【企業研究】NTTデータフィナンシャルテクノロジーの就職難易度・採用大学・選考対策を徹底解説
2024年1月30日更新
はじめに
株式会社NTTデータフィナンシャルテクノロジーは東京都港区に本社を置く、IT企業です。
主な勤務地は、東京、千葉、神奈川、埼玉などの首都圏が中心です。
「政府系金融」「資金証券」「クレジット」「保険」の業界においてシステム開発を行っているIT業界の会社です。
今回はそんなNTTデータフィナンシャルテクノロジーの企業研究を行うための基礎知識や社風、選考対策などをご紹介していきます。
この記事では、株式会社NTTデータフィナンシャルテクノロジーの就職に興味がある以下のような就活生を対象に、企業分析を行っています。
ぜひ最後までご覧ください。
- NTTデータフィナンシャルテクノロジーの仕事内容が気になる
- NTTデータフィナンシャルテクノロジーの就職難易度を知りたい
- NTTデータフィナンシャルテクノロジーの選考対策として何をすれば良いかわからない
また、IT以外の業界については、以下の記事で概観しているので、ぜひご覧ください
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この記事の結論
先にこの記事の結論からお伝えすると、NTTデータフィナンシャルテクノロジーの就職難易度は高いと考えています。
以下の参照記事で詳しく解説しています。
就職偏差値を参考にすると、難易度は平均的でしょう。
また、採用大学も様々な学校から入社の実績があるので、選考対策をしっかり行えば内定を獲得できる可能性は十分にあります。
NTTデータフィナンシャルデータテクノロジーは学歴だけではなく、採用においてコミュニケーションを重視しています。
選考対策として、面接やエントリーシートでコミュニケーション力をアピールすると良いでしょう。
また、職種としてはIT業界となっており、業務内容としては主に金融情報システムの開発に従事することになります。
次の章から各内容やその他就活に役立つ情報を紹介しますので、ぜひ最後まで読んでください。
NTTデータフィナンシャルテクノロジーについて
会社概要
NTTデータフィナンシャルテクノロジーは、あらゆる金融情報システムの開発を行っている企業です。
「政府系金融」「資金証券」「クレジット」「保険」の金融情報システムの開発を主な事業内容としています。
NTTデータフィナンシャルテクノロジーは2022年4月1日にNTTデータシステム技術とNTTデータフィナンシャルコアが統合し、新たに「NTTデータフィナンシャルテクノロジー」という社名になりました。
決済システムに強いNTTデータフィナンシャルコア、バンキング基幹系システムに強いNTTデータフィットが統合しています。
長年の両社の最新技術が活かされ、社会の発展に努めています。
NTTデータグループは1989年以降システムダウンなし、約1800名近くのエンジニアがいるため、高度な技術に期待が持てるでしょう。
社内にはコンサルタントも存在し、常に人材の確保や育成に力を入れています。
また、NTTデータグループでは健康経営にも尽力しています。
具体的な施策としては3年ごとの人間ドック、保険師による個別指導などがあります。
2019年には経済産業省より「健康経営優良法人」に認定されているため健康で安全に働くことが可能です。
各事業セグメントの解説
株式会社NTTデータフィナンシャルテクノロジーの主な事業セグメントは、以下の通りです。
事業部門 | 活動内容 |
政府系金融・銀行システム開発 | 中央銀行システム、国債や国庫金に関するシステム、バンキングシステム、協同組合系システム、対外接続系システム。 |
資金証券領域システム開発 | キャッシュ・マネジメントシステム、金融機関向け市場系取引管理システム、信託銀行・証券会社向けシステム、金融機関向けパッケージシステム |
クレジット領域システム開発 | クレジットカードシステム、リースシステム、決済システム |
保険領域システム開発 | 生保・損保の基幹系システム/情報システム、保険共同ネット |
NTTデータフィナンシャルテクノロジーは、金融情報システム開発企業として幅広く事業を展開しています。
金融情報システムの開発には高度な技術、知識、プロジェクトマネジメント力などさまざまな知識が必要です。
これらすべてを兼ね備える企業としてNTTデータフィナンシャルテクノロジーは開発業務を行っています。
以下参照ページを紹介するので是非確認してみてください。
NTTデータフィナンシャルテクノロジーで働いている社員は?
平均勤続年数は?
NTTデータフィナンシャルテクノロジーの平均勤続年数は12.83年です。
ITエンジニア業の平均勤続年数は11. 8年であることから、業界平均より社員の出入りは少ない職場といえるでしょう。
平均年収は?
2022年度のNTTデータフィナンシャルテクノロジーの平均年収は、623万円でした。
ITエンジニア業の全国平均の年収が442万円であることから、 全国平均よりも高い結果です。
平均残業時間は?
NTTデータフィナンシャルテクノロジーの従業員の平均残業時間は、1ヵ月あたり27.3時間でした。
ITエンジニア業で働く従業員の平均残業時間は大手転職サイトdodaの調査によると23.2時間のため、平均より少し残業時間は多いといえるでしょう。
平均ボーナス額は?
インターネット上の情報だけでは、ボーナスは年2回(6月、12月)あることしか分かりませんでした。
しかし、親会社であるNTTデータは年に2回合わせて約6ヶ月分程度のボーナスがあります。
NTTデータフィナンシャルテクノロジーの初任給が会社ホームページによると19万〜24万なので平均ボーナス額は120万円程度と推測できます。
あくまで参考程度にしておきましょう。
どんな文化なの?
NTTデータフィナンシャルテクノロジーの人材開発部長は、「熱意をぶつけ、臆さずに疑問をぶつけてほしい」と公表しています。
入社後には高い技術力、提案力を備えることができます。
また、このようにも話しています。
「数年のコロナ禍によりITシステムのマーケットは追い風傾向。
しかし、安住せずにNTTデータフィナンシャルテクノロジーならではの強みを活かして欲しい。
双方がwin-winな関係を構築できるようビジネスニーズに答えていく。」
NTTデータフィナンシャルテクノロジーでは、ともに成長を目指していけるような環境が整っているため、挑戦意欲に満ちた人には向いているでしょう。
就職偏差値・難易度および業界での立ち位置
競争が激しいIT業界の中での、NTTデータフィナンシャルテクノロジーの立ち位置をご紹介していきます。
インターネット上では、子会社であるNTTデータフィナンシャルテクノロジーと競合他社は比較できませんでした。
しかし、親会社であるNTTデータの競合であるIT業界の売り上げ高は比較が可能なので紹介します。
上位5社の売上高を参照し他社と比較してみても、NTTデータフィナンシャルテクノロジーはトップクラスの企業だということがわかるでしょう。
理由として以下の要因が考えられます。
- 人材育成:社内コンサルタントによる教育。約1800名近くのエンジニアがいるため、高度な技術に期待が持てます。
- NTTデータフィナンシャルコアとNTTデータシステム技術の2社の統合:2022年に2社の統合により、金融に関わるシステムを総合的にカバーができるようになりました。
以上の要素によりNTTデータフィナンシャルテクノロジーの中でもトップクラスの売上高を生み出していると考えられます。
参考までに競合5社の情報もまとめてみたので、ご紹介します。
会社名 | 売上高(2022年) | 平均年収 | 就職偏差値・難易度 | 社風 |
NTTデータ | 25,519億円 | 867万円 | 55 | 成長を歓迎する社風 |
NEC | 30,140億円 | 842万円 | 60 | 挑戦を歓迎する社風 |
富士通 | 30,354億円 | 879万円 | 62 | 仕事もプライベートも大切にする社風 |
日立製作所 | 19,883億円 | 916万円 | 59 | チャレンジを歓迎する社風 |
野村総合研究所 | 5,688億円 | 1,242万円 | 67 | 顧客のためにやりきる社風 |
NTTデータフィナンシャルテクノロジーの新卒募集要項について
以下にNTTデータフィナンシャルテクノロジーの新卒募集要項についてまとめました。
福利厚生がかなり整っている点は非常に嬉しい点です。
研修制度も個人に対するスキルの診断を行い、診断結果に応じて必要なスキルを判断してくれる個別最適研修も行っています。
各項目 | 詳細 |
---|---|
職種 | SE(システムエンジニア) |
給与(2022年4月入社 初任給実績) | 修士卒:245,130円 学部卒:220,140円 高専卒:192,920円 学部卒:220,140円 備考:残業手当、交通費、各種役職手当等別途支給 |
賞与 | 年2回(6月、12月) |
研修制度 | 新入社員研修(約3ヵ月)、個別最適研修、Off-JT研修 コミュニケーション向上研修、キャリアデザイン研修、アドバイザー研修、育成指導者研修、昇格時研修、管理者研修など。 |
福利厚生 | Off-JT研修 各種保険完備(雇用・労災・健康・厚生年金)、扶養手当、通勤手当、住宅補助費、NTT厚生年金基金制度、NTT健康保険組合制度、電気通信共済会諸制度(住宅共済など各種共済)、 自己啓発支援制度、資格取得支援制度、財形貯蓄制度、 自社契約福利厚生制度(宿泊施設・アミューズメント施設の利用)、 サークル活動、各種社内イベント等 |
NTTデータフィナンシャルテクノロジー求める人材
NTTデータフィナンシャルテクノロジーでは、求める人材の公表は具体的にはありません。
しかし、親会社であるNTTデータの公式サイトでは4つの求める人材像が公表されていました。
NTTデータグループ会社の1つであるため、NTTデータフィナンシャルテクノロジーでも共通になっている可能性が高いでしょう。
以下に4つの求める人材像を記載します。
1.強い意志と情熱
入社後、NTTデータで意欲高く頑張り続けるためのコア
2.考導力
社会のために自律的に考え、自らを巻き込んでいく力
3.変革力
最新の技術や仕組みに興味を持ち、変化を起こすことを楽しむ力
4.共創力
多様な仲間と共通の目標を創り成し遂げる力
本来、行動力という言葉が正しい表記なのに対して、考導力といった不自然な言葉を利用しているといった特徴があります。
NTTデータグループならではの考えを理解しておくことが大切でしょう。
エントリーシートや面接中にこれらの意識を持っている人材かどうかを見られる可能性が高いので、ぜひ意識して選考に臨むといいでしょう。
NTTデータフィナンシャルテクノロジーの新卒採用時のフロー
NTTデータフィナンシャルテクノロジーの選考は、下記の通りの選考フローとなっています。
面接では志望動機などの学歴だけではなく、コミュニケーション力も見られていることが特徴です。
選考対策として、チームで働いていける力があることや数あるNTTグループの子会社中でなぜ、なぜNTTデータフィナンシャルテクノロジーなのか明確にしておきましょう。
①会社説明会
開催時期は2月の中旬で、オンラインでおこなわれます。
実際に選考に参加した就活生によると、所要時間は1時間程度です。
②適性検査、エントリーシート
エントリー時期は3月下旬からです。
就活サイトやNTTデータフィナンシャルテクノロジーの公式サイトより、エントリーができるでしょう。
適性検査は一般的なSPI形式です。
NTTデータフィナンシャルテクノロジーのエントリーシートの質問項目には、以下のようなものがあります。
- 趣味・特技についてご記載下さい。(全角100文字以内)
- クラブ・サークルについてご記載下さい。(全角100文字以内)
- 資格についてご記載下さい。(全角50文字以内)
- 得意な科目・研究課題についてご記載下さい。(全角200文字以内)
- 自己PRをご記載下さい。※他者との関わりがわかるエピソードを入れてください(全角300文字以内)
- 志望動機をご記載下さい。(300文字以内)
- あなたが学生時代に最も力を入れて取り組んだことを記載下さい。(全角600文字以内)
- 各質問項目で注意した点を記載して下さい。
③一次面接
一次面接はオンライン形式の個別面接です。
以下に口コミで確認できた質問事項を紹介します。
- 自己紹介をお願いします
- IT業界・金融業界を志望した理由は何ですか?
- 企業選びの軸を教えて下さい
- 他企業の選考状況を教えて下さい
- 志望理由と志望度を教えて下さい
- 入社後に成し遂げたいことは何ですか?
- 学生時代に力を入れたことを教えて下さい
- 周囲を巻き込んだ経験(活動に取り組んだ動機、どのようにして巻き込んだか、反発する人はいなかったか)を教えて下さい
- 逆質問
面接では自己紹介や志望理由、学生時代の経験、入社後に成し遂げたいことなどが聞かれます。
自分の答えを見つけておきましょう。
以下のページもぜひ参考にしてください!
参照ページ:SPIとは?検査の内容と例題を用いて対策方法を徹底解説!
【徹底解説】就活のSPI試験対策マニュアル~おすすめの参考書も紹介~
④二次面接
二次面接もオンライン形式で行われます。
以下に口コミのあった質問事項を紹介します。
- 自己紹介をお願いします
- 志望理由と志望度を教えて下さい
- 他企業の選考状況を教えて下さい
- 具体的に興味のあるITシステムは何ですか?
- やってみたい仕事内容は何ですか?
- 学生時代に最も効果的に成果を出した行動事例を教えて下さい
- 粘り強さを発揮した経験を教えて下さい
- エントリーシート以外のエピソードで周囲を巻き込んだ経験はありますか?
- 逆質問
一次面接と比較すると入社後のビジョンに関する質問が増えています。
実際に入社された方の口コミを見て、入社後のイメージを付けましょう。
⑤最終面接
一次面接、二次面接を突破すると対面形式の最終面接が実施されます。
以下に口コミのあった質問事項を紹介します。
- 自己紹介をお願いします
- 趣味などについて雑談
- 大学での研究内容について
- IT業界・金融業界を志望した理由は何ですか?
- 他社の選考状況を教えて下さい
- 学生時代に力を入れたことを教えて下さい
- あなたにはどんな役割が向いていると思いますか?
- その役割をする上で意識していることは何ですか?
- 逆質問
最終面接ではより入社理由などを深堀されるはずです。
以下のページも確認してぜひ内定を勝ち取ってください。
参照ページ:面接 | 上京を志す、就活生へ。ジョーカツ
⑥内々定
NTTデータフィナンシャルテクノロジーから内定の連絡があります。
内定契約書にサインをすると正式に内定が決定します。
NTTデータフィナンシャルテクノロジーが採用する大学
NTTデータフィナンシャルテクノロジーの採用大学の実績を以下に掲載します。
最難関大学から標準的なレベルの大学まで幅広く採用されており、学歴フィルターはないでしょう。
<大学院> 学習院大学、慶應義塾大学、岐阜大学、長岡技術科学大学、日本大学、東京大学、東京工業大学、東京理科大学、千葉工業大学、明治大学、横浜国立大学、立教大学、早稲田大学 <大学> 日本大学、明治大学、早稲田大学、東京理科大学、中央大学、東京電機大学、法政大学、東海大学、東京工科大学、慶應義塾大学、電気通信大学、工学院大学、千葉大学、青山学院大学、東洋大学、 <短大・高専・専門学校> 高知工業高等専門学校、小山工業高等専門学校、福島工業高等専門学校、東京都立産業技術高等専門学校 |
参照:(株)NTTデータ フィナンシャルテクノロジー【NTTデータグループ】のインターンシップ・会社概要 | マイナビ2025
偏差値が高い大学も採用大学にありますが、NTTデータフィナンシャルテクノロジーは、多様な学生層からの就活生を積極的に採用しています。
大学院や専門学校からの採用も見られるでしょう。
学歴が原因で不採用になることは考えにくいです。
しっかりとエントリーシートや面接対策をして内定を獲得しましょう。
就職偏差値・難易度
ここまでの内容を踏まえて、NTTデータフィナンシャルテクノロジーの就職偏差値・難易度を見てみます。
結論としては、偏差値・難易度は標準的といえます。
その理由として、以下の3点が挙げられます。
- 採用フローにおいて特別な項目はない
- 採用大学を確認した範囲では学歴フィルターが特にない
- 学歴よりもコミュニケーション重視
採用大学のランクに関しては以下の記事を参考にしてください。
まとめ
NTTデータフィナンシャルテクノロジーは、ITエンジニア業に属する企業で、金融情報システムの開発を行っています。
2社の統合により、幅広い金融システムの開発が可能です。
人材教育に力を入れているため、高度な技術に期待が持てます。
入社の際には学歴重視よりもコミュニケーションを重視する企業のため、全員に等しくチャンスがあります。対策をしっかり行って選考に望んでください。
ぜひこの記事を参考にして励んでくださいね。