの選考で通用する志望動機の組み立て方からES・グループディスカッション・面接の具体的な対策まで網羅しています。エンジニア志望の理系学生だけでなく、航空業界とITの接点に関心を持つ文系学生にとっても参考になる内容です。

 

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JALデジタル株式会社(旧JALインフォテック)とは

JALデジタル株式会社(旧JALインフォテック)

出典元:JALデジタル株式会社

JALデジタル株式会社は、日本航空株式会社の完全子会社として、JALグループのIT基盤を一元的に担う専門企業です。航空システムという特殊領域のシステムインテグレーターとして長年の運用実績を積み重ねてきた同社は、2025年4月の社名変更を機にJALグループのデジタルトランスフォーメーション推進企業として新たな役割を担い始めました。就職先として考える際には、この「社名変更の背景にある戦略転換」を理解しているかどうかが志望動機の深度に直結します。

会社設立の背景とJALグループでの役割

前身となる株式会社JALインフォテックは、テスコム(後のJALデータ通信)と日本航空情報開発という2社の統合を経て設立された会社です。JAL本体の情報処理部門が分社化・統合を重ねた歴史的経緯を持ち、グループのIT戦略の中枢として機能してきました。

JALグループ内での役割は大きく2つに分かれます。一つは「JAL本体向けの基幹システム開発・運用」で、機体の整備管理システム・乗務員スケジュール管理・貨物管理・マイレージ基盤など、日常的な航空オペレーションに直結する広範なシステムを担います。もう一つは「グループ各社への横断的なITサービス提供」で、JALUXをはじめとするJALグループ関連会社向けのITソリューション提供も担当しています。

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2025年の社名変更が意味するもの

2025年2月、JALはJALインフォテックをJALデジタル株式会社へ改称すると発表しました(参考:日本航空「JALとJIT、デジタル推進体制を一体化し『JALデジタル株式会社』へ」、2025年2月発表)。単なるリブランディングではなく、JAL本体のデジタル推進部門との組織的な一体化という構造転換を伴うものです。

これにより、JALグループ全体のデータ活用・AI導入・クラウド移行・DX推進における中核的な役割がより鮮明になりました。「航空会社のIT子会社」から「グループ全体のデジタル戦略を実装する専門組織」へという再定義が行われたことは、就活生にとって志望動機を語るうえで非常に重要な文脈です。「旧社名のまま語る志望動機」と「この変革を踏まえた志望動機」では、面接官に与える印象が大きく異なります。

企業研究を進める中で、実際の選考フローや面接官の評価ポイントも押さえておきたいところです。以下の資料では、人気企業20社の選考を「面接の構造」「深掘りの傾向」「評価された回答例」まで整理しています。

JALデジタルの主要事業領域

JALデジタルの事業は3つの軸に整理されます。ITエンジニア(ITE)とフィールドエンジニア(FE)という2つの主要職種はそれぞれ異なる業務領域を担うため、どの職種を志望するかを決める前に各事業の実態を把握しておくことが、説得力のある志望動機につながります。

航空ITシステム開発・運用

JALグループ向けの基幹システムを設計・開発・運用保守する業務が中心です。座席予約・チェックイン・搭乗口管理・マイレージシステムなど、年間数千万人規模の利用者を支えるシステムは「24時間365日ダウン不可」というミッションクリティカルな性質を持ちます。一般的なシステム開発では許容されるような保守停止や段階的リリースが難しい厳格な運用環境で、高い品質基準と障害対応能力が求められます。

プログラミング言語はJava・Pythonをはじめ、モダンなクラウド基盤(AWS・Azure)やAPIマネジメント技術も活用されています。要件定義から設計・実装・テスト・運用改善まで、ソフトウェアエンジニアリングのフルサイクルに携われる機会がある点が、一般的なユーザー系SIerとは大きく異なる特徴です。入社後はプロジェクト単位でチームを組み、一つのシステムに中長期的に関与しながらスキルを積み上げていくキャリアパスが基本です。

フィールドエンジニアリング

空港ターミナルに設置された自動チェックイン機(KIOSK)・手荷物タグ発行機・搭乗口スキャナー・空港アクセス制御システムなど、空港現場で稼働するITハードウェアとソフトウェアの設置・保守・更新・トラブル対応を担う職種です。

羽田空港・成田空港の支店が拠点となり、航空機の出発・到着スケジュールに合わせた即応体制が求められます。「空港という非日常の場で直接的に人の移動を支える」という業務のリアルさと現場感が、フィールドエンジニアを志望する学生の動機として共通して挙げられます。現場での課題発見から改善提案まで自律的に動ける人材が重宝され、技術力だけでなく安全意識と現場判断力が特に評価されます。

ITコンサルティング・外部事業

JALグループのIT運用で培ってきたノウハウを、グループ外の顧客向けにコンサルティングやシステム導入支援として展開する事業です。交通・物流・流通などの業界向けに、基幹システムのモダナイゼーションや業務DX推進のソリューション提供を行っています。

外部事業の拡大は採用の幅にも影響しており、「航空業界への特化」だけでなく「幅広い産業分野でITソリューションを提供したい」という志向を持つ学生にも一定の門戸が開かれています。この事業の存在を踏まえると、「入社後に航空以外の産業DXにも関わりたい」というキャリアビジョンを志望動機に組み込むことも選択肢になります。

社員データと働く環境

就職先として評価するうえで、待遇・労働環境の実態は重要な判断材料です。公表情報をもとにまとめます。

初任給・給与水準

JALデジタルの2027年3月卒業予定者向けの初任給は、高度専門士・大学卒が259,000円、修士・博士課程修了が269,000円と公表されています(参考:JALデジタル株式会社「募集要項・エントリー」、2025年公表)。

IT業界の同規模グループ系SIerとして標準的な水準に位置します。昇給・賞与はJALグループの人事制度に準拠する形で運用されており、グループ内の技術認定制度や資格取得支援制度を活用しながら段階的なキャリアアップが期待できます。外部市場と比べた給与水準の詳細については、就職四季報などの媒体が毎年公表する最新版を参照してください。

福利厚生と職場環境

JALグループ在籍社員として享受できる最大の特典が「JALレジャートラベル制度」です。社員・家族が国内外のJAL便を優待価格で利用できるこの制度は、航空会社グループ企業ならではの代表的な福利厚生であり、旅行好きや航空に関心のある学生には特に魅力的に映ります。

借上社宅制度・完全週休2日制(土日祝休み)・各種社会保険の完備・グループ研修制度など、IT業界内でも充実した水準にあります。ミッションクリティカルなシステム運用が事業の根幹を担うため、緊急時のオンコール対応が発生する場面もありますが、日常業務においては計画的な休暇取得が推奨されている職場環境です。

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就職難易度・業界内での立ち位置

JALデジタルへの就職競争がどの程度の難しさにあるのか、業界内での立ち位置と学歴傾向から多角的に分析します。

就職偏差値の目安

業界横断的な就職難易度評価において、JALデジタル(旧JALインフォテック)は中堅から高めの難易度帯に位置します。「採用人数の少なさ」「JALグループという高い知名度による応募者の多さ」「ITと航空業界双方の理解を問う高い選考基準」という3要因が重なり、一般的なユーザー系SIerよりも競争率が高い傾向があります。

就活ハンドブックに寄せられた学生の声によると、「ES提出から個人面接通過までの各ステップで一定数の受験者が脱落する感触があった」という声が複数寄せられています。書類選考の段階から油断できない選考プロセスであることを前提に準備を進めてください。Webテストの段階でも、基礎的な数的処理と読解力が問われる試験に備えた準備が必要です。

競合SIerとの比較

就活市場でJALデジタルと同時に比較・検討される企業は複数あります。それぞれの特徴を把握しておくと、JALデジタルへの志望動機の固有性を磨くうえで役立ちます。

ANAシステムズ:ANAグループ唯一のIT企業で、JALデジタルと最も直接的に比較される存在です。どちらも航空システムを核に持つグループ系SIerですが、ANAシステムズはマイレージ・予約システムなどコンシューマー向けサービスのIT比重が高い傾向があります。両社を受験する場合は、志望動機を明確に差別化することが大切です。

富士通・NEC・日立ソリューションズ:規模・知名度・多様なキャリアパスという面では大手SIerが優位です。ただし「航空業界という特殊フィールドへの関与」「JALグループのDX推進という明確なビジョン」という点ではJALデジタルが独自の魅力を持ちます。大手SIerの選考と並行して受験する場合は、それぞれの「求める人材の違い」を整理した軸で準備することが不可欠です。

TIS・NTTデータ:幅広い産業分野でSIer事業を展開する総合ITサービス企業で、採用スケジュールが重なることも多いです。「特定業界への特化」よりも「多様な産業をITで支える汎用性」を求める就活生に向いている選択肢です。

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学歴フィルターについて

採用実績大学の分布をみると、早稲田大学・明治大学・立教大学・中央大学・東京理科大学などの東京圏主要大学のほか、各地方の国立大学出身者も含まれています。特定の偏差値帯に採用が集中する明確なパターンは確認されておらず、学歴フィルターが厳格に存在するとは言い切れない状況です。

ただし、人気企業かつ採用枠が限られている以上、競争率は決して低くありません。重要なのは出身校の偏差値ではなく、ESと面接で「なぜJALデジタルでなければならないのか」を自分の言葉で説得力を持って語れるかどうかです。

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業界研究を進めるほど選択肢が増えて迷うこともあります。自分の適性に合った職種を30秒で診断できるツールを活用すると、軸が定まりやすくなります。

適職診断

新卒採用要項と選考フロー

採用スケジュールと選考ステップの全体像を把握することは、対策の優先順位を正しく組み立てるための基盤になります。

募集職種・応募資格

JALデジタルの新卒採用では主に2つの職種を募集しています(参考:JALデジタル株式会社「募集要項・エントリー」)。

ITエンジニア(ITE)

アプリケーション開発・システム基盤構築・プロジェクトマネジメントなどを担う職種です。本社(東京)勤務が基本で、JALグループ全体のIT基幹システムを担います。理系出身者が中心ですが、文系でもITへの関心と学習意欲を示せれば応募可能です。

フィールドエンジニア(FE)

空港施設のITフィールドサービスおよびプロジェクトマネジメントを担う職種です。本社のほか羽田空港支店・成田空港支店での勤務があり、空港という現場環境でITを支えることに魅力を感じる学生に向いています。

応募資格は2027年3月までに4年制大学卒業予定・大学院修了予定・高度専門士取得予定の方で、全学部・全学科が対象です。既卒者も応募可能で、文系・理系の区別はありません。

ステップ別の選考フロー

選考は以下の順序で進みます(参考:JALデジタル株式会社「採用情報」)。

  1. エントリー(Webフォーム)
  2. 会社説明会
  3. Webテスト受験
  4. グループディスカッション(GD)
  5. グループ面接
  6. 個人面接・適性検査
  7. 内々定

 

エントリー後の会社説明会は選考通過のための重要な機会と捉え、JALフィロソフィや会社の方向性についての理解を深める場として積極的に活用してください。説明会で得た情報をESや面接に反映させた受験者と、反映させなかった受験者では、選考結果に明確な差が出やすい傾向があります。

各選考ステップの特徴と対策ポイント

Webテスト

JAL独自形式の試験が用いられ、一般的なSPIの言語・非言語と同水準の設問が出題されます。就活ハンドブックに寄せられた学生の声では「SPI標準的な対策で十分対応できた」という声が多く見られます。数的処理・読解力の基礎を磨いておくことが着実な備えになります。

グループディスカッション(GD)

就活ハンドブックに寄せられた学生の声によると、4〜6名のグループで、航空業界が直面する課題を題材にした問題解決型のテーマが出題されることがあります。チームとしての議論の質・協調性・論理的な発言が評価の核心です。結論の正しさよりも「どのようにチームで議論を進めたか」というプロセスが見られています。

グループ面接・個人面接

個人面接は面接官3名・学生1名の形式が多く、時間は30〜45分程度です。ESの内容を軸に「なぜそう行動したのか」という背景を深掘りされる傾向があります。就活ハンドブックに寄せられた学生の声では「台本通りではなく、会話の流れで質問が展開されることが多い」という報告が見られます。

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一次面接と最終面接では聞かれる内容がまったく違います。各段階で頻出する質問と、評価された回答のポイントを押さえておくと安心です。

面接質問集

JALデジタルが求める人材像

JALデジタルの選考を突破する鍵は、公式が掲げる8つの人材像を自分の経験と結びつけて語れるかどうかにあります。8項目はJALフィロソフィの価値観と重なっており、技術スキルの高さだけでは評価されません。実際に選考を受けた学生の声からは、チームでの課題解決経験の具体性、失敗からの学習能力、航空×ITという事業への論理的な志望理由の3点がとりわけ問われていることが読み取れます。この章では公式の人材像と、選考の現場で実際に評価されたポイントの両面から、準備すべき方向性を解説します。

公式に示された8つの人材像

JALデジタル(旧JALインフォテック)が公式採用情報で示している求める人材像には、8つの要素が含まれています。これらはESや面接の評価軸に直結するため、選考の全ステップで意識すべきフレームワークとして活用してください。

  1. 自律的に行動できる人
  2. 積極的に挑戦できる人
  3. 感謝の心を持ち、謙虚に学べる人
  4. 多様な文化・価値観を尊重できる人
  5. 仲間と協力して課題を解決できる人
  6. プロ意識を持って責任ある行動ができる人
  7. 変化に柔軟に対応できる人
  8. 長期的な視点でものを考えられる人

 

これらはJALグループ全体に共有される「JALフィロソフィ」の価値観と深く重なっており、技術スキルのみを重視する選考ではないことを示しています。8項目を頭で覚えるだけでなく、自分のこれまでの経験をどの要素と結びつけられるかを具体的に洗い出す作業が、自己分析の出発点となります。「チームで何かを達成した経験が第5項目と対応する」「失敗から立ち直った経験が第3・第7項目と対応する」といった形で、過去の経験を8項目のフレームに当てはめる練習を重ねてください。

選考で実際に重視されるポイント

就活ハンドブックに寄せられた、実際にJALインフォテックの選考を受けた学生の声から読み取れる評価傾向をまとめます。

チームでの課題解決経験の具体性

「チームで何かを達成した経験」を問う設問では、自分が担った役割と具体的な行動、そしてチームへの貢献という因果関係を明確に語ることが求められます。「チームをまとめた」「周囲をサポートした」といった抽象表現だけでは不十分で、「どんな場面でどんな行動を取り、チームにどんな変化が生まれたか」という流れで語ることが評価につながります。

失敗からの学習能力

「うまくいかなかった経験」や「壁にぶつかったとき」に関する設問が面接で繰り返し登場します。失敗の事実を認めながら、そこから何を学び行動がどう変化したかを語れる誠実さと成長性が評価されます。「失敗をどれだけ正直に語れるか」よりも「失敗の後の行動の質」が評価の軸です。

航空業界・IT業界への具体的な関心

「なぜ一般SIerではなく航空系のJALデジタルなのか」という問いには、情緒的な「飛行機が好き」で終わらない論理的な根拠が求められます。「航空システムのミッションクリティカルな性質に惹かれる」「JALグループのDX推進という具体的なビジョンに共感している」といった、会社の事業方向と自分の志向を結びつけた表現が説得力を高めます。

監修者からのアドバイス

監修者からのアドバイス
三好 達也(キャリアアドバイザー)

JALデジタルが示す8つの人材像は、どれも「過去の行動で証明できるかどうか」が問われています。「積極的に挑戦できる人」と言うだけでは評価されません。手持ちの経験をこの8つの評価軸に照らし合わせ、どのエピソードを使うかを選ぶ作業には、客観的な目線が欠かせません。就活ハンドブックのキャリアアドバイザーへの個別相談を通じて、自分では気づかない強みの言語化と、選考に通用するエピソードの磨き込みを進めることを勧めます。

選考を受けた学生の声をもっと読む

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ES・GD・面接の具体的対策法

JALデジタルの選考対策は、ES・グループディスカッション・面接のそれぞれで評価軸が異なる点を踏まえた準備が結果を左右します。ESでは「なぜJALデジタルなのか」という固有性、GDでは協調しながら議論を前に進める貢献力、面接では過去の経験を8つの人材像に沿って語る一貫性が問われます。この章では選考ステップごとに、頻出の設問・テーマと回答の組み立て方を、実際に選考を受けた学生の声を交えながら具体的に解説します。

エントリーシートの書き方

JALデジタル(旧JALインフォテック)のESで出題頻度が高い設問と、回答の方向性をまとめます。各設問に対し、「他の受験者との差別化」を軸に組み立てることがポイントです。

志望動機について

JALグループのIT企業という二重の魅力(航空業界への関与+IT技術の深化)を両軸で展開しながら、「なぜJALデジタルである必要があるのか」という固有性を明示するのが基本構成です。多くの受験者が「航空が好き+IT技術を活かしたい」という組み合わせで書いてきます。差別化するには「JALデジタルが取り組んでいるDX推進という方向性に自分のキャリアビジョンが重なる理由」を具体的に書き込む必要があります。2025年4月にJALインフォテックがJALデジタルへ再編された背景を押さえておくと、志望動機に骨格が生まれます。

IT経験について

具体的なプログラミング経験がある場合は、使用言語・プロジェクト概要・課題と解決プロセスを記述してください。経験が限定的な場合でも、「情報処理系の授業での学習内容」「独学で取り組んだ技術習得の過程」など、ITへの能動的な関心を裏付ける事実を丁寧に書くことで、意欲の本物さを伝えられます。

自己PRについて

JALデジタルが求める「チームで課題解決する力」「自律的に行動する姿勢」に対応するエピソードを選択してください。「自分がとった具体的な行動→その結果チームや組織に生まれた変化」という因果構造を明示することが、読み手の評価を高めます。趣味・アルバイト・サークル・研究室など、どの経験を使う場合でも、この因果構造を外さないことが先決です。

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グループディスカッション対策

GDのテーマとして「航空業界が直面する課題とその解決策」が設定される場合があります。準備として以下の観点から事前知識を整理することが実践的な備えになります。

航空業界の代表的な課題として、訪日外国人(インバウンド)急増に伴う空港インフラ逼迫・航空機のデジタル化と自動化の進展・カーボンニュートラル対応・乗務員や整備士の人手不足が挙げられます。これらをITの視点でどう解決できるかを考えておくと、本番のGDで論点をすぐに整理できます。

GDの評価観点は「結論の正しさ」よりも「チームとしての議論プロセス」です。司会・タイムキーパー・書記・フォロワーのいずれの役割に就いても、チームを俯瞰する視点と他者の意見を活かす姿勢が高評価につながります。発言量よりも発言の質と、他者への反応(傾聴力)を意識した練習を重ねてください。

GDに向けた練習としては、日々のニュースや業界メディアで航空・IT分野のトピックを収集する習慣を持つことと、友人とのモック形式のGD練習を組み合わせることが効果的です。

個人面接対策

個人面接は面接官3名・学生1名の形式が一般的で、30〜45分程度です。面接官はESを精読したうえで質問を組み立てており、表面的な回答では「なぜそうしたのか」という背景まで必ず深掘りされます。

頻出質問の例と、それぞれへの準備の方向性を示します。

「学生生活で最も力を注いだことを教えてください」

取り組みの背景(なぜ始めたか)・具体的なプロセス・結果・得た教訓を、1〜2分程度の会話で自然に語れるよう準備してください。起承転結ではなく、面接官が掘り下げやすい「問いかけやすい構造」で話すことが大切です。

「なぜIT企業の中でJALデジタルを選んだのですか」

「航空への関心」に加え、「JALデジタルの事業の中で自分が取り組みたい具体的な課題や目標」まで踏み込んで答えてください。JALデジタルへの再編という2025年の変化を引き合いに出すと、企業研究の深さを示すことができます。

「チームで衝突したとき、どう対処しましたか」

実際のエピソードに基づき、具体的な行動・結果・その後の学びという流れで話してください。美化した話よりも、リアルな葛藤と誠実な対処が評価される傾向があります。

就活ハンドブックに寄せられた学生の声では「面接は会話形式で自然に流れることが多く、台本暗記型では対応しきれない展開になった」という報告が見られます。エピソードの骨格だけを頭に入れ、会話の流れに沿って話せる柔軟さを養うことが実践的な準備になります。

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採用大学の傾向

JALデジタルの採用は特定の大学群に偏らず、旧帝大・有名私大から地方国立・中堅私大まで幅広い層から行われているのが特徴です。学歴フィルターの心配よりも、ITへの学習姿勢と航空業界への理解をどれだけ具体的に示せるかが合否を分けます。文系出身での採用実績もあり、エンジニア職への門戸は専攻を問わず開かれています。この章では採用大学の分布、文理比率の傾向、そして同業IT企業と併願する際の考え方までを順に見ていきます。

採用大学の分布と特徴

JALデジタル(旧JALインフォテック)の採用実績大学をみると、旧帝大や有名私立大学から地方国立大学・中堅私立大学まで幅広い構成になっています。一部の大学に採用が偏るパターンではなく、多様なバックグラウンドの学生を選考で評価していることが読み取れます。

確認されている採用実績には、早稲田大学・明治大学・立教大学・中央大学・東京理科大学などの東京圏主要大学のほか、各地方の国立大学出身者も含まれています。航空という業界の性質上、空港が立地する都市圏の大学出身者にも積極的にアプローチしている傾向があります。

文理比率と専攻傾向

ITエンジニア職は情報系・理工系学部出身が多数を占める傾向がありますが、文系学部出身での採用実績も存在します。特にフィールドエンジニア職や、将来的なプロジェクトマネジメント・コンサルティング方向を志す文系学生には一定の採用余地があります。

文系学生が選考で差をつけるには、「ITへの自発的な学習姿勢」と「航空業界への深い理解」の組み合わせが鍵になります。プログラミング経験がない段階でも、基礎的なITリテラシーと「自分が入社後にどう学んでいくか」というビジョンを具体的に語れれば、エンジニア系の採用枠でも一定の競争力を持てます。文系からエンジニアへの転向を目指す就活生は、IT系の資格取得や独学エピソードを積み上げながら選考に臨むことが有効です。

同業IT企業との比較選択

JALデジタルと同時に受験する企業として、ANAシステムズや大手企業グループ系ITサービス会社が挙げられます。丸紅グループのIT子会社であるuniadexや、日立グループのIT事業会社など、「大企業グループの安定基盤を持ちながらIT専門性を発揮できる」というポジションの企業を複数受験するケースが典型的なパターンです。

複数社を受験する際は、会社ごとに求める人材像の違いをしっかりと把握し、使い回しのES・志望動機を避けることが基本です。実際に複数のSIerの選考を経験した学生の声を読むと、面接官が志望動機の独自性を非常に重視していることが見えてきます。

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まとめ

JALデジタル株式会社(旧JALインフォテック)は、航空ITという希少な専門領域を持ちながら、JALグループのDX推進中核企業として2025年から新たな章を刻み始めたシステムインテグレーターです。初任給は大学卒259,000円・修士卒269,000円(2025年公表値)、JALレジャートラベル制度をはじめとする充実した福利厚生が整っています。

選考を突破するうえで最も求められるのは、「ITスキル」と「航空業界への理解」を掛け合わせた志望動機の深度と、JALフィロソフィへの共鳴を体験に基づいて語れる自己分析の精度です。グループディスカッションと個人面接の比重が高く、技術知識の披露よりも「チームで課題を解決する力」「変化に向き合う姿勢」の具体的な証明が問われます。

採用大学は幅広く、文系出身者にも機会があります。大切なのは出身校の偏差値ではなく、なぜ航空系のIT企業を選ぶのかを自分の言葉で語れる準備です。就活ハンドブックに掲載されている先輩の選考体験談を複数参照しながら、業界・企業・職種への理解を深め、選考の各ステップに応じた着実な準備を進めてください。

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