【企業研究】ZSアソシエイツの就職難易度・採用大学・選考対策を徹底解説

【企業研究】ZSアソシエイツの就職難易度・採用大学・選考対策を徹底解説

2024年2月20日更新

はじめに

ZSアソシエイツは日本市場で過去30年以上にわたり、築き上げたヘルスケア領域のトップ企業に対して複雑な課題の解決をサポートし、ヘルスケア市場の急速な変化に対応してきました。

ZSアソシエイツの最大の強みは、製薬会社などのヘルスケア業界に特化し製薬・医療機器産業を中心として、クライアントにサービスを提供しています。

今回はそんなZSアソシエイツの企業研究を行うための基礎知識や社風、選考対策などをご紹介していきます。

この記事ではZSアソシエイツへの就職に興味がある以下のような就活生を対象に、企業分析を行っています。ぜひ最後までご覧ください。

  • ZSアソシエイツの仕事内容が気になる方
  • ZSアソシエイツの選考対策として何をすれば良いかわからない方

また、コンサルティング業以外の業界については、以下の記事で概観しているので、ぜひご覧ください。

【業界研究ガイド】業界一覧

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この記事の結論

先にこの記事の結論からお伝えすると、ZSアソシエイツの就職難易度は、平均よりかなり高い難易度と考えています。

また、採用大学は超難関〜難関レベルの大学から主に採用している実績があるため、選考対策は戦略的に行う必要があります。

選考対策として、独特なものがケース面接です。

ケース面接では配布された用紙に記載しているいくつかの問題を解き、解答やその解答を導き出した方法を説明するための練習や対策は必須となります。

また、ケース面接は英語で行われる場合がほとんどなので、語学力も必須となります。

また職種としては、コンサルタント職のみとなります。

次の章から各詳細や、その他就活に役立つ情報を紹介しますので、ぜひ最後まで読んでください。

ZSアソシエイツについて

ZSアソシエイツ

出典元

ZSアソシエイツONE CAREER

会社概要

ZSアソシエイツは、1983年に設立されたアメリカイリノイ州に本社を置く戦略コンサルティングファームです。

創業して以来、世界をリードする数百もの企業の経営陣と共にグローバルに業務に携わってきました。

世界35箇所のオフィスに12,000名以上のプロフェッショナルが在籍しており、営業とマーケティング全般に携わるサポートを行っています。

1987年より日本での事業が開始され、製薬企業と医療機器企業にサービス提供が開始されました。

2003年には東京に日本国内初のオフィスを開設し、2018年には大阪オフィスが設立されました。

より日本に根付いたサービスを提供するため経験豊富なコンサルタントが100名以上在籍しています。

医療・ヘルスケア分野に圧倒的な強みを持ち、製薬・医療用品業界の営業やマーケティング分野に特化した戦略の立案や実行、アウトソーシングサービスや独自のソフトウェア開発なども行います。

ZSアソシエイツが属するコンサルティング業界の概要については下記の記事をご覧ください。

【業界研究】コンサル業界について解説します。

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2023年版 戦略コンサルティング総合評価ランキング 就職偏差値・平均年収も比較

ZSアソシエイツで働いている社員は?

平均勤続年数は?

ZSアソシエイツの平均勤続年数は非公開でしたが、同じ外資系のコンサルティング業界の平均勤続年数は3〜4年程度です。

平均年収は?

2022年のZSアソシエイツの平均年収は、950万円でした。

役職や経歴、キャリアなどで年収は異なります。

全国平均の年収が458万円であることを考えると、 全国平均よりも高い水準となっています。

また、同じ「コンサルティング業」の平均年収は990万円でした。

平均残業時間は?

ZSアソシエイツの従業員の平均残業時間は、1ヵ月あたり10時間程度で、多くて40時間とのことです。

コンサルティング業で働く従業員の平均残業時間は40時間のため、業界内では平均的だといえます。

コンサルティング業界は、他の業界と比べると残業時間が長いといえます。

平均ボーナス額は?

ZSアソシエイツの平均ボーナス額は非公開でした。コンサルティング業界は、企業の業績や個人のパフォーマンス・成果によってボーナス額が決まります。

役職や勤続年数によって変動があるため、あくまで参考程度にしておいてください。

企業の業績やポジション、個々の成果によって変動するのが実情ですので、一例として、2年目のコンサルタントで100万円程度の賞与を貰える場合もあります。

どんな文化なの?

ZSアソシエイツはグローバルでは12,000人以上の社員が在籍しています。

しかし日本では社員が約100名以上とまだ少数です。

それゆえ他社に比べて少人数で社員同士の仲がよく、家族のような温かい雰囲気があるといわれています。

それゆえ、アットホームで仲間意識の高い社風だということが読み取れます。

参照ページ

「一人の人間として尊重される働き方」。コンサルティングファームでの活躍と私生活の両立が可能な理由

国税庁:民間給与実態統計調査

就職偏差値・難易度および業界での立ち位置

ZSアソシエイツ 年間売上高

競争が激しいコンサルティング業界の中でのZSアソシエイツの立ち位置をご紹介します。

各項目を参照してみると、今後益々売上を伸ばし業界に影響を与えていくであろう企業だということがわかります。

理由として以下の要因があると考えています。

  1. 安定した経営実績:創業以来、分野を取捨選択しながら手堅く成長する戦略を取り、毎年安定的に15%前後売上を伸ばしています。ZSアソシエイツの強みである専門性を活かし、コンサルティングファームとしての優位性につなげています。
  2. クライアントの業界や解決する課題を限定している:クライアントの業界を絞っていることで会社全体がヘルスケアに特化しており、長年の実績からヘルスケアに最適なフレームワークやノウハウを与えることができます。また、課題も営業とマーケティング、もしくはコマーシャル領域と限定することにより、深い知識を持つことができます。これらはお客様の問題や課題を解決する大きな手段となり、満足度の高さにもつながります。

以上の要素によりZSアソシエイツはコンサルティング業界の中でもトップクラスの売上高を生み出していくと考えられます。

参考までに競合4社の情報もまとめてみたので、ご紹介します。

会社名売上高(2022年)平均年収就職偏差値・難易度社風
ZSアソシエイツ非公開950万円掲載なし少人数で社員同士の仲がよく、家族のような温かい雰囲気がある社風
アクセンチュア9兆4,696億円797万円4.4/5.0競争意欲が高い社風
マーサージャパン非公開927万円3.4/5.0自分らしさや個性を発揮し、生き生きと働ける社風
タワーズワトソン3,139億5,348万円798万円3.3/5.0自由度が高く、チャレンジに積極的な社風

 

ZSアソシエイツの新卒募集要項について

以下にZSアソシエイツの新卒募集要項についてまとめました。

職種はコンサルタントのみとなり、目標とするキャリアパスに応じて、必要なスキルを習得できるカリキュラムがあるため、かなり充実していると言えます。

各項目詳細
職種①コンサルタント

製薬・医療用品業界の営業やマーケティング分野に特化した戦略の立案や実行、アウトソーシングサービスや独自のソフトウェア開発

給与(2024年4月入社 初任給実績)非掲載
賞与年1回
研修制度選択したキャリアパスを継続するために必要なスキルを身に付けながら、その分野で最新の状態を維持できるリソースを提供しています。

包括的なオンボーディングプログラム、インタラクティブな学習と開発コース、メンターシップなどを学びます。さらにプロフェッショナル開発コーチと協力して、個人のキャリア開発を指導しサポートします。

福利厚生非掲載

 

求める人材

ZSアソシエイツ 求める人材

ZSアソシエイツの求める人材として、コンサルティング業界特有のさまざまな能力や素養が求められる傾向にあります。

例えば以下のような人材が当てはまります。

  • 高いモチベーションを保ち自主的に行動できる人
  • 論理的な考えで物事を捉えることができる人
  • 異なる考えを尊重できる人
  • 困難な状況も前向きに乗り越えることができる
  • プロとして成果の質や高さにこだわる人
  • 創造的革新的な視点で課題解決に取り組める人

新卒採用のフロー

ZSアソシエイツの選考は、下記の通りのベーシックな選考フローとなっています。

しかし、エントリーシートを英語で記入する箇所があったり、ケース面接を採用して英語での受け答えをする必要がある部分は独特の採用基準があります。

この独自の選考を通して、コンサルタントとして必要な素養や経験、スキルを備えているかをチェックします。

特に、コンサルティングスキルの基本となる、論理的な思考力や語学力の高さは重要視されるため、対策は徹底して行う必要があります。

①エントリーシート提出

ZSアソシエイツのエントリーシートでは、志望動機や自己PR、などの下記のような一般的な質問について回答します。

さらに下記のような特殊な質問も用意されていますので、回答内容をしっかり考え準備をしておきましょう。

  • これまでに直面した最大の困難とそれをどのように解決したか教えてください。(200文字程度)
  • あなたが働く上でもっとも大切だと思うこととその理由を教えてください。 (200文字まで)
  • あなたの好きな製品やサービスを取り扱っている会社を1社挙げてください。あなたは、その会社のCxOを自由に設置・任用することができます。設置するCxOを1つ定め、どのような基準で候補者を選定するかを説明してください。(500字)
  • あなたが学生時代にリーダーシップを発揮し、実績や成果を出した経験について教えてください。(400字)

②Webテスト

Webテストは、オンライン上で行われ、テスト形式はTG-WEBです。

所要時間は1時間程度で内容は言語、非言語、性格です。

問題内容の内訳は計数6問、英語(クリティカルリーズニング)4問です。

ボーダーラインは6〜7割程度といわれており、比較的低いと考えられます。

しかし問題によって難易度が違うため、解答する時間配分には気をつけましょう。

③複数回面接(3〜4回)

ZSアソシエイツでは複数回面接が行われ、面接形式はケース面接です。

社員1人と学生1人で行われ、所要時間30分程度です。

志望動機や学生時代に取り組んだこと、数字に強いかどうかといったスタンダードな質問の他、ケース面接では以下のような質問もされます。

  • ある企業が、パンデミックの中で短期的に経営を改善するための施策を考えてください。
  • 新しい薬を出す中で、各地域で営業を1人増やすのにかかる費用と、営業によって得られる利益を概算してください。
  • 「どのセグメントに対して投資するのがもっとも費用対効果が高いかを資料を用いて説明してください。

数ページの資料を渡され、各ページに表と問題が記されています。

スライドに記載された質問に回答することで、最終的に結論を導く形式です。

問題文や表が英語で書かれているため、限られた時間でできるだけ多くの問題を解く必要があります。

また、問題自体は数値を求めることを要求していますが、面接ではどのように算出するかの思考プロセスをチェックされます。

ZSアソシエイツのケース面接では、英語の資料が用いられ、英語で質問される場合もあるため、英語のケース問題に慣れておきましょう。

なお英語の資料は、高校レベルのようです。

ZSの最終面接は、社員2人と学生1人で行われる個人面接で、所要時間1時間30分程度のす。

前半でケース面接(1時間程度)、後半で人物面接(30分程度)が行われます。

前半のケース面接では、4つの設問に答えます。後半は人物面接で、チームワークがうまくいかなかった経験などが問われます。

ケース面接では以下の項目からテーマを選択します。

  • 収益推定
  • アプローチすべきセグメント
  • 商品の最適な提供方法
  • 価格

ケース面接では、今までのケース面接と同様に英語の資料(10枚程度)が配布されます。

しかし、今までのケース面接と異なる点が2つあります。

1つは考える時間を与えられた後、すべての問題に解答する形式であること。もう1つはケースのお題が製薬に関する内容であることです。

回答は英語と日本語どちらかを選択します。

もし日本語で質問に回答する場合は、質疑応答(1問程度)は英語で行われます。その際、英語での質問は、基本的なもので特別難しくはないため、落ち着いて回答しましょう。

他に雑談であったり、入社先を決めるにあたって、ZSアソシエイツについて知りたいことはあるか、と質問されるため、事前に不明点や知りたいことをまとめて面談に臨むのがおすすめです。

そして履歴書を基にした質問が再度行われます。

この際、履歴書の内容をただ確認するだけでなくそれらの解答に対して深掘りがされます。

  • 志望動機
  • チームで何か成し遂げた経験
  • 困難に直面した経験
  • 上記質問の深堀り(「その時なぜそうしたの?)など)
  • 日本と大阪オフィスどちらを希望するかなど

ケース面接の概要や具体的な対策法は以下のページで解説しています。併せて確認してください。

【完全網羅】ケース面接の攻略4ステップから対策法まで解説

さらに面接対策は、以下のページも確認してぜひ内定を勝ち取ってください。

面接 | 上京を志す、就活生へ。ジョーカツ

⑤内々定

複数回の面接を突破して内々定が決まります。

 

参考ページ

【19卒対象】ZSアソシエイツの面接対策

 

引用ページ

【ZSアソシエイツ:3分対策】製薬・医療業界が主戦場の外資戦コン。少数精鋭で温かい社風、選考は英語でのケース面接が鬼門か【24卒向け】

 

採用大学

真剣な表情の就活生 女性

ZSアソシエイツの採用大学の実績を以下に掲載します。実績をみてみると超難関〜難関大学レベルの大学から多く採用しており、所謂学歴フィルターはあると考えます。

採用大学のランクに関しては以下の記事を参考にしてください。

【徹底解説】学歴フィルターはどこから?実態(エピソード)と突破方法

<大学>

東京大学、京都大学、早稲田大学、慶応義塾大学、一橋大学、東京工業大学、他

 

ZSアソシエイツは、上記のような超難関〜難関大学から積極的に採用しているため、ハイレベルの学歴以上がボーダーラインだといえ、採用難易度も高いといえます。

また、海外ではハーバード大学やスタンフォード大学、UCLAなどの世界中のあらゆる大学のトップ層が採用されています。

就職偏差値・難易度

それでは、ここまでの内容を踏まえて、ZSアソシエイツの就職偏差値・難易度を見てみましょう。

結論としては、偏差値・難易度はかなり高いといえるでしょう。その理由として以下の3点が挙げられます。

  • 採用ポイントが独特である
  • ある程度の英語力が必要で論理的な思考があるかどうかも厳しくチェックされる
  • 採用大学では学歴フィルターがある
  • 採用フローの難易度がかなり高く何度も対策を重ねる必要がある

よって、頻出質問である「ガクチカ」や「志望動機」「業界を選んだ理由」など基本的な事項はもちろん、ケース面接の対策をして併せて語学力も磨く必要があります。

就職偏差値・難易度については、以下の記事も参考にしてみてください。

参照ページ

【24卒・25卒最新版】文系・理系・公務員別就職偏差値・難易度ランキング

まとめ

ZSアソシエイツは、外資系コンサルティング業に属する企業で、製薬企業と医療機器企業にサービスやソリューションを提供しています。

ZSアソシエイツはコンサルティング業界の中でもかなりレベルが高い企業なので、企業研究や自己分析はもちろん、採用フローについても何度も練習を重ねるようにしましょう。

外資系コンサルティング特有の、論理的思考や語学力、人間性は重点的にチェックされます。

これらの対策をしっかり行って選考に望んでください。

ぜひこの記事を参考にして励んでくださいね。

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